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「雅号は使わないんですか?」とたまに聞かれます。雅号で出している団体もあるけれど、基本的には使っていません。師匠がつけてくれた雅号は、ペン字で使っているものではありません。10代の頃につけてもらいました。師匠の雅号の一字「翠」と白居易の長恨歌から。私が五月生まれなのもあったはず。(部分抜粋)九重城闕煙塵生千乗万騎西南行翠華揺揺行復止西出都門百余里六軍不発無奈何宛転蛾眉馬前死花鈿委地無人収翠翹金雀玉搔頭君王掩面救不得迴看血涙相和流この中にあります。これがです
自宅レッスン家で書いてこられた仮名の作品2枚。こちらを添削して2回練習。さらに添削をして……この後、教室で清書をされました。この流れを毎月淡々とくり返していきましょう!日展に行かれたという生徒さん。名前の書き方を重点的に見てきました、とのことでした。いいですね!こういうのを見るぞ、というポイントを絞ってみるというのもいい勉強になりますね。その後、日展のことやら新年度のことやら何やんかんやおしゃべりに花が咲きました。「先生と話すのも楽しい時間です!」
オンラインレッスン「高野切第三種」の臨書レッスン。「高野切第三種」は初心者が習う古筆として代表的な存在ですが、初心者でなくても、一文字じっくり習うのに骨が折れることも。臨書は甘くないのは私自身書いていて痛感しています。レッスンでは、楽しく納得感をもって進められるよう(納得できないこともあるかもしれませんが)心がけています。生徒さんから「古典も古筆もより深く学べて楽しい」といただいています。さて。仮名書道家・安東聖空先生は、「高野切こそは、日本的な姿態と心とを持つ『かな』
「元永本古今集」全臨(全部臨書すること)完了しました。全臨するという目標を最初から設定していたわけではなく、臨書していくうちに、全部書きたくなって気づいたらどんどん書いていた、という感じでした。ですので、いつから始めたのか覚えていないのですが、多分1年以上はかかっていると思います。全臨してみて思ったことや得られたことがいくつかあります。①当たり前ですが、概観がつかめました。かなり大雑把にしかつかんでいませんが、学習において、概観をつかむというのは大事なことな
実用書における筆ペンの持ち方の話。小筆や筆ペンできれいな線が出ない人は大概筆が寝ています。軸が倒れているのです。軸が倒れると「側筆」と言ってお習字や実用書では好ましくない形状の線になります。筆は、一本の画に横画なら上下縦画なら左右に、2本のラインが出来ます。硬筆・ペン字は線が細いのでハッキリしませんが、毛筆・筆ペンは線が太いので目視で分かります。筆ペンの軸が倒れていると、この2本のラインの片側がガタガタした線となります。これが非常に見栄えを悪くします。悪い書き方の見本ま
オンラインレッスンこちらの生徒さん。平仮名の一文字ずつの解説が終わり、次はカタカナです。「平仮名からガラッと脳みそを切り替える感じで、新鮮でした!丁寧に解説していただき感謝しています!」と生徒さん。今日はカタカナ「ア~シ」までの解説だったのですが、少し解説量が多くなってしまいました。「しっかり整理しておきます」と生徒さん。カタカナは漢字の楷書の運筆の基本が学べるので、漢字の楷書の基本からじっくりやりたい!という方は、このカタカナレッスンも大変おすすめだなぁと、今日レ
こんにちは愛知県刈谷市の小川ペン習字教室の小川加奈子ですこんにちは😊ブログにご訪問いただきありがとうございます。ポストに貼る教室の表札ができあがりました。QRコードは、2センチほどの小さいものですが、ちゃんと読みこめました。先日も公式ラインからお問い合わせが2件ありましたが、通知をオフにしていたため大変ご迷惑をおかけしてしまいました。現在SNSのみの募集なので、近所の方にも、認知してもらえる働きかけしていきたいと思います。小川ペン習字教室のご案内教室のご案内自宅教室
大阪梅田彩湖美文字教室です。当教室のペン字・筆ペン字講座は、基本から3ステップで学べて美文字を目指す継続コース】と【好きな時に受講できる単発コース】がありますが、他にも次のようなコースがあります。お一人お一人に応じた練習内容が選択できるオーダーメイドコース名前や住所をきれいに書きたい。推し活している人にメッセージやお手紙をきれいに書きたい。封筒やハガキの宛名書きを体裁よく書きたい。贈り物などに添える「一筆箋」を書
美文字ナビゲーター彩湖です。「字を書くのが苦手だな」と思っている方の中には、「字を書いていると手が疲れてきて、書くのが嫌になる」という声があるようです。疲れてくる原因の一つは「ペンの持ち方!」そこで、手が疲れるペンの持ち方の一例をご紹介します。①ペンを写真のように向こう側(指先)へ倒している。②親指を人差し指の上に重ねて、巻き込むようにしている。③ペン先が紙に引っかかる。①と③はペンを向こう側(指先)に倒して持つと、ペン先のインク
こんにちは愛知県刈谷市の小川ペン習字教室の小川加奈子ですこんにちは😊ブログにご訪問いただきありがとうございます。かつて師事した故小室映華先生から、「指導者となった暁には、生徒さんの10倍お稽古し、10倍の努力をしなさい」と教えられました。その教えを守り、ペン字・かな・毛筆と毎日お稽古に励んでおりますが、我が家にはそれを阻止する怪獣がおります。それが、こちらのさびねこのみーちゃんです。今から4年前、野良猫だった生後3ヶ月のみーちゃんは、我が家に迷い込み家族の一員となり
こんばんは。文字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。先日、あるお父さんが体験にいらしておっしゃっていました。「自分が連絡帳に書き込んだのに、字があまりに汚くて小学生みたいなので、先生から子供がさぼるために自分で書いたんじゃないかって思われちゃったんですよー・・・。」「えぇ~~~~~!?」どれどれ・・・・とお書きになった文字を見てみると・・・・・ち~ん。確かに小学生のような文字・・・。いやお習字を習っている小学生はもっとうまい子もたくさんいる
尾張旭市の子供書道教室、大人女性のペン字教室の翠波です。今週の子供教室は、硬筆の最後の清書をして、3月の清書を選びました。段級取得の生徒さんは、こちらを出品します。毛筆硬筆そして、卒業、卒園を迎えた生徒さん達、おめでとうございます🎊中学生になっても続けることを決めてくれて嬉しく思っています😊勉強、部活動に忙しくなると思いますが、柔軟に対応しますので引き継ぎ、よろしくお願いします。新学年になる生徒さん達、また新1年生になる年長さんも頑張って、お稽古を続けています❗️4月からの子供教
「逢ふことは雲居はるかに鳴神の音に聞きつつ恋ひわたるかな」(紀貫之)意味。お目にかかることは、雲のようにはるか遠く隔たれているので、無理のようです。雷の音を聞くように、あなたのうわさを聞いて恋しく思い続けています。古今和歌集482番です。恋しい人が空の向こうにいるように遠く感じるイメージでしょうか。手の届かない人でしょうか。古今和歌集の恋の歌は、配列に工夫がされています。恋一逢わざる恋①469~551番恋二逢わざる恋②552~615
“ペンの重み”が感じられるとき、その重みで腕が勝手に運ばれていく。そのあとは「目」で書く。「力を抜く」ってこういう感覚で、その時が一番良い字が書けます。それはペンでも筆でも同じで、きっと武道やスポーツやその他のことでも通じる部分があると思います。先月提出した4月号。大きな◎1つ、小さな◎3つ、お直し3つ、を頂き、3ランク昇格(無級から特進6級)しました。自分では不完全と思っている所が直されていなくて、「え!そこ?」って所が直されていた。指導を受けるって有り難いで
大阪梅田彩湖美文字教室です。教室にご参加の受講者様に受講のきっかけ及び受講後のご感想をお伺いしました。受講のきっかけ・受講後のご感想ベスト3はこちらです。受講のきっかけベスト3★字が汚い・クセ字がある・きれいに書きたい★仕事や冠婚葬祭でなどで字を書く機会が増えた★自分で親しい方に宛名書きや手紙を書きたい受講後のご感想べスト3◆自分のクセ字がわかり改善箇所が把握できた◆一人一人ポイントを丁寧に
今日は、私が行書を学んだ方法の②を書きます。①は、「全部調べた」でした。【私が行書を学んだ方法②】桃花会の三体の練習にのめりこんだ「現代詩がよくないわねぇ……これじゃあ検定で点数もらえない」と先生。この先生のつぶやきは、今でもその場面ごと記憶に残っていて、自分を戒めるために思い出したりしています。そのうち準1級、1級に合格したのですが、合格したからといって、無論字が変わるわけではない。先生の次のアドバイスはこれでした。ポロっとおっしゃったの
オンラインレッスン筆ペンのペンづかいについて色々とご質問があり、それにお答えしながらレッスンをしています。筆ペンで書く平仮名を、美しく見せるためのコツも豊富にお伝えしています。「前回筆ペンの『や』の流れを教えていただいたのですが、競書の課題をつけペンで書いたときに、それを思い出してとてもうまくいきました。『違うことをやっても、つながっている』ということを先生のブログで読んだのですが、自分で体感できました!ブログを読んで、そうなのかと思っても、自分で体感すると違いますね。『これか
日本ペン習字研究会いろは支部の支部長をしております、八巻佳代子です。今回は私の趣味ともいえる「競書誌研究」のことを書いてみようと思います。ペン習字の学び方の一つとして「競書誌を使う」という方法があります。競書誌を使って教えている教室はたくさんありますね。個人で購読して学ぶこともできます。私自身、学書の一環で様々な会の競書誌を購読・出品してきました。私の場合は字の書き方を学ぶためというより、どういう字や線が「良いもの」として評価されるのか、それを知りたくて購読していました(います)こ
オンラインレッスンこちらの生徒さん、毎回平仮名5(か6)文字ずつレッスンしてきまして、今日で平仮名レッスンが終わりました♪かなり深掘りしながら丁寧に一字ずつ解説していきました。手本を見ないで書く練習も並行されていました。字形バッチリです!今後も文章などで練習をしていきます。字の習得はオーバーラーニングが大事。一度習得したかなと思うものも、何度も復習していきましょう♪新しい気づきがあったり、さらに細かいペンづかいなどを習得したりと、ここからも楽しいですよ!オーバ
こんにちは愛知県刈谷市の小川ペン習字教室の小川加奈子ですこんにちは😊ブログにご訪問いただきありがとうございます。先週の3/14に愛知県名古屋市中区のギャラリー書泉で開催された「東海かな役員小品展」をみてきました。かなというと、平安時代の和歌を思い浮かべて、なんだか日本語なのに全く読めない!という敷居が高いイメージがありますよね。こちらの森幸榮先生の作品は、島崎藤村の「椰子の実」です。「名も知らぬ遠き島より‥」で始まる唄は、聞き覚えがある方、もしかしたら歌えるかたも多いのではないでしょ
いつも当教室をご愛顧いただき、ありがとうございます。レッスンの新規募集につきましてはお稽古枠が満席となりましたので一時募集をお休みさせていただいております。空席ができましたらこちらのブログにて改めてご案内させていただきます。なお、各種お問合せについては随時対応させていただきますのでお気軽にご連絡くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします*連絡先*080-8355-7512ruriko1970610@gmail.com中嶋瑠璃※レッスンの詳
いつも当教室をご愛顧いただき、ありがとうございますこれまで満席につき予約待ちをいただいておりましたが、順次お待ちいただいていた皆さまへのお声がけが完了したこと、定員を1名増設することにより新たに若干名(2~3名)の予約が受付可能となりました。今回は以下の内容にて募集させていただければと思います。月曜日~木曜日午後限定(13:00~17:00の間で90分)お問い合わせはメールやインスタのダイレクトメッセージでも可能ですが、最終的なご予約は【必ず
「使える!」と思った字典をご紹介します。関口研二先生の『かな字典』(芸術新聞社発行)です(画像左)。使用頻度が高く、同時期に購入した『かな字解』よりも黒くなっています(笑)コンパクトで引きやすく、並べ方も見やすいです。私がどのようなシチュエーションで使用しているかといいますと…変体仮名の字形を調べるときです。「あれ!この変体仮名ってこの字形で合ってるっけ??」と疑問に思ったときなどです。(連綿もちょこっと載っていますが、主に単体を調べるときに使います)古筆の字、
今日の記事は、行書です。本日のレッスンで、生徒さんから、「行書のしんにょうが楷書と同じになってしまいます。どうすればいいですか?」とご質問をいただきました。これ、分かります!まず、しんにょう部分の1画目の最後から、次に続けるハネの線を少しつけるといいです。そして、赤い矢印の部分、楷書は右上がりに書きますが、ここを逆に下げると、楷書と変化をつけることができます(ただ、楷書と同様に上げて書いても大丈夫です)。しんにょうの最後のハライは、軽く止めるか、画像のように軽く止め
自宅レッスンの様子です。王羲之「集字聖教序」の臨書。字の傾き、空間のとり方、線の方向など、書写的な書き方に引っ張られないように一本一本の線をよく見て臨書していきます。なんとなくこう書くときれい、という感覚は、一旦横に置いておくので、自分の中にあるバランスとの闘いになることも。レッスンでは、見るポイントや書くポイントなどをお伝えしました♪王羲之の「集字聖教序」は、私の先生が「これを臨書しなさい」とすすめてくださった古典。よく書いていました。書の古典集王聖教序
レッスンの様子です。硬筆書写検定1級の添削です。ご質問にお答えしながらレッスンを進めています。「掲示がどうもぼてっとしてしまって……」と生徒さん。そのお悩み大変よくお聞きします!レッスンではコピックで書く線の話をたくさんしました。そして改善するためのご提案をいくつかしました。線の話、楽しい!線を極めていきましょう♪
子ども書きかた教室の様子です。今日で書きかた教室を卒業される6年生の生徒さん。色紙作品を書きました。長く通っていただきました。ご本人も字も大きく成長されました。小学三年生二年生「馬」がうまいと言ったら、笑ってくれました。「スーホの白い馬」が大変人気。年長さんお手紙を書く生徒さん。それぞれに字を書くことを楽しみました。来週は祝日でお休みです。お休みだよ~と言ったら、「行くよ!」「宿題多めにちょうだい」と口々に^^再来週お待ちしていま
今日は、大人の勉強のコツについて書きます。赤松、少し前から「数列」の勉強をしています。赤松が高校生だった頃、何一つ分からなかったやつです。なぜ数列を勉強するに至ったかは、次の通りです。私「水彩画で柵を描くときに、それがだんだん遠くなるようにすると、柵の幅が分からんくなってきて、適当になっておかしいんやけど……」息子「それ、数列やったら?」数列?(・。・)数列をやれば、間隔が分かる?私「数列なんか絶対無理やわぁ。中一の数学も怪しいのに」
オンラインレッスン都道府県名の練習です♪漢字の基本運筆や、個別の字の書き方をお伝えしました。「レッスンで習ったことを覚えていきたいのですが、忘れてしまうこともあって……」と生徒さん。インプットされたら、アウトプットしていくことがおすすめです!その方法は色々あるので、ご自身にあったやり方で良いと思います。書写検定の受験(や練習)もアウトプットになります。また、学んだことを家族に教えていくことや、日常で書かれるときに思い出すことを意識するのもいいですね。大事なの
大人っぽい字(平仮名)を書きたい!そんなとき、注意するとよい点がたくさんあります。今回は、そのうちの一つを記事にします。例えば、「れ」「わ」「ね」を書くときに、二画目の最初の横画が完全に一画目から離れてしまうと、大人っぽさが半減してしまい惜しいです。また、離れ具合によっては、字が倒れて見える原因にもなります。二画目の横画は、一画目の縦画に、少しでもつける方がよいです。(右に出しすぎないようにもご注意。左部分が長くなりすぎないようにもご注意)ただ、例えば下の「れ」