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今日は、やってみると楽しい書道の練習企画の第六回目です。このシリーズは、軽いノリのクセに、やってみるとなかなか力のつく内容となっております。今回のご提案は、一日一漢詩です。一日一善よりはハードルが高いかもしれません(え?逆?)。具体的には、1週間毎日、漢詩を一つ書く(文字数は自由で)ということです。ただ自分の字で漢詩を書くのではありません。必ず、全部書道字典で調べるというのが、この企画の最大のテーマです。え?全部?自分はこの字はもう書けるから、
ペン字の練習が進んでくると、思うように上達していかないことが多々あります。そもそも、どう上達したらいいかすら先の道のイメージがない、ということもあるかもしれません。上達に悩むそのようなペン字上級者の方へヒントをお届けしています。ペン字上級への分かれ道①は、微差を大差だと思えるか、でした。ペン字上級への分かれ道②は、ボールペンは、強弱の出る筆記用具だと思えるか。これも分かれ道の一つです。(右に道があるかどうかは、進まないと分からない!?)
楷書や行書と同様に、草書にも書き方のポイントがあります。今回はしんにょうのちょっとしたポイントをとりあげます。「返」の草書。※他にも色々な書き方があります。筆脈を通すことがとても大事で、筆脈を通して書くと…赤い点々(下の画像)で記したところに、小さなひっかけができます。筆順は、「反」の部分が先で、「反」の最終画から、しんにょうにつながります。「反」の最終画を書いて止まり、ペンを紙においたまま休憩した後、空中では休憩せずに(休憩はしないですが、ゆっくりで大丈夫です)、ペン
今日の神戸は雨が降っています。「冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ」(古今和歌集330番)冬なので、空から降ってくる花というのは、雪。しかし、それを花と見立てることで…冷たい空の向こうに、春の希望があるようなそんな歌です。私の住んでいるところではめったに雪は降りませんが、降ってきたら、その空を眺めて、「まるで桜の花が散っているみたい。空の向こうは春なのかな~」なんて…なかなか実際には思わないでしょうけれど(笑)古今和歌集では、雪を
以前生徒さん達に伝えたものから抜粋。【受験部タテ書き、平仮名を連綿に変える場合】受験部タテ書きを連綿に変更する際、気を付けること。大きく4つ。①連綿の形は手本脇の解説の書き方を参考にすること。2字連綿を基本に構成していく。3字連綿は出来たらかっこいいけれど、失敗することも多いので避けた方が無難。(無理はしない!)②文字数的に基本は各行1箇所。多くて2箇所。各行1箇所は必ず入れたい。③連綿にすると手本とは文字位置がずれてしまうので、字間が均等になるよう考え直す。
長く通われている生徒さんは、仮名の創作にもチャレンジされています。上の作品を書かれた方も、最近自分で書く練習を始められました。手本を見てきれいに仕上がったらそれで満足、というのも無論いいですが、自分で創作を楽しんでみたい!という方がいらっしゃったら、ぜひそのチャレンジを応援したいです。とはいえ……一番最初は、手本を見て書く、というところに慣れるところから。こういう変体仮名があるんだなとか、こういう配置があるんだなとか、分かってきます。手本を見て書くということに慣
今日は、私が行書を学んだ方法の②を書きます。①は、「全部調べた」でした。【私が行書を学んだ方法②】桃花会の三体の練習にのめりこんだ「現代詩がよくないわねぇ……これじゃあ検定で点数もらえない」と先生。この先生のつぶやきは、今でもその場面ごと記憶に残っていて、自分を戒めるために思い出したりしています。そのうち準1級、1級に合格したのですが、合格したからといって、無論字が変わるわけではない。先生の次のアドバイスはこれでした。ポロっとおっしゃったの
オンラインレッスン添削は、仮名の創作を中心に。ペンで書く仮名と小筆で書く仮名の違いは?仮名条幅で、行頭に漢字が並んでもいい?仮名は意味のキリの悪いところで改行してもいい?硬筆書写検定の指導(1級、準1級)では、仮名の創作はできた方がいい?現代詩と、仮名の配置の違いは?書写検定の現代詩は楷書でもいい?などなど、ご質問多数で、全部赤松の自分の考えをお伝えしました。例えば上から四番目のご質問ですと、仮名の創作はできなくても書写検定の指導(1級、準1級)はできます。仮名の指
こんばんは。きれいな字が書けるようになり、自分に自信が持てるようになるペン字・書道教室の太田真采世です。私は銀座と大宮で教室を開いていますが、不思議なことに大宮教室は書道の方の比率が多く、銀座教室はペン字の方の比率が圧倒的に多いです。銀座はOLさんが多いから・・・というわけではありません。主婦の方も、会社員の男性や、リタイアされた男性など、年齢も職業もさまざまな方がお稽古にいらしています。みなさん教室にいらした理由をお聞きすると、口々に言われるのが「字をきれいにしたいから」中には書道
競書毎月出品することで段級が上がっていく。同業の先生と話す時によく話題になるのが、「競書結果の捉え方」について、だ。競書は基本的にその段級位の中での相対評価で順位がつけられていく。(昇段試験は絶対評価の団体が多いと思われる。)昇段、昇級すれば子供も大人も嬉しい。上がらなければがっかりするのも当然。上がらなくて悔しいと思う人は伸びる。ただ、毎月これを続けていくうちに、「習う理由」そのものが変わってしまう人がいる。「上手な字、綺麗な字が書きたい」という理由で習い始める人が殆ど
おはようございます。人前で手書き文字を書くのが恥ずかしい人のためのペン字・書道教室の太田真采世です。今週は月曜から木曜までずーっとお稽古が続いておりました。たくさんの生徒さんが「心が伝わる短い手紙コース」でお稽古しています。その中でカリキュラム3回目のお稽古内容は、「還暦のお祝い」「杉元先生には、このたびめでたく還暦のご誕辰をお健やかに迎えられるとのこと・・・」というくだりが入っております。あなたは「誕辰」って知っていますか?「誕辰」とは誕生日のことです。家族や親戚なら「お誕生日
下敷きに関するご質問をよくいただくので、この場で少しシェアしたいと思います。Q1つけペンを使うときはどのような下敷きを使われていますか?A1ソフト下敷きです。Q2ソフト下敷きでおすすめの下敷きを教えてください。A2私が現在愛用しているのはこれです。透明の下敷きをやめてから紛失しなくなりました(笑)。共栄プラスチック事務用ソフト下敷き硬筆用A4NO.1304薄グリーン2個セットAmazon(アマゾン)もう少し分厚い下敷きも持っていま
初心に戻ろうと、高校時代に学んでいた団体の競書誌を外の物置から引っ張り出してきました📦私の中でペン字と聞いて頭にパッと浮かぶのはやっぱりこの先生の字なのです。当時は10級(新規)から行草書&連綿というスパルタ手本で、私はこのペン字課題で草書は文脈で読むということを教わりました。お手本に釈文はなく、当時はネットですぐに元の文章を調べられる環境でもなかったので読むしかなかったともいえます。高校の先生が一冊持っていていいよと貸してくれた学校備品の五体字類だけを頼りに書いていた懐かしい時代です。
自宅レッスン子どもたちに書写を教えてらっしゃる生徒さん。「字って色々なことが表れるなぁと子どもたちの字を見ていてよく思います」と。そこから「字に表れ出るもの」の話になり、あれやこれや思うことなどを話し合いました。横書き課題で、「あー右端がうまくそろわなかった」と思うと、その後書く字に気持ちが入らずちょっと速くなって雑になってしまったりすることというのは、私自身ありますが、生徒さんの作品にも見えることがあります。「ここ少し急ぎましたか」などと言うと、「本当にその通りです
尾張旭市の子供書道教室(現在🈵)、大人女性のペン字教室(生徒募集中)の翠波です。今週のお稽古の様子です。全員、硬筆の週でした✏️今月は競書の締切が早いため、清書は今週で終わりました。小3以上は、毛筆のお稽古もあるので、今週、初めて課題を練習して、そのまま清書でした。年長さんのノートとっても、力強くて良いと思います❣️今週、少し暖かくなったと思ったのに、すぐに強風🌬️、寒くなりました❄️3月は、卒園、卒業式シーズンですし、体調崩さず、過ごしたいですね。
今日は、通信添削講座にいただいた(講座内容に関する)ご質問をこちらでシェアします。Q速書きの添削もしていただけるのですか?Aもちろん速書きの添削もしています。これまで硬筆書写検定の添削のご依頼で一番多いのが第二問(三体、二体)で、一番少ないのが第一問(速書き)でしたが、最近速書きの添削依頼が増えてきました。速書きの添削、大変おすすめです。添削したものを素直に実践して練習していただくことを続けてみてください。日常の字も変わってきます。検定を受験されなくても、どうすれば速くきれ
やってみると楽しい書道(ペン字)の練習企画。本日は4回目です。1~3回目、①一文字を徹底的に研究する②一文字を徹底的に臨書する③絵を描く(何かを見て、そっくりによく見て描く)でした。4回目の「やってみると楽しい書道(ペン字)の練習企画」は、つきなみなご提案なのですが……練習したことのない道具を使ってみる確かにつきなみ(゜.゜)しかしですね。これは提案としては、はずせないものなので、入れてみました。練習したことのある道具に☑を
予約していたぺんてるFLOATUNEが届きました。ぺんてるフローチューンフローチューン|ぺんてる株式会社ボールペン、シャープペン、クレヨン、えのぐ、マーカー、修正具などの文具メーカーぺんてる株式会社。商品情報やおすすめ情報を提供しています。www.pentel.co.jp浮遊感のある書き心地の油性ボールペンとは、一体どんな感じなのかな?と購入してみました。(ちなみに私はコテコテの高粘度油性ボールペンが筆記用具で一番好きです)まずフローチューンのリフィルはエナージェルと互換性ばっち
「先生から習い始めて初めて見たあの時のお手本の印象と、今は違う印象を実感しています!」と生徒さんからLINEをいただきました。実際そうで、「人は同じものを見ていても、同じようには見えていないのではないか」ということをペン字や書道を通して実感しているわけなのですが(もともと頭では分かっていたことが、本当だと経験から思った)のですが……自分の頭の中が変わると、以前見た同じものが変わってくる不思議。10年以上桃花会の会誌をとっていると、会誌を初めて見たときの印象、5年くらい経っ
自宅レッスンの様子です♪硬筆書写検定1級対策です。こちらの生徒さん、自宅レッスンに初めて通われてから、ちょうど1年が経ちました。そしてこの1年で、ペン字未経験から、硬筆書写検定1級を目指されるようになりました!平仮名の単体からの練習から始まり、楷書、行書の練習に進まれ、今は理論の勉強と、三体の練習を頑張ってらっしゃいます。勉強をする上で、疑問に思ったことをたくさんメモされていらっしゃり、それにお答えしながらレッスンを進めました。「『新』の楷書の字形の左側ですが、ど
自宅レッスン臨書の添削他はつけペンで仮名作品の練習を一緒にしたり、絵を描いたり。イチゴの絵お子さんに「お母さんも先生も絵を描くの好きやなぁ」と言われたそうです^^これを毎月楽しみにしていただいています♪
自宅レッスン手本なしの課題です。今回のメインは、「わ」と「れ」の一画目。縦画が内側に向いているのですが、逆に少し外側に(左下に)張り出すようにすると字が安定します。スッと入って書きますが、スパッと切り込みを入れるような気持ちで書くのもいいかと思います。少し極端に線の方向を説明すると、下の画像の上の線ではなく、下の線のようになります。上品で美しい字が書ける!大人の平仮名表|赤松久美子大人っぽく上品な字を追究した平仮名表を約4年前から販売しています。これまでは
尾張旭市の子供書道教室(現在🈵)、大人女性のペン字教室(生徒募集中)の翠波です。今週、私が練習したものです。つけペン、筆ペンの楷書と行書。来週、ペン字レッスンを受けるので、その時に見てもらうものを練習しました。あと、1課題やらなきゃ💨あと、私が指導するペン字レッスンで通信コースも考えているので、そのお手本も作ってみました。モニターの方に協力してもらいます。
4月から競書誌を『ペンの光』に変更しました。「日常生活で綺麗な文字を書きたい!」と思ってペン字を習い始める方がほとんどです。即効性のある課題が求められていることをひしひしと感じつつ、変更するまで1年近く悩みに悩みました誌面や課題の内容、審査の正当性・公平性、購読者のレベル、購読者数…etc100冊近く競書誌を取り寄せ、実際何団体かは自分でやってみて、一番内容に納得出来たのが日本ペン習字研究会の『ペンの光』でした。支部を作り諸々乗り越えて、4月号から生徒さん全員日ペンへ移動!(日ペン事
く尾張旭市の子供書道教室、大人ペン字教室(大人は特別レッスン以外、準備中)の翠波です。先日、硬筆書写技能検定1級に合格しました㊗️私の書道歴はというと…年長さんか小学1年生から今も、同じ先生のもと、書道を習っています。先生との付き合いは、もう何十年です😳途中、受験や就職活動、留学、出産でお休みした以外は続けています。この長年の経験と、20代の頃に師範を取得していたのもあり、1年半前に、極少人数の子供向けの教室を開きました。そして、いづれは大人向けの教室も開きたいと思っていました。なぜ
オンラインレッスン三体や縦書き、仮名の創作の添削。書写検定1級合格後は、書ける字のバリエーションを増やしていくといいので、合格されている方には、それを意識してお伝えすることもしています。今回は、多くの「の」の字のバリエーションをご紹介しました。私の「の」の字コレクション(笑)もご覧いただいたり、変化のつけ方や、こういうところにはこういう形も合うなどという使い方や、強弱についてもお伝えしました。「の」の変体仮名もご紹介し、今回一番のテーマになりました。毎回レッスンのイン
自宅レッスン行書の導入レッスンをしています♪運筆スムーズで字形もやわらかくて良いです!こちらの生徒さん、しばらく基礎的な練習を続けてこられましたが、何か目標があるといいのではないかと、硬筆書写検定3級の受験をおすすめしました。来年度から挑戦されるそうです。行書を学びつつ、検定対策も頑張っていきましょう♪さて。赤松の字がやわらかくて好き、という言葉を生徒さんや読者の方などからいただくことがあります。先日、自分の通っている仮名書道の教室で、この道数十年という先輩と
自宅レッスン硬筆書写検定対策です。今、草書を覚えてらっしゃる真っ最中。生徒さん「『車』と『東』ですとか、『出』と『書』ですとか、似ているものが多くて大変です!」本当にそうですよね!今日は、似ている草書一覧を見ながら、一緒にあーだこーだ言いながら、字形を確認したりしました。「勉強していると疑問も出てきますが、それも楽しいです!」と生徒さん。疑問と感動こそが勉強の真骨頂!だと私は考えているのですが、まさにまさに。楽しみながら検定対策していきましょう!
書写検定に関して、自分が当時思っていたこと、通信添削をしてきて思っていること、などに関する雑感を記事にしていこうと思います。今回は、1級に合格した理由を考えてみる、というテーマで書きます。人生でうまくいったことに関しては、「なぜうまくいったか」を分析するといいと聞いたことがありますので、ちょっと考えてみたいと思います。2010年春。書道の道に進もう、と決心して、友人の紹介で、書道の先生のところに正式に入門しました。入門してすぐに書写検定の受験をすすめられました。そ
オンラインレッスンこちらの生徒さん、筆ペン、つけペン、硬筆書写検定、所属されている会の課題などの添削をしました。すでに書道教室を開かれており、硬筆書写検定1級をお持ちです。検定の指導を視野に入れた添削をお願いします!とのことでした。検定の体裁の疑問にお答えしたり、ペン字のちょっとした線の長さの話をしたり、仮名の印の話をしたりと、内容が多岐に渡りました。「あれもこれも教えていただいて、ありがとうございました。練習を続けていきます。ペン字も指摘された方がいいなと改めて感じました