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まづ何よりも酒をつゝしむべし、二合をよしとすれども、三合までは許さるべし、シヨウチユウ、ジンなどはのむべからず、ほろ/\としてねるがよろし。いつも懺悔文をとなふべし、四弘誓願を忘るべからず。――我昔所造諸惑業皆由無始貪慎痴従身口意之所生一切我今皆懺悔衆生無辺誓願度煩悩無尽誓願断法門無量誓願学仏道無上誓願成一切我今皆懺悔――煩悩無尽誓願断――一月一日時雨、宿はおなじく豆田の後藤といふ家で。・水音の、新年が来た何としづかな、あまりにしづかな元旦だ
十二月廿九日曇、時雨、四里、二日市、和多屋。十時、電車通で別れる、昨夜飲み過ぎたので、何となく憂欝だ、どうせ行乞は出来さうもないから、電車をやめて歩く、俊和尚上洛中と聞いたので、冷水越えして緑平居へ向ふつもり、時々思ひだしたやうに行乞しては歩く。武蔵温泉に浸つた、温泉はほんたうにいゝ、私はどうでも温泉所在地に草庵を結びたい。十二月卅日晴れたり曇つたり、徒歩七里、長尾駅前の後藤屋に泊る、木賃二十五銭、しづかで、しんせつで、うれしかつた、躊躇なく特上の印をつける。
第1回おせい忌575(川柳・俳句)ライブ田辺聖子さんは川柳をこよなく愛し、また、俳人の小林一茶、杉田久女などの評伝を残しました。多彩に活躍した聖子さんは時におせいさんと呼ばれ、伊丹市内の寿司屋や焼き鳥屋などで知人との歓談を楽しまれました。おせいさんの命日は6月6日ですが、その命日の前後に私たちは「おせい忌575(川柳・俳句」ライブ」を催すことにしました。要領は下の通りです。皆さん、2句を引っ提げて、あるいは心にあたためて、気軽にご参加ください。日時2024年6月9日(日)午後2時
雨上がることばの海をかきまぜよ春の雪麒麟のまばたき二三回雀の目恐竜の目恋猫の目ヘリの音近づいてくる花曇りそのさきでカンナになって待ってやる公開中の韓国映画『リバウンド』がいい。廃部の危機にあった高校バスケ部の実話の映画化。新人コーチの下、5人で全国大会を勝ち進む。「バスケをしていればシュートが入らないときがある。いや、入らないほうが多い。でも、その瞬間、努力次第でチャンスが生まれる。それがリバウンドだ」(コーチのセリフ)。韓国の男子高校バスケ部の数は30校(2021年)、「公益勤務要
十二月卅一日快晴、飯塚町行乞、往復四里、宿は同前。昨日は寒かつたが今日は温かい、一寒一温、それが取りも直さず人生そのものだ。行乞相も行乞果もあまりよくなかつた、恥づべし/\。昨夜は優遇されたので、つい飲み過ごしたから、今夜は慎しんで、落ちついて読書した。此宿は本当にいゝ、かういふ宿で新年を迎へることが出来るのは有難い。『年暮れぬ笠きて草鞋はきながら』まつたくその通りだ、おだやかに沈みゆく太陽を見送りながら、私は自然に合掌した、私の一生は終つたのだ、さうだ来年から
こんにちは。四国の旅について書いている途中なのですが、今日はちょっと気分を変えて本のことを書いてみようと思います。以前、小津夜景さんの『いつかたこぶねになる日』という本について書いたと思うのですがこの本を読んで、その豊かな世界に引き込まれ、軽い衝撃のような驚きを感じたのでした。こんな方がいらっしゃったのか!と。小津夜景さんは、フランスはニースに暮らす俳人さんです。いったい何が私の心を捉えたのか…ひ
子豚が跳んだ早春の水たまりモンローのリップスティック畑を打つ山羊のおっぱい春の耳たぶに似て春昼の赤えんぴつの芯折れる春耕の遠くわらべの声がして京都市に住むこの作者はいくつかの俳句教室の講師として活躍している。なんでも伊予・大洲藩主の末裔とかいう。子豚とか山羊の句に笑ってしまうが、笑いを誘うところがは俳人・さとるの持ち味だ。
通らない道を行けば見つける物がある俳人岩田涼菟墓↑誰?いわたりょうと俳句を詠む人だった。伊勢に関係あるのは松尾芭蕉だけかと。伊勢市大世古墓地にて。俳句はよくわからんですが見つけた時はほぅ〜と思いました※野良避けは、効果無かった💦なんとかしてくれー
今日は一粒万倍日と天赦日が重なる大吉日だったそうです。仕事がお休みだったので、大吉日ということで、地元のちょっと大きな神社に行きました。この神社は、毎月1日と15日に御手水に花を浮かべるそうで、一度行ってみたいと思っていました。花手水と呼ばれているそうです。6月なので紫陽花が浮かんでいました。別の御手水。きれいですね。ちょっとお知らせ。気づかれた方もいるかもしれませんが、ブログのタイトルを変えました。「ことのは俳句Diary」から「森瑞穂☆俳句Diary」に変えました
ブログ歳時記~夏の俳句、夏の季語、夏の名句【夏】(なつ)琴の春三味の夏となりにけり大伴大江丸夏くれば夏をちからにホ句の鬼飯田蛇笏プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ石田波郷帆船を見て胸騒ぐ夏・夏・夏角川春樹【初夏】(はつなつ)初夏の乳房の筋の青さかな野村喜舟【五月】(ごがつ、さつき)水の上五月のわかきいなびかり大野林火目つむりていても吾(あ)を統(す)ぶ五月の鷹寺山修司ガードレールに腰かけてゐる五月病林誠司【六月】(ろ
現代俳句協会(都多摩)の依頼で機関誌に寄稿しました。併せて立川市子ども未来センターにおいて同様の内容で講演させていただきました。時代を、社会を、人間をいかに詠むかは現代俳句における永遠の課題であり、その自覚が現代(いま)を生きる表現者には求められています。日野百草
もたいなや昼寝して聞く田植歌小林一茶(もたいなやひるねしてきくたうえうた))今日で五月も終わりか…。五月は私が一番好きな季節、なんだか残念…。この時期のさらさらとした風が好きなのだ。掲句。季語は「昼寝」(夏)か、「田植歌」(夏)か?まあ、どちらでもいいのだが、「昼寝」をするのは絶対「夏」だけというわけではないから、季語(主季語)は「田植歌」だろう。みんなが一生懸命働き、田植えに勤しんでいるのに、私は、その田植歌を聴きながら、昼寝をしている。ああ、
「降る雪や明治は遠くなりにけり」明治34年生まれの俳人・中村草田男の代表作である。昭和生まれの私は、昭和は遠くなりにけり、と詠むところであろうか。人間というのはうまく出来ていて、自身が一番イキイキと輝いた時代が深く記憶に残り、どれだけ年月が過ぎても、未だその時代の線上に位置しているような錯覚にとらわれる。ふっと我にかえると、もうこんな歳になっちまったのかと、立板に水の如く過ぎ去った我が歴史を振り返る。思い出せばキリがないほど喜怒哀楽を味わったはずなのに、形のない過去など望洋とした霧に
こんばんは。先頃、亡くなられた俳人鷹羽狩行さんの代表句に、摩天楼とパセリを詠み込んだ句があります。摩天楼より新緑がパセリほど鷹羽狩行新緑が季語(夏)。こんなダイナミックな視点の、新緑もパセリも生き生きと感じられる句、好きです。今の時期の紫陽花を詠んだ句もあります。あぢさゐの毬の中なる隠れ毬鷹羽狩行鷹羽狩行の百句[片山由美子]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}お読
(神奈川県横須賀市長沢)あやめ草足に結ばん草鞋の緒松尾芭蕉(あやめぐさあしにむすばんわらじのお)今日は猛暑で外出せず。「海光」の編集・執筆に専念した。ほとんどの原稿が出来上がり、あとは「海光吟行」の企画を考える。10月に隅田川の「屋形船吟行」をしようと考え、今日、浅草の「屋形船」を仮予約した。問題は人数だ。屋形船を貸切るには18名以上確保しなければならない。これから勧誘しないと…。あとは句会場の確保…、結構大変だ。さて、冒頭の句は、「おくのほそ
カルチャー杉並区【松尾芭蕉とおくのほそ道】…東京メトロ新高円寺駅から徒歩10分ゆうゆう梅里堀内館第1(金)10時~12時足立区【芭蕉の五大紀行文を読む】…北千住駅徒歩0分よみうりカルチャー北千住(ルミネ北千住9F)第1(月)13時~15時[北千住]松尾芭蕉の五大紀行文を読む「野ざらし紀行」「更科紀行」「笈の小文」「鹿島紀行」そして「おくのほそ道」・・・・。日本紀行文学の最高峰、芭蕉の紀行文を読み、大衆文芸だった俳句を芸術にまで高めた芭蕉の軌跡を学びます