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従来、法助動詞canはよく「できる」という日本語と関連付けて教えられてきました。もちろん、そのように翻訳できる場合は多々あるわけですが、英語の基本語を特定の日本語にタグ付けするのは文法説明とは言えません。文法化が進んだ機能語の多くは使用頻度が高く、意味が漂泊し和訳に現れないことが多いのです。学習文法の有用性は、和訳に現れにくい英語話者の使用頻度が高い文法機能を担う語の用法をしっかり説明することにあります。今回は法助動詞canの文法説明の仕方を検証し、法助動詞に一貫した意味変化の原理に基づい
表題のtoの品詞はどう説明できるでしょう?辞書にあるtoの説明を参考にしながら文法的位置づけをしていきます。英英COBUILDではtoを2つに大別して説明しています。その記述の一部を抜粋して引用します。(和訳を付しています)to1prepositionandadverbusesUsuallypronounced/tə/beforeconsonantand/tu/beforavowel,butpronoused/tuː/whenyouare
【生成AIの回答】willは今その場で決めたこと・確信のある予測・意志的な未来I’llhelpyouwiththat.(それ手伝うよ。)今決めたIthinkitwillraintomorrow.(たぶん明日雨が降るだろう。)直感や予測goingtoはすでに決まっている予定・準備済みのこと・証拠のある予測I’mgoingtovisitKyotonextweek.(来週、京都に行く予定です。)前から決まってるLookatthoseclouds!It
機能語の使用率をNgarmで見ると20世紀までは概ね一貫した減少傾向があります。しかし21世紀に入ってこの傾向が大きく変わっていることが観察できます。法助動詞canの使用率の上昇はその1つです。法助動詞は一般的に現在形の使用率が落ちてきて、過去形の使用に替わっていくという傾向があります。近年の使用率ではwillよりもwouldの方が高く、shallよりshouldの方が高くなっています。他の現在形の法助動詞の使用率の推移と比較するとcanは異なる推移をしています。法助動詞の現在形ca
mayは叙想法であることを示す機能語の1つです。法助動詞は、元は本動詞だった語が他の動詞の法性(Modarity)を示すように変化(主観化)した機能語です。その文法化の過程で、本来の動詞だった時の具体的な意味が次第に抽象化(一般化generalization/漂白化bleaching)する傾向があり、主観化と並び漸進的に意味変化が進行していきます。法助動詞の意味変化とその用法は、大きな流れとしては以下のようになります。(ただし自然言語は地方や階層によって異なり本来多様なので大筋での
『ウィズダム英和』2003のpresentの項目には次のような記述があります。Presentherwithadiamondring彼女にダイヤの指輪を贈る(儀礼的な語であるため、親しい人に物を与える場合はgiveを使う)――『ウィズダム英和辞典』2003ふつう儀礼として指輪を贈るのはむしろ特に親しい人ではないでしょうか。贈る相手が親しいかどうかはgiveとpresentの使い分けとは関係ありません。Onlyonceayear,onhisbirthday,
今世紀に入り言語コーパスを利用して新興表現を分析することは一般的になっています。それは言語事実に基づく実証研究の在り方としていい方向といえるでしょう。しかし、事実をどう分析するかは、人それぞれという面があります。今回軽動詞に関する論文のいくつかを比較して分析の仕方について改めてそう感じました。そもそも論文によって軽動詞構文の定義はそれぞれ異なります。まず、ベルギーの大学論文にある定義に関する記述を参考に、主な立場の違いを要約した拙訳を紹介します。「軽動詞構文(Lightverb