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先日の香川の市場に続いて、本日は大阪の市場にいってきました。今日は本数自体が少なかったのですが、面白い刀があります。本日は4本GETです。上から①備前長船祐定64cm位天文以前、おそらく永正、明応頃の体配の蟹爪の備前です。これ、多分本物です。蟹爪の祐定、保存が通れば結構な価値が出るので、貯金代わりに・・・として個人用で買っておきました。実は銃砲刀剣研究会鑑定の主催者がいたので、直接見てもらって「これは保存いけるね」とのコメントを頂
会員の皆様まだ5月ですが、最高気温が30度に達する日もあるとのこと。これからは、熱中症にも気をつけて水分補給しながら稽古に励んでください。さて、7月の稽古予定ですが、抽選の結果次の日に決まりました。また、追加の稽古日が取れればご連絡します。7月11日(土)午前9時から12時多目的室7月19日(日)午前9時から12時多目的室今年も「住吉大社奉納居合」の案内が来ました。7月12日(日)午前9時15分集合で、午後から「直来」です。参加費用は、4,000
先日は広島と関西と業者市場に行ってきました。結構な強行軍だったので疲れてしまいましたが、相場が落ちてきているので良い買い物が出来たと思っています。一方で、市場で他の刀剣商と会話すると「相場は上がってきている」と僕と違う感想を持っているようです。コレ、どっちが正しいんでしようね?最近市場を見ていて気になる点があります。錆や白鞘で外装が無いといった手入れが必要な刀は、あまり買う側で声を出す人は多くないような気がします。一
銃砲刀剣研究会の審査結果が返ってきました。コレクションの打刀は、岩捲かなーと思っていたら、越前兼法の鑑定結果です。室町時代末期に、朝倉家が治めていた越前一乗谷に移住した美濃国・関の刀工集団で、結城秀康のお抱え鍛治として有名ですね。越前関の中心的な人物で、斬れ味に定評のある良い刀を数多く打ちました。豪雪地帯なので、折れにくい粘りのある実戦的な刀を打ったのでしょう。美濃・越前系の刀は好きなので、結構嬉しいです。斬れ味と頑丈さは折り紙つきなので、数も多く出回って仕入れやすく、差料としては丁
最近、少し高額のどちらかと言えば、美術鑑賞用の刀剣を多出すようになっていると思います。そのことで、自問自答してしまうことがあります。しかし、基本的には考えは全く変わっていません。少し安めな刀を買って来て、修理をして、できれば皆さんが手を出しやすい刀、使いやすい刀を販売していきたいと思う気持ちは些かも変わって居ません。ただ手をかけるにも、時間と人件費がかかるのですが、今は大変な職人さん不足で、手をかける刀を買うと商品になるのに時間がかかり過ぎます。かといっ
【第二部】日常の居合と、祖国弥栄の祈り私の専門は居合である。居合とは剣道の立合とは異なり、鞘の中に刀がある日常の起居そのものを戦場と心得ることだ。道場という限定された空間ではなく、日々の暮らし、あるいは「珈琲遊撃隊」としての商いの場において、私は常に「どなたとでも居合っている」。金儲けという世俗の営みであっても、そこには間合いがあり、虚実があり、一瞬の機微がある。抜かずして勝つ、あるいは抜かさずして納めるという居合の精神は、むしろ日常の喧騒の中にこそ息づいている。私がこの
以前、市場で仕入れていたのですが、忙しくて研磨ほ放置していた刀があります。長さは約70cmですが、スノベの軍刀のような感じです。研磨途中で放置した感じだったので、続きは僕がしようかな・・・・なんて思っていました。深夜寝れないので、下地研磨だけ進めておくか・・・なんて思い研磨を始めたのですが・・・「砥石が負ける・・・」当店、軍刀や洋鋼の刀、ステンレス刀も扱うので結構削れる砥石もあるのですがダメ・・・うーん・・・こりゃ特
昨日は木曜なので本業の出社日暇なので刀剣についてのネットサーフィンをしていた所、凄い刀を発見してしまいました。とあるお店で、雑にグラインダー研磨がされた刀が「白研」と称されて売りに出ていました。10万円未満の激安刀剣ならまだしも、価格は当店より遥かに高い・・・具体的には1.5倍位高い・・・売約済みだったので、これ、お客様も「白研」と信じて買ってしまったんでしょうね。どこの店とは言いませんが、この業界は怖い怖い・・・
先日の奉納演武で斬った畳表です。この辺りは、2袋位迄なら持って帰って来れるので、今日も2袋ゴミの集積所に台車で運びました。畳表の確保や巻くのは、会の皆んなが協力して来れるので、手間は取りませんが、漬けたりゴミの始末はなかなかの仕事です。最近は、刃筋稽古は、稽古場がある市の有料ゴミの日で、稽古日とダブル日を出来るだけ刃筋稽古に当てる様、工夫をして居ます。そうすると、稽古後にそのまま捨てに行けるのです。しかし、奉納演武は、ゴミの日関係無いから、時々、こう
先日研磨が終了したステンレス刀やっと外装用の革カバーが戻って来ました。『ステンレス刀の研磨①』本日はお客様よりすでにご入金を頂いているステンレス刀の研磨です。ステンレスは錆には強いと言われますが、ステンレス刀特有の「孔食」という腐食が出てい…ameblo.jp『ステンレス刀の研磨②』先日に引き続きステンレス刀の研磨です。『ステンレス刀の研磨』本日はお客様よりすでにご入金を頂いているステンレス刀の研磨です。ステンレスは錆には強い…ameblo.jp
年末に膝を痛めてから3ヶ月ぶりの殺陣稽古。膝の調子も良くなりなまった身体を整えながら汗を流す。この日は、雨風が強く、荒れた天気ではありましたが、久しぶりの殺陣稽古に心は晴々としていました。そんな日々を送れるのは、友人からこの団体を紹介して貰えたから!KINETICARTTROUPE岡田組岡田正典氏が代表を務める団体で、俳優であり、居合に精通する方で、私が30代の頃にCMで共演したこともあり縁を感じます。私は、こちらに参加してからまだ2年くらいですが、団体
先週の一門の勉強会で、ハバキの作成についてのお話があった事は前回のブログで書いたと思います。『一門の勉強会に行ってきました。』夕星さんの記事にありますが、一門の集まりにいってきました。『研磨勉強会へ行ってきました!と仕入れです。』本日は、今年最後の研磨勉強会へと行ってきました。到着…ameblo.jpそこで、ハバキの固定はどこで行うのか質問させていただきました。なぜそのような事を聞いたかと言うと、お客様がとある刀剣店に外装工作依頼をした時に「
先日仕入れた70.3cmの大和伝風の御刀、早速研磨開始です『【速報】業者市場に行ってきました!大和伝っぽいお刀が多いです♪』本日は南関東某所、ひらがな名の政令指定都市の業者市場にいってきました。この市場、銀座の大手刀剣店の買取品が出てくるので結構熱いです。という事で、本日は…ameblo.jp刀身全体に錆があります。画像では良く分かりませんが、ボチボチ黒く染みていますから結構手間です。全体的に備水を掛けていきます。結構、錆が落ち
今日から、京都刀剣まつりに参加しています。明日も早朝から出て店開きします。京都刀剣まつりは、本日と明日の2日間が、開催期間となります。今日も4振り刀が売れたので、目玉がだいぶなくなってしまいましたが、模造刀とか古武術用の暗器類が全てなくなって、かなりすっきりした感じになりました。(有名な浅山一伝流の関先生がまとめ買いしていただけました)残りの刀も、明日すべて売り切るつもりでがんばります。皆様、ぜひともお越しください。山上則久
先日アップロードした鑑定書付きの御刀ブログをUPして、すぐにお客様からメール問い合わせを頂いて売れてしまいました。しかも売れてからも何名かから問い合わせを頂き、長脇差が売れてしまったので他の御刀の購入を決めて頂きました。先日、戻って来た3振りのうち、2振りが販売開始前に売れてしまった事になります。実は、以前から長脇差は時間があるときに10万円くらいで販売していた事があります。以前からちょこちょこ書いているのですが、当店は日本人の可処分
海外のショッピングモールで展示する予定の太刀今日は販売用の刀の研磨を止めて一日研磨していました。とりあえずこんな感じ。うーん、色々ダメ物打ち部分のヒケが落ちないし、下地が悪いのか横手がよれよれ週末に師匠に見せてから、指摘事項の修正をするので来週以降研ぎ直しですね・・・そういえば、もう一振り短刀を研磨しないといけないのだけど、見当たらない・・・どこ置いたのかなぁ・・・で、
刃切、日本刀の価値が著しく落ちる悪魔の瑕これ、研磨して浮き出てくる事によって初めて発覚する事があります。・・・昨日研磨した寿命、研磨後によーーーく確認したら薄っすらと筋が・・・『新刀寿命の研磨』先月、長野で仕入れてきた寿命の研磨です。在銘の新刀寿命なので尾張藩の藩工だった寿命ですね。銃砲刀剣研究会鑑定はOKでした。日刀保のインチキ鑑定のおか…ameblo.jp研磨前は錆びてたり、コンパウンドでツルツルになっていたり、古研だったりする
どんな刀にしよう刀を作るにあたり、まず考えたのは刃長。どれくらいの長さにしようか。長いほど良さそうに思いました。平安時代~鎌倉時代の太刀は2尺6~8寸:80cm前後が多いと思います。南北朝時代にはもっと長大な大太刀も現れますが、概ね太刀の刃長は2尺6~8寸くらいが多いでしょう。戦国時代になると太刀から打刀に変遷します。2尺~2尺2寸(60~66cm)くらいの刀が多かったと思いますがマチマチです。もう少し長めの刀や、もっと長大な刀を好んだ武士もいてそのような刀も稀に残っています。
祐定末備前のビックネームですが、天正期に備前長船が水害で壊滅したため長船鍛冶は歴史の表舞台から消え去ります。※実際は水害ではなく、岡山の城下町集住+美濃鍛冶の抱え工化によるものではないかと言われているちなみに、戦国時代の混乱の中で荘園公領制が崩壊した事により中世社会が終わり、時代の流れに乗れなかった美濃以外の古刀鍛冶の多くが同様の末路をたどりました。長船鍛冶が壊滅した後に、藤四郎祐定(与左衛門祐定の4代後裔と自称)が長船鍛冶を細々と復興し新刀祐定が登場しま
バフ研ぎ戦時中に行われていた軍刀研磨の方法で、今は失われた研磨方法です。どのような方法かというと、機械で刀身のバフを掛けて仕上げる感じといったらよいでしょうか。たまに、グラインダー研磨を「白研」「恐ろしい程に斬れます」と称して、お客様を騙して雑に磨いて売ろうと画策する刀剣店も見かけますが、あれは適当な研磨剤を使ってグラインダーで磨いただけの間違えた方法です。だからこんな感じでボコボコでツルツルになってしまいます。『白研とグラインダー研磨の違い』昨日は木曜
今週末の11/1~11/2は大刀剣市です。大刀剣市-全国刀剣商業協同組合(刀剣組合)公式サイト令和7年の大刀剣市は11月1日(土)2日(日)、東京美術俱楽部に於いて開催を致します。●会場:東京美術倶楽部●主催:内閣総理大臣認可全国刀剣商業協同組合●後援:産経新聞社北海道から九州まで全国...www.toukenkumiai.com大刀剣市とは全刀商会員の刀剣商が行う展示即売会です。刀剣商会員の大手刀剣商の展示即売会なので、古今東西の名刀が
先月、広島の市場で仕入れてきた越中貞成(大西久松)の研磨です。越中貞成は元は軍刀鍛冶ですが、宮入一門に名を連ねた名工です。斬味は凄いそうで、夕星さん曰く「鉄が切れる斬鉄剣」としても有名だそうです。という事で、錆部分をマーキングして備水工程から研磨を開始します。備水まで終わりましたが物打付近に巣籠りがあります。(画像に映っていない箇所です)最初は錆が朽ちたのかと思い荒砥を掛けてみたのですが奥まで入り込んでいて消えません。今週末に師
先日、とあるお客様が刀を下取りに出したところ「付け錆があるので価値がない」と言われたとお話しをしていました。日本刀の茎は錆具合等で時代測定をするための情報の宝庫ともいわれますが、ここに欠損があると刀が安くなります。逆に言えば、刀身状態が良くても茎が良くない場合の市場価格は安くなるので、実用品としての日本刀を求める場合は「お買い得」になります。ですから、「武用に使う」とか、「刀身を鑑賞すると割り切る」なら茎は二の次ですので安くなっている方が嬉しいと思います。
しとどめ注文打ちで刀の拵を作る際、栗型にシトドメをつけるのは知っていたのですが頭金具につけるシトドメがある事を私は知りませんでした。シトドメは居合の流派によってはつけない所があるようなのですが、基本的にはつけるものです。無いと見た目が締まらないように思います。↑頭シトドメが取り付けられた状態。https://nosyudo.jp/k-018/私の所持刀の縁頭はすべてこの銀の「高波」です。https://nosyudo.jp/our-products/mat
先日の業者市場で仕入れた鉄鞘の98式軍刀『無銘軍刀の研磨(白研~刃艶)』先日の業者市場の大会で仕入れた鉄鞘の軍刀鞘を夕星さんの所に塗装に出している間に刀身の研磨です。刀身自体には錆がないのですが、ヒケ瑕が多いので細名倉か…ameblo.jp夕星さんの所に鞘の塗装に出していたのですが、本日戻ってきました。肝心な出来ですが・・・・最高じゃないですか!!当店の外注先に軍刀の修繕を専門でやっている工房があるのですが、そこでレス
もう12月後半、今年も残すところあと僅かです。本日は今年最後の業者市場に参加してきました。年末最終日だったので、それほど数はありませんでしたが面白そうな刀も結構ありました。画像、上から①68cm570gの刀②66.2cm870gの伝忠吉③54.3cmの長い脇差④47cm大和大掾藤原貞行の脇差の計4本です。①68.6cm570gの刀これは、年末の目玉商品で仕入れてきました。研磨してか
昨日のブログで、高田について少し触れました。当店や夕星さんのような比較的安価な刀を扱う店で避けては通れないのが「豊後刀」です。古刀~新刀期に流通量が多かったため、美濃物と並ぶ数の多さなので、比較的安価に仕入れられます。だは刀として悪いのかというと、そんな事はなく、特に藤原高田は「標準化」の産物といえるような高品質な鋼が使われています。という事で、今日は豊後刀について話をします。■豊後刀の始まり豊後刀の起源は平安末期の「行
最近、曲がり直しをする機会が増えてきました。曲がり直しは一般的には「矯木」と言われる木でを使って直します。※画像はヤフオクから拾ってきましたでも、この木で曲がり直しをしようとすると、曲がった屈折点は元に戻らずに、他の部分が曲がって結果的に曲がりが治ったように見えるだけなんですね。※極端に言うとこんな感じですなので根本的解決になりません。そのため、曲がりはツールを使って直すのが正解です。重要な部分はモザイクをかけていますが、
先日の関西の会で仕入れた河内守国助錆がひどいです。本来は錆がひどすぎる刀は焼け身の可能性も高いので基本的には仕入れません。しかし、前回の市は刀座の翌日という事もあり出品数が極端に少なかったので、いつもは手を出さない深錆に手を出しました。錆が深い刀は「機械研磨」すればいいんじゃない?みたいな事を言う人もいますが、慣れていない人が機械を使って研磨すると一発で鎬筋を壊します。僕にはそのようなスキルはないので金剛砥石で研磨していきます。表面の
毎年恒例の現代刀職展(いわゆるコンクールですね)今年は、鎬造の部と平造の部に作品を出した所、両方とも無事に入選致しました!!最近は販売用の刀やブログ掲載記事のために、結構な量の刀を研磨させていただいておりますので腕が安定してきた感じがします。ひとえにお客様・ブログ読者様、皆様のおかげです。さて、コンクール入選とはどの位のレベルなのでしょうか?何度かブログで書いていますが、日刀保に聞くと「美術研磨がキチンとできている事