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宇宙に浮かぶ獅子の姿ーーーライオン星雲(Sh2-132)🌌ケフェウス座の南端に広がる散光星雲Sh2-132、「ライオン星雲」を撮影しました。その姿はまるで東を向いて吠えるライオンのようです。赤いHαがたてがみや顔を、青いOIIIが胴体や後ろ足を形作っています。✨星雲を輝かせるのはウォルフ・ライエ星で、強烈な恒星風が周囲のガスを吹き払い、泡状の構造を生み出しているようです。🔭淡く難しい対象ですが、SeestarS30でどの程度の画像になるか興味深かかったので、D
大昔の12Vポータブル電源、メルテック・MeltecのSG-1000の鉛シールドバッテリーをリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに換装してみました。Webを探すと同じ事やってる人見つけましたが充電に関しては、ひと工夫必要と書かれています。充電電圧が鉛バッテリーとは違うからですね。そもそものSG-1000(鉛バッテリーの場合)の充電方法は、AC100Vからアダプター経由での充電車内の12Vシガーソケットからの充電この2つがあります。後者のシガーソケットからの充電方法で、リン酸
国立天文台望遠鏡キットというのは、2019年に国立天文台がクラウドファンディングで資金を集め監修して作られた、総プラスチック製の組み立てトイスコープです。国立天文台望遠鏡キット口径5cm焦点距離399mmF8値段は当時5,000円ぐらいで販売はビクセンが行っていて、私はネットショップから買いました。一家に1台望遠鏡というコンセプトで作られたのですが、一般の人にたくさん売れた様な気はしません。私の様な低レベルの星オタが面白がって買ったのがほとんどではないでしょうか。
●謎の飛行物体(UFO?)によるプロミネンス変形を目撃⁉今朝は朝から青空が広がり、太陽高度は低いのですが、雲に邪魔される前にと、早めに太陽撮影を楽しみました。以前に何回か太陽観察のおまけとして、度々目撃する未確認飛行物体?や、その画像を掲載してきたところです。太陽面画像+謎の物体|星空の歳時記太陽面活動天体写真謎の飛行物体|星空の歳時記など。。。今回は、プロミネンスの突発的な明滅を目撃しました。爆発的な現象が起こったのかと一瞬思いましたが、錯覚の
ケフェウス座は前回北極星に近いTheFightingDragonsを紹介しましたが、今回ははくちょう座の花火銀河(NGC6946)とSeahorseNebula(タツノオトシゴ星雲)と呼ばれる暗黒星雲(B150・LDN1082)です。先日(6/29~30)はさそり座撮影後こちらを並列で撮影しました。構図的に花火銀河とそのそばの散開星団NGC6939を含めましたが、銀河・星団・暗黒星雲と賑やかな眺めですね。一方東側(写真では左側)にはダイオウイカ星雲(Sh2-129)のHII領域があり、
いつもはSS-one一択で天文趣味を楽しんでいます。たまには違うシステムを試してみようと思い、Onstepをオークションで落札。だいたい2者が出品されていますが、見た感じの出来が上に見える方を落札してみました。モーター2個ブラケット2個ベルト2組プーリー2組プーリーカバー2個コントローラー1個マニュアルCD1枚出荷時チェック表1枚今回購入のシステムはビクセンのGP/SP(後期)赤道儀用です。ターゲットはSP-DX。当家のSP-DX赤道儀は以前メーカーオー
昨日は同好会のM氏、O氏と篠山へ...最近のお決まりの雲が出たりいまいちの天気でした。今回O氏の双眼鏡で夏の星団星雲、銀河をサーヴェイ観望しました...ひとりで行くと天体写真ばかりで星を見ない夜が多いですが、若いころに戻ってワイワイ言いながらの観望もいいものです。昨晩はカシオペアの超新星残骸Abell85をデュアルナローバンドで撮影しましたが、昨年も撮っていました。(忘れていました)前回はSh2-168・169とのコンボ、今回はクエスチョンマークの点のところの散光星雲Sh2-170と一緒に
今回は、こぎつね座にある散光星雲Sh2-93です。Sh2-93は、見かけの大きさが約1'で実サイズが約6.3光年の明るい星雲です。地球からの距離はおよそ約12,100光年と推定されています。位置は、はくちょう座のアルビレオから約5度東にあります。HII領域を暗黒星雲が少し遮っているため、半月のように見えるようです。●Sh2-93散光星雲120秒12スタックトリミングありこの星雲は小さいですが、明るいので撮影は簡単だと思います。---------
夏の低い南天天体を撮影のため、同好会のM会長と以前ガム星雲を撮影した青山高原に出向きました。アリクイ星雲は、南中高度は18度とガム星雲とかに比べるとかなり高いのですが、夏は湿気のせいか地平線付近の透明度が悪く、露光時間の確保が課題です。途中曇って1時間ほど中断したが、夜半過ぎから晴れだし、並列同架で何とか56コマ(64コマ中)=4時間40分を得ることができました。多少構図が窮屈になってしまったのが残念。FSQ-106(F3レデューサー)とFSQ-85(QEレデューサー)の並列同架
もうそろそろ、プレヤデス星団(すばる)が撮れそうだったので、SeestarS30で撮ってみました。S30の普通撮影では全体が入らないので、フレーミング機能を使いましたが、この機能はかなり時間がかかるので、夜明け前までに撮影が終わりませんでした。画像の端の方を切り落とせば何とかなりそうだったので、無理矢理、画像編集をしてみました。というわけで、本来の撮影ではありませんが、こんな風になりました。もう少し、高くなってから撮影した方がきれいに撮れると思います。●M45プレヤデス星
長らく続いた猛暑のお天気も、ここ数日は曇って恵みの雨が降ったりしています。しかし、夜になると雲が流れて月が見え隠れするので、月を眺めて宙遊びを楽しむことができますね。今日も窓から真正面に月が見えてきましたので、遊んでまいりましょう。今日の望遠鏡はスコープテックのアトラス60です。小口径の安い入門向けの望遠鏡はあまりよく見えない、の通念を変えたスコープテックの望遠鏡はちょっとしたブームを作りましたね。今回は、コリメート撮影とタカハシの1.6倍バリエクステンダーを使った直焦点撮影
M42付近に分子雲が充満していることは知っていましたが、M42の扱い(画像処理)が難しく躊躇していました。M42は明るすぎるのでHDRでスケルトンにするのが定石なんですが、過剰な処理でやせ細ったオリオン大星雲はあまり好みではないです。といって分子雲をあぶり出すと、M42が真っ白に飛んでしまうというジレンマに陥ってしまいます。さてどうなることやら...。【オリオン大星雲(M42)付近の分子雲】短時間露光を併用したHDRは行わず、普通に撮影。PIで飛ばないようにストレッチした後、コマンドHDR-
久しぶりのブログ更新となりますが、今回はカメキチが最近使いだしたSHARPSTARの50EDPHをご紹介してみようと思います。去年の春に発表されてそれなりの注目を集めた小型・軽量・高性能の天体望遠鏡ですが、ネットには意外なほどレビュー記事が見当たりません。カメキチはこの望遠鏡を、天体の電子観望と野鳥撮影の両方に使おうと思って購入しました。それなりの値段がしますが、直輸入業者を通じて買いましたので、代理店経由よりもかなり安く手に入った次第です。スペックは三枚玉EDアポクロで、口径5
今回は、SeestarS30で土星を撮影してみました。もちろん、SeestarS30は口径30mm、焦点距離150mmという小さな望遠鏡なので、土星がきれいに写るとは思っていませんが、どれくらい写るか確かめておきたいと思ってやってみました。撮影は、画像を4倍に拡大して30秒の動画を撮影しました。画像編集は2種類の方法でやってみました。(SeestarS30の動画はMP4ファイルなのでAVIファイルに変換したものを使いました)❶ASIVideoStackでスタックしてGI
今回は、はくちょう座にある散光星雲Sh2-114(FlyingDragonNebula)です。この星雲は、以前にSh2-214との絡みでミスったので印象に残っています。Sh2-114は見かけの大きさが9'、明るさは中くらいです。地球からの距離はまだ確定されてないようですが、約3,520~4,175光年ではないかと言われています。その形状は、いくつかの重なり合った弧状のフィラメントで構成されています。まるでドラゴンが飛んでいるように見えることから、「フライングドラゴン
北秋田市阿仁合地区から撮影した月です。(800mmの望遠レンズとCanonEOS使用)(2025年5月16日撮影)
今回は、SeestarS30で銀河M51子持ち銀河を撮影してみました。●M51子持ち銀河●撮って出し露光10秒総露光時間32分赤道儀モード使用●画像編集とトリミングした画像どうしてもSeestarS30は焦点距離が短いので、これ以上トリミングすると粗が出てしまうので、これくらいが限度かなと思います。それでもそれなりには写っているようです。---------------------------------------------
今回の天体はオリオン座にある星雲IC434馬頭星雲NGC2024(Sh2-277)燃える木星雲で、SeestarS30で撮りました。どちらも有名な星雲なのであまり説明は不要かもしれませんが、少しだけ書いておきます。この二つの星雲があるのは、オリオン座の三ツ星の1番左側の恒星アルニタクのすぐ近くです。馬頭星雲は赤い輝線星雲を背景に暗黒星雲が浮き上っている星雲で、馬の頭の形をしているのでそう呼ばれています。燃える木星雲は恒星アルニタクが出す紫外線により発光し
🌌少し前に、土星の輪が最も薄くなったようです。遅ればせながら、串刺し状態の土星を撮りました。✨土星の輪がいろいろ変化することを、子供たちに教えてあげるときに必要だと思って、撮っておきたいと思っていました。🔭何とか串刺し状態の土星が撮れました。しかし、土星本体の模様と輪の両方を映し出すのは意外に難しいですね。●M74渦巻銀河90秒撮影したビデオをスタックトリミングありASIAIRアプリのVideoでビデオ撮影、ASIVideoStackでスタック、ステ
本日は灰色の雲が空一面を覆い続け、太陽撮影はお休みです。5月14日の晩、日付が変わる頃になって星空が広がり、Seestarをベランダに持ち出しました。この夜は短時間ではありましたが、満月に近い月と薄雲に邪魔されながらも、撮影を楽しむことが出来ました。●S30設置・撤収今回も「赤道儀モード」での撮影です。赤道儀モードもこれで数回の経験を積んだので、暗がりでもルーチン的に「設置・アライメント」ができるようになりました。極軸調整も慣れ、今回は雲台の水平微動装置の可動範囲を
前回に続き、皆既月食の撮影です。今回は、SeestarS30でのタイムラプス撮影です。しかし、前回にも書きましたとおり機材不良があり、SeestarS30は放ったらかしにしていたので、皆既月食に入って暗くなり撮影できなくなっているのをかなり時間が経ってから気が付きました。途中からでも、露光を変えたら良かったのにと後悔しました。そこで、皆既月食の部分は別の望遠鏡で撮影した静止画を入れてみました。なお、SeestarS30では、月が細くなってからは位置合わせが上手くいかな
今日は珍しく機材ネタ。撮影用鏡筒はWOやAskar、SWなどの中華勢の台頭、負けじとこれを迎え撃つ我らがジャパンV・T勢の新型撮影筒と話題沸騰、毎月のように超高性能ラインナップが発売されるのですが、何となくどれも似たり寄ったりで購買意欲が刺激されません。理由はレデューサをつけてもどれもF4~F6で明るい筒がないことです。どうして?有名な明るい星雲ばかり撮っていると飽きてきます。自身の経験から、暗い鏡筒では全く写らなかった淡い領域がFSQを使うことによって(質はともかく)ウソみたいに
今回は、先月以下のブログでご報告した内容の続きとなります。(月齢と天候不順で投稿が遅くなりました)『BKP130鏡筒にコマコレクターを装着する話』私のスカイウオッチャーBKP130鏡筒(13cm反射)は、同じ名前の写真用鏡筒であるBKP130PDSでは無くセットもののGoTo望遠鏡の鏡筒で、中古でバラ売…ameblo.jpアストロストリートから購入したGSO社の2インチコマコレクターのBKP130鏡筒へのセットアップができたので、いよいよ星雲星団の撮影をしてみます。
私のスカイウオッチャーBKP130鏡筒(13cm反射)は、同じ名前の写真用鏡筒であるBKP130PDSでは無くセットもののGoTo望遠鏡の鏡筒で、中古でバラ売りされていたのを一年前に9,800円で購入しました。再掲この望遠鏡、接眼部は2インチ対応ですが剛性に乏しくドロチューブを出し入れすると結構なガタや首振りがあります。これまで縮小コリメートで写真撮影を楽しんでいましたが、先日NEX5で直焦点撮影をしてみたら星像が膨らんだ写真が撮れたので、まぁこれはこんなものだよな、と思いました
少し前から、Sirilの勉強をしていますが、メトカーフスタック(彗星核基準スタック)をしてみたので備忘録として書いておきます。というのも、今まではDSSやステライメージ10で上手くできていたのですが、どういう訳かレモン彗星やスワン彗星の場合はメトカーフスタックが思ったような画像にならないので、Sirilでやってみることにしたわけです。まだ、Sirilを始めてから間がないので、間違っているところがあるかもしれませんが、一応メトカーフスタックができているようです。●Sirilでメ
ベランダでスマート天体望遠鏡のSeestarS30を何回か使ってみました。ベランダに三脚を置いてその上にSeestarS30を載せるわけですが、家屋の谷間で空を見上げている感じで視界が非常に狭く、撮影できる天体が限られてしまいます。そこで、AZ-GTiと同じように柱の上に載せてみることにしました。しかし、ここで問題になるのは、いかにして極軸を合わせるかということです。以前のブログ記事で、小さい赤道儀を微動雲台の代わりとして使うことについて書きました。(次の写
二つの二重星団―ペルセウス座とおうし座の対比🌌冬の夜空を彩る星々の中でも、ひときわ目を引くのが「二重星団」です。今回撮影したのは、ペルセウス座のh-χ(NGC869・NGC884)と、おうし座のNGC1807・NGC1817。どちらも二つの星団が寄り添うように並び、まるでデュエットでハーモニーを奏でているようです。✨ペルセウス座h-χ(NGC869・NGC884)若く青白い星々が集まる華やかな星団で、肉眼でもその存在を感じ取れるほど明るく、冬の星空を代表する名所です。二つの星団
「FUJINON-EX50mmf2.8」引き伸ばしレンズ・分解清掃・絞り羽組立SonyNEX5星空試し撮り以前から試してみたかった「FUJINON-EX50mmf2.8引き伸ばしレンズ」のジャンク品を入手したので、分解清掃して星空撮影に試用した記録を残します。ちなみに試写に使用したカメラは、SonyNex5(業者による赤外カットフィルター除去済)です。センサーに傷や汚れはないとのことで、太陽のHα光撮影用に使えないかと中古で購入したカメラなのですが、結局は使えな
土星が衝となる直前、今年も土星撮影に挑戦です。1年ぶりのセッティングでしたが、撮影方法を忘れちゃってます(汗シーイング不良で、激しく揺れていました。久しぶりの画像処理もしてみましたが、土星の輪は、真横に近い方向から眺めているので、はっきりとは輪に見えません。この画像では、串団子にしか見えませんね。すでに衝を過ぎていますが、もう少し綺麗な串団子🪐に再挑戦したいです。過去の土星に関する掲載は以下のように、概ね7年にわたります。土星の輪が開いた時から閉じる直前まで、概ね4分の1サイクル弱
SVBONYから昨年発売され、気になっていた「SV555」アストログラフ(口径54mm/焦点距離243mm)を導入し、試写してみました。パッケージ同包の付属品一式組み立て後・「SV555」対物レンズ側/カメラアダプター側■「SV555」アストログラフの仕様口径:54mm焦点距離:243mm口径比:f/4.5絞り:f/4.5-f/22対物レンズタイプ:3群5枚(ED1枚)ペッツバールFMCコーティングイメージサークル:φ44mm(フルサイ