ブログ記事1,263件
唐七星の彫り駒が完成しました。当初、8日(日)の駒研例会には間に合わないと思って居ました。漆も新しいのを購入して、乾きも良く間に合いました。木地は、持ち込みの中国黄楊根杢。とても良い木地です。唐七星は、独特な草書混じりの意匠。筆跡感が良いですね。成り面の文字も特徴が有ります。面取りは、大きめで少し丸味を付けてます。以前は、ペーパーで丸味を付けて居ましたが、現在は、瀬戸玉で付けて居ます。漆は、3.5回。谷線が光らない程度にして透けていない程度の黒さは確保。漆の光沢には人それ
駒作りの字母用紙として、タイプライター用紙を使う方が多いと思います。しかし、そのうち生産が終了しそうですし、その代用となる紙をどうするかと言う問題も有ります。実際は、普通紙でも大丈夫なのですが、出来れば薄く(彫りの太さがそのままになる)丈夫な紙が良いので、現時点ではタイプ用紙がコストの面からも1番良いと考えています。最近、ダイソーに、似た様な紙があり、試しに一袋購入してみました。トレーシングペーパー15枚入りで110円(税込)袋から出してみた所、薄さは良い感じ。丈夫そうでは有ります
今回は、故増山酔棋師を偲ぶ展示スペースを作り、師の残したいろいろな資料や師制作の駒の展示をし、沢山の参加者で賑わいました。タイトル戦使用駒その関係で、駒作り体験教室はお休みでしたが、最近駒作りを始めた方の駒を複数見る事が出来ました。全ての写真を撮ったつもりが、何故か1組しか無く、その他のやらなくちゃいけない事なども全て出来ず、我ながら、ちょっとまずいなと思いました😓言い訳をすると、ご挨拶をしたり、お話しをしたりで、結局、今日集まった駒も殆ど見れてない状況でした💦そんな中、例会の最初に
次作に取り掛かりました。93作は、魚龍一字。魚龍一字は、6作目ですが、彫り埋めと半半くらいかと思いますが、今回は彫り駒です。字母は、ご依頼により、太めにして出来る限り大きくしたもの。木地は、薩摩黄楊孔雀杢。元々入手して有った孔雀杢一組を使い、王サイズ一枚だけ成形して追加して三玉仕様にしました。恒例のはじめの一歩。孔雀杢系の木地は、真ん中の色が濃い所が硬いので、この歩の意匠はちょっと辛いですね〜。一枚彫っただけで、また腱鞘炎になりそう😅硬い所は、何回も何回も印刀を入れないと(回数
やっと彫り終わりました💦第93作魚龍一字。歩が、その書体の印象を決めますが、やはり顔となるのは王、玉です。独創的で格好良いです。金は、一番特徴を出すのが難しいです。桂は、太いですし、行書体ですので、何気に彫るのが大変でした。裏の成り文字は、表よりも細くして、差を出しています。魚龍一字の中で、良いなぁと思う内の一つがこの香です。真似しようと思っても出来ないですね。書家の魚龍師(雅号)の魚龍書とこの魚龍一字は、師の墨書きの駒(7組くらいを作ったとの事)が元になってまして、その実物
元々、一泊して人間将棋も見ようと思っていましたが、日曜日は、法事と重なり昨日日帰りで行って来ました。2日間で、1,000km以上走らなければならないので、駒だけ見て早目に切り上げて来ました。開場の11:00に間に合い、パルテの売場で遭遇した咸宜苑の小谷さんと会場入り。パルテの将棋駒祭り。商店の出展が中島さんしか無く、かなり広々した会場。お目当ての掬水師、淘水師の駒を見ることが出来ました。その後、すぐに売れておりまして、今回も展示会アルアルが発動してました。流石です。掬水師には、名前
12月14日(日)に、今年最後の将棋駒研究会の例会が有り参加しました。寒い一日でした。電車で行ったので、今年一番の厚着で行きました。この寒さでしたし、いつもより若干少ない人数でしたが、良い駒も集まりました。今回は、源兵衛清安。清安のみの銘は、俗に言う源兵衛清安タイプ。明確な違いは、歩兵に有ります。Xのリンク12/14将棋駒研究会、例会~♪いつものメンバーで始まりました。pic.twitter.com/kXcyjJ203k—将棋駒研究会@浅草(@komaken_asaku
昨年より、彫りを教える機会が増えて、どの様に教えたら良いかとずっと悩んでいまして、自分でもいろいろと試しながら考えた結果を今回掲載したいと思います。ご自身で思い当たる節が有りましたら、実際に試して頂けたらと思います。彫り駒をどなたにも楽しんで頂ける様に、一昨年〜昨年の年初にテキストを作りました。(私の作り方です)初級編として彫り駒制作の工程と、必要なもの、ちょっとした注意点やコツなどを記載して、駒研の彫り駒体験教室でお配りしてます。実は、このテキストには、もう少し突っ込んだ実践編が有り