一郎(石濱朗)は春男(早川保)に志願の意志をあらためて伝え、春男のことを愛している妹、さくら(桑野みゆき)のことを頼むと話していると、やってきた久平(小林桂樹)が春男に「亡くなったお父さんに成り代わって言いにきた。…君がもしアメリカ軍に志願するなら、俺はここで君と永久にお別れする」。ハワイにいる日系二世二万五千人のうち、三分の一が一週間にもならないのに志願したと言って嘆き、志願するならさくらのことはあきらめてくれと言う。「この戦争に巻き込まれた世界中の人間の中で、いちばん苦しんでるのは俺と君たち