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「ユチョン、今日は満月がキレイに見える。外でビール飲もうか」「いいね~。せっかくだから日本のビールにしようぜ」虫の声を聞きながら、白い月を眺める。すると何かを思い出したようにユチョンが笑った。「今思い出したけどよ~。ユノと最初に出会った日の事、覚えてるか?」「覚えてるよ。老夫婦からSOSが来て、人が崖から落ちたからお医者さんを連れてきてくれって」ジュンスと暮らし始めて10年が経っていた。最初は慣れない山暮らし、作物を売りに行く村人ともしょっちゅうケンカをしていたユチョン
「父さん、一体何の話だろ。どうせまた経営の話なんだろ?」「さぁ。私は知りません。ほら、もっと食べて」ビビンパをスプーンでつつきながらブツクサ言っているジェジュンに、もっと食べろと促すチャンミン。「ウソ付け。絶対知ってるクセに。何度言われても俺は現場に立つからね」「ジェジュンの気持ちはよく分かっています。今となってはジェジュンが手術で名をあげてくれたから、この病院が大きくなったと、会長もご存じですよ。肉も食べて」「父さんがそんな簡単に諦めるとは思えない。あぁ~また面倒な事言わ
ワタクシはネコである。今日は猫に「ネコ」というふざけた名前を付けた私の家族を紹介するわ。まずはソファに腰かけて難しい顔してタブレットを覗き込んでる人。この人が私をこの家に連れてきた人だけど、この人は私の体が黒いだけで連れてきた、私に何の興味もない人。ときどき物騒なフェロモンを垂れ流すから嫌いよ。あそこで怪獣を戦わせてるちびっこギャング、コイツも嫌いよ。チビのくせに父親と同じような物騒なフェロモンを出すし、シッポは引っ張るし、隙あらば私の大事なヒゲをハサミで切ろうとすんのよ!邪