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ジェジュンが、ソウル大に合格した。「えっ!ほんとにソウル大合格したの?よく頑張ってたもんね!すごいよ!ヨカッタね~♡」「ありがとうジュンス兄!嬉しいよぉ~♡」ジュンスは飛び上がって喜んでくれて、二人は抱き合ってぴょんぴょん跳ねた。ユノ、ユチョン、チャンミンも喜んでくれたが、この3人はソウル大に合格するという事がそれほど難関ではない人達なので、ジュンスほどの驚きはなかった。合格祝いにみんながプレゼントをくれた。ジュンスは可愛いバッグ、ユチョンは高性能タブレット、チャンミンは
ジェジュンは子供のころから可愛らしい顔をしていて「女の子みたい」とよく言われた。子供のころはそれが誉め言葉だったが、それは小学生になるといじめの対象に変わった。毎日いじめられて泣いて帰ってくるジェジュンに、父親が業を煮やし、ジェジュンを無理やり柔道教室に入れた。ジェジュンは柔道にまったく興味はなかったが、「柔道教室に通っている」というだけで、いじめられることはなくなった。高校に入ると、ジェジュンはシンガーになりたいという夢が出来て、柔道を辞めた。先輩のバンドに参加したりして、自
今日は撮影最終日。昨日、あんなことがあったからジェジュンは少し気まずい思いだったが、ユノはいつもと変わらなかった。「ジェジュン!コーヒー淹れてきてやろうか?」「あ…うん」ニコッと笑うと、ユノはジェジュンの為にコーヒーを取りに行った。ユノが帰ってくると、その場が微妙な空気に包まれて、ジェジュンが下を向いていた。「ん?どうした?ジェジュン?」「…なんでもない」何でもないわけないだろうと思ったが、チャンミンに襟を引っ張られて撮影所の隅に連れていかれた。「なんだよ、
古い雑居ビルの一角、西方派事務所に、チャンミンと数人の部下はいた。「な、なんだ、おまえらっ」「私はCYグループの第一秘書です。単刀直入に言います。キムジェジュンを私達が買います」「はぁ?キムジェジュン?誰だ、知らねーなぁ~」しらばっくれる構成員に、チャンミンはフッと笑った。「知らない訳がないでしょう。アナタ達がわずかな借金のカタに捕まえ、チョ議員に高額で売りつけようとしているあの子です。それを私達が買うと言っているんです」「は?な、何言ってんだ。簡単に渡すわけねーだろ!あ
ユノ(20)の弟のユチョン(19)遠い親戚であるチャンミン(19)は全員アルファで、アルファの中でも特に優秀だった為、幼い頃から話が合い、仲が良かった。そしてユチョンが子供の頃に出会ったジュンス(18)は、オメガ。ユチョンは、ジュンスが16歳になって「番になれる年令」になったと同時に、番になった。一般的に17歳と16歳の年で番になる事は珍しいが、ユチョンはチョン家の次男であり、ユノも認める頭の良さ、そして有り余る財力があるので問題はない。僅か17で「番」を決めたユチョンだが、それはお
―――出会った時から惹かれ合い、決して誰にも引きはがせない。どうしようもなく求め合い、本能のままに抱き合う魂の片割れ。人はそれを「運命の番」と呼ぶ――――うららかな春の日差しの中、真新しい制服に身を包んだ学生たちが、楽しそうに歩いている。少し大きめの制服、後ろには嬉しそうな母親たち。親と歩くのが少し恥ずかしい年頃で、少し離れて歩きながらも、何かと世話を焼かれている。今日、キムジェジュンは中学生になった。スラリと背が伸びたが、細身の体はそのままで、遠くから見ると女の子
写真撮影で自分の撮影後にジェジュンがユノに「俺どうだった?」と聞くと疲れていたユノは無愛想でジェジュンはユノに水を渡してから離れた場所にいた。するとユノから「水おいしい。撮影良かった」とメールがきた。ジェジュンはユノの隣に移動してずっと側にいた❤️ユノったらツンデレ!ジェジュン健気
街は賑わい、浴衣を着たカップルが楽しそうに歩き、赤や黄色の屋台のライトが暗くなった街を照らす。いい匂いが漂い、ジェジュンと歩きながら、色々並ぶ屋台を見てユノが言った。「ジェジュン兄、お面買わない?」「あ、いいよ。せっかくお祭り来たんだもんね」ニコニコ笑うジェジュン兄が可愛くて仕方がない。「んーと…ユノは、これがいい」「え?虎?でもこれ、可愛すぎない?」ジェジュン兄が手に取ったのは虎のお面だが、サン〇オキャラクターのように可愛いお面だった。「うふふ^^渋い浴衣に
「まぁ…ちょーっと体を触られるぐらいさ」いくら鈍いジェジュンでも、男が言っている意味は理解した。「い、嫌です…!そんな…」「だったらこのままホームレスになるか?バーさんは病院を追い出され、どうやって生きていくんだ?今までお前を育ててくれたバーさんに、そんな仕打ちをするつもりか?」「…っ!」男達に囲まれ、助けてくれる人は誰もいない。ジェジュンは恐怖に体が震えたが、必死で我慢した。「ま、ゆっくり考えろ。考えたところで、どうしようもないがな。また来る」男達はそう言っ
やっと起きたジェジュンは、目をこすりながらボーっとしていた。ジュンスに新しい抑制剤を貰うと、やっと頭がはっきりした。「ユチョンが特別に調合して作らせたんだ。香りも消えたね。どう?身体軽くなった?」「うん。すごく楽になった!ありがとう」「良かった。それでユノ兄がね、話があるって…」「え?ユノさん?お、お風呂に入らなきゃ!何着たらいいかな!あぁ顔むくんでる!どうしよう!」バタバタと部屋を歩き回るジェジュンに、ジュンスはクスッと笑った。まるでいつかの自分を見ているよう…僕もユチョ
ヒチョルが約束の場所、日本式料亭に着くと個室にはもうチャンミンが待っていた。「すみません、遅れまして」「いいえ、キム室長。私もちょうど今来た所です」チャンミンは、血の気のないヒチョルの顔色を見て驚いた。さすがにここ数日、寝る間も惜しんで奔走していたか…。ヒチョルは席に着くと、料理に手を付ける前に話し始めた。「もうご存じかと思いますので、単刀直入に申し上げます。是非チョン家のお力を貸していただいて、マスコミの報道を押さえて頂きたい」「キム室長、分かっていると思いますが…そ
SummerDream最後まで読んで頂き、ありがとうございました♡母の事もあり、明るい話を書こうと思っただけで発進したサマドリ。でも最後は温かく穏やかなラストを迎えられて嬉しく思います。ビッチちゃんだったジェジュンですが、父の死により、自分を赦せなくなっていました。父を憎まずいられたら助けられたのでは?何か自分にも出来たはずでは?何故優しくいられなかった?そうやって自分を傷つけるように、セフレ関係ばかりを持っていたジェジュン。それに気づかせてくれたのは、大人だったチ
たくさんのバラエティー番組や、情報番組に出て、今自分たちがどれだけ求められる存在であるかを、初めて知った。それと同時に、ユノ兄がどれだけスターであるかを実感した。ユチョンさんに、見せられたネット記事。僕の事を、酷い言葉で誹謗中傷してあった記事。それにも傷ついたが、この事でユノ兄の芸能生活が終わってしまうと思ったら、体中から力が抜けた。僕がユノ兄のそばにいたからこんなことになったんだと思ったら、目の前が真っ暗になり、気づいたら病院だった。でもユノ兄がそれを救ってくれた。ユ
病院にジェジュンを連れて行き、手当てを受けさせる。ガラスで切った足には、包帯が巻かれているが、大事には至らなかった。ジェジュンは安心したのか眠ってしまい、頬に付いた青あざを見て、再びユノの怒りに火がともる。チャンミンが来て、ジェジュンの痛々しい様子に眉をひそめた。「ユノ兄、ジェジュンは?」「大丈夫だ。目が覚めたら家に連れ帰ってくれ」「行くんですか?」「あぁ。二度とこんな事させない」「分かっているでしょうが…一応あの人は、あなたの母親だという事を忘れないで」「うるせぇ」
次の日、朝食の為レストランに降りると、ユチョンとジュンスがコーヒーを飲んでいた。昨夜は熱い夜を過ごしたのだろう、ユチョンは「やぁおはよう!」とキラキラした笑顔を見せ、隣でジュンスは気だるげに肘をついていた。「おはようございまーす♪」元気そうなジェジュンの姿を見て、ユチョンはアレレ?と思った。もしかしたら今朝は起きて来られないのでは?と思っていたから。「え?ユノ兄…?もしかして、まだ?」「うるさい!今、段階を踏んでいる所だ!」旅行に来てまでもヤらないなんて、ユノ兄はよ
ジェジュン兄たちがスペインバルセロナに発って、早1か月が過ぎた。忙しい中、時間を作って見送りに来たチャンミンに抱きついて大泣きし、そのあまりに長い抱擁に業を煮やしたユノ兄に引っぺがされ、引きずられるように飛行機に乗って行ったジェジュン兄。落ち着いたら遊びに行くとジュンスとユノ兄に願い出たが、来るなと言われ、絶対に行こうとジュンスと誓った。「元気してるかなぁ…。スペインでもドジってなきゃいいけど…」ユチョンは一抹の不安を抱え、この青い空の向こうにいるであろう兄を想った。ユ
今日は久しぶりにジェジュンが家に戻ってきた。仕事も早く終わり、明日も3か月ぶりのOFFなのだという。「今日はいっぱい作るゾ~~!」毎日忙しく、趣味でもある料理をする時間が全くなかったジェジュンは、今日は思う存分料理をするぞと、楽しみにしていたらしい。帰ってきてそうそうスーパーに走り、大量の食材を買い、よたよたと帰ってきた。鼻歌を歌いながらキッチンに立ち、テーブルの上に乗りきらないほどの料理を作っている。「すごい量っすね。そんな食べられるのかな?」「大丈夫。ジュンスも
手術は成功し、体が回復したらリハビリを始めようと主治医に言われた。グンスは、その言葉を聞きながらも、どこか他人事のように感じていた。ジェジュン兄と初めて会ったのは、子供の頃、頭をぶつけた事で一時入院した日だった。入院する必要もなさそうなケガだったが、心配した母親のせいで入院することになった。退屈だったグンスは、病院の中を歩き回っていた。すると、中庭に車いすに座った少年がいた。色白で目が大きくて、とても綺麗な顔をした少年だったが、車いすに乗って歩けないようだった。目が合う
あらかたの撮影は終了し、次の日も夜の撮影だけだったため、今日はみんなで思う存分美味しい料理やお酒を堪能することにした。「おっつかれ~」メンバー達を始めスタッフも揃い、中打ち上げが始まった。ジェジュンは、皆にお酒を配ったり、スタッフと談笑しながら料理を取り分けたりして、こまごまと動き働いた。「ジェジュンさんも座って!飲んでください!」テフンは、思ったよりよく働いてくれたジェジュンに、お酒を勧めた。「いやぁジェジュンさんに来てもらって本当に助かりました。ジェジュンさんが来てく
YJLBのXジェジュンのコンサートに元メンの名前をアピールすること自体が馬鹿げてるとは思わないのか?禁止と書かれてなくても持ち込まないのが常識でしょ誰のコンサートに来てんだつーの!!😡👎馬鹿げてるのはどっちだちゅーの!!そんなの持って来なきゃスムーズにはいれたんじゃないのか!あんたらのせいだろ!!屁理屈も大概にしろ!!ジェジュンが問題にしてないんじゃなくて車からの動画だからそんなのに気づいてもないと思うけどね自己正当化も大概にしろや!!👎主催者側も大
「ユチョンは、随分あの子供にご執心のようで」メガネを拭きながら、チャンミンが伺うように言った。「施設育ちの子供と交流しないようにと、あなたの母親から嫌味を言われましたよ」「何が施設育ちと交流しないように、だ。あのババぁ。マジでムカつく」「ユノ兄、口が悪くなってますよ。まぁ気持ちは分かりますが…」「ユチョンが認めた友達だ。俺たちが守ってやらなきゃいかんだろ」「どうするんです?」「俺たちも一緒に遊ぶんだ。バースを超え子供同士仲良くなった微笑ましい姿を演じればいい。演技力が必要だ
♕-D-U-E-T-Memories-アルバム画像集-D-U-E-T-Memories-アルバム-Yunjaelica's♕Roomユン❤︎ジェリカの部屋です。yunjaelica.blog.fc2.com
次の日の朝、ユノとジェジュンはギリギリまでホテルを出てこなかった。空港に向かうリムジンに乗るときも、飛行機に乗るときもユノは片時もジェジュンの傍を離れず。お初エチにより腰砕けになってしまったジェジュンを気遣い、ジュンス達さえ近寄らせなかった。飛行機が飛び立てばすぐにジェジュンをベッドに寝かせ、傍でユノがマッサージしながら甘いトークを繰り広げていた。ユチョン達もさすがに呆れたが、自分たちが初めて結ばれた時もユチョンは同じような行動だったので、理解を示し、二人の邪魔はしなかった。「
CYグループ理事室で、副理事長のムンスミンは、秘書からの報告書を片手に震えていた。「何ですって…?ユノがオメガを屋敷に住まわせてると…?母である私に何の報告も無しに、いつもいつもユノは勝手な事を!」濃いメイクに大きなダイヤの指輪を光らせ、忌々しい顔で長い爪をカチカチ鳴らしていた。スミンは、ユノの父チョンウンソクの妻であり、ユノの母、そしてチョングループの副理事長である。江南にある高級タワーマンションに一人で住むスミンであるが、時折ユノが住む屋敷に顔を出す。スミンも、ユノの子供に
爆弾を落としたジェジュンは、結局そのまま眠り続け、疲れていたのか、起きたのは次の日の夕方になっていた。「あー!!せっかくのOFFがぁ…」三か月ぶりのOFFを一日寝て過ごしてしまい、頭を抱えるジェジュンに、ユチョンが水を持ってきた。「ハイ、ジェジュン兄」「あ、あぁ…ユチョンありがとう。チャンミンは?「出かけた。たぶんジュンスと」「そっか」ユチョンはジェジュンの隣に座ると、フンッと鼻息を荒くした。「ん?どうした?ユチョン」「…昨日の事、覚えてるんだよね?ジェジュ
10日にお知らせするつもりが、Twitterでフライングしてしまったので。←PC音痴こちらでもお知らせします。「キョウルの妄想小説別館」です。キョウルの妄想小説別館ユンジェ小説書いています。5人出てきます。妄想小説です^^kyouru9.blog.fc2.com詳しくはまた明日。新しいお話「星に願いを」を2話分アップしてますので。どうぞよろしくお願いします。
ムンスミンは、報告書をギリギリと握りしめ、秘書に向かって投げつけた。「ユノがオメガを旅行に連れて行って、家に住まわせてるですって?!まさか、もう番にしたんじゃないでしょうねっ!」「いえ、それはありません」「でも本気って事よね。まったく勝手な事を!あなた達、今まで何をしてたの!」「申し訳ありません。思いのほか情報が漏れてこず…」「シムチャンミンの仕業ね。まったく忌々しい…シム家の長男が!」「あと…申し上げにくいのですが、青瓦台の方からの派遣も続いておりまして、最近は帰さず、応対して
ヒチョルは一枚の紙をチャンミンの前に差し出した。「これは…」それは、ジェジュンの診察記録だった。そこには、こう書かれていた。「ホルモン異常。不妊の兆候あり」…ジェジュンが…不妊?これはユチョン達と「ヒートが来ない」とオメガ専門の病院に行った時の記録か。という事は、ユチョン達は知っていたのか?さすがのチャンミンも、一瞬狼狽えてしまったが、そこを見逃すヒチョルではなかった。「こちらといたしましても「不妊のオメガと番になる」などという最悪のケースは避けたいので。ご
僕たち3人は、身を寄せ合って暮らしていたが、一つ、困ったことがあった。「おーチャンミン、なんか食うもんあるか?」ズカズカと家に入ってきたのは、ドンジン叔父さん。僕の父さんの弟だ。ドンジン叔父さんが、僕たちの身元引き受人になってくれたから、未成年の僕達は一緒に暮らせている。でも僕は知っている。ドンジン叔父さんが、僕たちの身元引受人になってくれた代わりに、ヒョンが保険金のいくらかを、叔父さんに渡したって事。ユチョン兄は、この叔父さんが大嫌いだった。ドンジン叔父