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内科学会の雑誌で、呼吸器感染の特集があり、勉強させてもらいました。その中で興味深いものがあったのでシェアします。マイコプラズマという細菌があります。肺炎を起こします。特に若い世代でよく感染が起こります。治療薬は、クラリスなどのマクロライドが昔から使用されてきました。でも、あまりに広くいろんな状況で処方されているので、マクロライドが、効果がない事が増えました。マイコプラズマでも、マクロライドに耐性が出てきています。では、どうするか、そこで候補になるのが、ニューキノロンと言われ
先日ある若い女性が、健診のエコーで異常あったため受診しました。すい臓の端っこに、内部に水分を含んだ径3cm弱の腫瘤があります。MRIなどで検査を追加して診断はMCNです。これ一般の方は聞き慣れない名前と思います。特徴は、妊娠可能年齢の女性に多い女性ホルモンとの関連あるようです。膵尾部という端っこにできやすい。悪性化の危険あり、手術検討するべき。こんな感じです。このMCNに似ている腫瘍にSCNというものがあります。これは悪性化の可能性ないので基本様子
研修医の時の話です。私は、針刺し事故をしてしまいました。しかも、C型肝炎の患者さんの血液でです。その当時、C型肝炎は、いい薬が無く感染が、成立すると、なかなか完治しない状況でした。今は、比較的簡単にウイルスを排除できますが。院内規定に従い、検査を受けるなど流れに乗って手続きをしなければいけません。私も、結構テンパっていた事もあり、事務職員や看護師さんに八つ当たりのような言動をしてしまいました。その様子を見ていた指導医が、その後私を呼び出し、非常にみっともないと注
今日の吉野敏明の声明について、オヤ?と思った。吉野は「私の出自や経歴、さらには医師法に違反しているかのような内容など、事実と異なる情報」云々と声明を出している。皆さまへ現在、私および日本誠真会に関し、私の出自や経歴、さらには医師法に違反しているかのような内容など、事実と異なる情報が一部で流布されている状況を確認しています。まず申し上げますが、これらはいずれも事実に基づくものではありません。ただし、この種の問題について、…—吉野敏明(よしりん)(@yoshirin100)D
胃腸炎の患者さんは、消化器内科外来やっていればたくさん受診されます。胃腸炎の多くは、ノロなどのウイルス性胃腸炎です。これは、脱水さえ注意すれば、ほとんどの患者さんは、1日ほどで症状が改善し、問題ありません。数日にわたって下痢や嘔吐をする場合はこのようなウイルス性胃腸炎ではない可能性が高まります。その中で、頻度がそれなりに高く怖いのは細菌性腸炎です。これにはO157などの特に恐ろしい細菌もありえます。O157などの特に怖い細菌性腸炎は、血便が生じる事があります。血が
内科診療で欠かせない道具に聴診器があります。欠かせないはずですが、持っていない内科医もいます。私が、勤務したある救急病院のやぶ医者は、CTなどの画像検査があるから、聴診なんてしなくていいと言ってましたが、CTの画像で病気見落とし誤診していました。基本的に内科医で聴診器をもっていないのは、問題だと個人的には思います。聴診器の持ち方は、いろいろあります。私は、首にホース状の部分をひっかけ耳の部分と聞く部分が肩にくるようにしています。これが多いパターンと思います。私個
おはようございます。今日はちょっとドキッとするテーマ、「医者から嫌われる患者のタイプ」についてお話しします。実は、先日「うち(大病院)では、診れません」と断られた方が病院に来られました。もちろん、医師も人間です。患者さんを“嫌う”というより、「診療がスムーズにいかなくて困ってしまう」タイプがあるのです。そこを知っておくと、信頼関係を築きやすくなりますよ。医師が困りやすい患者タイプ1.クレームばかり言うタイプ小さなことでも不満をぶつけたり、前の医師を否定し
今回は、私の同僚男性医師の話です。その医師は、内科医です。優秀で意欲的にいろんな事を学ぼうと勉強熱心です。その医師が、眼科を学ぼうと考えました。あくまで内科医としてやっていくつもりですが、眼科的なアプローチを身につけると診療のスキルが上がると考えたからでした。ある大学の眼科の医局に相談をしました。医局長と面談になりました。それが、終わった翌日、その医師が、ひどくがっかりしています。理由を聞くと眼科の研修を受け入れる条件として内科専門医を放棄してこいというものだったそうです。
最強の魔除けパワーストーンとして知られるモリオン手にした方たちは一体どのような効果を感じたのでしょうか?気になるところですよね?今日は、札幌在住50代ご夫婦の体験談をご紹介しますこんにちは!北国札幌からあなたにパワーストーンをお届けしますストーンブレス白石店店長の斉藤美佐貴です。モリオンを手にしてから物事の障害がなくなった50代内科医の男性モリオンは不幸を寄せ付けない石として、悪運や邪気、不安、恐怖などのマイナスエネルギーから持ち主を守る黒い水晶の事。
内科医トリおんなのブログへようこそ☆最近びっくりしたこと。高市早苗総理が、持病の関節リウマチを公表したというニュースが流れました。高市総理のX投稿大阪大学の坂口志文先生がノーベル生理学・医学賞を受賞される事が決まり、最高に嬉しい日になりました。坂口先生、ご一緒に研究されてきた皆様、おめでとうございます!免疫に関する研究を続けてこられ、更年期の女性が罹りやすい関節リウマチなどの患者を多く救って下さった事だと思います。…—高市早苗(@takaichi_sanae)2025年10
最近、病棟の高齢患者さんの下痢が止まらないため、コンサルトがありましたので今回、どんな病気を考えるべきかお伝えします。医師に質問する時の参考にしてくださいね。1クスリの影響まず、下剤の盛りすぎです。下痢がたくさん出るのに、下剤なんて出しているのと思われるかもしれません。でも、あるのです。最近は、コピペで処方が電カル上で継続されます。医師が、内容をよく確かめずに続行される事があります。次は、抗生剤です。これを使用すると腸内細菌叢に影響が出て、腸内環境が変わってしまう事がありま
救命救急センターで研修していた時の思い出です。ある若い男性が、救急搬送されてきました。灯油を被り焼身自殺を試みたようです。ヤケドを全身に負っていますので、銀紙のようなものでくるまれてきました。しきりに、女性の名前を叫んでいます。どうも、女性に振られたようで、それで傷心して、自殺を図った。こんな感じみたいです。この方は、その後、治療に大変苦しみました。皮膚の移植したりなど長期の治療となりました。伝え聞いた話だと、その後、彼は大変後悔していたそうです。皆さん、失恋しても、短絡的な行
日本は、人口減少が進んでいます。少子高齢化ですので、若者からまず減りはじめました。高齢者は、それほど減った感覚がなかったのですが、最近は、高齢者も本格的に減ってきた感じがします。それに伴い、受診する患者さんの数も、どの病院行っても減ってきている感覚です。15年くらい前までは、患者さんはたくさんいました。もう、あふれるばかりです。これなら、経営にうとい医師が、あまり考えずに開業しても、うまくいくでしょう。でも、今はいろいろ作戦を考えやらないとクリニックの経営は厳しいと思い
来来亭野々市店〒921-8825石川県野々市市三納3丁目7ラーメン小金曜日の午後3時から健康診断がある。いつもは全く気にせず前日の寝るまで酒飲んで、食べるものも特には気にせず。胃カメラを飲むのに空っぽになる事だけを考えていた。今年は、去年から内科医にかかっている関係上、この内科医が胃カメラさせてからと言うし、肝硬変の薬やら高血圧の薬やら、薬中毒並みに飲まされている。だから健診は最低限のヤツで。ただ、15:00からだと朝飯は軽めに抑えて昼抜きで来いと。昼抜き?😱1日のなかでひる
この人凄いですよ。75歳、YouTube歴1年、登録者数1.2万人内科医の夫の独断で東京から南端の枕崎へ移住。8ヶ月後に誤嚥で死亡。移住に反対した私を残してどうしてくれんのよ。でYouTubeを始めてるっぽいです。人は失って初めて幸せに気づく。世の中そんなに捨てたもんじゃない。一発目はテロップのみの音声無し動画だったので、ながら観ができないだろうから、全部観るには時間がかかるでしょうけど、枕崎のYouTubeを観ない訳にもいかないので徐々にでも観ていこうと思います。旦那
せ私たちが日常で当たり前のように口にする「ありがとう」。でも実はこの言葉、世界的に見てもとてもユニークな語源を持っていることをご存じでしょうか?「ありがとう」の本来の意味「ありがとう」は古語の「有り難し(ありがたし)」が語源です。「有ることが難しい」=めったにない、珍しい、尊いという意味。つまり、「あなたがしてくれたことは奇跡のように尊い」という気持ちが込められているのです。この「稀少性」に基づく感謝表現は、実は世界的に見てもかなり珍しいと言われて
最近塩浴の本を読みました。塩浴とは、ボディーソープやシャンプーを使わずに、お風呂に入り洗う事です。これなかなか気持ちいいです。なんかサッパリします。下記の本見てやるようになりました。といっても完全同じではありません。私の場合は、まず塩そのものをカラダに塗ります。塩は、天然塩にしました。頭や顔は洗面器に水と塩入れて薄めてかけます。詳しくは以下の本良かったら参照してください。塩だけで髪もからだも洗ってしまう新習慣塩浴生活をはじめよう!Amazon(アマゾン)${E
EDクリニックに勤務した経験を書きます。患者さんのパターンは、もうこのパターンしかないぐらい特徴があります。1女性慣れしていない20歳前半の男子緊張してしまい、また以前失敗した事がトラウマになり、という感じです。本当に多いですね。2老化に伴う衰え60歳以上これは、イメージしやすいと思います。私は、勤務する前は、このパターンが一番多いと思っていましたが、実は、それほど多くないのです。ただ、80歳ぐらいの方も受診する事があり、男性として生きるとは、この部分も関わり続けるのだなと感
ゴクンと飲み込む事は、実は、ものすごく複雑な作業です。喉の筋肉の動きが良好で、それがスムーズに連動して可能になります。歳をとると、どうしても、それが、衰えてきます。あるラインを超えると、誤嚥や窒息などが生じます。自分は大丈夫なのだろうか?そう心配なさる方もいると思いますので、一つの検査をお伝えします。反復唾液嚥下テストといいます。喉に手をあてます。30秒間何回つばを飲み込めるかのテストです。飲み込む時喉頭つまりのどが上がります。これを指標にカウントします。
以前勤務していた病院での話です。ある外科医がいました。このヒトは、本当にいい加減なのです。胆石のため、胆嚢摘出術を行う時、通常は、胆嚢管という胆嚢の根元を探し当て、そこに近いところで切除します。ところが、その外科医は胆嚢の真ん中付近で切ります。ですので、胆石のために切除したのに胆石が残る事もあるのです。その病院では、奇妙な事も起こるのです。胆嚢を取ったのに胆嚢があるのです。胆嚢が、真ん中付近で切られると、残りからまた膨らんで胆嚢が切る前と同じようになる方がいるのです。
患者さんでよくある誤解について書きます。ロキソニンは、頻回に使用していると、いろんな副作用が起こりうることが、認知されてきているようです。患者さんでも、その辺は注意されている方が増えました。でも、同時によく言われます。ロキソニンは、怖いからイブにしているイブの主成分は、イブプロフェンです。これも、ロキソニンと同じグループに入るNSAIDsです。これは、ロキソニンで起こりうる副作用をやはり起こります。消化性潰瘍腎障害などが特に怖いです。あとは、イブ
今回は薬の飲み方についてです。薬の飲み方には、いろいろありますね。これなんかメンドクサイと思うことも、よくあると思います。実は、この飲み方は、薬の効果を出そうとするならとても重要なんです。特に重要なのが抗生剤です。抗生剤には、飲み方としては2つあります。一度にドカンともう一つは、こまめにちょくちょくと一度にどかんこれは、朝食後1日1回みたいな使用方法です。クラビットなどが該当します。これは、一度にたくさんの量の薬を飲むことで血中濃度が急激に上昇します