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【主な乗り物:高速バス「浜田道エクスプレス」号、特急「スーパーおき」、JAIR広島-出雲線、夜行高速バス「メイプルハーバー」号】久しく、中国自動車道を走っていなかったな、と思ったことが、旅のきっかけだった。吹田JCTと下関JCTを結ぶ総延長540.1kmに及ぶ高速道路が、中国地方の中央部を東西に貫く形で開通したのは昭和58年のことで、昭和の終わりから平成の初頭にかけて、大阪以西へ向かう高速バスは、全ての路線が中国道を経由していた。高度経済成長期の昭和37年から数次に渡って策定さ
【主な乗り物:夜行高速バス「ドリーム」3号、富士急行線、特急「あずさ」、特急「しなの」】富士の裾野にある昭和大学教養学部での生活が始まって2ヶ月程が経過した頃、僕の放浪の虫が蠢き始めた。前年の浪人時代に初体験した国鉄「東名ハイウェイバス」で、すっかり高速バスの虜になっていた僕は、今度は夜行高速バスに乗りたくなったのだ。僕が、東京と名古屋・京都・大阪を結んでいる国鉄バス「ドリーム」号を選んだのは、昭和60年当時の夜行高速バスと言えば、「ドリーム」号以外に、東京と仙台・山形を結ぶ「東北急行
弾丸東京③から続いています。高速バスに乗る前に遅めの晩ごはんにしましょう東京駅にある東京ラーメンストリートにやってきて、六厘舎に決めましたメニューです。特製つけめんにしました。麺のボリュームもあり、大満足です食後は八重洲口にある、JR高速バスのりばにやって来ました。23:00発のドリームルリエ17号大阪駅行きを利用します。出発10分前にバスが到着しました。乗り込みました前方の4席がプレシャスクラス、その後ろがアドバンスクラスで14席です。今回はプレシャスクラスを予約していま
【主な乗り物:夜行高速バス「ドリームスリーパー広島・東京」号、高速バス「福岡・防府・周南ライナー」号、高速バス広島-徳山線】けたたましい警笛が広島の夜の空気を切り裂いた。振り返ると、路面電車のすぐ鼻先を横切って車がUターンをしようとしており、紙屋町西電停から動き出した路面電車が車輪を激しく軋ませて急停車したから、ハッと息を呑んだ。その向こうから対向の電車も近づいていたが、既に停車していた。車は素知らぬ顔で反対車線を走り去ったが、危ない芸当をするものだと思う。幸い、電車内の乗客に
【主な乗り物:夜行高速バス「パイレーツ」号、高速バス「しまなみライナー」今治-広島線】浜松町バスターミナルから夜行高速バスに乗るのは久しぶりだった。発着する路線が少ない訳ではなく、例えば京浜急行バスが運行する夜行路線は品川や横浜を発車した後に全て浜松町を経由しているし、東北急行の仙台・山形・新庄行き高速バスの起終点であり、相模鉄道と羽後交通が運行する横浜と田沢湖を結ぶ夜行高速バス「レイク&ポート」号も乗降扱いを行っている。京成グループが運行する千葉・房総方面路線の拠点でもあり、
【主な乗り物:奈良交通「八木新宮特急バス」、夜行高速バス「ドリーム奈良」号、熊野交通バス熊野大社-新宮線、新宮-勝浦線、那智山-紀伊勝浦線、夜行高速バス池袋-紀伊勝浦線】平成26年のある日、次のような新聞記事を目にした。『奈良県橿原市と和歌山県新宮市を結ぶ奈良交通(奈良市)の「八木新宮特急バス」が、2011年の紀伊水害後の乗客減少で存続の危機を迎えている。高速道路を使わない路線バスとしては国内最長の166.9キロを走り、停留所は167。沿線の一部住民には唯一の公共交通機関でもあ
【主な乗り物:夜行高速バス「いが」号、近鉄伊賀線、近鉄名阪特急電車、夜行高速バス「アンカー」号】平成元年9月に、京浜急行と三重交通が、品川と名張を結ぶ夜行高速バス「いが」号を開業させた時には、その手があったか、と手を打ったものだった。全国に高速バス路線が次々と開設されていた時代である。時刻表を開けば新規路線が幾つも加わっていて、書店で立ち読みするたびに、会社線のページの冒頭にある「新路線」の欄に注目するのが常となっていた。あの街にもバスで行けるようになった、このような町にも高速バスが
【主な乗り物:夜行高速バス「萩エクスプレス」号、路線バス萩-秋芳洞線、路線バス山口-秋芳洞線、高速バス山口-徳山線、夜行高速バス「アルバ」号】日本の高速バスで、片道の営業距離が1000kmを初めて超えたのは、平成2年10月に走り始めた、新宿と福岡を結ぶ「はかた」号である。当初の営業距離が片道1173.4km、片道の所要時間が15時間10分にも及ぶため、2人の運転手がおよそ2時間おきに交替しながら夜通し運転するという、夜行高速バスの標準的な運行方法で果たして安全性が守られるのかが危ぶまれた
【主な乗り物:夜行高速バス「プレミアム中央ドリーム」号、近鉄吉野線特急電車、近鉄名阪特急電車、JR快速「みえ」、「中央高速バス」新宿-名古屋線昼行便】平成25年に改築されたばかりの東京駅八重洲口バスターミナルに足を踏み入れると、溜息をつきたくなるほどの堂々たる風格に圧倒されてしまう。駅ビルの両端には、地上43階・地下4階・高さ204.9mのグラントウキョウノースタワーと、地上42階・地下4階・高さ205.0mのグラントウキョウサウスタワーが辺りを睥睨し、広々とした空間が確保された地上
【主な乗り物:高速バス「ベイブリッジ」号夜行便、高速バス「アルペン飯田」号】JR横浜駅中央コンコースの雑踏を東口の方へ向かい、ルミネと東口地下街「ポルタ」を抜けると、いきなり、掻き消すように人の姿がまばらになる。通路をまっすぐに進めば、床面積が日本一と言われた横浜そごう百貨店だが、右へ折れれば、行き交う人影は一段と減り、階段や柱の陰に、人待ち顔の人がぽつりぽつりと佇んでいる。横浜シティエアターミナル(YCAT)の入口であるが、海外に開かれた華やかさは微塵も感じられない雰囲気だった。
【主な乗り物:夜行高速バス「しまんとブルーライナー」号、路線バス宿毛-宇和島線、高速バス「サラダエクスプレス」号大阪-宇和島線昼行便、リムジンバス伊丹-大津線、京阪石山坂本線】平成18年12月23日の土曜日の昼下がり、羽田空港を13時に離陸した全日空25便は、1時間たらずの短い飛行を終えて、伊丹空港の滑走路に着陸した。羽田の空は真っ青に晴れ渡っていたが、西に飛ぶにつれて眼下は分厚い雲に覆われ、伊丹は暗い曇り空で、接地の間際まで滑走路が見えなかった。航空機で大阪入りしたのは久しぶりだ
【主な乗り物:夜行高速バス「しまんとエクスプレス」号、特急「喃風」、東海道・山陽新幹線「のぞみ」、特急「しなの」】昭和30年代から50年代にかけて、帰省バスが全国を走り回っていた時期があった。盆や年末年始などの多客期に、殺人的な混雑を呈していた鉄道を補完して、地方から大都市に出て来ていた人々の里帰りの足を支えたのである。その起源は、大阪の中央交通が昭和36年に日本で初めての帰省バスの運行を開始したと自称しており、福岡の西鉄バスでも昭和37年に福岡-大阪間で帰省バスの運行を開始、横浜に本
皆さんは夜行の高速バスに乗られたことはありますか?通常はカーテンが閉められていて、発車してから一定時間が経過すると消灯するので車内はまっ暗になりますよね。しかしながら京成バスでは既に10年前の2014年から、天井をブラックライトで照らすと車内がプラネタリウムのような幻想的な空間になる「K★スター・ライナー」を運行しているのですよ!毎年秋に開催されている京成バスグループ「お客様感謝フェスティバル」では試乗体験もやっているので、ちょっと乗りに行ってきますね♪1台だけ?そ
長崎自動車(長崎バス)の高速路線バス(長崎市内~長崎空港間「エアポートライナー」を除きます)と言いますと、平成30年11月末の時点では長崎~名古屋線「グラバー号」、長崎~大阪・京都線「オランダ号」、長崎~別府・大分線「サンライト号」を運行しておりまして、名古屋・関西方面へ行きます長距離路線も存在していたほどでもありました。しかし、利用者低迷や昨今から問題となっております乗務員不足もありまして、「グラバー号」は残念ながら廃止となりましたし、「オランダ号」は近鉄バスの単独運行で継続して