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東宝スターが大挙して出演した小津映画評価:★★★★★小津安二郎が初めて東宝で撮った作品。(「宗方姉妹」も東宝からソフトが発売されているが製作は新東宝。)舞台が関西、老齢の主人公が枯れた感じではなく艶っぽい、紀子役が原節子ではなく司葉子、などなどいつもと少し違う小津作品。<ストーリー>代々、造り酒屋を営んできた小早川家。当主の万兵衛(中村鴈治郎)は仕事を娘の文子(新珠三千代)の久夫(小林桂樹)に仕事を任せ、長男の未亡人の秋子(原節子)と末娘の紀子(司葉子)の結婚を気にか
こうのすシネマ午前十時の映画祭より製作:宝塚映画配給:東宝監督:小津安二郎脚本:野田高悟小津安二郎撮影:中井朝一美術:下河原友雄音楽:黛敏郎出演:中村鴈治郎原節子司葉子新珠三千代小林桂樹浪花千栄子森繁久彌1961年10月29日公開秋子(原節子)は小早川家の長男に嫁ぎましたが、夫に死なれてからは息子を育てながら御堂筋の画廊に勤めています。代々、造り酒屋で手広く商売をしてきた小早川家は、万兵衛(中村鴈治郎)が隠居し、現在は娘の文子(新珠三千代)のつれあい
阿蘇の大噴火に見舞われながらもなんとか帰京した小野寺だが、田所から阿蘇の測候所が全滅し所員全員が死亡したと聞かされ愕然とするそんな中田所は支援者渡老人によって、D計画の全権を握る事になったそれで大騒ぎのD計画本部だったが、更に東京上空にオーロラが現れるという異常現象まで発生するその頃小野寺のマンションでは、管理人のおばさんがよりにもよって京都に夫婦で銅婚式(結婚7年目)の記念旅行に行くという「なあ玲子はん、あんたらもいつまでも同棲やのうて結婚したらどないです?」
真の主役は丹波哲郎扮する山本総理評価:★★★☆☆1973年の作品。1970年代に入るとオイルショックがあり、ユリ・ゲラーや「エクソシスト」などのオカルト・ブーム、「ノストラダムスの大予言」などの終末論がベストセラーになって人々が漫然と不安を抱いていた時代。日本列島が丸ごと沈んでしまうという大胆不敵なアイデア、実際には起こらないにしても、それなりの科学的な背景も書かれていた“知の巨人”小松左京の小説は大ベストセラーになっていた。映画も大ヒット。特撮場面は当
東映ニューフェイス第2期(高倉健、丘さとみなど)出身の今井健二(1932~)当初は今井俊二と名乗り、二枚目を演じていた。62年東映を退社、66年今井健二と改名して古巣の東映で『続・女番外地』の悪役を演じて以降、二枚目系悪役として映画、テレビで活躍することになる。強烈な悪役芝居も印象に残るが、『地獄の掟に明日はない』(東映66)では主人公のやくざ役に扮した高倉健の友人である新聞記者役。NET(後のテレビ朝日)で放送された最長寿の刑事ドラマ『特別機動捜査隊』(61~77)では三船主任(青
続サラリーマン清水港★★★★続サラリーマン清水港Amazon(アマゾン)1962年3月7日公開/カラーシネスコ/90分/東宝/製作藤本真澄脚本笠原良三監督松林宗恵撮影西垣六郎音楽神津善行美術浜上兵衛出演-森繁久彌・小林桂樹・加東大介・三木のり平・司葉子・草笛光子・宝田明・河津清三郎・東野英治郎・新珠三千代・志村喬・久慈あさみ・英百合子・夏木陽介・藤山陽子・藤木悠同年の1月3日に公開された「サラリーマン清水港」の続編。この続編も