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挑戦者だけが出会える星雲ーーーSh2-251(LBN849)🌌Sh2-251は、おうし座の南部にひっそりと輝く非常に淡い散光星雲で、非常にマイナーな星雲であり撮影者にとっては挑戦的な対象です。オリオン座付近には、オリオン–エリダヌス・スーパーバブルと呼ばれる巨大なガス構造が広がっており、この星雲もそのフィラメントの一部ではないかと考えられています。つまり、Sh2-251は銀河系の大規模な呼吸のような現象の断片を私たちに見せてくれています。✨この星雲は、華やかなオリオン大星雲やカ
昨夜は、ふたご座流星群の極大日でした。前日の天気予報では星空指数100だったので期待していたのですが、当日になると70まで下がっていました。夜なっても雲は切れず空全体が雲に覆われている状態でした。しかし、晴れるのを期待してAtomCamだけは設置して見守っていました。午後10時半ころから雲に切れ目が出てきて、流星がその切れ目を流れるのを少しずつ確認できるようになりました。翌1時半頃から雲が少なくなってきたので、一眼レフカメラを設置してピントを合わせていると、明るい流星が続けて流れて
本日は、待ちに待った”ふたご座流星群”の極大日。しかし松本地方の天気予報は、芳しく在りませんでしたが、九時過ぎ、雲が切れて星が観え始めました。いつもの針塚古墳公園へ行くと、松本の天文サークル『北斗の会』のメンバーと方々が、ふたご座流星群の観望に来ていました。来る前に近くの松本教育センターの望遠鏡で、観望会を開催していたとの事。到着するやいやな、火球級の明るい、長い軌跡を曳いた流星が飛びましたが、まだカメラ設置前でしたので、撮影出来ませんでした。21時半から、連続撮影を開始。そして23時半位
ミルクポット星雲(Sh2-308)ーーーSeestarS30で挑戦🌌冬の夜空、いっそう静かな輝きを放つのが「ミルクポット星雲」(Sh2-308)です。おおいぬ座の方向に広がるこの淡い泡状の星雲は、太陽の数十倍もの質量を持つ大質量星「おおいぬ座WR6(Wolf-Rayet星)」が放つ強烈な恒星風によって形成された巨大なガスの殻です。直径は約60光年にも及び、地球からはおよそ4,500光年の距離にあります。✨その姿はまるで宇宙に浮かぶミルクポットのように見えることから「ミルクポット星雲」と
イラストカナディアンアコーディオン描きました君が誰だか知らないけれど僕は何にも言わないけれど恋の言葉は異国の響きささやき冬を奏でるカナディアンアコーディオンカナディアンアコーディオン
出先から帰宅しベランダに直行、西に傾き始めた太陽が隣家の屋根に隠れる前に、なんとか撮影出来ました。冬至を目前に、太陽の南中高度も低くなり、15時前とは言え、既に薄暗い雰囲気の中での撮影となりました。前回(12月9日)の撮影では、規模の大きな黒点群が西縁にみられましたが、その黒点群は既に没しており、かなり穏やかな太陽面となっていました。2025年12月13日の太陽(Hα光)2025年12月13日14:30コロナドPST(口径40㎜:f10)(接眼部ERF無し・接眼レンズに「サ
この秋、@take**@さん、getaさんたちの投稿を拝見して興味を持ち、Sh2-216惑星状星雲と、Sh2-221超新星残骸を、同一視野で捉えてみました。ぎょしゃ座の北西の隅,カペラの少しだけ西に位置する,かなり淡い星雲群です。LRGB画像も作っていみましたが、ほとんどわからないので、LRGB画像にHOO画像を混ぜ込んだものを提示しています。右の丸いが惑星状星雲(Sh2-216)で、左の歪んだ形をしているのが超新星残骸(Sh2-221)です。380mm画角で、こんなに大きな星雲が並んで見
今夜も極大日まじかのふたご座流星群を狙って、夜8時から10時まで連続撮影しました。天候は、冬の星空付近は、かろうじて晴れて居ましたが、西山から雪雲が迫って来て居て、10時過ぎには、殆ど曇ってしまいました。市街地の光を雲が反射して、星空もかなり明るくなっていました。2時間の連続撮影をしましたが、またまた流れ星を捉える事は出来ませんでした。今年も、ふたご座流星群は厳しい感じです。2025.12.1221h04m-松本市針塚古墳公園NikonZ5ⅡAF-SNIKKOR14-2
宇宙に浮かぶ獅子の姿ーーーライオン星雲(Sh2-132)🌌ケフェウス座の南端に広がる散光星雲Sh2-132、「ライオン星雲」を撮影しました。その姿はまるで東を向いて吠えるライオンのようです。赤いHαがたてがみや顔を、青いOIIIが胴体や後ろ足を形作っています。✨星雲を輝かせるのはウォルフ・ライエ星で、強烈な恒星風が周囲のガスを吹き払い、泡状の構造を生み出しているようです。🔭淡く難しい対象ですが、SeestarS30でどの程度の画像になるか興味深かかったので、D
二つの二重星団―ペルセウス座とおうし座の対比🌌冬の夜空を彩る星々の中でも、ひときわ目を引くのが「二重星団」です。今回撮影したのは、ペルセウス座のh-χ(NGC869・NGC884)と、おうし座のNGC1807・NGC1817。どちらも二つの星団が寄り添うように並び、まるでデュエットでハーモニーを奏でているようです。✨ペルセウス座h-χ(NGC869・NGC884)若く青白い星々が集まる華やかな星団で、肉眼でもその存在を感じ取れるほど明るく、冬の星空を代表する名所です。二つの星団
皆さん、ASI224MCに付属している小さなレンズを覚えておられますか。まぁ、たいてい使わないので箱の中に置き去りのことでしょう。このレンズ、よく見ると「CCTVレンズ21mm3MP」と印刷されていますので、224MCに付けると広角21mmで300万画素の、おまけで付けるにふさわしいレンズであることが想像されます。B級機材で遊ぶの大好きの私としては、このレンズはどれほど楽しめるのか使ってみないといけないでしょう。カメラの前面のリングを回
今夕も少し霞気味の空でしたが、東山からふたご座流星群の輻射点やオリオン座、おうし座、ぎょしゃ座などの冬の星座が、一堂に昇って来ました。流れ星を撮影したく1時間半連続撮影しましたが、今夜も観ることが出来ませんでした。これから天気は崩れる予報で、14日の極大日も絶望的です。ここ何年かの”ふたご座流星群”は、天候不良と月光で、撃沈しています。2025.12.1021h01m-松本市針塚古墳公園NikonZ5ⅡAF-SNIKKOR14-24mm1:2.8GEDf3.520
今日も雲はありますが良い天気です。大阪に置いてあるもう一つの望遠鏡、スコープテックのラプトル60です。私のラプトル60はあれやこれや手を加えて、オリジナルは鏡筒のみとなってます。スコープテックラプトル60(改)さて、昇って来た太陽をベランダから撮りましょう、太陽日記。9日の太陽スコープテックラプトル60+付属K12mm+ニコンA10/24mmF3.2露出1/250秒ISO80アストロソーラーフィルター黒点はもうすぐ西側
銀河の果てに漂う球状星団ーーーNGC2419(C25)🌌NGC2419は、やまねこ座に属する球状星団で、別名「Caldwell25」や「IntergalacticWanderer(銀河間の放浪者)」として知られています。その名の通り、太陽系から約30万光年という驚異的な距離にあり、銀河系の外縁部にぽつりと浮かぶように存在しています。まるで銀河の境界を見守る孤高の番人のようです。✨NGC2419は、1788年にウィリアム・ハーシェルにより発見され、見かけの明るさが9等級ほどで、望遠
今月14日に極大になる三大流星群のひとつ”ふたご座流星群”。今年は月明りがなく最高の好条件ですが、この日の前後の天気予報は良くないので、4日から活動を開始しているこの流星群が観れる事を期待して、いつもの針塚古墳公園へ。今回は、久しぶりに星を追尾する赤道儀を使用しての撮影でした。約1時間半、ふたご座を中心とした冬の星空を撮影しましたが、全く流星は流れませんでした。本日も天気予報は良いので、また撮影しようと思って居ます。2025.12.09松本市針塚古墳公園NikonZ5ⅡAF-S
NGC1931―小さなM42、FlyNebula(ハエ星雲)🌌ぎょしゃ座の一角にひっそりと輝くNGC1931は、散光星雲と反射星雲が重なり合った複合的な星雲で、周囲には若い散開星団が輝いています。その姿からFlyNebula(ハエ星雲)とも呼ばれ、わずか7分角ほどの小さな領域ながら、驚くほど多彩な表情を見せてくれる対象です。✨星雲の中心には、オリオン大星雲の「トラペジウム星団」に似た若い星々の集まりがあり、周囲のガスを電離して輝かせています。星雲の中ではまだ星形成が進行中
朝からの快曇予報でも一時雨出番は無いぞと、無造作に転がしてある太陽望遠鏡を仕舞おうとしたところ、雲間から陽が射し、薄雲越しではありますが、太陽撮影を楽しむことができました。本日の太陽面は、規模の大きな黒点群が西縁付近に達し、プロミネンス爆発など活発な活動を呈していることが見てとれます。プロミネンスも東縁にジェット噴射のようなプロミネンスが出現するなど、賑やかな状態を見ることが出来ました。初見では、先日の太陽面が凹んだようなUFO?起源のプロミネンスの変形が、再度生じたのかと
今日も良い天気でした。今回の内容は前回と同じです。望遠鏡も同じラプトル50となります。それでは、いってみましょう、月日記。7日の月ラプトル50+付属K20mm+ニコンA10/24mmF3.2露出1/60秒ISO80大阪の自宅はマンションなので軒下が無く、月がある程度高くなってもベランダから撮影できて快適です。続いて、翌日の太陽です。8日の太陽ラプトル50+付属K20mm+ニコンA10/24mmF3.2露出1/250秒ISO80
こんばんはアラフォーパートのあまおうと小学校2年生のあーちゃんですこないだのお休みの日、朝から夜まで頑張ったのです!!朝9時から、もともと予約していた病院の通院その後、別の病院に移動して、前回できなかった検診のリベンジをして▶前回の話はこちら帰宅後。あーちゃんと、外出嫌がって逃げまくる家猫を確保し猫の爪切りにペットサロンへ(長毛種で切るのが難しく、猫にケガさせては怖いからと昔からサロンへ)一度帰宅してから(この時点でお昼)博物館→城見聞館→祀る霊屋→遺跡博物館と周り(この
🌌少し前に、土星の輪が最も薄くなったようです。遅ればせながら、串刺し状態の土星を撮りました。✨土星の輪がいろいろ変化することを、子供たちに教えてあげるときに必要だと思って、撮っておきたいと思っていました。🔭何とか串刺し状態の土星が撮れました。しかし、土星本体の模様と輪の両方を映し出すのは意外に難しいですね。●M74渦巻銀河90秒撮影したビデオをスタックトリミングありASIAIRアプリのVideoでビデオ撮影、ASIVideoStackでスタック、ステ
午前中は晴れ間もなく、太陽撮影を諦めていたところ、昼過ぎになって急にあたりが明るくなり、陽が射してきたところで、急遽太陽撮影を楽しみました。本日の太陽面は、列島状に連なる比較的規模の大きな黒点群が西半球に移動し、東半球は対照的に黒点が少ない状況に戻ってしまいました。太陽面の活動では、昨日も注目していた西縁のプロミネンスの規模が大きくなり、見事な半アーチ状のプロミネンスとして目に留まりました。そこで本日は、西縁の大きなプロミネンスの拡大撮影を試みました。黒点群周辺には、小規
M74(NGC628)―幻の銀河(PhantomGalaxy)🌌うお座の方向、約3,200万光年彼方に位置するM74は、典型的なフェイスオン銀河です。真上から渦を見下ろすような姿勢で私たちに向かっているため、整然と広がる渦巻腕が写真では美しく描き出されます。また、過去には超新星2002ap、2003gd、2013ejなどが観測されており、そう意味では注目度が高い銀河のようです。✨M74は中心核こそ比較的明るいものの、渦巻腕は非常に淡く、小口径望遠鏡ではほとんど確認できません
●謎の飛行物体(UFO?)によるプロミネンス変形を目撃⁉今朝は朝から青空が広がり、太陽高度は低いのですが、雲に邪魔される前にと、早めに太陽撮影を楽しみました。以前に何回か太陽観察のおまけとして、度々目撃する未確認飛行物体?や、その画像を掲載してきたところです。太陽面画像+謎の物体|星空の歳時記太陽面活動天体写真謎の飛行物体|星空の歳時記など。。。今回は、プロミネンスの突発的な明滅を目撃しました。爆発的な現象が起こったのかと一瞬思いましたが、錯覚の
色は七変化ーーーM1かに星雲🌌おうし座にある「かに星雲」は、1054年に起きた超新星爆発の残骸と言われています。地球からの距離は約6500光年で、中心には高速で回転するパルサーがあり、そのエネルギーによって周囲のガスや塵が輝き、今も膨張を続けています。✨ネットなどで「かに星雲」の写真を見ると、鮮やかな多種多様な色彩のものを見ることができます。どうしてこんなに違う色になるのかと疑問に思ったことはありませんか。調べてみると、「かに星雲」は多くの光を含んでいるために、撮影方法や画像編
何度も撮影している、ハート星雲&胎児星雲ですが、今年も撮影してみました。右にあるのが、ハート星雲(IC1805)で、左下が、胎児星雲(IC1848)。カシペア座にある散光星雲のペアを、F3.6の光学系で、月のない時間帯に、4時間を超える総露出時間で捉えたLRGB画像です。できるだけ素直な現像に努めたつもりです。(微恒星には少し暗くなってもらってます。)これまで、この構図では、まともにLRGBブロードバンド撮影をできていませんでした。Hα撮影の力を借りなくとも、ブロードバンド撮影で、綺麗な色が
今日は大阪です。仕事をアルバイトに切り換えたので、自宅に戻る時間が増えました。望遠鏡は大半を岡山の実家に持って行ってるので、自宅にあるのは孫にあげるつもりで買ってあるラプトル50と、色んなアレンジを施したラプトル60だけです。今日はラプトル50で遊びましょう。スコープテックラプトル50(D50mmFL600mmF12)それではいってみましょう、月日記。ラプトル50+付属K20mm+ニコンA10/24mmF3.2露出1/200秒ISO8
前回のブログ記事で誤りがありましたが、失礼しました。以前撮影した写真を使って、「おたまじゃくし」を強調して分かりやすくしてみました。画像はきれいではありませんが、「おたまじゃくし」がよく分かると思います。●おたまじゃくし星雲の「おたまじゃくし」(IC410)〇印が2個の「おたまじゃくしです」AIに聞いた場合には、裏を取るようにしているのですが、今回は「おたまじゃくし」について詳しいことを書いてあるサイトに行き当たりませんでした。気を付けないといけませんね。(事
10日間追いかけて来た月、今夕が満月(コールドムーン)となりました。本日は東山から月が昇ったのが、5時過ぎとなり、いつものベランダからのシュミカセでの撮影は、隣の家に隠れ、余程遅くならないと撮影出来ないので、家から出て月が観える撮影ポイントから、500mm望遠レンズで、Aps-c撮像範囲に変更し、実質750mm相当で撮影しました。そして画像処理で、今までのフレーミングと同様の大きさにトリミングをしました。流石に画質が粗くなり、撮影レンズの口径も2000mmから60mmに一気に小さくなったの
風が強く、冷え込みの厳しい朝となりました。城の堀に掛かる橋の上から、湖の対岸に連なる比良山系の山々も、白銀の世界に染まっていることを確認できました。昨日から天候も回復せず、本日は雲間から陽が射してきたところを捉え、太陽撮影を楽しみました。本日の太陽面は、太陽の自転分活動域が西に動いたことで、列島状に連なる比較的規模の大きな黒点群が地球の正面方向まで移動してきました。太陽活動は本来極大期、にもかかわらず平穏な状況が続くことも最近多く、地球への影響を考えてしまうことも多々あり
ぎょしゃ座の片隅に、静かに泳ぐおたまじゃくしーーーIC410(Sh2-236)🌌冬の夜空、ぎょしゃ座の方向に直径100光年以上に広がる淡い輝きがIC410(おたまじゃくし星雲)です。地球から約12,000光年離れたこの星雲は、若い散開星団NGC1893を包み込むように存在し、星々の誕生を今も続けている巨大なHII領域です。星雲の中心で輝くO型の高温・大質量星たちが放つ強烈な紫外線によってガスが電離し、星雲全体が淡く光り輝いています。✨その中でも特に目を引くのが、「おたまじゃく