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駒作りを始めて、この年末で丸6年になりました。今年を一言で言えば、『外向開始の年』でした。一人でも多くの方に、手作りの将棋駒を『見たり、触れたり、作ったり』して頂ける様な活動が増えました。まず、駒作りの方は18作でした。夜も残業して作ることを始めて、ほんの少し増えました。イベント参加の増加やレンタルもやり始め、駒作りが出来ない時間も増えましたが、その時間分もカバー出来たと言う感じです。作数18作内訳彫り駒14作彫り埋3作盛り上げ1作内オリジナル書体9作。ト
タイプ紙に、顔料系のインクで上手く印刷する方法を見つけました。上手く出来なかった記事は、こちらを参照下さい。過去の記事尚、既に、問題無くプリント出来るプリンターをお持ちの方には、全く関係無い記事になります。字母紙にするタイプ紙は、凄く薄く、それでも破れにくい紙で、字母紙としては、かなり多く使われて居ます。難点としては、染料系インクが滲む事と、薄過ぎてプリンターによっては、紙送り時にクシャクシャになって紙詰まりを起こす事です。その解決策としては、普通紙などにタイプ紙を貼って印刷する方法
私の駒磨き方法についてご紹介したいと思います。磨きには決まったやり方や、こうしなければならないと言った事は無いので、他のやり方や考え方を否定するものでは有りません。表面が粗い段階から、布などで擦り続ければ、いずれ鏡面になりますが、時間ばかり掛かりますので、研磨力を徐々に落としながら、粗い凸凹を無くし平面にして行きます。私の場合、400〜800番(研ぎ出し)→1000番→2000番→磨きクロスで仕上げて居ます。お話しを伺った先生は、磨きクロスの前に、3500番のフィルムで磨くと仰って居まし
海燕(花押)が完成しました。木地は、大振りの島黄楊の根柾で、杢や斑が入っています。根の部分は、硬い部分が多いので、磨くと良い光沢が出ます。島黄楊でここまでの良い樹脂感が出るのは多く有りません。この海燕は3作目で、この様な書体は、細くなり過ぎると貧弱に見えてしまいますが、良い感じに出来たと思います。海燕花押。花押は漆書きです。彫り込んでおりません。今回から、私のオリジナル書体で、私が制作した物のみに入れる事にしました。ちょっと変わった書体ですが、楷書系で見やすいと思いますので、長く使っ
みなさん、将棋を指したことはありますか?一度は指してみたけど相手にボロ負けしたという方も、連戦連勝するほど実力のある方も、このページをお読みください。ここでは、将棋駒と将棋盤を解説します。将棋駒駒は、将棋において盤上に並べて動かす用具で、先が尖った五角形の形状をしています。駒を識別するため、それぞれの駒には表裏面に文字が書かれています。駒は、漆の書き込み方や彫り方によって以下の種類に分類されます。i.書き駒:先が尖った五角形の形状をした木片に、漆で文字を直接書いただけの駒。ii.彫り
久しぶりの更新は、素敵なお宿のご紹介。まずは、お宿の社長の思いや、素敵な畳敷きのフロントスペースなどをご紹介しました。ここからは、温泉をご紹介しますよ~。天童温泉ほほえみの空湯舟つるや(温泉篇)ひとつ前の記事でも書きましたが、このお宿は全館畳敷きです。フロントスペースだけでなく、浴室までの導線も。この写真は取材時のもの。緑の時期もいいでしょ~。柔らかな影を落とすランプも素敵。林木工芸さんのだったかな??
字母紙は、7年くらい使い続けて居るエプソンのプリンターで印刷していました。しかし、6月の駒研で、私の字母紙が凄く滲んで居る事が分かり、消費税アップ前に、新しいプリンターを購入しました。滲みを無くすには、顔料系のインクが良いと聞き、キャノンのプリンターを購入。2021/12/16追記情報を頂きまして、レーザープリンターが最も効率的との事です。確かに、滲みも無いし、スレも出来ません。紙詰まりに対してどうなのか、印刷の精度はどうなのか検証はしておりません。今のがダメになったら、試してみた
御蔵島に頼んでいた黄楊の櫛板材が来ました。お値段も結構するため、予備も含めて45枚のみ頼みました。色濃く、細かい杢が入っており、私の持って居る木地の中では、最上の物が来ました。根杢は、根の部分ですので、年輪も真っ直ぐで無く、杢もいろいろな模様が有ります。銀目杢と言っても良さそうな物や、虎斑(それも上等な)と言っても良いものなど。結構、厚く木取りされて居ます。もう少し薄くても良いかなと思いますが、その分、木取りの自由度が上がりますので、どの向きで、どの杢目を活かすか、かなり悩みそうです
将棋の駒作りを始めた方、あるいは、これからやってみようと思われてる方に向けて、印刀の砥ぎの初歩的な事と、自分の悩みを書きます。駒作りの基本は、彫り。彫りで重要なのは、印刀。彫りの技術はあれど、印刀が切れないと、その技術も生かせず良い彫りが出来ません。印刀を切れる様にする為には、砥ぎが重要なのですが、これがなかなか難しく、私にとっては永遠の課題の様に思います。どの様に砥げば切れるのか?いろいろと調べても、決定版が有りませんし、分かって居ても思い通りに出来ないので、難しいです。最近、駒
駒作りの字母用紙として、タイプライター用紙を使う方が多いと思います。しかし、そのうち生産が終了しそうですし、その代用となる紙をどうするかと言う問題も有ります。実際は、普通紙でも大丈夫なのですが、出来れば薄く(彫りの太さがそのままになる)丈夫な紙が良いので、現時点ではタイプ用紙がコストの面からも1番良いと考えています。最近、ダイソーに、似た様な紙があり、試しに一袋購入してみました。トレーシングペーパー15枚入りで110円(税込)袋から出してみた所、薄さは良い感じ。丈夫そうでは有ります
半分まで彫り進みました。彫っていて楽しい書体、そうで無い書体が有りますが、空蝉は楽しい^_^そう言えば、長禄も楽しかった。オリジナル書体を最初に作ろうとした時に、この空蝉の様な書体にしたいと思いましたが、イメージが湧かず断念しました。駒字としての好き嫌いはあれど、こう言う独創的なのにバランスが良くて、伸び伸びした文字は、なかなか書けません。くねくねも、苦なく彫れます。途中、他の駒の仕上げなど挟みつつ進めますのでしばらくお待ち下さい。いつまで駒作りが出来るか分かりませんが、180作く
桂山作竜司を、制作依頼者様よりお借りして今手元に有ります。桂山師が制作した駒権書体の竜司。一説には、この世に3組しか存在しないと言われて居る内の一組と確信しております。写真では、その彫りの深さが上手く映せませんが、彫りの桂山と言われる彫りは、印刀を立てて深く彫って居て、尚且つ、切れが有り正確です。印刀を立て過ぎると筆跡感が無くなるので余り良く無いと思って居ますが、桂山師は、もう少し立てると筆跡感が無くなると言うギリギリの所で彫って居る様に思います。最近太字を多く彫っておりますが、太字
続いて、オリジナル書体『海燕(かいえん)』の彫り駒です。海燕は、6作目。第80作となります。木地は、島黄楊虎杢。この様な木地は、使い込まれて良い木地に育ちますので、楽しみな木地です。私の書体の中では、かなり独特ですが、見やすい書体になって居ます。面取りは、やや小さめで、漆は艶消し。少し光沢が出た方です。三玉木地のそれぞれ裏には、ご家族のお名前を海燕の書体で彫って有ります。オリジナル書体で作らせて頂きありがとうございました。喜んでいただけたら幸いです。
山上作上彫りを磨かせて頂きました。木地は、シャム黄楊だと思います。久しぶりに磨いた感覚。磨いて行くと、最初は白っぽい色が、ピンク色になり、更に磨くととても色濃くなります。特上彫りと言われるのが、書体名が入った彫り駒で、上彫りは書体名が有りません。天童楷書とも言われますが、並彫りや中彫りの様に略されて居ません。面取りは、中くらいよりも小さめ。こちらも、駒袋に入れて送って頂きました。天童楷書は、個人的には好きな書体です。指し味も良くなったと思いますので、お楽しみ頂けたら幸いです。
作成した字母一覧今後、作成したものを順次追加して行きます。尚、今回、オリジナル書体、行雲、海燕、流水、風波、風波一字、風花、光影、古今、風彩、薄明光に付いては、制作していただける方がいらっしゃいましたら、字母をpdf又はsvg形式にてお渡しする事に致します。字母紙の作成|バネ(駒師・勝仙)の駒ブログバネさんのブログテーマ、「字母紙の作成」の記事一覧ページです。ameblo.jp◾︎錦旗(龍山、影水、静山)◾︎水無瀬(中字、細字)◾︎巻菱湖(中字、太字)◾︎源兵衛清安(静山)◾︎長
錦旗の彫り埋め駒が完成しました。作数としては、81作目。年齢ならば、『盤寿』ですので、『盤作』とでも言いましょうか。半分の40作位までは、結構な時間が掛かった気がしますが、81作は、作って見ればあっという間に感じます。龍山の駒から字母を取った錦旗です。錦旗は、6作目ですが、私が作らせて頂いた錦旗は、この龍山字母の錦旗が多く、何故か影水の錦旗は作った事が無いです。木地は、島黄楊の柾目。面取りは、最近小さ目になっていますが、これが標準になりつつあります。今年最後の作品になります。年末
次作に取り掛かりました。第82作は、空蝉の彫り駒です。空蝉は、良尊師のオリジナル書体で初めて作ります。私は、字母紙を良尊師がら購入しましたが、駒作りを楽しむ会の書体コンテスト優秀賞作品ですので、本来は自由に作れる書体の様です。木地は、自身成形の中国黄楊の赤柾。12月中頃に成形して準備してました。急に寒くなってしまいましたので、暖かめな日を狙って成形。中国黄楊の原木も残り少ない様で、2年掛かって揃えて頂いた板材です。ありがとうございました。恒例の、はじめの一歩比較的新しい書体は、
印刀研ぎ治具を昨年入手して使用してますが、研ぎで悩まなくなりました。ただし、鬼の様に切れる事が少なくなった事と、印刀の減りが早くなりました。最近、目玉クリップを使った研ぎ治具を目にしたので、なんか作ってみたくなり作ってみました。目玉クリップは、家に転がって居たものを使い、ホームセンターでベアリングを購入して作りました。下側のカットが必要ですが手早く作れます。ボルト付きを買ってしまった為、ナットをかまして取り付け。クリップ部に印刀を挟むと安定して研げます。全て買い揃えても、だいたい80
駒研の例会では、初の試み『彫り駒教室』に沢山の参加ありがとうございました。今回は、多いだろうと予想しておりましたが、想定の人数を超えました💦💦💦彫り駒の工程の説明後、会友の作品や、会友所有の駒を見学して頂きその後体験です。教室への参加者の中にも、収集した駒を持って来て頂いた方も居ました。遠方から滅多に見られない貴重な駒をお持ち頂いた方もおり眼福でした。ありがとうございます。教室の方では、彫るのは楽しいと思っていただけたでしょうか?駒研に来て、駒を鑑賞する事が楽しいと思って頂けたでしょ
新年が始まりました。私も、2日からぼちぼちと駒作りを始めました。今年は、駒作り7年目。生涯作数は、200は作りたいと思っています。ペースも落ちると思いますし、あと10年か長くて13年位の駒師生活になるかと思いますが、兎に角丁寧に作ることをだけ考えて頑張って行こうと思います。今年の初彫り。最新のオリジナル書体『薄明光(はくめいこう)』の根付けからスタートです。毎年、年始で考えて居なかった何らかの新しい出来事がありました。今年は、何が起こるか楽しみです😊いろいろとやりたい事が有りま
光花作一字書体の彫り駒を磨かせて頂きました。本品は、昨年の12月にお送り頂き、ちょうど手が開きましたので、予定日よりも1週間早めに完成しました。書体名は彫られて居ませんが、細字の初代光匠書です。また、作者名は、王将に彫られて居ます。因みに、作者名、書体名は、特に決まりは無い様ですが、王将には書体名、玉将には作者名が現在一般的で、ほぼ、この慣習に倣い入れられています。但し、名を右からか左からかは、それぞれで、駒研は、左からが多いので、私も、左からにして居ます。本黄楊の板目木地で、深彫
囲碁やったことある?わたしは五目並べくらいしかやったことがないです。囲碁とは言えないですね。わたしの父が、囲碁や将棋をわたしの次女にやらせたくて、教えようとしていました。頭のいい子にしたかったねかしら?あるいは自分と同じ趣味を持たせて遊びたかったのかな?その時の次女の手つきが、有名女流棋士の手つきみたいにとても格好がよかったです。たぶんジイジと一緒にテレビを見ていて、真似したのでしょう。次女は囲碁や将棋には興味が持てなかったようです。囲碁や将棋の道具は、父が亡くなったあと、ある
駒権の書体の字母が増えました。計8種類。駒権の書体と言えば、やはり『蜀紅』が思い浮かびます。そして、あまり作る方が居ませんが、『竜司』が有ります。左竜司、右蜀紅駒研会長所有の駒権作の実際の駒を見て作った字母です。どちらも太字と言う印象が有りますが、実際は竜司がやや細いです。太字と言う印象は、多分、王、玉将の意匠がほぼ同じ所に起因して居ると思います。しかし、玉将以外の文字の作りは一部を除き違います。蜀紅と良く似た意匠の書体も有ります。左が『龍光』太さや線の傾きの違いによって
将棋ソフトへのオリジナル書体採用の第2段です。有り難い事に、『きのあ将棋』様に風波一字を採用して頂きました。本格的な将棋駒の意匠を探して、勝仙のHPにたどり着いたとの事です。きのあ将棋様は、ブラウザ上でAIと対戦したり、詰将棋を解いたり出来ます。是非、風波一字でお楽しみ頂ければと思います。きのあ将棋様へのリンク↓https://syougi.qinoa.com/ja/風波一字へ変える方法①②③変わった後駒木地が、通常の駒の形なので、格好良く見えますね。オリジナル書体は
駒師の世界を少し覗いて来ます!と、言ってから3年とちょっと。駒師の世界(まだ、入り口ですが)について、分かった事、感じた事、考えた事を書きたいと思います。内容としては、アマチュア、若しくは、アマ→プロ駒師に付いてになりますので、一部の方には、当てはまらない事も有るかと思います。(駒師のアマ、プロは余り重要では有りませんが、便宜上です。)また、駒師によっては、違う考え方をお持ちの方もいらっしゃいます。ここに書く内容は、あくまで私の視点であり、他の考え方や思想、行動を否定、批判するものでは
半分まで彫り進みました。いつも変わり映えしないブログですが、自分の駒作りの記録も兼ねておりますので、お付き合い下さい。今回、細字のオリジナル書体行雲ですが、印刷の関係も有り、若干太めに彫って居ます。全体的に何処かで見た事の有る意匠と思われるかも知れません。その中で、飛車は割と行雲と分かりやすいかと思います。大駒の成面は、案外、オリジナリティを出すのが難しいと感じて居ます。その分、分かりやすい書体ですので、普段使いでも違和感無く使える書体と思います。将棋の駒を見るのは好きで、その他、駒
新春将棋駒彫り〜弟子は2人居ます(笑)。。。アイオ作金将(イタヤカエデ)王将(イタヤカエデ)歩兵(黄楊)弟子1号彫るの2枚目ですが上手いな。もう師匠を超えた玉将もいいじゃん。4枚彫って帰りました。弟子2号初彫り桂馬(イタヤカエデ)まあ、こんなもんでしょう問題・タイプ紙買ってプリンターで字母印刷したけど詰まってしまう〜・印刀の先がポッキン(T_T)。せっかく研いでもらったのに〜
アケマシテオメデトウゴザイマス♪オケチリョウリウマクイクヨウニ2025
一歩作将棋駒豊富な買取品目、様々なお品物のお買取りをさせて頂きます。処分を考えている、眠らせたまま、そんなお品物ございましたら、是非お持ち下さい。遺品整理、生前整理、終活、断捨離、引っ越し整理、蔵整理、家屋解体整理etc量が多い、持ち運びが困難、そんな場合は便利な出張買取もご利用下さいませ。↓↓ランキング参加中↓↓新潟県上越中越下越新潟市中央区古町新潟駅前新潟駅南万代東区西区北区豊栄南区白根秋葉区新津西蒲区巻江