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いつもはSS-one一択で天文趣味を楽しんでいます。たまには違うシステムを試してみようと思い、Onstepをオークションで落札。だいたい2者が出品されていますが、見た感じの出来が上に見える方を落札してみました。モーター2個ブラケット2個ベルト2組プーリー2組プーリーカバー2個コントローラー1個マニュアルCD1枚出荷時チェック表1枚今回購入のシステムはビクセンのGP/SP(後期)赤道儀用です。ターゲットはSP-DX。当家のSP-DX赤道儀は以前メーカーオー
ミルクポット星雲(Sh2-308)ーーーSeestarS30で挑戦🌌冬の夜空、いっそう静かな輝きを放つのが「ミルクポット星雲」(Sh2-308)です。おおいぬ座の方向に広がるこの淡い泡状の星雲は、太陽の数十倍もの質量を持つ大質量星「おおいぬ座WR6(Wolf-Rayet星)」が放つ強烈な恒星風によって形成された巨大なガスの殻です。直径は約60光年にも及び、地球からはおよそ4,500光年の距離にあります。✨その姿はまるで宇宙に浮かぶミルクポットのように見えることから「ミルクポット星雲」と
今回天リフさんが取り組まれているTASC-onリコリモというサービスに参加しました。リコリモはすでに二回試しており、どんなものかは理解していますが、この取り組みはさらに進めて、予めオーストラリアのリモート望遠鏡にて撮影され、前処理を済ませた代表的な天体の画像データ(リザルト)を共有し、そこからダウンロード、画像処理をして楽しむものです。10月に開始していますが、遅まきながら初めてリザルトをダウンロードし画像処理してみました。感想は別途ブログ記事にするつもりですが、かなり楽しめます。(今から
ASI224MCよりもう少し広く撮れるカメラとして、ASI585MCを買いました。値段は大手の望遠鏡ショップで68,000円のところ、55,800円で売ってるネットショップがあったので、ご予算5万円を少しオーバーしますが迷わずそこから買いました。(笑)センサーサイズは1/1.2インチでASI224MCの4倍になりますので、散光星雲や散開星団といった対象が少し撮影しやすくなると思いますが、まだこのカメラは惑星向けカメラの範疇になります。星野を撮るならせめてフォ
今週の中頃には今年一番の寒波が襲来するという天気予報の中、本日4日は快晴で夜が明けました。晴れている朝の間につけましょう、太陽日記。今日の望遠鏡は国立天文台望遠鏡キットにしました。私の望遠鏡は安いものばかりですがいつの間にかトイスコープ含めて20本もあるので、全部使わないともったいないというケチケチ根性により、もはや私は色んな望遠鏡に逆に使われる身となってます。(笑)4日の太陽国立天文台望遠鏡キット(D50mm×FL399mm)+フォトンED8mm
先日、皆既月食を撮影しようとしたときに、カメラのバッテリーボックスにある爪が折れてしまいました。そこで簡単な修理をしてみました。このカメラは、PENTAXK-30(ノーマル機)です。このPENTAXK-30は、黒死病にかかっていたものを安く買って自分で修理したものです。(分解して、問題の部品に半田の薄い膜を作りました)PENTAXK-30は、このカメラ以外にもう1台改造機を最近購入しました。最近のブログ記事に書いていますが、CANONEOS60D(改)の調子が良くなく
今回は、はくちょう座にある散光星雲Sh2-99Sh2-100(NGC6857)です。この二つの散光星雲は見かけ上、近い位置にあるので、二つが同時に写ることが多い星雲です。昨年も撮影していますが、写りが良くないのでもう一度撮影しました。これらの星雲は比較的小さく、Sh2-99が5'、Sh2-100が4'の大きさで、明るさは中程度です。また、Sh2-99とSh2-100は、天の川銀河の明るい部分の端に位置していて、地球からの距離はSh2-99が約26,000光年、Sh2
SeestarS30で以前撮影したプレアデス星団はちょっと気に入らなかったので、撮り直しました。プレアデス星団は見かけの大きさが大きいので、SeestarS30で普通に撮影するとはみ出してしまいます。なのでモザイク撮影をするわけですが、この場合、スタックに失敗することが多くて撮影に時間がかかってしまうことが多いです。今回の撮影でも撮影時間は14分ですが、実際の撮影時間はかなりかかっています。しかし、途中で雲が出てきてしまって最後まで撮れませんでした。次の写真が途中終了したものです
銀河の果てに漂う球状星団ーーーNGC2419(C25)🌌NGC2419は、やまねこ座に属する球状星団で、別名「Caldwell25」や「IntergalacticWanderer(銀河間の放浪者)」として知られています。その名の通り、太陽系から約30万光年という驚異的な距離にあり、銀河系の外縁部にぽつりと浮かぶように存在しています。まるで銀河の境界を見守る孤高の番人のようです。✨NGC2419は、1788年にウィリアム・ハーシェルにより発見され、見かけの明るさが9等級ほどで、望遠
初心に帰って撮りなおそうシリーズの四つ目はカシオペア座の胎児星雲です。カシオペアの東端にあるハート星雲(IC1805)とともに代表的な散光星雲です。SHOで撮影しましたが、前回のどの波長も強い発色をしている北アメリカ星雲と違い、Hαが支配的で、画像処理により色相変更(カラーシフト)しないときれいな色は出てきません。HOOで撮っても真っ赤になり単調で趣がなく、SHOに適した対象と言えます。(SHOの色合いは好き嫌いが分かれるところですが)【胎児星雲(IC1848)カシオペア座SH
ここ津山もいよいよ桜が満開になりました。城址である鶴山公園にも多くの花見客が訪れているようです。風に乗ってお囃子や太鼓の音が聞こえてきます。ときおり発砲音がするのは、武者行列の鉄砲隊が火縄銃を撃っているのでしょう。今年も鶴山公園を中心に、市内全体でさくらまつりが始まっています。そして、毎年ご紹介している微妙なゲストですが、今年は「サンシャイン池崎」さんです。皆さんは知っていますか?私はすいませんがあまり知りません。空前絶後のー、って叫
今回は、先月以下のブログでご報告した内容の続きとなります。(月齢と天候不順で投稿が遅くなりました)『BKP130鏡筒にコマコレクターを装着する話』私のスカイウオッチャーBKP130鏡筒(13cm反射)は、同じ名前の写真用鏡筒であるBKP130PDSでは無くセットもののGoTo望遠鏡の鏡筒で、中古でバラ売…ameblo.jpアストロストリートから購入したGSO社の2インチコマコレクターのBKP130鏡筒へのセットアップができたので、いよいよ星雲星団の撮影をしてみます。
6月19日の晩は、薄雲が掛かった状態でしたが、久々全天に星が輝く夜となり、SeeStarの出番がようやくやってきました。子供の頃からの夢であった、はくちょう座の網状星雲を初撮影するため、ある程度の高度に達する前に、さそり座のアンタレス周辺でSeeStarのモザイク機能を試してみました。さそり座アンタレスと球状星団M4、NGC6144付近2025年6月20日0:57SeestarS30(焦点距離150mm/f5)赤道儀モード-モザイク撮影70分DUOフィルターOFF:UV/
太陽の東側に大きく成長しそうな黒点が現れているのをネットで知ったので見てみました。今回の望遠鏡は、SKYMAX90、9cmマクストフカセグレン望遠鏡です。この望遠鏡は小さくて軽いので、モバイルポルタに乗せるのがぴったりです。また、焦点距離が1250mmと長めなので、アイピースを双眼装置に付属しているウィリアムオプティクスのWA20mm66度にしました。それでも倍率が63倍なので、太陽がアイピース視野いっぱいいっぱいになると思います。いつもの様にルミックスLX7で
今回の天体は銀河の代表格であるM31アンドロメダ銀河です。SeestarS30で撮りました。以前にも撮っていますが画面いっぱいだったので、今回はフレーミング機能でモザイク撮影しました。●M31アンドロメダ銀河SS10秒総露光47分自宅ベランダで撮影やはり、この程度は余白がないと見にくいですね。それにしても、口径30mmの望遠鏡にしてはよく写るものです。ところで、しばらくは天気が良くないようなので、二つの彗星や流星群が見ごろになるのに
昨日は同好会のM氏、O氏と篠山へ...最近のお決まりの雲が出たりいまいちの天気でした。今回O氏の双眼鏡で夏の星団星雲、銀河をサーヴェイ観望しました...ひとりで行くと天体写真ばかりで星を見ない夜が多いですが、若いころに戻ってワイワイ言いながらの観望もいいものです。昨晩はカシオペアの超新星残骸Abell85をデュアルナローバンドで撮影しましたが、昨年も撮っていました。(忘れていました)前回はSh2-168・169とのコンボ、今回はクエスチョンマークの点のところの散光星雲Sh2-170と一緒に
すすきと冬の天の川(Z6/10.5mmF2.8DX対角魚眼)もう天空は寂しい秋の空に代わって輝星が競いあう冬の星空に入ってきました。一昨年より再開した天体写真も「質より量」の方針で量産した結果、撮影できる新規の天体もいよいよ少なくなってきて、これからは露光時間の追加と画像処理スキル向上により質の向上を図っていきたい...最近はそんな感じで臨んでいます。ペルセウス座~おうし座は分子雲が充満しており、昨年色々な場所を色々な焦点距離で撮影したが、結局露光時間不足で本当に満足できるものはなく
こんにちは☀以前、購入したデジカメ(LUMIXTZ99)の話をしましたが、今回は撮った写真を載せていきたいと思います!↓↓前回書いた記事はこちら↓↓『日々の記録用にコンデジLUMIXTZ99を購入しました♡』こんにちは☀今日は念願のコンデジをGETしたのでご紹介です🙆♀️●PanasonicLUMIXDC-TZ99光学30倍ズームで遠くまで撮影出来るみたい。…ameblo.jpまずはお天気が良い日の空。オートで撮影したもので色味の加工もしていません!このデジカメを購入し
【今回は天体写真を撮る道具についての話題です】いつも拝見させていただいている、1976westさんのブログで「赤道儀」の話題がでていたので、急に懐かしくなって物置を探してみたら、ありました。『自作ポータブル赤道儀』!!略してポタ赤。小さい三脚がかわいいでしょ?1976westさんの記事の通り、当時天体写真は望遠鏡の上に載せての撮影が主流でした。一方遠征派にとってはできるだけコンパクトな赤道儀が欲しいところですが、当時は高価なうえに結構大きくて、「それなら」、と自作する人が多数いて、
あいにくの空模様で、連休中の肉眼黒点追跡は、昨日で終止符を打つことになったようです。4月30日の晩、5月1日早朝に、2つの目的でSeestar-S30の第4回目の星空撮影テストを行いましたので、結果をまとめます。目的の1つ目は、赤道儀モードの課題/スタックエラーの理解・改善です。2つ目は、前回電線に掛かって撮影を中断した「赤い星雲(はくちょう座の三日月星雲)」のリベンジです。「三日月星雲」が電線の上まで昇るのを待つため、テスト開始は日付が変わった5月1日の0時すぎからとな
以前135mmで撮影した地平線すれすれのガム星雲を今回は50mm(フルサイズ換算75mm)で星雲の全体を撮るべく再チャレンジしました。これでもまだこの下に見えていない部分が大きく、いかに大きな星雲かわかります。天気に恵まれ3時間露光したので、下の赤色の部分は地平線付近(地平線以下と大気光・雲・霧?)で赤黒く汚れています...できるだけ下の部分も表現したいと思い、トリミングせずあえてそのままにしました。日本で撮影したのでやむをえないでしょう。赤青の星雲や星団が入り乱れ...荒々しくも美しいガ
今回は、ケフェウス座にある散光星雲Sh2-167です。Sh2-167の見かけの大きさは約2'で、かなり暗い星雲(14.5等)です。地球からの距離は約22,000光年と推定されています。特に特徴があるわけではなく地味な星雲です。この星雲の写真を撮る方はほとんどいないと思いますが、宇宙にはこんな星雲もあるということで心に留めておきたいと思います。●Sh2-167散光星雲120秒30スタックトリミングありこの写真は写りが良くないのか、恒星の数が少な
本日は灰色の雲が空一面を覆い続け、太陽撮影はお休みです。5月14日の晩、日付が変わる頃になって星空が広がり、Seestarをベランダに持ち出しました。この夜は短時間ではありましたが、満月に近い月と薄雲に邪魔されながらも、撮影を楽しむことが出来ました。●S30設置・撤収今回も「赤道儀モード」での撮影です。赤道儀モードもこれで数回の経験を積んだので、暗がりでもルーチン的に「設置・アライメント」ができるようになりました。極軸調整も慣れ、今回は雲台の水平微動装置の可動範囲を
昨日は快晴予報でしたが、風がどこも強く、また天気が荒れるためTVで「不要不急の外出するな」と再三流されており、おとなしく宅撮りと相成りました。超光害地の宅撮りは、前回のメデューサなど明るい惑星状星雲といくつかの天体しかまともなに撮れないのですが、今回はそのひとつ、おうし座の超新星残骸M1をデュアルナローバンドで撮りました。(もう4回目ですw)いつ撮ってもそれなりに撮れるのでリハビリにもいいです。M1は撮る方法や機材で色々な色彩になりますね。今回はPixinsightのWBPP(スタッ
長らく続いた猛暑のお天気も、ここ数日は曇って恵みの雨が降ったりしています。しかし、夜になると雲が流れて月が見え隠れするので、月を眺めて宙遊びを楽しむことができますね。今日も窓から真正面に月が見えてきましたので、遊んでまいりましょう。今日の望遠鏡はスコープテックのアトラス60です。小口径の安い入門向けの望遠鏡はあまりよく見えない、の通念を変えたスコープテックの望遠鏡はちょっとしたブームを作りましたね。今回は、コリメート撮影とタカハシの1.6倍バリエクステンダーを使った直焦点撮影
先日、冬銀河を撮影しましたが薄雲があって不満足な結果でしたので、晴れて月も無く夜半以降に霧も降りて来ない日に、もう一度撮影をしてみました。場所は夏に天の川を撮影したところです。冬の銀河がちょうど真南になる時間までコタツに当たって待って、時間が来たらナノトラとカメラの乗った三脚を抱えて、車道を3分ほど小走りしたら到着です。それではいってみましょう、冬銀河。冬の天の川ソニーNEX5+7Artisans12mmF2.8プロソフトンクリア露出90秒ISO1600
シリウスの南に広がる淡い星雲――ミルクポット星雲🌌冬の夜空、おおいぬ座のシリウスの南に広がる淡い星雲。それが、Sh2-308「ミルクポット星雲」です。海外では「イルカ星雲(DolphinHeadNebula)」とも呼ばれ、その形がイルカの頭やミルクポットに似ていることから親しみやすい愛称がつけられています。🌠この星雲は約4,500光年の彼方にあり、直径は30光年ほどにも及ぶ巨大なガスの泡です。中心には「EZおおいぬ座星」というウォルフ・ライエ星が輝いており、この高温で特殊な恒星が自
Sh2-239―まるで暗黒星雲の中で泳ぐ錦鯉🌌Sh2-239は、おうし座のヒアデス星団と重なる部分に位置する小さな星雲です。Sh2-239は反射星雲で、暗黒星雲LDN1551の中にあり、周囲には淡い分子雲が広がり背景全体が「もくもく」とした質感を持っています。。✨ここでは若い星々が誕生しつつあり、周囲のガスや塵がその光を反射して淡く輝いています。同じエリアには有名な「ハインドの変光星雲(NGC1555)」もあり、Sh2-239はその近くにひっそりと存在しています。
私のスカイウオッチャーBKP130鏡筒(13cm反射)は、同じ名前の写真用鏡筒であるBKP130PDSでは無くセットもののGoTo望遠鏡の鏡筒で、中古でバラ売りされていたのを一年前に9,800円で購入しました。再掲この望遠鏡、接眼部は2インチ対応ですが剛性に乏しくドロチューブを出し入れすると結構なガタや首振りがあります。これまで縮小コリメートで写真撮影を楽しんでいましたが、先日NEX5で直焦点撮影をしてみたら星像が膨らんだ写真が撮れたので、まぁこれはこんなものだよな、と思いました
10月の秋空を賑わしたレモン彗星とスワン彗星が去り行く中、アトラス彗星(C/2025K1)が見えてますということです。見えると言っても10等級ぐらいなので、眼視観望というより写真を撮って楽しむというレベルの明るさです。光度は暗いのですが皆さんの撮った写真では割と尾がはっきりしていて、何でも近日点通過後に核の分裂を繰り返してこれから急激に減光するらしいです。明け方の空だとちょっと辛いなと思っていましたが調べてみると現在おおぐま座にいて、夜半には地平高度30度ぐらいまで昇ってくる