ブログ記事8,029件
月曜日に、千葉県の業者市の会主様主催の勉強会がありました。日本刀・刀装具の販売・買取(株)美術刀剣松本千葉県野田市日本刀・刀装具の販売買取工作、野田会刀剣市場主催、インターネット通信販売、大刀剣市および野田刀剣市、人形町刀剣市、沖縄刀剣市、千葉刀剣市の展示即売会開催等幅広く日本刀販売をおこなっています。千葉県野田市の日本刀店。お気軽にご相談してください。www.touken-matsumoto.jp中原信夫先生が講師となり、刀や鍔の真贋判定のコツを教えて頂きます。
先日、本年の最終販売商品の2振りのうちの1振り安来鋼の日本刀を回収してきました。もう1振りは数日遅れているそうで、23日以降の仕上がりだそうです。関西の某居合刀剣店と同じ外注研師さんです。美術研磨は下手なのですが、斬れる事に特化した研磨をしてくれます。特に、武道系の刀剣店様より竹斬を重視した研磨指導を受けたそうなので、なかなか斬れるそうです。こんな感じです関西の某居合刀剣店様の依頼が毎月相当数あるので、当店がお願いでき
昨日は、納会も無事終了して、忘年会も盛況の内に終わりました。今更ながら、一仕事終わるとほっとします。歴代の会長経験者の皆さんも、大変喜んで頂いて、良かったです。今年は、支部長さんが、病気で倒れて、急遽途中から引き継ぎ、出欠確認に、式次第の作製。懇親会の手配は、当会一の酒豪に依頼して。仕事中に、名簿整理もしながらレイアウト図も作りました。昨日も、朝から、席表作ったり、初めての場所なので、国旗や神棚を吊るすのにガムテープや、ビニール紐を集めたり大
身長に合った刀の長さを調べると、居合刀の選び方の一覧表みたいなのが出てきます。https://www.rakuten.ne.jp/gold/champ/contents/iaido/iaido_iaitou/iaitou_erabikata.html見るページによって若干の違いもありますが、この表だと身長が165センチの人に合った刀は刃長71.2センチ(2尺3寸5分)です。でも、この数字には若干の違和感があります。2尺3寸5分というのは日本刀の定寸で、江戸時代の標準的な刀
↓八戸博物館の展示の狩猟刀。右マキリ狩猟用のマキリ(間切り)をずっと探していました。今回、自分でも納得できるマキリ一振りを購入できました。山形県村山市のマルマン佐藤さんのマキリです。マルマン佐藤さんは業務用をメインにプロの船乗りさんには知られたメーカーで、水産加工用の刃物を多く作っています。丈夫で手打ち、刃持ちが良く、よく切れ、そして価格もリーズナブル。コスパ最高。海の漢に愛される究極の刃物メーカーです。知る人ぞ知る、業務用の実用に特化したマキリです。先日、直接お店にお邪魔して
メリークリスマス!!はやいもので、もう12月25日なんですね・・・もう年末、先日は刀剣商同士の忘年会がありました。新規の刀剣商の勉強会の後の忘年会のため、基本的には無店舗のネット販売の業者ばかりです。ネット販売なのですが、みなさんネットショップの運営もしていないんですね。基本的にヤフオクと越境ECサイトでの刀剣販売をしているそうです。しかし、ヤフオクでの刀剣販売は価格低下が進んでおり、もう業者市→ヤフオクのルートは子供の
明日の日曜日、昇段審査を受けるため、アメリカ支部のユタ道場から、9人の方が来られています。審査は、夕刻から、京都支部において実施されることになったようですが、その前に肩慣らしをしたいので、昼間稽古をしている私達、誠和会で稽古させてもらえないかと、理事長より申し出がありました。もちろん、歓迎の旨返信返答しましたが、話の流れで、誠和会の稽古が終わった後、私のお店に立ち寄ってから京都支部に行くことになりました。「9人も入るスペースが、無いな〜」と思って、今日、一日掛かって、片
毎週月曜日は、スタッフブログの日です。いつも”池田美術”のブログをお読み頂き、ありがとうございます。こんにちは、スタッフのNです。本日は池田美術で取り扱っている目貫を厳選し、紹介したいと思います。目貫って本当にたくさんの種類がありますよね!何気なく見ていた目貫ですが、シンプルなものから華やかなもの、また、花や動物などの可愛らしいものまで…、一体、何種類あるのでしょう。先生曰く、無限にあるそうです。(職人さんの手作りで作ってきたものですしね!)こんなに沢山の目貫があるんだ
先日、当店へ工作依頼に来た刀を、持ち主の方と相談の上返送しました。脇指でしたが、おそらく、もともとは、大刀として作られたものだと思われます。、ハバキ元付近に、大きな刃毀れか鍛え傷が出来たのか、明らかに摺り上げ(?)上げられており、さらに、偽名を掘って消した後があり、目釘穴も、中央ではなく端に寄った位置に、爪楊枝のような細い目釘穴が開いていました。そして、ハバキがそもそも、この形のものではありません。適当なハバキを合わせてあるようで、ガタガタとしてまっすぐに決まりません
前の記事で榎本武揚の記事を書いたので、彼が作らせた流星刀の事も書いておきたいと思います。榎本武揚が明治時代に鉄隕石(隕鉄)で作らせた刀が「流星刀」です。もちろん現存します。めちゃくちゃ肌目がわかりやすいですね。古代から隕鉄で刀剣が作られる事は稀にあったのですが、日本刀様式の折り返し鍛錬で作られたのはこれが史上初です。ロシアで隕鉄刀を見た榎本が自分も欲しくなって作らせたそうです。ニッケルの含有量が多いため、折り返しても鉄の層がくっつかず刀匠を悩ませた
2024.12.22.Sun.今年もあと10日を切る。冬至が昨日来て、いきなり寒くなった。まあ、−8℃くらいなら、一度慣れると寒く感じなくなるが…昔は−12℃とか盛んにあったもんなあ★今年は12/26に精神科の診察があって、それで今年の用事は済む★クリスマス前に白人社会は仕事の区切りをつけるので、再投稿した論文について何か動きがあるかも知れない。かなり緊張している。よしんば、動きがなかったとしても、十分な審査を経て、年明けに直しの要求が来るだろう★今月、金が余るなら友と飲みたいな。今
刀の手入れを何度か行ってきたので、道具を使っての感想など書いてみます。なお、このブログは純粋に趣味で書いているのですが、このページのリンク先から商品を購入してもらえるとアフィリエイト報酬が多少入ります。もし必要なものがあればこのリンク先から買ってもらえると嬉しいです。日本刀-模造刀手入れ道具(目釘抜き入り)[おもちゃ&ホビー]Amazon(アマゾン)2,980〜3,090円↑まずはこれがないと始まりません。安いやつは目釘抜きが入っていないので注意しましょう。こ
写真の柄ですが、どちらも、元は同じ様に、黒く霞んで、菱形に汚れがこびり付いて居ました。それが、柄巻きの先生に教えてもらった様に、霧吹きと、古い歯ブラシを、短くカットした物でゴシゴシやると、上の柄の様に、綺麗に成りました。本当は、販売する刀はみんな、鍔や金具類等も、細かな、錆を綺麗に落として、油を付けて揉んでやるとぐんと綺麗になります。刀に着いている鍔等の金具類もそうやって、綺麗にしてあげてから、写真を撮るともっと綺麗に見えるのですけど。ただ、時間的な制約も有
タイトルからして嫌味ったらしいけど、最近そう思いましたw当たり前の物理的な現象を知らずに、やれ大層に技だのと言って、お約束の形骸化した型を打ち太刀に忖度させて武術だと言ってると掛け算も出来ない子供が連立方程式の解答を出して微妙に間違えた答えを出して喜んでいるに過ぎないと思ったわけですね。例えば、畳を袈裟で斬って正確に刃筋を通すと残る事はありません。斬り抜けた刀の方へ少し飛んで真下に落ちます。トイレットペーパーの芯斬りでも正確な刃筋が通るとポンと飛んだ後に真下に落ちます。押し斬りすると
(本日アップした、後藤兼光刀匠の刀の茎です。銘の上の部分にある「関」や桜のマークが鏨の様な物で潰されています)これは、桜のマークや関の刻印が有ると直ぐに軍刀とバレるので消したものと思います。軍刀は、美術刀剣の世界では殆ど価値を認められないので、軍刀である事を隠して販売しようとした痕跡ですね。恐らく、心無い刀剣商の仕業でしょうが、軍刀ファンの私としては、大変悲しい事です。こういう加工をされた刀を見るのは初めてでは有りません。今までに何度もこういう加工をされた
昨日、この関係で一つ記事を書きましたが、やや言い過ぎかなと思う反面、もっと言いたいと思う事も出てきました。私は、軍刀の評価に付いて、も不満があります。軍刀は、あくまで、武器であり、日本刀では無いと言う評価が有ります。しかし、私は、俗に「スプリング刀」と言われる大型ナイフに近い官給品の軍刀に至るまで、日本刀だと思っています。当時、それを心の拠り所として、出征した方々が多数おられました。「日本刀とは、単に、玉鋼を使用した刀の事では無い。」と思っています。
普段の服装に刀を無に着ける方法で一番簡単な方法。服の上にベルト巻いてそれに刀を差す。しかし、この方法だと絶対に落とし差しになってしまいます。落とし差しでも構わないといえば構わないのですが、少し見栄えが悪い。ついでにいうと私のように腹が出ていると鍔が脇腹に当って少し痛い・・・こうならないように少し工夫してみました。↑近所の手芸屋で購入した幅10cmの織ゴム↑単純に縫いあ合わせて筒状にする↑ベルトに通す。ベルトを巻いてから刀をこの織ゴムの筒を通
先日、ヤフオクで売れた洋鋼っぽい刀出品即日にヤフオクで落札されたのですが、一向に連絡がなく入金期限が過ぎてしまいました・・・『業者市の大会に行ってきました!!』12/3は千葉県の業者市の大会に参加してきました。6月・12月に大会があるのですが、毎回、良い刀が大量に出品されます。前回の大会なんて、河野貞光が出品…ameblo.jp仕方ないので、再出品する事にしました。現在、販売商品がないので丁度良いですね。当店の商品は、仮に転売しても利
昨日は、主に繊維系の使糸について話をしましたので、今日は、革系の柄糸について少し話をしたいと思います。革の柄糸と言うと、牛革が中心になっていますが、それ以外にももっと高級なものでは鹿革や爬虫類系の皮も柄糸として使われているものがあります。当店では、革製品の柄糸としては、牛表革(芯有り・芯無し)とヌバック(芯有り・芯無し)の4種類を置いています。色は、黒と茶色が有るので、合計8種類に成るでしょうか。表側は、比較的誰でもわかると思うのですが、「ヌバック」については、
私の所属する居合団体、「誠和会」は、今日が稽古納めとなります。誠和会では、この納会を大変重要視して、国旗を掲揚し、君が代を歌い、会長挨拶に始まり、すべて儀式として取り行います。その間、終始「篠笛」の生演奏の中、若手から演武を行って行きます。今年は、例年以上に、まだご存命の2代目会長から、3代目を除き、4代目、5代目、6代目と会長、経験者も出席していただき、厳粛に行います。挨拶文の骨子はまとめたものの、半分はアドリブです。今年は支部長が病気で倒れたため
先日、中途半端に研磨された長脇差の軍刀を仕入れました。聖代刀匠位列一覧では「大業物」とされる刀工の作品ですが、研磨途中で放棄された刀なので安かったです。旧オーナーが自分で研磨しようとして失敗したのでしょうか?包丁研磨のつもりで日本刀を研磨したのか、なかなかブッ壊れています。特に酷いのが「小鎬」と「三つ角」で、下の図のように破壊されています。切先の錆を落として小鎬を蹴ってしまったり、変に鋭角にしようとして小鎬がグチャグチャになってし
付け焼刃鈍刀に鋼(はがね)の焼き刃を付け足したものをいうところから、一時の間に合わせに、にわかに覚え込んだ知識や技術。↑辞書から引用これ、微妙に意味が間違っています。焼き刃を付け足す事なんでできないでしょう?そもそも本当に焼き刃を付け足せるなら、切れるはずです。付け焼刃というのは、焼刃のない刀の刃の焼刃(白い所)部分を砥石で白く曇らせて描いたものです。当然ですが、切れません。描いているだけなので。↓ネットで拾ってきた付け焼刃の刀の画像どうでしょう?本物の
先日、日刀保に保存刀剣の審査刀の回収に行ってきました。山城伝風で出来の良さそうな刀を審査に出したのですが、結果は寛政頃の新々刀との事日刀保の学芸員から説明を受けた所、どうも江戸水田派の刀工との事でした。どうりで出来が良いはずです。水田派は、室町後期に、青江派が備中の水田郷で作刀を開始した刀工群です。初代は1530年頃に戦国大名の三村氏の刀工として活躍します。そして、江戸時代に入ると大月派と河野派に分かれます。大月派は江戸に出て、山城大
宝くじの成果が有ってか、関係無いのか、分かりませんが、今月はスタートから成績が良く、本日、12月5日の段階で6振りのお刀が売れました。このまま行くと、昨年の12月同様、31振りを超えそうな勢いです。ハタと気づくと、11月後半からやり始めたこの企画で、かなりの枚数を使ってしまって、このままでは、販売終了迄に、無くなってしまいそうに成って来ました。そこで、とりあえず、20振り分買い出しに行って来ました。昨年の1日1振りの記録を今年は抜けると面白いのですが。
小林康宏の二代目刀は昨年、大阪の刀剣店に中古で売りに出されたので買いました。相当使い込まれた一振りでしたが研がないで譲ってもらったので、お安く済みました。二代目は初代の息子さんで、初代は斬鉄剣の呼称で有名ですね。二代目も初代の製鉄、鍛えを受け継いでいると聞いていたので購入してしまいました。他に初代康宏のお弟子さんで有名なのは松葉刀匠、無監査の方で次の笹露、石断丸の銘を受け継ぐなんて話も聞いてます。今回購入した康宏は若干の捻れが有るように見えましたが、私の手の内の精度くらいでは然程の差が
e-boguっていう所に居合衣用の刺繍名札というのがあったのでそこで頼んだ。4日後くらいに宅配で届いた。これをどうやって居合衣につけるか。最初は安全ピンか縫い付けるかとか考えてたが、H先生から衣類用の両面テープを使うというのを教わったのでそれで対応しようかなと。購入したものの刺繍の後には薄く裏張りがあるが、数回の使用で破れそうな刺繍糸がほつれない程度の物だったので、ゼッケンテープっていうアイロンで張り付ける奴を100円ショップでかってそれをアイロンで張り付けた。なかなかな感じなの
何となく、刀の鞘の説明このイラストで全てわかるのですが、市販されている刀の鞘にこのイラストのパーツがすべて着いている事はむしろ稀だと思います。まず、鐺(こじり)普通に居合拵えを新作したり拵え入りの新しい現代刀を購入してもイラストのような鐺金具は着いていません。江戸時代の古い鞘にはついている事も多いけど、ないものも多いです。通常は金属の鐺ではなく水牛の角で作られたものがついています。鐺金具つきの鞘が欲しい場合は鐺金具を別途購入して、鞘の新作時に取り付けを依頼しないといけません
「使える刀が欲しい」と思うと成瀬関次の著作の検討は不可欠だと思います。成瀬の著書を読むと日本軍では「必要以上に」よく日本刀を使っていた事がうかがえます。だからこそ使用記録が多くて参考になるわけです。成瀬関次も(中国人を)3回試し斬りしたと書いています。たぶん斬首でしょう。成瀬の著書から抜粋物斬りの実際であるが、自分は前記のような戦闘物斬りに偶然ぶつかった事が二回、刀を以って敵の命脈を断ついろいろな場面を目撃する事二十数回、自分の試し切り三回の経験以下、成瀬関次の著書か
昨日、外注の研ぎ師に依頼していた刀が戻ってきました。個人名は言えませんが、斬味で定評のある関西の某居合系のお店で使っている研ぎ師さんと同じ方です。以前はあまり上手な方ではなかったのですが、数年前に、そのお店から細かい指導があったそうで、今では「堅物斬」向けの研磨で定評があるそうです。特に「竹斬」を意識した研磨で仕上げているとの事なので、刀を使うユーザー様には面白い刀になるような気がします。私自身も刀剣研磨はできるのですが、美術研磨側
今日は稽古日でした指導する者はこうやって前に立って見本を見せて習う者は見本通りに業を稽古しますこれを見取り稽古といいます居合道は口伝の武道。ちゃんとした教科書がありませんそれは何故かと言うと、指導者の癖や味が上乗せされるから。そう思います同じ流派であっても、道場によってやり方や捉え方が異なります前に立ってお弟子さん達の業を見ているとみんな、ちょびっとずつフジーに似ています(笑)前から見ていると、ちょっと面白いけれど師匠にもよく言われたものですが似るのが良い所