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初めまして。今月から星と野鳥写真についてのブログを始めたカメキチと申します。自己紹介にもありますように、50年前の高校生の時代までは、カメラ好きの天文少年でした。天体写真のオールドファンでしたら、「アストロ光学」の屈折赤道儀や高感度白黒フィルム「トライX」、現像液の「パンドール」や印画紙の「月光5号」などを覚えていらっしゃるのではないでしょうか。下は、そのころに撮った写真です。正確な記録は手元にはないのですが、PentaxSPに200ミリF4の望遠レンズを付けて1972年頃に手動でガイド撮
昨夜は良い天気だったので購入したSky-Watcher102SSで少し撮影してみました。いろいろ撮影してみると問題点も出てきました。今回は、M16だけ掲載します。(他のものは問題が多く対策が必要なので)M16を撮影しているときに、hoshitorinさんのブログでM16を撮影中の記事が入りました。ダブってしまいましたが、私の写真は大したものではないので失礼します。今は銀河以外の天体となると、明け方にならないといいものがあまりないですね。●M1660秒60
昨夜、宵の口は曇っていたので今日も駄目かと思っていたのですが、夜中ころから雲の切れ目が出てきたので、以前からやってみたいと思っていた、ASIAIRPROでも使えるASIAIRアプリの、南の空で極軸合わせできる機能All-SkyPolarAlignを使って極軸合わせをしてみました。ベランダに固定の三脚に載せたマウントを使用今までは、ベランダの2m位の高さのところにAZ-GTiを設置して屋根越しに北極星が見えるようにしていたので、普通の極軸合わせができていました
外れを引いたジャンクカメラを活用したい少し前に、天体写真用にジャンクカメラを買ってみましたが、そのうちの1台オリンパスのPENLiteE-PL6は外れで、下のブログ記事のとおり静止画が撮れないものでした。天体写真用にジャンクカメラを買ってみました(2)しかし、動画が撮れたり、液晶モニターは隅が割れているものの動作するものだったので何とか利用できないか考えていました。お値打ち品のジャンクカメラを購入、修理することに先日、暇つぶしにネッ
この最近は天気が良くないので、例によって機材関係のことをしています。ベランダでは口径20cmの反射鏡筒が使えないので、少し前に口径15cmの反射鏡筒を買いました。これを載せる架台の、EQ5GOTOはパソコンにアプリを入れて使うつもりでしたが、やはり使い慣れたASIAIRPROを使った方がやり易いので、ASIAIRPROをAZ-GTiと共用していました。しかし、今度は使用する毎にASIAIRPROを付け替えるのが煩わしくなってきたので、再度PCにアプリを入れて使うことにしました。
先日SVBONY社のSV220(天体撮影用のフィルター)を買ったのですが、天気が良くなくて使えていませんでした。昨夜も雲が多く間隙を縫ってテスト撮影してみたのですが、撮影した4天体のうち2天体は何とか見える画像なのでご紹介したいと思います。ただ、すぐに雲に邪魔されたため露光時間が短いのと、薄雲がかかっていたので画像は良くありませんし、テスト撮影ということでフラット等の処理もしていません。●IC434馬頭星雲付近180秒5スタック●NGC1499カルフ
【2023.12.25追記】説明に使用しているASIAIRの画像は以前のバージョンのものなので、現在のものとは少し違っています。今回、初めてASIAIRPROでオートガイドを使ってみました。現在、AZ-GTi(赤道儀)にカメラのズームレンズ(150-500mm)を載せ、400mm前後の焦点距離で天体写真を撮っていますが、まだまだ納得のいく写真は1枚も撮れていません。色々と試行錯誤しながら、どの方法がいいのかテスト段階と言ったところです。最近、天体写真を撮って感じることは、特に淡い天
ASIAIRアプリがVer.2.0になり、iPadに入れています。新しい機能が加わりさらに便利になっており、デザインも少し変更になっています。昨夜は曇り空で、所々に雲の薄いところがある空模様でしたが、新しい機能のうち、Mosaic(モザイク)機能を試験的に使ってみました。このモザイク機能は大きな天体を分割して撮影し、あとで結合させるというもののようです。この機能の説明は、Webで検索してみましたが見つけることができず、試行錯誤しながらやってみたので、少しやり方のまずい
今回も前回に引き続き、格安アクロマートによるものです。なお前回のM17の写真は、急に外出することになり慌てて画像編集したものだったので差し替えています。今回ははくちょう座にあるNGC6992(網状星雲)です。●NGC6992120秒16スタックトリミングあり-----------------------------------------------------------------------今回使用した鏡筒も前回と同じで、おもちゃのようなアクロマート
この日に撮った銀河はこれで終わりです。質より量で、沢山撮れて楽しめました。やはりフィルターを使った散光星雲と違い、銀河の撮影は光害地では難しいこともよくわかりました。引続き精力的に遠征して春の銀河祭りを楽しみたいと思います。【M101(回転花火銀河)おおぐま座】M101は、地球から見ておおぐま座の方向約2180万光年にある渦巻銀河。以前紹介したM83と同じく地球から見て銀河円盤を垂直方向から見ることができる「フェイスオン銀河」で、その姿を花火に喩えて回転花火銀河と呼ばれています。202
ASIAIRPROはWi-Fiがよく切れるのが最大の弱点ですが、有線LAN接続してみました。非常に使いやすくなったのでブログに書いておきます。ASIAIRPROはWi-Fiがよく切れるということで、Wi-Fiの中継機を入れていましたが、有線接続できないものかと以前から考えていました。ネット上に有線接続の情報も見当たらず、そのままにしていたのですが、余分なルーターができたので有線LAN接続を試みてみました。何とか接続できただけでなく、便利になったこともたくさんあり快適になりました
天体写真を撮るとき、長い露光をするときはオートガイドが必須ですね。ところが、なかなかオートガイドが上手く作動してくれず、星が流れてしまうことがよくあります。私も上手く行かず悩むことが多いです。私はASIAIRPROをASIAIRアプリのオートガイド機能で使っています。このオートガイド機能は私のような初心者には優しい仕様ですが、それでも飛んだり跳ねたりして上手く作動してくれないことがよくあります。多くの方も同じように上手くできないことがあるのではないかと思います。そこでオートガ
ASIAIRPROやASIAIRPLUSでは、メインカメラとして一眼レフカメラ(DSLR)を使うことができます。自分もそういう使い方をしているのですが、設定などをよく忘れるので備忘録を兼ねて簡単に書いておきたいと思います。(使い方についてはマニュアルに詳しく書いてあります)ASIAIRPROにCANONのDSLRを繋いで使っていますが、カメラの機種によって多少使用方法に差がある場合もあるようなので、最終的にはマニュアルで確認をお願いします。(使用しているCANONカメラは
私は主にASIAIRPROやASIAIRアプリを使って天体写真を撮っています。高価なステライメージ9には手が出ませんが、少し前に画像処理をしてみようと思い、ステライメージLiteを買ってみました。ところが、私がステライメージLiteを買ったときにアップロードしたブログステライメージLiteの使い方とレビューにも書いてあるように、ASIAIRのFITSファイルを直接ステライメージLiteで開くと明度不足なのか画像レベルが合ってないような感じになって、どのようにして
少し前に、アクロマートの屈折望遠鏡が欲しいという記事を書きましたが、遂に機種を決定し注文しました。注文したのはSky-WatcherAZ-GTe102SS(三脚など付属品付き)というもので、経緯台のAZ-GTeアクロマートの屈折鏡筒102SSがセットになっているものですが、特価で買うことができました。なぜ特価なのかと言うと、この機種は【生産終了】品でかつ箱に潰れがあるということで安く出ていました。(一応新品で、このセットものが生産終了になったということ
昨日は一日中曇り空でしたが、ぽかぽか暖かかったのでクウちゃん(愛犬)のトリミングをしました。しかしそれ以外は、前回のブログ記事に掲載したGIMPで処理したソフトビニング風フラット補正の出来があまり良くなかったので、どうして上手く行かないのか試行錯誤していました。私のような初心者には、いつもフラットフレームがうまく撮れるとは限らないので、うまく撮れなかった時には別の方法で天体写真の画像をフラットにできる方法を持っていれば非常に便利なので、この際、何とか上手くできるようにしておこうと考えた
前回までに、スマホで星の写真を撮って、少し画像編集をするところまで書きました。そこで少し興味が湧いてきて、もう少し綺麗に星を撮ってみようと思う方は、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を使ってみるのも良いと思います。一眼レフやミラーレスのカメラを持っている方はいきなりそれを使ってもいいのですが、持ってない場合は、一眼レフやミラーレスのカメラを購入するのは高価ですし機能が多くてビギナーには扱いにくい点もあります。また、一眼レフやミラーレスのカメラはそれぞれ個性があり、知識があま
3年前にも観察した、Markarian’sChainですが、今回は、鎖を真ん中寄りにして、以前より西よりの画角としてみました。おとめ座銀河団にはたくさんの銀河がありますが、比較的小さめのものばかりです。メシエ、NGC、ICカタログ番号も追記してみましょう。たくさんありすぎて混乱しますね。さらに、PGCカタログ銀河も記載すると、文字で画面が埋まって、背景が見えなくなってしまいました。それぐらい、たくさんの銀河が密集しているんですね。複数の大きめの銀河が集まっている部分を拡大して見る
前回ブログの予告通り、5年ほど前に撮影したM99銀河に再挑戦してみました。おとめ座銀河団のフェイスオン銀河です。位置的には、かみのけ座領域にあります。渦巻き構造が美しいですね。発色も綺麗です。時間をかけて撮り直した甲斐がありました。春の銀河は小さめが多いですが、たくさんあって楽しいです。トリミング前の画像もご覧いただきますね。5年前と同じ場所で、同じ鏡筒と赤道儀ですが、カメラは最新型のモノクロセンサーです。総露出時間は3時間半越えとなりました。現像手技(支援アプリケーション)の向上もあって
今回も4/13~14西はりまで撮影した銀河ですが、撮り残したM63とあとはNGCのマイナーなものを紹介します。いずれも小さい銀河で、私の所有の光学系ではあまりにしょぼいのでトリミングしたものを主に載せています。銀河しか撮らないという「銀河ファン」もおられますが、数がとんでもなく多く、色々な種類の銀河・見え方を楽しめるのが醍醐味なんでしょうね。1.M63(ひまわり銀河)りょうけん座美しい渦巻きを持つ大型の渦巻銀河です。均衡のとれた渦巻きが大輪の花を思わせることから「ひまわり銀河」という愛称
ASIAIRアプリのFITSファイルをマカリの画像演算で変換し、ステライメージやGIMPなどで使えるようにしてみました。私は天体写真を主にASIAIRPROを使って撮っていますが、撮ったASIAIRの画像は画像のレベルが違うのか、ZWOのアプリ以外では画像処理がやりにくいところがあります。そういう訳で、以前から何かよい方法はないものかと試行錯誤していました。少し前に書いたブログASIAIRのFITSファイルをステライメージで画像処理するもそのひとつですが、今回、ASIAIRの
IRパスフィルターは1枚持っていますが、もう1枚買ってみました。ネットでアクロマートの屈折望遠鏡を物色しているときに、以前から欲しかったIRパスフィルターが特価になっていたので即買いしました。今回購入したIRパスフィルターはIR640PRO(サイトロン)で、以前買ったのがIRPASS685nm(SVBONY)です。(どちらもアメリカンサイズです)IR640PROは新製品のIR640PROⅡが発売されたので旧製品が安く販売されています。違う
昨年は手持ちの機材ではどうせろくな銀河の写真は撮れないだろうと思っていました。やり始めてみるとCMOSカメラの感度が高いせいか古く暗い鏡筒でも結構明るく写るし、画像処理もソフトウエアのおかげで楽に周辺の光芒を出したり星の色や形が整えられるようになり、一年目の私でもそんな苦労もなく見られる写真が撮れました。春の銀河のお祭りを存分に楽しめるようになったのも新しい機材(カメラ)やソフトのおかげです。短時間露光ですが約20対象と沢山撮ったので、コレクション(大伸ばしプリント)用として撮った写真に全
2023/01/09改訂SIRILの日本語マニュアルのリンクです。公式なものではなく私製のものですのでご参考程度のレベルである事を注釈しておきます。SIRIL-Googleドライブdrive.google.com以上、2023/01/09改訂です。日本では馴染みの薄い天体写真専用の画像処理ソフトです。バージョンが0.99.6になってユーザーインターフェースが製品っぽい誰にも扱い易いものになりました。以下、デジタル一眼レフ(DSLR)で処理する場合のプロセス
注文していた屈折望遠鏡と経緯台のセットSky-WatcherAZ-GTe102SSが先程届きました。最近は天気が良くないので天体写真も撮れていません。そこで、今回は今日届いた天体望遠鏡の内アクロマートの屈折鏡筒102SSをご紹介したいと思います。なお、販売店の説明文には「箱つぶれあり」と書いてありましたが、届いたものに箱つぶれや汚れは全くありませんでした。届いた段ボール箱この中に、それぞれの段ボールで分包されていました●Sky-Wat
北天で銀河の代表といえばアンドロメダ銀河、散光星雲はオリオン大星雲、散開星団はすばる(?)、球状星団はM13(ヘルクレス座)でしょう。球状星団はやはり公共天文台やドブなど大口径望遠鏡による眼視が一番感動しますが、天体写真を撮るものにとってもまともな結果を残したい天体です。前回露出過多で失敗しておりますので、今回西はりまでリベンジを試みました。一回の露出時間の短縮(300秒→60秒)と画像処理も改善した結果、中央部の飽和は改善しました。(淡くて迫力はなくなりましたね)【球状星団(M13)ヘル
前回は、パソコンで天体望遠鏡を制御して天体写真が撮れるように、アプリのインストールと設定をしました。その結果、天体望遠鏡を制御して天体写真を撮るために現在インストールしているアプリは◇SynscanPro(マウントの制御用)◇SharpCap(主に天体写真撮影用)◇AllSkyPlateSolver(プレートソルブ用)◇PHD2(オートガイド用)◇Stellarium(プラネタリウムアプリ)になります。(そのほかにもAS
今回は、ピント合わせ、極軸合わせ、天体の導入、ライブスタック等について書きます。普通は、ピント合わせに続いて極軸合わせをすると思いますから、赤経軸は鏡筒が一番上にくるように、赤緯軸は北を向くように設置してから始めると良いと思います。ピント合わせピント合わせは結構大事なことですので、時間がかかってもしっかりやっておいた方がいいと思います。ピントが甘いと写真自体きれいに仕上がりません。その日に撮ったものがすべて駄目になってしまいます。また、ピントのずれがひどい場合は、プレートソルブも失敗
17日は久しぶりに快晴で夜半までニワトリ(庭撮り)しました。昨日まで暖かかったのに急に寒くなりました。今まで取り忘れていた対象でケフェウス座の散光星雲であるライオン星雲(Sh2-132)とふたご座の惑星状星雲のメデューサ星雲(Sh2-274)をMT-160で初トライしました。1.ライオン星雲(Sh2-132)ケフェウス座ライオン星雲は、赤い顔・尻尾と青い足・胴体からなっており、Hα領域の赤部分は濃く出ますが、OIII領域の胴体部分は難しいですね。今回はガイドエラー多発で、大幅に位置ずれ(
実は今までフラット/ダークフレーム補正ってやってなかったんですよね。必要なのは分かっていたのですけど、正直手を抜いてました(^^;画像処理でそこそこ補正できちゃうのもあるのですけども。ってことで、光害も酷いので、なおさら事前準備は必要かなと…以前フラットフレームは取ってみたのですがうまく行きませんでした。『フラット、ダーク、バイアス、ダークフラット、ライト???』DSOを撮影後、画像処理をするのに必要なものだそうです。先日のアンドロメダ星雲は、撮影出来た事自体が私の中では奇跡的です。が