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一昨日、弟が正月明けに作って持って来て来れた、お節を食べました。近年は、兄が料理に凝っているので、兄に作ってもらって、氏子総代の仕事の後に、一緒に祝う事が多かったのですが、今年は年末年始、インフルエンザで寝込んだ上、熱も下がったと思ったら、原因不明の下痢と腹痛が続き、病院で下痢止めを貰って、やっと食べる事が出来ました。この辺りは、昔からレンコンとクワイの産地でこれが無いと正月が来ません。兄の作る料理も決して不味くは有りません。しっかり美味しいのです。ただ
既に注文を頂いている3式軍刀、監獄長光の整備の続きです。『3式軍刀監獄長光の研磨いったん終了~♪』先日、ブログ掲載した瞬間に売れてしまった3式軍刀拵えの監獄長光週末を利用して研磨を進めました。『3式軍刀は足が速い』先日業者市で入荷した3式軍刀拵えの監獄…ameblo.jp昨日までに研磨完了したので、本日は居合外装を作ります。柄はいつもの規格品です。柄下地自体の強度があるので、お客様からは竹を斬っても問題ないとのお言葉を頂いています。
朝稽古に出動。まだ満月?予報では明け方最低気温が5度。パルク風があるんで体感気温はかなり低い…スワイショウ騎射体操(30回)気功超じっくりコース四十式(8分)自然Ⅰ(6分20秒)陰陽(11分4秒)自然Ⅱ(6分1秒)吴宣(3分37秒)百花拳(2府49秒)二丁扇(4分8秒)一丁扇(2分13秒)ベンガラ(3分39秒)寒いんで、動きが早くなってしまった。八卦掌伝統塘路形意拳五行拳、五行連環拳十二
備前長船助光刀匠に依頼した注文打ち。ついに完成しました。72.6cm・反り18mm以下は鍛治研ぎ後の数値元重8ミリ先重ね5.8ミリ幅は注文通りなら元幅32ミリ先幅23ミリちなみに茎が長めで7寸5分刀身重量が重くて908g鞘を払って1255g色々考えた結果、普通の寸法が一番と思いこういう感じになりました。重ねは少し厚め。そのため長さの割には重たいです。研磨は思う所あって美術研磨の化粧研ぎ(刃取り)をしていません。いわゆる居合研磨です。切れ味フェチな
居合刀には、大きく分けて、標準刀身の比較的軽いお刀と、幅広、あるいは厚口刀身と呼ばれる重量のある刀身に分けられます。それ以外にも、女性や子供用として、薄口刀身もありますが、基本的には標準刀身と厚口刀身があると理解していただければ良いと思います。当店の場合、標準刀身として、雲竜拵と厚口刀身を使うものの、金具を安く設定した、練武刀池田美術モデルの2種類を中心に商品展開しています。(標準刀身の雲竜拵)(厚口刀身の練武刀)主に、男性で、私の所属する団体に入ってきた人
先日、ブログ掲載した瞬間に売れてしまった3式軍刀拵えの監獄長光週末を利用して研磨を進めました。『3式軍刀は足が速い』先日業者市で入荷した3式軍刀拵えの監獄長光、問い合わせ殺到ですぐに売れてしまいました・・・『監獄長光大量入荷!!しかも3式軍刀!』本日は県内の業者市に…ameblo.jp『監獄長光の研磨改正工程』3式軍刀拵えの監獄長光完成前にご購入が決定してしまいました。『3式軍刀は足が速い』先日業者市で入荷した3式軍刀拵えの監獄長光、問い合わせ殺到ですぐに売れ
今日は定休日で、雑用を片付けていますと、(池田美術は、変則的ですが、日祝と火曜日が定休日に成っています。)大手の刀剣商の方から、「刃引き刀」を置いてませんか?」という照会を頂きました。どこかの学校で、剣道の指導をされていたお客様から、「引退するので、探して欲しいと頼まれた様です。」ただ、当店は、「斬れる刀が無いか?」と聞かれると「有ります。」と言えるのですが、わざわざ刃引きした様な刀は有りません。刃引きした刀をわざわざ探す位なら、真剣で無くても居合刀(模擬刀)で少し金具
先日、関西の市で仕入れた軍刀拵えの「濃州住勝正」お問い合わせ頂いていて、見積を作ったのですが、今回は見送りとの事で流れてしまいました。関西の某店と同じ研師の研磨後の納品で10万円台の見積もりでしたが残念です。(いつもと同じ値付けなので金額は想像が付くと思います)実は、この刀、軍刀を得意とする刀剣商と競り合ってしまったので、仕入値は「ヤフオクの方が安いじゃん・・」みたいな値段なので、研磨を外注すると「赤」になってしまいます。※軍刀外装が付いていると業
買ってきた刀をメンテナンスしていると、今までその刀を使ってきた人の苦労の跡が色々と出てきます。写真は、買ってきた刀をバラしたときに出てきた、オリジナルで手作りされたと思われる切羽です。右端は、厚手の革で作られた切羽です。1ミリ位の厚さがあるでしょうか。もともと何の部品として使っていたかは分かりませんが、何かに使っていた革を切り抜いて切羽にしたものと思われます。右から2番目のものは、銅です。もともと切羽として作られたものかどうかかなり怪しいです。通常折
手の大きさと刀の柄の大きさの備忘録刀で物を斬らない方、そもそも刀なんぞきょーみねーという方には無価値な内容です笑下記くらいのサイズ感がよさげ(ここでの手のひらの大きさとは中指先端から親指の付け根までを指します)手のひらと縁金寸法の良いバランス(個人的意見)平均的な大きさ(男性)手のひらの大きさ:19㎝縁金の寸法:40.5㎜(40.5㎜の縁金から成る太さの柄)大きい手(男性)手のひらの大きさ:20㎝縁金の寸法:42㎜(42㎜の縁金から成る太さの柄)小さい手(男性)手
柄の握り心地は、刀を扱う上で大変大きな要素に成ります。どんな名刀を手にしても、柄が手にしっくりこないと、思い切って刀を振る事も出来ません。特に私の様に、人より手の小さな人間の場合は、大変大きな要素と成ります。工作を行う時、ここを重視される方は、今までに、自分の使って使い易かった柄を見本として預けて下さいます。写真の3つの柄は、全て私の刀に付いている、或いは付いていたものですが、ご覧の通りどれも総じて、細く仕上げて有ります。私は、余り金具に凝る人間では
当店で研磨した刀が特保合格いたしました!!「上手な研ぎ師に研磨して貰ってから特保に出す」と言う話を聞いたことがある人も多いと思います。それって、どういう事でしょうか?特保の評価軸は刀剣の健全性は当然として、「その刀の流派の特徴が出ているか」「美術要素がきちんと出ているか」といった事が必用になります。この辺の特徴をキチンと表現できて、初めて特保の合格となる訳です。この特徴を出すには、
当店で取り扱っている居合刀は、現在、黒呂が多いのですが、この所、やたらと石目に変更して欲しいとの声を聞きます。どちらも、大抵、値段は変わらないのですが、黒呂の方が、一見豪華に見えるので、呂の鞘にしている物が多いのです。しかし、使う時、特に夏場を考えると、順次石目に変更していった方がいいのかも知れません。夏場の稽古で、帯まで汗だくになってくると、確かに、呂の鞘はべた付くのです。石目だと、これが、マシになります。体質的に汗をかかない人なら、どちらも同じでしようが、汗かきなひとな
本歌の拵(上撰)にサンプルとして載っているこの太刀拵作るのに、どの位費用が掛かったと思いますか?もう2年以上前に作ったので金具代が変わっているかもしれませんが、凡そ60万円掛かりました。この時、工作料としては、一般の打ち刀拵に比べ、かなり手間がかかりますが、それでも17万円にさせてもらいました。金梨地の変わり塗が、+1万円。後は全て金具等の刀装具代でした。金具は、岐阜県関市の有名な居合刀メーカーから取り寄せましたが、受注生産の上、
昨年六月に次の様な記事を書いていました。経木で締めるのが苦手な人には、簡単ですが有効なので、皆さんの参考にそのまま載せます。この記事が自動で投稿される頃には、大阪に居ないと思います。申し訳ありませんが、土日と奉納演武で遠征です。連絡が付かないと思いますが、ご容赦願います。最近、柄内のガタツキを締めるのがずいぶんと成れました。先日も、柄作成の依頼を受けたお客様のお刀を、「少し締めれば、このままでも使えますよ。」と送料だけ頂いて、サービスでガタツキを無くして差し上げました。
刀好きにちょっと叩かれそうな事を書いてみたいと思います。古い刀の全てに、良い状態のまま後世に残すほどの価値があるとまで言えるのか?というお話です。・・・・・Twitterにアカウント作ってるのですが、基本的に見るだけであまり書いてません。残しておきたいツイートだけリツイートしてコメントしてます。で、Twitterで少し話題になっていたのが「日本刀をピカールで手入れする」というお話。うーん。薩摩隼人は指がなくなっても良いとか手入れにピカールとか、なにかと無茶苦茶
中村泰三郎→現代の抜刀道の創始者と言われている居合道家、従軍経験もある。そんな中村泰三郎氏にも師事していた人曰く、片手水平斬りで斬った巻き藁が上に残ったらしい。片手水平斬り(ネットから拝借)↓画像のように普通は片手水平斬りすると上は飛ぶ。相当な勢いやスピードで斬りつけないと、斬った巻き藁は残らないだろう。そして何より凄まじいなと思ったのは、中村泰三郎氏は3~4キロもある鍛練棒を片手でブンブン音がなるくらいに振り回していたらしい!鍛練棒↓Amazon|鍛錬用六角鉄
昨日、外注の研ぎ師に依頼していた刀が戻ってきました。個人名は言えませんが、斬味で定評のある関西の某居合系のお店で使っている研ぎ師さんと同じ方です。以前はあまり上手な方ではなかったのですが、数年前に、そのお店から細かい指導があったそうで、今では「堅物斬」向けの研磨で定評があるそうです。特に「竹斬」を意識した研磨で仕上げているとの事なので、刀を使うユーザー様には面白い刀になるような気がします。私自身も刀剣研磨はできるのですが、美術研磨側
試し斬りや型居合で使っている刀の一部を時代順に並べてみた。刃長は二尺程~二尺四寸程まず古刀の部から握りこぶし一つ程度の茎の長さである。かなり短い。室町時代後期の作品なので、徒歩で片手で振り回す使いかたを想定したものなのだろう。あとは数打ちのため、材料費節約のため茎が短いのだろう。ちなみに片手で斬った感触は大変良い、手に衝撃があまり無いが両手で斬ると不安定な感じがするが、やはり抜けが良い。鉄が柔らかくて粘りのある感触だ。新刀の部古刀よりは茎が長くなっている。
今日の夕刻、若いお客様が、「居合刀が見たい」と店に来られました。居合歴はまだ浅く、最近始めた様で、今まで先生の居合刀を借りてやっていたのだけど、お父さんから、居合刀をプレゼントしてもらう事に成り、当店に来られたそうです。何でも、2~3年前から、このブログを見る様に成って、今まであまり気にした事の無い、「居合」に興味を持って、最近実行に移したそうです。嬉しいですね。私のこの下手な文書で、居合と出会ってもらえたなんて。まだ、学生の様でしたので、その年から始め
3式軍刀拵えの監獄長光完成前にご購入が決定してしまいました。『3式軍刀は足が速い』先日業者市で入荷した3式軍刀拵えの監獄長光、問い合わせ殺到ですぐに売れてしまいました・・・『監獄長光大量入荷!!しかも3式軍刀!』本日は県内の業者市に…ameblo.jpお客様も、首を長くして待っているでしょうし、手元に長く保管していると盗難リスクもあります。そのため、早速研磨に入ります。元の刀身は、恐らくナイロンのサンダーで錆び落としをしたのでしょう。下
刀の研ぎの仕上げ方法は、所謂「化粧研ぎ」と言われるものと「差し込み」に分かれます。大きな違いとしては、「化粧研ぎ」は最期に「刃取り」と呼ばれる工程で、刃紋を小さな石でなぞるように研いで、刃紋部分を白く浮かび上がらせる点でしょうか。現在は、この化粧研ぎと言われるものが刀剣研磨の主流で、研ぎと言うと、化粧研ぎを施された物をイメージされる方が多いです。当店の場合は、説明に書いては居ますが、差し込み仕上げを基本として、化粧研ぎをしていません。その分安い料金で研ぎをさせて
栗形にシトドメが付いていると、チョット高級感が出て、カッコいいですよね。しかし、私は、自分の使う刀には、栗形にシトドメは付けません。何故か。一番嫌なのは、使える下緒が強制される事です。シトドメを付けると、高級な下緒の角朝織や繁打ちの分厚い物は大変入り難く成ります。「いろいろ頑張ったけど、入らないので入れてもらえないか。」と言う依頼が来ることも有ります。たいていの場合は、悪戦苦闘して居れるのですが、過去に1度入ら成ったものが有った様に記憶し
鍔鳴りの基本的な修正方法は、銅による責金ですが、バーナーや、しっかりとしたバイス、金床も必要で、一般の家庭で簡単にとはいきません。しかし、一般の家庭でも簡単に出来る、鍔鳴りの修理方法も有ります。鍔鳴りの簡単な修理方法は、いくつかあります。その症状によって、どのやり方を選択するか考えなければなりません。今回お見せするのは、縁と鍔の間に隙間はなく、単純に鍔の穴が大きい場合に効果的なやり方です。まず、市販の「グルーガン」を用意します。これは、ホームセンターで、700円位で買ってきたグルー
(某居合刀メーカーの柄巻き例を参照させて頂きました)これだって、沢山有る巻き方の一部に過ぎません。蛇腹糸等を使った、観賞用の柄巻きは、更に沢山の種類が有ります。当店では、基本的に、諸捻り巻きをを標準にして、お客様の予算に合わせて色々させてもらっています。先日、させて頂いた仕事等は、太目の蛇腹糸で複雑な模様で巻いていると思いきや、革靴に使われる紐を、蛇腹糸の代用にして、巻いてあるものも有りました。(これには、柄巻師さんもビックリでした)今、当店のスタッフの
支部長より以下のとおり「全日本居合道関東地区連盟各支部傘下道場における指導責任者合同研修会および審判研修会」の案内がありましたので、会員各位にお知らせします。日時令和7年2月16日(日)09:00~13:00場所大船体育館(鎌倉市台3-2-5)講師・関東地区連盟会長谷田博先生・講師指名の補助者費用1,000円/人(当日支払い)申込令和7年1月18日(土)までその他コロナやインフルエンザ感染防止対策として、演武
「斬れ味保証」の研師さんからお借りした、脇指です。差し込み仕上げの美しさを見て頂ければと思います。どうでしょう、地肌が極めて美しく、このお刀の本当の刃紋がありのままの姿で映し出されていると思います。当店で居合研ぎと言って行っているのは、基本的に差し込み研ぎです。研ぎ代は、2尺4寸程度の刀で換算すると、寸3300円程度です。勿論、刀の状態によっては、価格を相談させていただく事があります。また、刃取り仕上げをし
当店を含む多くのお店で、拵も請け負っておられる所で、基本料金を明示している店の場合、基本的には、金具代(縁頭、鍔、目貫は最低限必須です)は別と成っているのが一般的です。当店でも、昔やっていたのですが、稀に選べる金具をある程度指定して、金具セットでやっておられる所も有りますが、基本は金具料金は別と考えて頂いた方が良いと思います。居合をする人の場合は、ほぼ100%「打刀拵」を注文されますが、美術鑑賞や神社への奉納刀等の場合は、「太刀拵」を希望される方も居られます。江戸時代に
先日、中途半端に研磨された長脇差の軍刀を仕入れました。聖代刀匠位列一覧では「大業物」とされる刀工の作品ですが、研磨途中で放棄された刀なので安かったです。旧オーナーが自分で研磨しようとして失敗したのでしょうか?包丁研磨のつもりで日本刀を研磨したのか、なかなかブッ壊れています。特に酷いのが「小鎬」と「三つ角」で、下の図のように破壊されています。切先の錆を落として小鎬を蹴ってしまったり、変に鋭角にしようとして小鎬がグチャグチャになってし
最近、他店様やヤフオクで、かつて当店で販売した商品を見かける機会が増えてきました。当店の商品は、規格品の柄、鞘、いつも同じ鍔を使用しているので、ぱっと見で「あっ、うちで作った商品だ」ってすぐに分かります。更に、古物台帳に登録証の情報を控えているので、他店の販売商品の登録証の情報を見れば確実です。試斬で使われて刀身がボロボロの状態になった刀も結構見かけます。これはヤフオクで見かけた刀ですが、楽しんで使っていただいたんでしょうね。刀身はボ