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前回紹介した松田隆智『秘伝日本武術』(1978)に、「大東流発生と伝承の謎」と題して、以下の記述が見られる。大東流が新羅三郎源義光によって創始され、会津藩に秘密武術として伝えられたという説には、疑問を持っている人も少なくない。その理由として、一、いくら秘密武術とはいえ、数百年も存在が知られずに、伝えられることがあるだろうか?(中略)御留め武術とされていた徳川藩の柳生新陰流、島津藩の示現流、南部藩の諸賞流など、藩外の者が学ぶことは不可能であっても、存在や伝承は明らかである。(中略)二
中澤流護身術は、渋川流柔術と武田流兵法を究めた中澤蘇伯(神道大教正)によって明治期に創流され、講習会方式(速成教授)により、広く全国に普及した。二代中澤輝一・三代中澤好夫を経て、現在に伝承されている。中澤流は時代が進むにつれて技法が追加され続けた。後に、大東流技法も追加されているのだが、その経緯は謎に包まれている。中澤蘇伯が「いつ、誰から」大東流の教授を受けたのかは不明だが、一つだけ明確なのは、「中澤蘇伯の大東流の師匠は武田惣角ではなく、その弟子達の誰か」である可能性が大きい、とい
空手で有名な西田幸夫師範は、六方会の先輩でもあり、2度ほど道場でお会いしたことがあります。で、やはり空手に合気を取り入れているのですね。私は、合気に太極拳などを引き込んでいるので(ありがちなのは、相性がいいから)、どちらをベースにしているかという違いはありますが、自らの人生で学んだものを統合するところは同じではないかと思っています、勝手に。六方会の看板を背負っていると、やはり岡本先生の技を伝えるという考えになってしまうでしょうが、それがないと自分の理想を自由に追求できると思
※生徒の氏名・映像は非公開安田学園合気道部のオンライン稽古がスタートしました。安田学園の合気道部が発足したのは2020年11月からです。ですから、全員が初心者です。発足当時からコロナ禍でもあり、また学校行事も重なり、週1回の稽古も数回しか稽古が出来ない日々が続いた中、更に緊急事態宣言で中止になりました。『あともう少しあれば、もっと色々覚えられてもっともっと楽しくなるのにっ!』と、なかなか稽古が出来ないことについて、私の中で悔しいと思うことがありました。でも、、、、、生徒
古武道というと、あまりダイエットと関係ないと思われることが多いですよね。どちらかというと、女性にとっては護身術というイメージが強いと思います。でも、本当は、とても体の全体をワークアウトできる合理的なエクササイズでもあるのです。①受け身は背中のマッサージ受け身は、人に投げられたときに自分が安全に逃げられるようにする技術です。しかし、それだけではありません。背中の筋肉をほぐすことができて、さらに、背骨の周りにある重要なツボを刺激することができるのです。つ