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その4です。アサヒグラフ・昭和3年5月9日號掲載のパノラマ写真を手持ちの資料で解読しようとしています。(図書館へ行ったりするのはめんどくさいので(笑))写真で見る限り、今回取り上げる界隈――三丁目・松屋付近――が、昭和3年当時もっとも賑わっていたような印象です。写真⑫銀座四丁目・銀座三丁目番号をふります。67……〇田屋しょっぱなからビッグネーム。TAYAと写真から読み取れます。たとえ読み取れなかったとしても、「銀座細見」によれば――大正10年→田屋洋品
5月3日新入荷情報につき、現在の状況についてはこちらをご参照ください。⇒https://t.co/0w2iJ5yYS1?amp=1または、お電話にて御確認いただければ確実です。お手数をおかけいたしますが、宜しくお願いいたします。アメリカの実験映画アダムズ・シトニー編石橋浩一郎訳ヤケ汚れ少傷み少シミ5000映画の考古学C.W.ツェーラム著月尾嘉男訳函プラスチックカバー値札剥し跡シミ少汚れ少ヤケ1500小津安二郎戦後語録集成田中眞澄編シ
現存2作品目。服装調査。一体なんのためにこんなことをはじめたのか?……といわれると、何とも答えようがないですが、小津安二郎作品の、服飾品への並々ならぬ関心、というのは誰の目にも明らかでしょう。服飾中心視点でみてみれば「若き日」→結城一朗が手編みの靴下を手に入れ、捨てるおはなし。という見方が可能でしょうし、「晩春」→原節子が花嫁衣装に着替え、どこかへ去ってゆくおはなし。とみることも可能でしょう。今回の「朗らかに歩め」は、そうなると、「高田稔が上等のスーツを脱ぎ捨て
どうも。他の先進国よりもずっと安い賃金で働く従業員がいながら、賃上げしたら会社が潰れると言う経営者は無能であり、早急に会社経営から手を引くべきという冷徹な思考が必要です。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『学生ロマンス若き日』です。二人の男子大学生がある女性に好意を持つ。試験が終わり二人はスキーに出かけるが、偶然にもその女性もスキーに来ていた。二人は女性をめぐって対立するが、彼女が別の男性とお見合いすることを知り落胆する(松竹・映画データベースより引用)。1929年公開
1954年(昭和29)から34年間松竹大船撮影所でプロデューサー、シナリオ研究所長などをされた升本喜年(ますもときねん)さんのご本「松竹映画の栄光と崩壊」非常に読みでのある、読み出したら止まらない500頁近い長編で松竹だけではなく激動の昭和に翻弄された実録日本映画史ですほんとに面白いんですよご紹介したい箇所はたくさん、たくさんあるのですが今回はこのご本から『田中絹代は負けない』の項と他、画像などはあちこちから抜粋で田中絹代さんを
こんばんは^^お久しぶりです〜今年もよろしくお願いします♩(^人^)今日は映画「パーフェクトデイズ」を1人で観てきました。平日なのに人が多くてビビりました。小さいシアターだったけど、8割くらい埋まってたかなぁ。年齢層は高め。今は映画の余韻にぼんやり浸っています。観る前に少し不安はあったものの、観て良かった!私、この映画好き。役所広司、めっちゃ良い年の重ね方してるやんか!私は子供の頃、時代劇ドラマの「三匹が斬る」の役所広司が好きでしたwhttps://www.perfectdays
「松竹映画の栄光と崩壊」その他より『田中絹代は負けない』の終わりの回です戦後も引きつづき松竹の看板女優として主役の座を守り続けた田中絹代溝口健二監督『夜の女たち』小津安二郎監督『風の中の牝鶏』では汚れ役に挑戦して新開地を開拓この二作品の演技に昭和22年、23年と二度の毎日映画コンクール女優演技賞を受賞絹代はこの受賞により1949年(昭和24)戦後初の日米親善大使に指名されこれを機に松竹を退社高価な能衣装と
服装調査のつづき。前回取り上げたオシャレな「その夜の妻」(1930)のあと、小津安二郎は――・「エロ神の怨霊」(1930)→脚本、ネガ、プリント存在せず。作った本人すらストーリーをおぼえていない。・「足に触った幸運」(1930)→脚本のみ現存。サラリイ・マン物。・「お嬢さん」(1930)→脚本のみ現存。大スタア・栗島すみ子先生主演。……と、栗島すみ子主演の一大エンターテインメントを任せられるまでに、周囲の評価があがってきます。で、昭和6年、1931年第一作が、文句なしに楽し
ひとつ前の当ブログで、『ゴンドラ』(1987伊藤智生監督)の劇中、孤独な少女と一緒にお風呂に入るシーンで佐々木すみ江さんがヌードになっていることに触れました。同じように、ベテラン女優さんの意外なヌードというと、まず「浪花千栄子」さん。大阪南河内出身で元々は松竹家庭劇で舞台を踏んでいましたが、映画に移り溝口健二さん、小津安二郎さんなど数々の名監督の作品に出演された名傍役です。朝ドラ『おちょやん』では、杉咲花さんが浪花さんをモデルにしたヒロインを演じていましたね。その浪花さんが『裸体』(196
2022年6月30日(木)〈Eテレ〉📺️2355【2022年6月30日(木)放送分より抜粋】🎥トビー映画音楽の夕べ🎦NBCミステリー・ムービー「刑事コロンボ」シリーズ(1968~)より“ミステリー・ムーヴィーのテーマ”音楽:ヘンリー・マンシーニ▽トビー「今夜の映画音楽は、『刑事コロンボ』シリーズより“ミステリー・ムーヴィーのテーマ”。最初から犯人がわかっている構成にしたことで、犯人とコロンボの心理的駆け引きやキャラクターを楽しめる。つい、犯人の方を応援しちゃったりしてね~。」▽ナ
もう12月も終ろうとしている今頃…、先月11月に読んだ本をまとめまーす何読んだっけ、何見たっけと、ちょっとうろ覚えになってます…。読んだ本『『サド侯爵の生涯』澁澤龍彦』休日、誰もいないオープン(レンタル)オフィスへ。ある知合いが一部屋レンタルしてるので、その人が使ってない時に時々借りている。とても狭いパーソナルな一空間。…ameblo.jp『『サド侯爵夫人』三島由紀夫』澁澤龍彥『サド侯爵の生涯』に感化されて執筆したという、三島由紀夫の戯曲『サド侯爵夫人』を
神保町シアターで。小津安二郎の昭和5年のサイレント映画。ピアノの方がスクリーンの横で生で伴奏してて良かった。これ、決まった曲があるわけじゃなくその人が自由に作曲してるらしいので、奏者によって映画の雰囲気がぜんぜん違ってくるだろうから色んな人の演奏で見たいなー。
最近になって坂本龍馬の誕生日と命日が同じ(11月15日)ということを知り、なるほどそんなこともあるのかと思いながら他にどんな人たちがいるのだろうととウィキで調べてみました。まず誕生日と命日が同じ日であることを熟語として”生没同日(せいぼつどうじつ)”と表現するようですがこの言葉も初めて知りました。日本語は本当に難しいですね、習得には一生かかります(笑)。そこで本日は生没同日の人々の中から自分が勝手に選んだ人たちをご紹介します。なお使用する暦は西暦、旧暦が混在となりますのでご承知おきください。1
「映画監督が選ぶ史上最高の映画ベスト100」(2022年版)についてその5「映画監督が選ぶ史上最高の映画ベスト100」(2022年版)12:バリー・リンドン(1975,監督スタンリー・キューブリック)ライアン・オニールは、この映画に出たことを後悔したそうですが、彼のあほさ加減が、作品に非常にいい効果を上げていると思います^^中世を再現するために、蝋燭の火のもとで撮影したそうですが、CGが発達した現代においては、あんまり意味のない完全主義かと。作品自体は好きで
久しぶりの更新です。『東京物語』の「揺れる電灯笠」を、youtube動画で紹介します。2010年に書いた、この記事↓の動画での解説版です。『「壺問題」の答・2』前回、前々回の続きです。壷問題の答が、『東京物語』にもう一箇所あります。酔っ払った周吉と沼田が、うらら美容院へやってくる場面です。周吉と沼田は、泥酔して…ameblo.jp『東京物語』で酔っ払った周吉と沼田が、うらら美容院へやってくる場面。そこで電灯笠が不自然に揺れるのです。それをyoutube動画で。
昭和8年公開小津安二郎監督田中絹代岡譲二主演「非常線の女」Youtubeで観る。サイレント映画。作品としてはあまり面白いとは思わなかった。田中絹代といえば初心者の私にとって「お母さん」や「流れる」「銀座化粧」「黄色いからす」の田中絹代だったので本作に出てくる若い若い若い田中絹代は別人のように感じた。ギャングの女という役柄のせいもあるかも。いつも「日本のお母さん」的な役しか観て来なかったので。。
秋刀魚の季節である...ではなく、フォローしているブロガー、bogeyoldmanさんが1960年代の美津濃のゴルフクラブの広告をアップしているのを見て、1962年に公開された小津安二郎監督の「秋刀魚の味」にゴルフクラブが出てきたことをふと思い出した。あらためてネットフリックスで該当の場面を確認。佐田啓二さんが演じる、ヒロインの兄が、ウッド4本を家に持ち帰り、知人の友だちから買い取ったと妻に伝えるシーン。「安いんだ、掘り出しもんだ、いいんだ」と訴える佐田啓二さんに対して、妻が放った強烈な
5月5日新入荷情報につき、現在の状況についてはこちらをご参照ください。⇒https://t.co/0w2iJ5yYS1?amp=1または、お電話にて御確認いただければ確実です。お手数をおかけいたしますが、宜しくお願いいたします。映画とは何か全4巻アンドレ・バザン小海永二訳函少破ヤケシミ激書込跡汚れ傷み二巻に訳者献呈署名入¥5,000市川崑の映画たち市川崑・森遊机ヤケシミカヴァ傷み、スレ、褪色少汚れ¥2,500お化け煙突の世界佐藤忠男編
ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECTDAYS』初老を迎えた平山(役所広司)の繰り返される日々が描かれる。それは丁度、小津安二郎の映画のようだ。ヴィム・ヴェンダース自身、役所広司を笠智衆になぞらえていた。同じように繰り返されるけど、決して昨日と同じではない今日という日。平山は、毎朝、缶コーヒーのBOSSを飲み、車に乗って仕事へ行く。車の中でカセットテープで昔のロックを聴く。昼休みにサンドイッチを頬張りながら、木漏れ日の白黒写真を撮るのが趣味。銭湯で湯に浸かり、夜
GW、ゴールデンウィークということばは、それこそゴールデンだったころの映画界が流行らせ、定着したことばである。当方が封切りの映画を観出したのは、高校生になってから。とはいえ、観る映画の大半は名画座ばかりだった。名画座と吉野家の時代だ、個人的には。1975年(昭和50年)のGWは、友人と銀座みゆき座で「フロント・ページ」という喜劇映画を観ようとした。監督ビリー・ワイルダー、ジャック・レモン&ウォルター・マッソーのW主演。当時としては鉄板の陣容である。で、初回を観るべく早めに家を出
小津安二郎監督の代表作のひとつである「東京物語」(1953)を見ました。大変お恥ずかしい話ですが、一応映画好きの端くれを名乗りながら今回初見なのです・・・。全世界的にも評価の高い巨匠・小津安二郎の作品であり、面白くないわけがないと思っていましたが、何年か前に放送を録画したきり「いつでも見られる」と思ったのも仇となり今更ながらやっと見た次第である。で、どうだったかというと本当に素晴らしい映画である。予想を遥かに越える素晴らしさ。この映画は「老夫婦が東京の子供たちを訪ねるが、多忙などのためなか
石井妙子「原節子の真実」他より1、2、3、4ときてとうとう最後の回なんか淋しいなああんまり、原節ちゃんばかり読んでいたら離れられなくなってしまった1951年(昭和26)節子は小津安二郎との二作目『麦秋』に出演この作品も高い評価を得たそして休む間もなく東宝で成瀬巳喜男監督の『めし』制作は東宝の大物プロデューサー・藤本真澄で藤本はいつの頃からか「原節子に惚れている」「求婚したが、軽くいなされた」と公言していたが
AfterYang(2022アメリカ)監督/脚本/編集:コゴナダ原作:アレクサンダー・ワインスタイン製作:テレサ・パーク、アンドリュー・ゴールドマン、キャロライン・カプラン、ポール・メジー製作総指揮:フィリップ・エンゲルホーン撮影:ベンジャミン・ローブ美術:アレクサンドラ・シャラー音楽:アスカ・マツミヤオリジナルテーマ:坂本龍一出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン①現