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「ユンジェ!早く食べちゃって!」窓からいっぱいに入る朝日の中、ジェジュンは忙しく朝食の準備に追われていた。「ジェジュンおはよう♡」「あ、ユノおはよう♡」シャワーを浴びたユノが、いつものようにジェジュンを後ろから抱きしめて、おはようの軽いキスを交わす。新聞を取りながら、リビングで猫のジジと遊んでいるユンジェに、早く座れと促す。ユノに言われてやっとの事でユンジェもダイニングの席に座った。李一族と戦わずして自分たちの自由を得たユノ達。あの日から2年が経ち、平和な日常は保
朝目覚めると、隣でジェジュンがクークーと眠っていた。ジェジュンを胸に抱き込み、その滑らかな肌を撫でる。病院で見るジェジュンとは違い、寝顔はひどく幼く、とても幸せそうで、つい頬が綻ぶ。「う~ん…ムニャムニャ…」そう言って寝返りをうったジェジュン、その白い背中には、切りつけられた傷があった。ユチョンを助ける時に付いた傷だ。…やっぱり傷が残ったんだ…。傷としては思ったより小さかったかもしれない。だがユノにとっては痛々しく、自分が守れなかった証拠にも思えた。「ジェジュン…ご
ジェジュンと付き合うようになって一カ月が過ぎた。俺は仕事を早く切り上げ、毎日家に帰るようになった。二人でこっそり一緒に風呂に入って、触りっこして興奮して、結局最後までやっちゃったり。こっそりジェジュンのベッドに潜り込んで、触りっこして興奮して、結局最後までやっちゃったり。一緒に寝て起きたらお互いビンビンで、触りっこして興奮して、結局最後までやっちゃったり。「家では最後までしない」という約束が全く守れない俺たち。それでも俺なりに、ジェジュンに負担をかけないよう一回で終わらせているが、や
寮生活を初めて二ヶ月が経とうとしていた。寮の生活にも慣れ、その間にケガをしたりして、同室のユノと少しずつ心が近くなってきたジェジュンだったが、一年生は違うようだ。家でたっぷり甘やかされたお坊ちゃん達は、厳しい寮生活にそろそろストレス値が限界の様だ。寮長のヒチョルの元には、毎日一年生が押し寄せ「部屋割りを変えて欲しい」「一時帰宅したい」「作業が辛い・食事がまずい・先輩がいじめる」など、泣き言をいう寮生で溢れていた。連日甘えた子供の様な愚痴を聞かされるヒチョルは、とても疲れていた。
神起医院のすぐ近くの居酒屋で、ヒチョル、看護師長、ジュンスが歓迎会を開いてくれた。ジェジュンも酒は強い方だが、ヒチョルと看護師長の酒のピッチは速く、すぐに「ザル」だと分かった。ジュンスは、コップ一杯ビールを飲んだだけで顔を真っ赤にしてヘロヘロになっていた。「お、キムジェジュンは酒飲める方だな」「いや、院長に比べれば子供ですよ。師長もお強いですよね」「まぁイヤだ、オホホ。たしなむ程度ですわ」←大うそ「夜間の救急受け入れは、週末だけなんですね」「カジノ絡みの患者が多いからな。だから
皆様、明けましておめでとうございます!8日に3周年を迎えるキョウルでっす。今年も頑張って書きますので、よろしくお願いします!それでは初の時代劇で緊張しておりますが。「君がため」です。どうぞよろしくですー<(__)>ここは東宮。広い王宮内の東に位置する、世子(セジャ)の住まい。四季折々の木や花を植え、前庭から中庭に抜ける小道にも珍しい草花が揃っている。蝶や鳥が飛び交い、枝にとまった鳥たちがおしゃべりをしているように声を上げている。一年中何かの花が咲いてい
数日間忙しく、なかなか家にも帰れなかったチャンミンは、オフィスのデスクでふうとため息をついた。最近、ジェジュンとまともに会えていないな…。あの日、あのユノという男の事でジェジュンと初めてケンカをしてしまったが、それからゆっくりと話せていない。グンスの事故があり、その時久しぶりに口をきいたが、…あの男の話はしていない。ケガをしたグンスを見て、改めて感謝の言葉を口にしてくれたジェジュン。だが、自立したいとも言っていた。ユチョンからも、事あるごとに弟離れをしろと言われているし、もう
今回、久しぶりのおとぎ話は、いかがだったでしょうか。最初「ロマンチックに書く!」なんて言いながら、蓋を開けてみれば、ギャグに振り切ってしまい。そのせいか、アクセスはあるのに「いいね」は伸びず…。ワタシの脳がロマンチックに振り切れないのは、最近ロマンチックな出来事がないからしょうかwロマンチックを期待された方、ごめんなさい。きっと書いている時に「翔んで埼玉」を見たせいですwでも本人はご機嫌で書きました^^えへ作中「野良鹿」についてもコメントして下さった方がいました♡余談ですが、
頭を床に擦り付けるテギュを、シウォンが鼻で笑った。ユノはテギュの前にしゃがみ、静かに言った。「アンタ…奥さんが生きてるときは真面目だったそうじゃねぇか。何でそこまで落ちぶれた?」「……」「愛する人が亡くなって落胆しただろう。何もかもが嫌になった、それは分かる。だがあんな立派な息子がいるじゃねーか。奥さんの死を理由にするにはやりすぎだよな」「…言い訳はしない。すべて自分のせいだ。ただ、ギャンブルに逃げた、それだけだ…」「ジェジュン先生が何で金を払い続けてくれたか分かるか?ジェジュン
「…ユチョン君!落ち着いて!大丈夫ですよ…!」一瞬浮上した意識の中、一番会いたくない人物の顔を見つける。ジェジュンが心配そうにユチョンを覗き込んでいた。クソ…なんだって、こんな時に…。「ユチョンさん!大丈夫ですかっ?」若い組員が、青い顔をして自分を覗き込んでいた。くそ!余計なことしやがって!よりによって一番見られたくない奴に…!ジェジュンがユチョンの体を起こし、自分に凭れ掛けさせる。息は若干楽になったが、動かない体は情けなくジェジュンに抱きつく格好だ。「すぐ
突然ユノがいなくなり、茫然とした日々を送った。悲しいはずなのに涙は出ず、「どうして」が頭から離れなかった。なぜユノは俺に何も言わないまま姿を消したのか…。そんな時、父さんが倒れた。過労だったが、数日後急変し、あっけなく死んだ。俺も母さんもばーちゃんも、何が何だかわからなかった。今思えば、もっと大きい病院で然るべき治療が行われていれば、父さんは死ななかったかもしれないと思うが、今更どうしようもない。俺たちは、悲しみに暮れる間もなく、これからどうやって生きていくか考えなけれ
はい。こちらも今更??ですがシンドロームを起こした程だってことは知っていたので見ときました!!!言わずと知れた『応答せよ1997』ですが・・・年号順にと思い・・・放送された順番も気にせず1994を先に見てしまうという凡ミスから薄っすらと結末を知りつつ。見ます。こちらはシリーズの中でも特にファンが多いかと思いますのでまたまた簡単にはじまりは・・・2012年釜山の高校の同窓会で、1組のカップルが結婚を発表する!2人とはいったい誰なのかからはじまり。(お約束の思い出回想匂わせ
お茶の用意をしながら、ジェジュンはユノに尋ねました。「ユノ様はどうしていつも、お一人でお食事をなさるの?みんなと一緒に食べればいいのに」ユノは少し寂しそうな顔をして言いました。「俺のような醜い者の顔を見ながら、食事はしたくないだろう?」「え…?もしかして…僕のために?」「あいつらも、俺なんかいない方が、食事が楽しいだろう」「そんな事、ないと思いますけど…」「無理するな。こんな醜い顔、誰だって怖いと思う」ユノ様は、僕やみんなの為に、一人で食事をしていたの?もしかし
2週間がたち、シンドンもすっかり元気になったのに、ジェジュンはまだ家から出られないでいました。ホドンと仲間達が家の前に立ち、ジェジュンを絶対に外に出さないのです。村人たちも、ジェジュンが野獣に監禁されていたと思い込んでいるし、何よりホドンが怖くて誰も止めてくれません。いい加減、ジェジュンもイラつきと怒りがピークに達していました。「ホドン!いい加減にしてよ!さっさと僕を家から出して!」そんなジェジュンを見て、村人たちはヒソヒソ噂をしました。「可哀想に。ジェジュンは悪い野獣に
ユノ達がカナダに移り住んで15年が経っていた。ユンジェは20歳になったあたりから成長は止まり、逞しく端正な青年に育った。年を追うごとに、ますますユノに似てきたユンジェは、ユノと並ぶと兄弟のように見えた。ジュノも生まれて10年で(人間でいう20歳)で成長は止まったが、ユンジェ同様逞しく育った。ジェジュンそっくりだった可愛らしさも抜け、ユノそっくりに端正な横顔を見せた。ユンジェもジュノも、ユノと同じぐらい高身長で、3人が並ぶとメタセコイヤ(巨木)の並木だとみんなが笑った。見た目は
ジェジュン達にギャーギャー責め立てられて、ヒチョルはたまらず耳を塞ぎました。「わかった、わかった。え~とアンタ名前なんだっけ?」「ユノです!当時は世間でも有名なイケメン王子でした」「あぁ!思い出した!確か私に、お前のようなみすぼらしい老婆を泊める部屋などない。とっとと帰れ!って言ったよねぇ。あぁ~思い出したらムカついて来た」「すまない。あの頃の私はイキがっていたんだ。今は猛省してます。許して下さい魔女様」「えー。どうしよっかなぁー」脚を組み、ニヤニヤしている魔女ヒチョルを見て
むかしむかしある所に、小さいながらも活気にあふれた村がありました。人々は毎日働き、夜には酒を飲んで踊り、子供達は元気に遊び回っていました。そこに、とある親子が住んでいました。発明家である父シンドンは、色々なものを発明しては、村の人たちを助けました。しかしお人好しのシンドンは、村人から殆どお金を取らず、貧しい暮らしでした。「ジェジュン、すまないな。こんなに貧しい暮らしをさせて」「父さん謝らないで。村の人たちも父さんに助けてもらった事で親切にしてくれる。みんな父さんに感謝している
数日後、シムさんが難しい顔をして、この施設の園長であり牧師と長い時間話をしていた。ユノは、ジェジュンが「家に帰りたくない」と言った事で、この施設へ入る事になるんだと思っていた。だが、話は大きく逸れていく。「え…?シムさんが、ジェジュンを?」「そうらしいわよ。シムさんがジェジュンの事を養子にするって話よ。よかったわねぇ」ボランティアのおばさんが、ニコニコ笑って言った。「な、なんで?シムさんが?だって…今までたくさんの子を連れてきたけど、そんな事一度も言わなかったのに…」
「結局お前は何が言いたかったんだ?」「ジェジュン先生は恋愛に慣れていないようだから。カシラが思うよりずっと純粋なんです。だから傷つけないであげて欲しいなと…」「はっはぁ。お前もジェジュン先生の虜だな。ウチの若い連中も皆先生が好きだもんなぁ。だけど先生は渡さんぞ!」「俺はおっぱいが好きですっ。ただ…純情なジェジュン先生が、カシラのような悪い男に騙されないかとそれが心配で…」「誰が悪い男だ!」「悪い男でしょ!カシラに本気で惚れて婚期を逃した女達を、何人慰めてきた事か」「慰める?よく言うよ
ソシオパス…?ユチョンがシムハギュンを見ると、大きなため息をついて俯いていた。…シムハギュンは、チャンミンがソシオパスだと知っていたのか…。チャンミンを見れば、手を組み口元を隠していたが、上目遣いにイトゥク先生を睨むように見つめていた。ソシオパス…反社会的人格障害の一種で、反社会パーソナリティ障害とも呼ばれる。サイコパスと似ているが、サイコパスが先天的な要因に対し、ソシオパスは後天的な要因で起こり、サイコパスとは違い、ソシオパスは治癒が望める。軽度な物なら有名人や芸能人にも多
CYグループ理事室で、副理事長のムンスミンは、秘書からの報告書を片手に震えていた。「何ですって…?ユノがオメガを屋敷に住まわせてると…?母である私に何の報告も無しに、いつもいつもユノは勝手な事を!」濃いメイクに大きなダイヤの指輪を光らせ、忌々しい顔で長い爪をカチカチ鳴らしていた。スミンは、ユノの父チョンウンソクの妻であり、ユノの母、そしてチョングループの副理事長である。江南にある高級タワーマンションに一人で住むスミンであるが、時折ユノが住む屋敷に顔を出す。スミンも、ユノの子供に
ジホを無事引き取る事が出来て、事務処理も済んだ。全てを終えたところで、ソジンに会いたいと言われた。チャンミンも最後に挨拶したかったので快諾し、呼び出されたカフェで、優雅にエスプレッソを飲んでいた。「ソジンさん、書類受け取りました。ユノ兄がジホを引き取る事を許可して頂いて。感謝します」「ジホとユノさんとジェジュンさん、とても楽しそうにしていました。ジホはジェジュンさんが大好きなんですね。家族にしか見えませんでした」「東方派はヤクザですから、ソジンさんが手を尽くしてくれた事、みんな分か
イトゥク先生の所から帰ると、ジェジュンが屋根部屋の前で蹲っていた。その瞬間、ジェジュンへの愛しさが爆発した。ジェジュンに会いたくて、ずっと一緒にいたくて。子供の頃交わした小さな約束、孤独の中で唯一心を許せる存在だったジェジュン、何も与えられなかった自分たちが唯一欲した存在、それがジェジュンだった。あんなに会いたかったジェジュンと、運命のいたずらで別れ別れになり、記憶さえ失って。でもまた巡り合えた。やっぱり、俺にとってジェジュンは運命の人なんだ…!言葉が出ない。
この頃ユンジェが変わった。「つまらないクラスメイト」と一括りにしていた友達も、一人一人とちゃんと向き合うと、好きな物も、得意な事も、考え方もまるで違うと分かった。そこを掘っていくと、自分が知らなかった世界が広がっていたりと、興味深い事に気づいたのだ。「ユンジェ、どこに行くの?」「今日はヨンボクとサッカーしに行く。日曜日はカメラ使うから」「日曜日はどこに?」「ドンジュ達と電車の写真を撮りに行く。アイツら鉄オタだからな~」バタバタと友達と遊びに行くユンジェを見て、ジェジュンは嬉
「え…?サンフランシスコに…?」ユチョンに呼ばれたジェジュンは、チャンミンの全てを聞いた。そして「シスコに行く」と聞いて、途端に泣きそうな顔になった。「あぁ…。しばらくあっちに行って、色々新しいビジネスを考えようかなって。チャンミンもいい気分転換になるだろ。それまで、俺の家で預かるよ」「ヒョン…僕に会いたくないのかな…」「それは違うよ、ジェジュン。ただ、チャンミンにも時間が必要だ。あいつは自分で自分を洗脳していたようなもんだ。それが解けた今、少し一人になったほうがいい」
ここは仁川郊外にある、ベッド数15の小規模病院である「神起医院」昔ながらの街並みで、下町人情溢れるのんびりとした街だったが、最近近くにカジノが出来た事で、ケンカなどの外傷患者が急激に増えた。院長であるキムヒチョルは以前から医者を一人増員したかったが、何しろ何もないこの街。若い医者に断られ続け、やっとこの度一人の医者が来てくれることになった。「ヒチョル先生、新しい先生が来てくれるのって今日ですよね?」「あぁ32歳の若手だ。これで俺も少しは楽になる。看護師のジュンスも楽しみにしてた」
”HERO”の写真集たくさん、画像上がってますね❤️可愛いのばっかりでテンション上がるーー❤️❤️これっ❤️❤️髪の毛ーー‼️可愛過ぎ〜〜❤️きゃわゆすだすーー❤️がーーーーー‼️クッソ可愛い❤️❤️奥様〜〜❤️で。こうなります❤️❤️普通にすてきな奥さんに掲載されてんじゃないの❓似合い過ぎます‼️ジェジュンちゃん、眠いの❓もう、せくちーなんだからっ💕パンツが、ガウチョパンツかワイドパンツに見える❤️昼下がりのセレブな奥様愛犬とおたわむれ❤️なんだこれーー‼️
晴れやかな日曜日、今日は朝からジホがテンションアゲアゲ↑。ユノとジェジュンと共に「お出かけ」をする予定なのだ。「ジホや、そろそろ行くよ。お鞄持った?」「うん!あ、ちょっと待って!ぷーちゃん…え?ふ、ふえぇぇ~ん!」いきなり泣き出したジホに、楽しそうにしているジホをデレデレ見ていた若い衆もビックリした。ぷーちゃんとはナリが生前買ってくれたクマのぬいぐるみで、大きさは20㎝ほど。ジホは、寝る時やどこに行く時もぷーちゃんを持っている。ただ5歳男児の扱いは荒いので、ぷーちゃんは満身
窓辺に立ち、月を眺める二人。「ユノ様、助けてくれてありがとう」「ジェジュンにケガが無くて良かった。でもどうして夜の庭になんか…」「だって…最近ユノ様が僕を避けているような気がして。寂しかったの」「避けてなんか…。ただ俺は、ジェジュンを傷つけたくなかったんだ」「どうして僕が傷つくの?」「俺は力が強すぎる。長い爪も、この牙も…全部ジェジュンを傷つけてしまうから…」ジェジュンはそっと、ユノの大きな獣の顔に触れました。「でも、その牙が僕を助けてくれたじゃないですか。ユノ様が来
ユノがいなくなった。電話もつながらなくなり、ジュンスに聞くと「しばらく休む」とだけ連絡があったそうだ。「ユノ…何かあったのかな…」「ユノ兄は自分の事滅多に話さないから…。でも連絡があったからきっと大丈夫だよ」「なんで…僕には連絡くれないのかな…」ジュンスは言葉に詰まってしまい、優しくジェジュンの肩を摩った。「分からないけど…ユノ兄がジェジュン兄の事を誰よりも大切にしてることは間違いない。きっと何か理由があるんだよ」「理由って…?」「いつかきっと話してくれるよ。