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Pulsar/Halloweenピュルサー/ハロウィン1977年リリース◆ダイナミックな“静”と“動”の対比を活かしたフレンチ・シンフォニックロックの最高傑作◆アンジュ、アトールと並ぶ1970年代のフレンチ・シンフォニックロックを代表するピュルサーが、フランスCBSに移籍してリリースされたサードアルバム。前作までのサイケデリックでスペイシーな要素を抑えて、シンセサイザーとメロトロン、フルートを駆使した叙情的で神秘的なサウンドを実現し、彼らの最高傑作と呼ばれている作品でもある。メン
と、昨日の夜一人で興奮しておりましたwWintersunご存じですか?Wintersunはフィンランドのバンドでヤリ・マーエンパーというボーカルからギター、キーボードまで何でも1人でこなす人が作ったバンド…?でしてジャンルでいうと所謂メロデスなのですが1stアルバムが傑作中の傑作でした。本当に名盤。色あせない素晴らしいアルバムだったんです。まずはその1stアルバムの曲を2曲ほど聞いてみて下さい。Wintersun-Win
Magma/MekanïkDestruktïwKommandöhマグマ/呪われし地球人たちへ1973年リリース◆不気味なコーラスと楽器が渾然一体となって展開する孤高のコバイアサウンドを確立した最高傑作◆独自の言語であるコバイア語を駆使し、革新的な音楽を作り続けるフランスのプログレッシヴロックグループ、マグマのサードアルバム。そのアルバムはこれまでの作品とは一線を画し、奇妙に渦巻くリフ、演劇的な聖歌隊のアレンジ、ヘヴィで歪んだベースギター、ダークでありながら華麗なジャズ、または
KingCrimson/InTheWakeOfPoseidonキング・クリムゾン/ポセイドンのめざめ1970年リリース◆メンバーの不安定な均衡から生み出された奇跡的な完成度と先鋭を誇るセカンドアルバム◆メンバー全員が知恵とアイデアを出し合って完成させた衝撃的なデビューアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』からわずか7ヵ月後にリリースされたセカンドアルバム。レコーディング途中に主導権を二部していたイアン・マクドナルドら主要メンバーの脱退が相次いだため、演奏はロバート・フリッ
TheTrip/TimeOfChangeザ・トリップ/タイム・オブ・チェンジ1973年リリース◆天才ドラマー、フリオ・キリコが在籍していたイタリアン・キーボードトリオの傑作◆後にアルティ・エ・メスティエリというグループを結成して一斉風靡する、天才ドラマーのフリオ・キリコが在籍していたトリップの4枚目にして最終アルバム。クラシカルなシンセサイザーを駆使したキーボードトリオ編成で、ヴィスコーヴィの畳みかけるような壮大なキーボードとキリコの細かなパーカッションが絶妙な、イタリアン
ヴァイブラフォンとピアノの二刀流は、VICTORFELDMAN、BOBBYTIMMONS、BUDDYMONTGOMERY、TERRYPOLLARD等、意外に多く、中ではEDDIECOSTAが、頭一つ抜けた存在です。自動車事故により、31歳で夭折したEDDIECOSTA、1956年から1962年までの実質6年半のミュージシャン生活の間に5枚のリーダー作と100枚以上の作品にサイドマンとして参加しています。その中から、選りすぐって(と言っても半分も聴いていませんが)紹介します。
EmersonLake&Palmer/PictureAtAnExhibitionエマーソン・レイク&パーマー/展覧会の絵1971年リリース◆EL&Pの驚異のパフォーマンスが披露されたロックライヴアルバムの最高峰となった名盤◆18世紀のロシアの作曲者であるモデルト・ムソルグスキーが作曲した、ピアノ組曲『展覧会の絵』をモチーフにしたエマーソン・レイク&パーマーが1971年にリリースしたライヴアルバム。本アルバムはキース・エマーソンのハモンドオルガンやムーヴシンセサイザーを駆使
PinkFloyd/AtomHeartMotherピンク・フロイド/原子心母1970年リリース◆前衛性を含む複雑かつ抽象的な楽曲構成、プログレの要素を全て集約した歴史的名盤◆ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスン、デヴィッド・ギルモアの4人編成となって、5枚目にして全英1位を獲得し、音楽的にも商業的にも成功を収めたピンク・フロイドの歴史的なアルバム。デビュー時の1960年代はサイケデリック色から脱却したものの、アンダーグラウンドで実験的要素の強い難解な
NationalHealth/NationalHealthナショナル・ヘルス/ファースト1978年リリース◆腕利きのカンタベリーアーティスト達による圧倒的な構成力を見せ付けた傑作◆名盤と誉れ高い『TheRotter'sClub』をリリースして、カンタベリーミュージックシーンにおいて頂点に君臨したハットフィールド&ザ・ノースが、解散後にギルガメッシュの中心メンバーを呼び寄せて結成されたナショナル・ヘルスのファーストアルバム。ナショナル・ヘルスは当時、ハットフィールド&ザ・ノ
がんばって“家ごもり”を続けている皆さん!、ソニー・スティットの爽快なアルトを聴いて、気分を晴らしませんか?(^^♪SonnyStittPlays(FullAlbum)https://youtu.be/uXSosXgLU0w01ThereWillNeverBeAnotherYou02TheNearnessofYou03BiscuitMix04Yesterdays05Afterwards06IfIShouldLoseYou
サンパウロの小ジャレたジャジーMPBバンド、カーザ・セッチは以前にも2012年のデヴュー盤を紹介したことがあります。今日は2017年の2ndアルバムを聴いてください。タイトルは"CaminhodoMeio"で、現在のところの最新盤です。前回の記事ではこのアルバムのあと、バンドは発展解消したと書きましたが、当人たちの気持ち次第なので、そんなこと分かりませんね。(笑)今もカーザ・セッチのフェイスブックを見ると、この盤以降の演奏が聴けますし。★本盤
みなさんこんばんは🌆今日は待ちに待ったマーラーの誕生日!!ということで、約1ヶ月ぶりに500種類以上のマーラー録音を聴いてきた私がオススメするシリーズの続きを投稿したいと思います!今回は交響曲第9番。マーラーの誕生日にまさかこの曲をご紹介することになるとは思いませんでしたが、この交響曲ほどマーラーの凄みをより実感できる名曲は他にないと思うわけです。今回も1ヶ月前と同じように5種類の交響曲をご紹介していこうと思います!!マーラー作曲:交響曲第9番一曲目:ブルーノ・ワルター指揮/ウィー
PinkFloyd/Meddleピンク・フロイド/おせっかい1971年リリース◆人の感覚を刺激し、想像力を掻き立てる中期ピンク・フロイドが残した幻想的な1枚◆前作『原子心母』で全英1位を獲得し、プログレッシヴロックグループたるピンク・フロイドがアーティストとしてさらに飛躍を遂げることになる6枚目のスタジオアルバム。ジャケットの青みがかった耳を覆う波紋に象徴されるように、たゆたう淡い水が全体を覆ったイメージになっており、人の持つ感覚を刺激するような唯一無二の完成度を誇ったアルバム
2011年にキング・クリムゾンのほとんどのアルバムがリマスター。こちらの方がそれまでのCDより音質がいいので、新しくDELAN1Z-3に入れ直しています。そうしてクリムゾンキングの宮殿50周年記念エディションです。https://www.hmv.co.jp/news/article/1909131032/キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』50周年記念エディション国内盤の仕様がスゴイ!|ロックキング・クリムゾン1969年発表の1stアルバム『InTheCourtO
バンドのオフィシャルサイトからでないとCDが買えなくなりつつある昨今。気が付いたら販売終了、なんてことも増えてきていて、なんなら気が付いてすらいないCDもたくさんあるのだろうなと暗い気持ちになったりもする日々です。そういう意味では、手が届いた範囲内で、となってしまうものの、だからといって紹介したい音楽がなくなるわけではありません。上半期に聴いてきた音源の中から、これは聴いても損はないよ、というCDを厳選していきますので、是非2023年現在のヴィジュアル系に触れるきっかけにしていただけたら。
PremiataForneriaMarconi/PhotosOfGhostsプレミアータ・フォルネリア・マルコーニ/幻の映像1973年リリース◆イタリアが生んだ最高峰のプログレグループの世界デビューアルバム◆世界遺産的な名曲、名演が散りばめられたイタリアのプログレッシヴロックグループ、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ(以下、P.F.M.)が1973年リリースした歴史的名盤。彼らが登場しなければ、世界にイタリアンロックの人気は無かっただろうと言われるほど、本アルバムは
今年の初聴きは、モダンジャズの王道にしました。MILESDAVIS、JOHNCOLTRANE、REDGARLAND、PAULCHAMBERS、PHILLYJOEJONESによるマラソン・セッション、“ING”四部作です。録音年月日は同じ(1956年5月11日、10月26日)でも、最初の『COOKIN'』のリリース(1957年7月)と最後の『STEAMIN’』のリリース(1961年7月)の間は、4年も空いていて、各アルバムのリリース時の状況についても触れてみました。併せてコレクター目線
みなさんこんばんは🌇暑い日々が続きますね!ついこの前まで長袖を着ていましたが、あまりに暑いので休みの日は基本半袖で過ごすように心がけています。マスクもまだ外せそうにないですし、少しでも熱中症対策をしなければなりませんからね。さて特別編6日目となりまして、いよいよ後半戦が幕を開けます。今日取り上げるマーラーの交響曲は交響曲第3番。第1楽章だけで30分を超える時間を要するマーラーの交響曲の中でも自然に最も近い作品です。昨日ご紹介した2番「復活」と同じく、「角笛交響曲」の一つとして括られる今作の
CurtisMayfieldLive1971★カーティス・メイフィールドがインプレッションズを脱退してソロになっての2枚目は二枚組のライヴアルバムでした。67分位に纏めてあるのでCDだと一枚でしたが、このCDも僕はずっと愛聴盤ではありながら、せまい会場なので若干、出音にこじんまりとした感触をずっと感じてはいました。2週間前に、またもや、傷多め、ジャケ傷みの破格値のUSオリジナル盤を見つけ、試聴させてもらえば、どーしたらこんなに傷をつけることができるのか、呆れてしまうほど傷だらけでした
自分が好きなミュージシャンが辿ってきた音楽作品との出会い、所謂彼らのルーツミュージックを知ることは殊の外楽しいものだ。それらを知り、その作品を探し、そして手に取り聴いてみる。中には自分の好みじゃないものもあるが、気に入ったものに出会えたときは更に他の作品も聴いてみたり、楽しみは倍速以上のスピードで拡がっていく。ただ、自分の好きなミュージシャンのルーツミュージックを知る機会は案外少ない。ひと昔前であれば雑誌のインタビューで語っているものを拾い上げたり、今であればインスタなんかのSNSで呟いてる
Earth&Fire/SongOfTheMarchingChildrenアース&ファイアー/アムステルダムの少年兵1971年リリース◆泣きのギターに柔らかなフルート、そしてメロトロン溢れるダークで荘厳な名作◆ヒッピー・カルチャーに触発されたビートポップグループから、オランダを代表するシンフォニックロックグループにのし上がったアース&ファイアーのセカンドアルバム。そのアルバムは泣きのギターや柔らかなフルート、本作で初めて使用された美しいメロトロンが舞う典雅なメロディが漂った
Atila/Reviure"Revivir"アッティラ/復活1977年リリース◆痛快なシンセサイザーの導入で技巧性と抒情性を極めた彼らの最高傑作◆数あるスペインのプログレッシヴロックグループの中でもカルト的な人気を誇る、アッティラのサードアルバム。前作の延長線上にあるサウンドから圧倒的ともいえるシンセサイザーを多用した大作指向となっており、ギターとキーボード、リズムセクションによる密度の高いサイケデリック性の強いスペイシーなプログレッシヴロックとなっている。その奔放ともいえるプ
レコードプレーヤー、セイコーエプソン製Σ2000のメンテナンスはとうに終わっておりましたが、水平器などのグッズが揃わず。待っていられないので、DAISOの水準器でXY軸の水平をフットのネジを回して調整。それに普通のレコードプレーヤーとはまるで違って、ターンテーブルはたしか1.5度か3度傾いていています。この傾きに合わせるようにすり鉢状のV型のターンテーブルにレコードを載せて、数kgのちょっとしたダンベルのような専用の重いスタビライザーを乗せるとレコードが真鍮むき出しのターンテーブルに押し付
Arachnoid/Arachnoidアラクノイ/アラクノイの憂鬱1979年リリース◆不気味な不協和音と緊迫感が漂うダーク系シンフォニックロック◆『太陽と戦慄』や『レッド』期のキング・クリムゾンの流れを汲むサウンドとダークなスペースロックを融合したフランスのプログレッシヴロックグループ、アラクノイのデビューアルバム。そのサウンドは改造したファルフィッサオルガンやメロトロン、コルグシンセサイザーなどといったヴィンテージキーボードとロバート・フリップを彷彿とさせるヘヴィなギターを中心
キャロル・キングの1971年の名盤『Tapestry』。アレサ・フランクリンに提供した「(YouMakeMeFeelLike)ANaturalWoman」やシュレルズに提供した「WillYouLoveMeTomorrow」などのヒット曲の他、キャロル・キング自身で全米1位を獲得した「It'sTooLate」、多数のアーティストにカバーされた「You'veGotaFriend」など、捨て曲無しの文句なしの1枚だ。「You'veGotaFriend」はジェーム
KingCrimson/Redキング・クリムゾン/レッド1974年リリース◆プログレッシヴロックの最終進化形であり未来への予言となった歴史的名盤◆ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードの3人を核にレコーディングを行った、キング・クリムゾンの1970年代最後のスタジオアルバム。そのアルバムはライヴで培った超絶技巧の演奏力と即興から生み出される緊迫感、それでいて哀歌にも似たメロディがドラマティックに交差する、非の打ちどころのない威厳さと力強さが備わった究極のサ
私の好きなLEDZEPPELINブートレッグアルバム10選『AsLongAsIHaveYou』めちゃカッコいい!最近ではロジャー・ダルトリーもやってますな。オリジナル曲が少なくカヴァーでライブをしてた時期ですが、この頃のペイジ師匠の演奏は本当カッコいいです。このライブ、個人的にはオフィシャルでリリースして欲しいと思うくらい好きです。929です。このライブの全長サウンドボードを聴かなきゃ死ねないってくらい良い内容のライブです。『Friends』のライブはここ
Trace/Birdsトレース/鳥人王国1975年リリース◆トレースにとって初のトータルアルバムでありシンフォニックロックの歴史的な名盤◆オランダを代表する屈指のキーボードトリオ、トレースが1975年に発表したセカンドアルバム。前作は天才キーボーディストのリック・ヴァン・ダー・リンデンの華麗な鍵盤裁きを中心としたアルバムだったが、本作は『組曲「鳥人王国」』を中心としたクラシカル性の高いトータルアルバムとなっている。そのクオリティの高さと充実な音楽性から、トレースのアルバムの中でも
自分だけの名盤、お持ちでしょうか。サキコロとかクール・ストラッティンとかは、ジャズファンなら誰もが知っている、たぐい稀な大傑作。99%の人が好きだと答えるでしょう。でも、そういうレコードは非常に少ないのが現実。世間で名盤と言われているレコードでも、あまり良いとは思えないレコードは山ほどある。なぜ、そうなるのか?理由はカンタンで、人それぞれ好みが違うから。レコード評で傑作だと高評価されているレコードが、あなたの好みに合うとは限らない。自分の好みに合うレコードが、その人にとって名盤。そうい
Yes/CloseToTheEdgeイエス/危機1972年リリース◆イエスの黄金ラインナップによる究極の構成美を実現した偉大なるトータルアルバム◆前作『Fragile(こわれもの)』に続き、ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、ビル・ブルーフォードという黄金メンバーによって創作された、イエスの5枚目のアルバムにして最高傑作。18分を越える『CloseToTheEdge(危機)』の曲を中心としたグループ初の大作主義傾向となっ