ブログ記事452件
3月19日に、新規子宮筋腫治療薬のイセルティが発売されました。同効の経口医薬品としては、すでにレルミナが販売されており、両方ともGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アンタゴニストです。一番の違いは、イセルティは食事の影響を受けないこと。レルミナは食事の影響を受けるので「食前」となっています(食後で効果減)。イセルティには食事の縛りがありません。作用機序などについては、レルミナの記事を参照してください→レルミナ|「服薬指導のエッセンス」(じほうから新版が発売中!)
10月22日に、新規睡眠薬のボルズィが薬価収載されました。おそらく、まもなく発売されるはずです。ボルズィは国内4製品目のオレキシン受容体拮抗薬です。念のため、先行の3種を挙げると、ベルソムラ、デエビゴ、クービビックです。私個人としては、クービビックを扱ったことがないうちにボルズィが発売になりそうです。現在は圧倒的にデエビゴの処方が多いですよね。気になるのは、4種の違いです。木元先生の新薬情報オンラインから抜粋させていただきます。ボルズィ(ボルノレキサント)の作用機序:ベルソムラ/
日経DIのメルマガを確認していますと、効能等追加情報で掲載していないものを発見しましたので、ここに掲載したいと思います。実は、私はこのような情報はおもに「ClinicalCloud」さんから得ることが多いのですが、そこには載っていませんでした。○パルモディアXR錠0.2mg/0.4mg(一般名ペマフィブラート)【追加内容】LDL-コレステロールの低下を目的とした用法用量が追加【効能・効果に関連する注意】5.1LDL-コレステロールのみが高い高脂血症に対し、第一選択薬とは
3月19日に新規うつ病・うつ状態治療薬のザズベイが発売されました。この薬、発売前からけっこう話題になっていましたよね。特徴的なのが「14日間服用」ということ。再投与までは「投与終了から6週間以上の間隔を空けること」となっています。これまで、このような抗うつ薬はありませんでした。うつ病の急性期に即効性が期待される新規治療薬:日経メディカル↑の記事では「急性期に即効性が期待される」と記載されています。ザズベイは、新規の作用機序を有するアロプレグナノロン様γ-アミノ酪酸作動性ク
※この記事は、書いたあと掲載していないことに今(5/24)気付きました(苦笑)。実は4月からラウンダーとなり、複数の店舗を回っています。これまでは、大学病院前の薬局にいたので、そこの採用薬が取り上げる基準になっていました。ただ、ほかの薬局に行くと、やはり採用薬にかなり偏りがあると感じました。クリニックの門前などでは、クリニックの採用薬を在庫することになるので、当然です。改めてそういう経験をすると、ブルキンザなどの薬剤の勉強(勉強と言っても私がここで書くのは最低限のことですが…)
今年度も残すところ約3ヵ月ですね。表題の通り、販売終了にともなう経過措置期間が3月末に終了する薬剤があります。比較的使用頻度の高いもの(おもに先発品)を表にしましたので、確認してください。まだ入手できる可能性もありますが、残ったら無駄になるので、ある時点でジェネリック等に切り替えたほうがいいでしょうね。今回も消え去る先発品があります。ジェネリックに切り替わっている現在では当然なのかもしれませんが、ちょっと寂しくなる部分もあります。EPL、イメンド、オステラック、ガストローム、クレストール
3月30日に新規神経膠腫治療薬のボラニゴが発売されました。なかなか接することがないかもしれませんが、投薬することもあるかもしれませんので、ポイントを押さえておきます。まずは神経膠腫ですが、脳において栄養供給や神経伝達物質の伝達などを担う神経膠細胞こうさいぼう(別名:グリア細胞)が腫瘍化する疾患(脳腫瘍の1つ)で、グリオーマとも呼ばれます。最近、神経膠腫の約70%にIDH1またはIDH2遺伝子変異陽性があることがわかってきました。ボラニゴ(ボラシデニブ)の作用機序【神経膠腫】
前立腺がん治療薬のアーリーダ、イクスタンジの併用禁忌薬が増えました。CYP3A4絡みの相互作用です。抗SARS-CoV-2薬、抗HIV薬には注意が必要です。*マークのあるものが追加です。●アーリーダの併用禁忌薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子ニルマトレルビル・リトナビルパキロビッドパック本剤の血中濃度が上昇し、副作用が増強するおそれがある。ニルマトレルビル・リトナビルからCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。また、ニルマトレルビル・リトナビルの血中濃
基幹病院でしか処方されないような薬剤が続きますが、押さえておきましょう。今回は、新規急性骨髄性白血病治療薬のティブソボです。白血病の分類をサラっと復習しておきます。【白血病の分類】→急性白血病→急性骨髄性白血病→急性リンパ性白血病→慢性白血病→慢性骨髄性白血病→慢性リンパ性白血病【白血病における慢性・急性の意味】「急性」→未熟な状態の細胞が増えること「慢性」→分化した細胞の増殖が抑えられないこと
新規ドライアイ治療薬のアバレプトが発売されました。私もドライアイなので、興味があります。アバレプトは、新規の作用機序を有する世界初のTRPV1拮抗薬です。なんやそれ!という感じですよね。すごく簡単に書くと、これまでのドライアイ治療薬は、主に角膜を保護する作用があるものでしたが、アバレプトは不快感を感じる知覚神経に作用して症状を楽にする、というイメージです。アバレプト(モツギバトレプ)の作用機序・特徴【ドライアイ】-新薬情報オンラインTRPV1はいろんな部位に存在していて
今回の薬価収載、別剤型などが多いんですよね。今回はラゲブリオ(一般名:モルヌピラビル)です。この度、錠剤が発売されました(これまではカプセル)。規格も異なるので注意が必要です。錠剤は1錠400mg、カプセルは1カプセル200mgです。【用法・用量】通常、18歳以上の患者には、1回800mg(2錠,または4カプセル)を1日2回、5日間経口投与する。※メーカーホームページから抜粋ラゲブリオ®の軌跡・剤形|基本情報・Q&A|MSDConnect※ラゲブリ
昨日、新医薬品の薬価収載がありました。主に使用頻度の高い薬剤について、まずは投薬できるように整理しておこうと思います。今回はHIV-1感染症治療薬ですが、実はこれまで「服薬指導のエッセンス」では表などにも載せていませんでした。これは、投薬する薬局が少ないだろうと考えたからです。ただ、HIV-1感染症治療薬には、相互作用に注意すべきものが多いこと、自分が2回くらいHIV-1感染症治療薬を服用している患者さんに投薬したことから、やはり基本的なことは押さえておくべきと考えました。もし、「服薬