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「一句一句が私の心を日本へ運ぶ小さな一歩なのです」。今もウクライナで俳句を詠み続ける若き俳人ウラディスラワ・シモノワ(VladislavaSimonova愛称ブラダ)がウクライナ語で詠んだ俳句とその日本語訳を併記した俳句集。この本、鎌倉の歴史探訪社から4月下旬に刊行の予定です。作者はロシア語で作っていたそうですが、今回、その自作をウクライナ語であらためて作り直したそうです。その句に日本語の逐語訳が当てられています。この逐語訳を見て句を詠んでほしいという要請がありボクは10句を作ってみま
俳人坪内稔典さんと言語学者金田一秀穂さんが「俳句と言葉」と題しまして、対談形式にてお話しをされます。「俳句」「言葉」にご興味のある方々のご参加をお持ち申し上げます。また、対談の中で、句会をいたしますので、お申し込みの際、俳句一句のご投句をお願いいたします。●内容:坪内稔典×金田一秀穂「俳句と言葉」●日時:2024年3月30日土曜日午後14時~16時(終了後、懇親会有り)●場所:公益社団法人緑丘会緑丘会館・行き方:JR「池袋駅」東口から徒歩8分東京メトロ
ことばカフェ松山八幡浜へ出店(予告)します1、鼎談:佐田岬半島の暮らしと言葉佐田岬半島ミュージアム学芸員・高嶋賢二窓の会主宰・坪内稔典ことばカフェ松山オーナー・谷さやん2、句会ライブ(当日、受付で自由な1句を出す)コメンテーター(地元の俳人と松山の俳人たち)◇日時:3月2日(土)14時~16時30分受付開始13時30分◇場所:八幡浜市松蔭地区公民館八幡浜市中央168-1☎0894-24-1130・駐車場は「八幡浜市民文化活動センター・八幡浜市美術館」
こんばんは。最近雨☔が多いですね。昨日は、「高校生東西俳句決戦in大垣」の審査員をさせていただきました。これは、「大垣で春の俳句甲子園を」というコンセプトのもと今年から開催された大会で形式としては、夏の俳句甲子園と同じです。何回も審査員で打ち合わせを重ねて、当日は俳句甲子園のスタッフもたくさん応援にきてくださいました。「南風」の俳人、若林哲哉くん(俳句甲子園出身)が運営をすごくがんばってくれて感謝です。若林くんは、最近「北斗賞」も受賞している気鋭の若手俳人ですね。会場はこんな感じ
講談社刊3000円+税。全570ページ。鷲田さんから貰ったこの大著を読み始めました。26章からなる大冊ですが、1~2日をかけて1章を読もうと思います。1か月余りで読了できるか、と。世界に「何かとして」あるものはことごとく「だれかのもの」、これが現代の社会の特有の現象だという言葉が第2章「所有と固有」にあります。たしかにそうですね。たとえば、早春の散歩をして目にすることごとくは誰かのものです。とすると、俳人の吟行は一種の窃盗?
大阪俳句史研究会例会「永田耕衣終戦までの歩み~『鶏頭陣』時代を中心に」竹廣裕子日時:2024年3月30日(土)14時~会場:市立伊丹ミュージアム柿衞文庫参加申込不要。会員参加費無料。会員以外の参加は資料代1,000円が必要です。竹廣裕子さんは姫路文学館学芸員です。
カルチャー杉並区【俳句入門】…JR高円寺徒歩5分サイエンスラボ「IMAGINUS」(旧・高円寺小学校)第2(金)14時~17時投句2句IMAGINUS|未来をつくる杉並サイエンスラボIMAGINUS|未来をつくる杉並サイエンスラボ。東京都杉並区の廃校をリノベーションした新しい科学体験施設。あなたの中に、暮らしの中に、地域の中に息づく科学と出会える場です。www.imaginus-suginami.jp足立区【芭蕉の五大紀行文を読む】…北千住駅徒
テンションがあがらないとき、指の爪を眺める。電車の中で、カフェで、仕事中、談話中…。いかなる場所や案件の時でも、ふとネジェルネイルに彩られた爪をみやると、背筋が伸びるような気がするのだ。せめて自分くらいは労りたいと思う自分自身である。けれど。仕事をしていなかったらネイルなんてしていないだろう。ギザギザで破れやすい爪で、媚を売ることも買うこともなく、お婆さんを通り越しお爺さんになってゆくのもまあ悪くはない。爺さんになるのがすこし早まるだけの話だ。キラキラリラ冷へて一昨日の
偶然の祝福(角川文庫)Amazon(2017年6月10日発行の「大活字本」で読みました)この本は、短編7篇の本ですが少し変わった感じのするストーリー集でした。素材を書き並べてあるようなよくわからないメモの本のような。その中でも面白かったのは「盗作」「キリコさんの失敗」キリコさんには親近感が持てました。解説は、川上弘美さん。何だか自分にとっては懐かしい作者です。私が若い頃に読んだ小川洋子、川上弘美、江國香織…みなさんすっかり大御所になっていて
十月廿八日曇、雨、行程三里、富高町、成美屋(特二五・上)おぼつかない空模様である、そしてだいぶ冷える、もう単衣ではやりきれなくなつた、君がなさけの袷を着ましよ!行乞には早すぎるので(四国ではなんぼ早くてもかまはない早くなければいたゞけない、同行が多いから)、紅足馬さんから貰つてきた名家俳句集を読む、惟然坊句集も面白くないことはないけれど、隠者型にはまつてゐるのが鼻につく、やつぱり良寛和尚の方がより親しめる。八時から十一時まで美々津町行乞、とう/\降りだした、濡れて峠を
十月廿七日晴、行程三里、美々津町、いけべや(三〇・中)いゝお天気である、午前中は都農町「都農町」はママ行乞、それからぼつ/\歩いて二時過ぎ美々津町行乞、或る家で法事の餅をよばれる、もつと行乞しなければ都合が悪いのだが、嫌になつたので、丁度出くわした鮮人の飴売さんに教へられて此宿に泊る、予期したよりもよかつた。けさはまづ水の音に眼がさめた、その水で顔を洗つた、流るゝ水はよいものだ、何もかも流れる、流れることそのことは何といつてもよろしい。同宿者の一人、老いかけやさんは異
流山の秋元双樹と小林一茶付近には江戸時代の俳人・小林一茶に関連した建物が多いようです。一茶双樹記念館もそのひとつです。句碑が残されています。一茶が流山で詠んだ句。「夕月や流残りのきりぎりす」と書かれていました。双樹亭とよばれる建物です。こちらは一茶庵です。小林一茶は流山の俳人・秋元双樹のもとを、生涯で50回ほど訪れていたそうです。(撮影:2022.10.9)
十月廿六日晴、行程四里、都濃町、さつま屋(三〇・中上)ほんとうに秋空一碧だ、万物のうつくしさはどうだ、秋、秋、秋のよさが身心に徹する。八時から十一時まで高鍋町本通り行乞、そして行乞しながら歩く、今日の道は松並木つゞき、見遙かす山なみもよかつた、四時過ぎて都濃町の此宿に草鞋をぬぐ、教へられた屋号は「かごしまや」だつたが、招牌には「さつまや」とあつた、隣は湯屋、前は酒屋、その湯にはいつて、その酒屋へ寄つて新聞を読ませて貰つた。此宿もわるくない(昨日の宿は五銭高い以上の
「笑顔でうしろそり~」体操のお兄さん②はときどき、さらりととんでもない注文をつける。え?笑顔?い、今すか?と、返事をする間もなく顔は天井を見上げてにやけている。とっさのこと過ぎてうまく変換できない<笑顔>こそ<にやける>に一番近い。そのうえ、世界一間抜け顔であるのは言うまでもない。不規則な仕事のため、決まった時間にストレッチや運動ができないのでジムの会員をやめて早数十年。その後は、不規則に公共施設のジムやプールに行っていたけれどそれも支度や往復の時間が惜しくて、今は一日に3