ブログ記事2,124件
大河ドラマ『光る君へ』第10話が放送されました。8話と9話については書きませんでした。早いうちに「毎回は書かないぞ」という姿勢を示したかった(笑)のもありますが、個人的に言及することもなかったので。さて、10話「月夜の陰謀」で話が大きく動きました。いよいよ花山天皇が退位と同時に出家して法皇になるという、右大臣家の陰謀が実行に移されました。おそらく、序盤最大の山場だと思います。その前に道長の苦悩があり、まひろとの文の応酬が三往復ありましたね。道長は『古今和歌集』で押し通
時雨亭文庫の研究がまだまだ進んでいない証でもあるんだろな【速報】京都の冷泉家から藤原定家直筆の古今和歌集の注釈書発見専門家「国宝級だ」https://t.co/LcufpeZ563—京都新聞(@kyoto_np)April18,2024藤原定家が1221(承久3)年に記した古今和歌集の注釈書「顕注密勘(けんちゅうみっかん)」の原本2冊調査に携わった専門家「和歌研究史における重要資料の原本。『国宝級』の発見だ」顕註密勘出典:フリー百科事典『ウィキペデ
○2022年2月3日、京都ぶらり旅で、下鴨神社へお参りした。下鴨神社の境内、神服殿の脇に、媛小松と言う松の木が植えてある。『媛小松(ひめこまつ)』と言う割には、結構大きく、もう神服殿とほぼ同じくらいの高さである。○その媛小松の前に、次のような案内板が設置してあった。媛小松(ひめこまつ)マツ科ヒメコマツちはやぶる鴨の社のひめこ松よろずよふとも色はかわらじ藤原敏行(古今和歌集)賀茂祭(葵祭)、御蔭祭のと
本日もご訪問いただきありがとうございます。今日は、朝から、大学から法人の決算報告書を提出するようにとの連絡がありその対応に追われていました。お昼は、カナッペ風のオープンサンド(ローストチキン・チーズトマト・ゆで卵・豚カツ・シナモンバナナ)、バナナヨーグルトブルーベリージャム添え、アールグレーのミルクティー。私たちは、NHKの大河ドラマ「光る君へ」にはまっています。道長とまひろの逢瀬にはもう感激!!このあたりはフィクションだと思っても、うっとりしましたね。そして、道長が恋焦がれるま
(つづき)●仮名序(巻頭):紀貫之(きのつらゆき)・大和歌(やまとうた)は、人の心を種として、万(よろづ)の言の葉とぞなれりける。《和歌は、人の心を種にして、様々な言葉になったものだ。》・世の中にある人、事業(ことわざ)繁(しげ)きものなれば、心に思ふ事を、見るもの聞くものに付けて言ひ出せるなり。《世の中にいる人は、行為が多いものなので、心に思うことを、見るもの・聞くものに関係づけて言い表すのだ。》・花に鳴く鶯、水に住む蛙(かわづ)の声を聞けば、生きとし生けるもの
鎌倉時代の歌人藤原定家による「古今和歌集」注釈書が上京区冷泉家で上中下巻が見つかったようです署名と花押が定家の手、と決めてになりました✨✨ニュースで見たかぎり凄い虫食い国宝級✨✨まだまだ宝物を擁していた京都✨✨何度も足を運びたい地ですさいたま市浦和東仲町書道教室📖✨✋平田幸邦でした
夢路には足も休めず通へども現に一目見しごとはあらず古今和歌集巻十三恋歌三658~題しらず~小野小町読み・・・ゆめぢにはあしもやすめずかよへ(え)どもうつつにひとめみしごとはあらず簡単現代語訳・・・夢の中では足も休めずに、あ
返し物の歌よみ人しらず美作やくめのさら山さらさらにわが名は立てじ万代までにこれは、水尾の御べの美作国の歌〈古今和歌集巻第二十神遊びの歌1083〉++++【古今和歌集(片桐洋一著、笠間文庫)の訳】++++美作の国にある久米の皿山ではないが、私の評判はさらさら立てないでおこう、いついつまでも。+++++++++++++++++++++++++++++□□□□□□□【和歌コードで読み解いた新訳】□□□□□□□
とりものの歌よみ人しらず神垣のみむろの山の榊葉は神の御前にしげりあひにけり〈古今和歌集巻第二十神遊びの歌1074〉++++【古今和歌集(片桐洋一著、笠間文庫)の訳】++++神様のいらっしゃる御室の山の榊葉は、まさしく神様の御前に特別に茂りあっていることだよ。+++++++++++++++++++++++++++++□□□□□□□【和歌コードで読み解いた新訳】□□□□□□□(※『和歌コード』とは、直訳では出
高野切第一種臨書古今和歌集巻第一春歌上ふるとしにはるたちける日よめるありはらのもとかた1.としのうちにはるはきにけりひとゝせをこぞとやいはむことしとやいはむ原本はこちら↓臨書というのは簡単に言えば、古典のお手本をそっくりそのまま書き写すことです。書いたものを並べてみました。左は臨書を始めた時のもの。真ん中は最近。右は原本です。スマホに残っている高野切の臨書記録写真を、本の順番通りに載せていきます↓
福島県『道の駅かわまた』の敷地内には、『かわまた織物館』があります。ここには、古代の摺込染め「しのぶもちずり(みだれ染め)」が展示されています。(現代に作ったもの)「しのぶもちずり」は、大きい石に模様を彫り、染料を塗り、布を押し当て、模様を付ける方法です。幾何学模様でもあり……人体の細胞みたいな柄です。とても不思議な柄ですが、平安時代には宮中への献上品としても使われ、古今和歌集にも登場します。展示されてる「しのぶもちずり」は、小さいスカーフサイズ。でも、これを着物一着分、綺麗に染める
昨日の記事に引き続き藤原明子(文徳天皇の女御・清和天皇の母)が亡くなった時の様子が描かれた歌です🌱平安時代は、現在のように化学物質で製造された薬はありませんから植物の効能を利用して邪気を払ったり、健康長寿を祈ったりしていたのですね🌸この歌に詠まれた「きくのつゆ」は、飲むと長寿を保ち、身体をぬぐうと若返るとされた…ということです🤗
小野小町(生没年不詳)は平安時代の女性で、六歌仙、三十六歌仙、女房三十六歌仙のひとりで、絶世の美女だったと言われている女性です。そのせいか、現在でもきれいな女性のことを「○○小町」と呼ぶのは小野小町に由来しいると言われています。小野小町は、出生地も多く伝えられていて真の出生地は不明で、誰の娘なのかはっきりとはわかっていません。また、小野小町は「穴なし小町」という異名もあり、これは彼女が男性になびかなかったことから、「穴(膣)なし」という意味が含まれていますが、本当に膣がなかったかどうかはわ
2024年4月19日(金)昨夜のTV報道で紹介されていましたが、この記事は今朝の朝日新聞です。藤原定家の自筆の古今和歌集注釈書『顕注密勘(けんちゅうみつかん)』の原本が、冷泉家時雨亭文庫で130年ぶりに発見されたという。定家の血筋を継ぐ冷泉家では、かっては歴代当主が一生に一度開けて秘伝を受け継いできたが、明治期以降忘れられてきたという。古今和歌集は905年ごろ醍醐天皇の命によって紀貫之らが撰んだ最初の勅撰和歌集で、約1100首、全20巻。「日本の美意識の根幹とされ」、国文学に