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本日9月5日は原節子の没後8周年です。(1920年6月17日生誕-2015年9月5日死去)それを記念して原節子の作品を紹介しています。『晩春』(1949)監督小津安二郎撮影厚田雄春共演笠智衆、月丘夢路、杉村春子、宇佐美淳、三宅邦子【あらすじ】鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らす大学教授の曽宮周吉。妻を早くに亡くしたこともあり、紀子は27歳になる今でも父を置いてよそへ嫁ごうとはしなかった。周吉の実妹・田口まさは、そんな2人が気が気でなく、何かと世話を焼いていた。い
13、「浮草物語」(1934)その10で失敗作「母を恋はずや」を「すべてはここから始まった」などと持ち上げましたが――この↓↓ドンゴロスをバックにしたタイトルというのもあるいは「母を恋はずや」から始まったのかもしれませんね。なにぶんプリントが失われているので確かめようがありません。蛮友社「小津安二郎・人と仕事」は1934年以降……つまり「母を恋はずや」以降、浜田辰雄が美術監督をつとめるようになったことを重要視しています。小津映画の美術監督として、この年以来のコン
さて。つめこみすぎのタイトルですが――ようするに、ですね。1935年(昭和10年)の小津安二郎は森栄さんと出会ってしまったためにつまらん作品しか撮っていない。ということを書きたいわけです。□□□□□□□□森栄さん。といえば小津安っさんが結婚したかもしれない唯一の女性。なわけですが――彼女に関してわたくし長年思い違い……というかヘンな思い込みをしておりまして――「小津安二郎・人と仕事」146ページ掲載のこの写真↓↓小津・池忠さんと一緒に写っている
こちらも東京駅特集から。夕方17時開店を待つ。良い色の暖簾だなあ〜ふとビルの上を見上げる。「鳥」のマークがあるではないか❗️焼鳥でビルを建てたのでしょうか❓入店して先ずはビール。突き出しはサラダ。ランチだとお得なセットがある。ディナーだとコースのみ。初陣なので比較的安い7本コースで。ササミ。ふむ。良い塩梅。レバー。だがしつこくはない。小津安二郎が愛した長野の「真澄」を。創業1662年ってホントかなあ。少し溢れるくらいに注いでくれた。淡麗辛口ではない。豊かな
来る4月3日は、有馬稲子の生誕92周年となります。それを記念して彼女の作品を紹介します。■有馬稲子1932年4月3日大阪府出身幼年時代を釜山で過ごし戦後引き揚げ。1949年宝塚音楽学校、宝塚歌劇団に入る。1951年宝塚在籍中に映画初出演し、評判に。1953年宝塚を退団し、東宝専属となる。1954年岸恵子らと文芸プロダクション・にんじんくらぶを結成、他社作品出演を勝ち取る。1955年松竹へ移籍。1961年中村錦之助と結婚。1965年頃より舞台女優として活躍。
2019年キム・チョヒ監督カン・マルグム主演あらすじずっとプロデューサーとして支えてきた映画監督が、打ち上げ宴会中に心臓発作で急死。これを機に失職して、何もかも失ってしまったチャンシルさん。映画だけに捧げてきた人生、気がつけば男も子供も家もなし、もちろん青春なんていまいずこ。そんな八方塞がり、アラフォー女子のチャンシルさんに、ある日突然、思わぬ恋の予感が…。じたばたしないこの作品、ユンステイで海外の方も賞賛していて見たかったのです。アマプラにあった!もしも私がチャンシルさんなら
石井妙子「原節子の真実」松竹編「小津安二郎・再発見」他より1949年(昭和24)原節子は初めて『晩春』で小津安二郎監督作品に出演した当時の小津はまだ名声を確立していなかった節子も「そんなに有名な監督さんだとは思っていなかった」と語っている小津は1923年(大正12)松竹に入社市井の人々を淡々と描いた『生れては見たけれど』『出来ごころ』などのサイレント映画で頭角を現したが昭和12年日中戦争に召集され2年後に一度、復員したが
2019年3月21日(木)おかあさんといっしょ[3/7(木)の再放送]パッコロリンいないいないばあっ![3/7(木)の再放送]オトッペ(再)おじゃる丸(再)忍たま乱太郎(再)2355天天和通りの快男児からくりサーカス〈Eテレ〉📺おかあさんといっしょ[3月7日(木)の再放送・再掲]冒頭:「今日はおにいさんとおねえさんに好きな動物を聞いてみたいと思います(あつこ」。ゆういちろうはパンダ、毛がフワフワしていてかわいいとのこと。りさおはうさぎ。ぴょんぴょんぴょ~んって早く走って
1954年(昭和29)から34年間松竹大船撮影所でプロデューサー、シナリオ研究所長などをされた升本喜年(ますもときねん)さんのご本「松竹映画の栄光と崩壊」非常に読みでのある、読み出したら止まらない500頁近い長編で松竹だけではなく激動の昭和に翻弄された実録日本映画史ですほんとに面白いんですよご紹介したい箇所はたくさん、たくさんあるのですが今回はこのご本から『田中絹代は負けない』の項と他、画像などはあちこちから抜粋で田中絹代さんを
あいかわらず古い本をあさっております。「サンデー毎日」昭和12年11月21日號まず……デカい。↓↓右隣の水色の冊子の大きさがA4なので……B4かな。戦前サンデー毎日は。当時のアサヒグラフも同じサイズです。カラー印刷ですが、「カラー写真」ではなくて「印象派の絵画」ですね。このタッチは。ちなみに江川なほみさんという方。新興キネマの女優さんらしい。内容。水久保澄子の離婚について触れてまして……というか、これ目当てで買った。最近の有名な野球選手の結婚と
す神紫月あゆです〜😆大流行の顔交換アプリ使ってみたよ畏れ多くも原節子さん😂東京物語のワンシーン顔とセリフ、バックミュージックを入れ替えた〜いまのテクノロジーはすごい!使ったアプリはこちら⬇️https://apps.apple.com/jp/app/iface-ai%E9%A1%94%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA/id1471067972iface:AI顔交換アプリSpeedy,handyandFUN!An
「松竹映画の栄光と崩壊」その他より『田中絹代は負けない』の終わりの回です戦後も引きつづき松竹の看板女優として主役の座を守り続けた田中絹代溝口健二監督『夜の女たち』小津安二郎監督『風の中の牝鶏』では汚れ役に挑戦して新開地を開拓この二作品の演技に昭和22年、23年と二度の毎日映画コンクール女優演技賞を受賞絹代はこの受賞により1949年(昭和24)戦後初の日米親善大使に指名されこれを機に松竹を退社高価な能衣装と
ひとつ前の当ブログで、『ゴンドラ』(1987伊藤智生監督)の劇中、孤独な少女と一緒にお風呂に入るシーンで佐々木すみ江さんがヌードになっていることに触れました。同じように、ベテラン女優さんの意外なヌードというと、まず「浪花千栄子」さん。大阪南河内出身で元々は松竹家庭劇で舞台を踏んでいましたが、映画に移り溝口健二さん、小津安二郎さんなど数々の名監督の作品に出演された名傍役です。朝ドラ『おちょやん』では、杉咲花さんが浪花さんをモデルにしたヒロインを演じていましたね。その浪花さんが『裸体』(196
美しいキモノ2022春号特集浦野理一の世界雑誌「美しいキモノ」で昭和の染織プロデューサー浦野理一の特集が組まれました…雑誌「美しいキモノ」はときに通常の染織本遥かに凌ぐ資料価値高いコラムを掲載してくれることがあります。今号も必見です…実は僕は浦野理一についてほとんど知りません…僕がこの着物の世界に入った平成二年頃には浦野理一の名前を殆ど聞いたことがなかったのです。というより知識常識経験皆無の若造(現在も大して変わったことはないですが笑)ゆえ全く馬耳東風
夜、母から電話がきた。姉宅に滞在しているが、いよいよ明後日(28日)に帰るという。姉が一緒に行くことになっている。わたしは、あちこち仕事が散乱し、姉にお任せ。少し前なら、なんとなく移動は私の仕事みたいな雰囲気もあったが、今は姉宅基点なので、ほぼ姉が担当している。ま、わたしも再婚して独り身ではないし。。やっぱり、しょーじき淋しいかな。ちょっとね。でも今回、母が我が家に来てくれた一週間は、なかなか濃密だった。実は、母の滞在中、以前から買っていた演奏会のチケットがあり、母には半日ほど留守
先日、たまたまテレビで放映されていた映画「東京物語」を観ました。みてビックリ。何これ、めっちゃ面白…!無知で恥ずかしいのですが今回初めて小津安二郎監督作を拝見しました。戦後間もない、1953年公開の本作は今でも国内外問わず非常に評価の高い映画なのだそう。そもそもこの作品の監督である小津安二郎氏が凄い名監督であるというのも今回知りました。これはシナリオ勉強中の身としては監督作品は全て観ておかねば!という事で小津安二郎監督作をサ
最近になって坂本龍馬の誕生日と命日が同じ(11月15日)ということを知り、なるほどそんなこともあるのかと思いながら他にどんな人たちがいるのだろうととウィキで調べてみました。まず誕生日と命日が同じ日であることを熟語として”生没同日(せいぼつどうじつ)”と表現するようですがこの言葉も初めて知りました。日本語は本当に難しいですね、習得には一生かかります(笑)。そこで本日は生没同日の人々の中から自分が勝手に選んだ人たちをご紹介します。なお使用する暦は西暦、旧暦が混在となりますのでご承知おきください。1
BS松竹東急BS松竹東急は、あらゆるジャンルを編成し放送する無料総合編成チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします。www.shochiku-tokyu.co.jp全国無料放送BS260ch松竹東急。東京ヴェルディ応援番組【カモン!ヴェルディ!】毎週金曜23:00~23:30
明日のNHKBSで、原節子主演の『東京物語』が放映されます:12月12日(火)午後1時00分〜3時19分■この作品は、言わずと知れた日本映画史に残る傑作です。『東京物語』(1952)監督小津安二郎撮影厚田雄春共演笠智衆、東山千栄子、杉村春子、山村聡、香川京子【あらすじ】尾道に住む老夫婦、周吉ととみが東京で暮らす子供達を訪れるために上京する。子供達は久しぶりの再会で二人を歓迎するが、それぞれ家庭の都合もあり、構ってばかりはいられない。結局、戦死した次男の嫁
ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECTDAYS』初老を迎えた平山(役所広司)の繰り返される日々が描かれる。それは丁度、小津安二郎の映画のようだ。ヴィム・ヴェンダース自身、役所広司を笠智衆になぞらえていた。同じように繰り返されるけど、決して昨日と同じではない今日という日。平山は、毎朝、缶コーヒーのBOSSを飲み、車に乗って仕事へ行く。車の中でカセットテープで昔のロックを聴く。昼休みにサンドイッチを頬張りながら、木漏れ日の白黒写真を撮るのが趣味。銭湯で湯に浸かり、夜
【タイトル】長屋紳士録【Podcast】ApplePodcastsはこちらGooglePodcastsはこちらSpotifyはこちらAnchorはこちらStandFMはこちら【概要】1947年の日本映画上映時間は72分【あらすじ】田代は親とはぐれた少年の幸平を連れて帰ってくるが、長屋の連中は皆が世話を嫌がる。仕方なくおたねが引き取ることになるが…。【スタッフ】監督/脚本は小津安二郎音楽は斎藤一郎撮影は熱田雄春【キャスト】飯田蝶子(おたね)青木放屁(幸平