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前身となる安楽酒造の創業は、昭和22年(1947年)のことです。現在の社名となる鹿児島酒造さんの誕生は、この安楽酒造を引き継ぐ形となった昭和62年(1987年)です。この年に安楽酒造の蔵は阿久根工場となり、黒瀬安光氏が30歳で初代杜氏として着任しました。それまで黒瀬安光氏は、九州各地の蔵元を巡り、焼酎の製造技術を磨いていました。阿久根工場に定住することになり、焼酎の変化を観察し、貯蔵の技術を学び、貯蔵焼酎に注力しました。黒瀬安光氏が最も大切にしたのは、従業員の和だったとされます。
創業は、江戸時代前期の貞享2年(1685年)のことです。津軽藩士であった玉田善兵衛氏が、藩主の命により藩御用達の酒蔵となったのが始まりとされています。本家である屋号「カネ玉」の「玉千鳥」と分家の屋号「カネタ」の「玉川」に分れたのですが、昭和35年(1960年)に分家が株式会社化し、その翌年に本家を吸収して現在の体制となっています。銘柄「華一風」は、10代目となる自称杜氏見習いの玉田宏造氏が立ち上げました。青森県産の酒米に青森県酵母をブレンドしてしています。爽やかな風のように
昭和28年(1943年)に、日本錦酒造として創業しました。平成8年(1996年)に越乃蔵酒造を創設、平成12年(2000年)に越後伝衛門と社名を変更してきています。越後伝衛門へと社名を変更した時は、創業家から大分県の老松酒造さんへの経営権譲渡が行われました。その後、コロナ禍により事業目標未達を理由に、令和3年(2021年)5月より事業停止の発表がされました。こうした状況の中、老松酒造さん、越後伝衛門さんとの取引関係のあった、東京の酒販店「窪田屋商店」の跡継ぎである加藤晃葵氏が事業
文政4年(1821年)の江戸末期創業。岩沼市なのに、「名取」なのは、かつての地名が名取郡であることに由来します。そして、三大稲荷のひとつ竹駒神社があることから、命名されました。その竹駒神社に奉納されている由緒正しき銘酒です。「名取駒大吟醸」使用米国産米精米歩合40%アルコール度数17~18「名取駒純米」使用米国産米精米歩合60%アルコール度数15~16***************************上記掲載銘
令和6年4月1日~営業日のお知らせ4月1日(月)~4月6日(土)は、18時開店の通常営業をいたします。4月7日(日)は、定休日でございます。3月の送別会やなにやらと賑わいを見せていたことからすると、4月に切り替わったと途端に静かになるのは毎年のことです。世の中の組織なるものの都合によってそうなるものだと思い込んでおります。でも、今年はご予約がポチポチと入っております。いつもの傾向とは異なると良い感じかもと、期待しているところです。コロナ禍後は、いろいろとこれまでと異なったこ
日本酒ナビゲーター2024年6月度の日程のお知らせです。日本酒ナビゲーター講座とは、、、唎酒師の資格までは必要ないけど、何か日本酒を学んだ証は欲しい、、、初心者を対象とした、日本酒の基本講座です。受講者様の多くが、日本酒の初心者です。ご希望の場合、「日本酒ナビゲーター」の認定証発行もございます。これまでの認定者数は、全国で20,000名超!当店での受講者も400名超となっております。唎酒師取得目指されている方は、日本酒ナビゲーター講座の受講で肩ならしをお勧めします。6月8日(土
創業は天保13年(1842年)のことです。蔵のある今市は、標高400メートルの日光山麓です。夏は涼しく過ごし易いのですが、冬は寒さが厳しく、氷点下の気温となることもあり、酒造りには適しています。日光山麓の清冽な名水を仕込み水として使用し、日光連山から吹き下ろす寒気の中で酒造りが行われています。純米醸造酒こそ本来の地酒であると考え、全製造量のうち約9割が純米醸造酒となっており、この純米酒比率は栃木県一となっています。本格焼酎、サイダーの製造も行っております。「日光誉
暖かさを実感するようになりました。昼間はすっかり、上着不要のようです。桜も散り、路に広がっていた花びらも姿を消しております。気づくと、暑いと思うことになりそうです。新歓や、フォローアップと思われる呑み会としてのご利用が増えております。これまで通りの方も少なくありませんが、新しい方が多くお見えになるのはこの季節ならではです。日本酒をどうぞお楽しみください。さて、ゴールデンウィークが近づき、仙台行きを検討されている方もいらっしゃいましょう。ご予約が入り始めております。東北旅
記事を書くにあたり、丁度一昨年の同日にテレビ出演のお知らせをしていることに気付きました。今回も前回と同じ仙台放送さんの番組です。それも、人気番組の「あらあらかしこ」です。4月は番組改編の時期ですが、その改編の荒波に負けることもなく、平成21年4月に放送が開始され、10年以上も続けられている宮城県民に愛されている番組のひとつです。「あらあらかしこ」のホームページは、こちらです。そんな人気番組の取材を先日受けました。宮城の食材を使用したメニューとのことで、当店の釜飯を取り上げ
創業は、大正5年(1916年)のことです。社名と同名の「富美菊」と「羽根屋」の2つの銘柄を醸しております。「菊」の香のように、芳しくて美味な富山を代表する酒であるということから、蔵元さんの菩提寺の住職さんが「富美菊」と名付けたとされています。日本の名水百選にも選ばれている、立山連峰から流れる常願寺川の伏流水で仕込まれ、大吟醸酒の造りと同じ限定吸水で原料米処理が行われ、箱麹・蓋麹による麹処理も行われています。年間醸造が可能となる四季醸造設備を持ちながらも、手間暇をかけた丁寧な造りが行わ
創業は明治15年(1882年)のことです。「近江やに名高き松の一本木先から先へと開くさゝ浪」と、詠んだのは、初代蔵元麻原善次郎氏です。善次郎氏は、琵琶湖湖畔に生まれ、9歳の時に東京青梅の蔵元に奉公に入り、29歳の時に蔵のある現在の地にて開業しました。銘柄名「琵琶のさゝ浪」は、こうしたことに由来します。現在は、日本酒の他に、ビール、ワイン、リキュールも醸造している蔵元さんです。「琵琶のさゝ浪純米無濾過生手詰中取り」使用米国産米精米歩合70%
日本酒ナビゲーター2024年5月度の日程のお知らせです。日本酒ナビゲーター講座とは、、、唎酒師の資格までは必要ないけど、何か日本酒を学んだ証は欲しい、、、初心者を対象とした、日本酒の基本講座です。受講者様の多くが、日本酒の初心者です。ご希望の場合、「日本酒ナビゲーター」の認定証発行もございます。これまでの認定者数は、全国で20,000名超!当店での受講者も400名超となっております。唎酒師取得目指されている方は、日本酒ナビゲーター講座の受講で肩ならしをお勧めします。5月11日(
明治15年(1882年)の創業です。米問屋から分家した初代石川養治氏が、薬舗を営み、さらに麹造りと販売を行いながら、酒造りを始めたとされています。全て手造りで、麹造りは手間のかかる麹蓋を用いていました。平成10年(1998年)に石巻市を襲った台風で酒蔵が全壊します。自醸を断念し、委託醸造し銘柄を残しています。自醸断念の際、蔵付酵母を採取し、委託先はその酵母を使用しての醸造を行っています。「北上川」は、宮城県の田中酒造店さん。「波の音」は、山形県の寿虎屋酒造さんとなっておりま