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Styx/TheGrandIllusionスティクス/大いなる幻影1977年リリース◆一躍トップグループの仲間入りをしたスティクスの大出世作◆前作で新たにトミー・ショウが加入し、スティクスの黄金メンバーによる通算7枚目のスタジオアルバム。そのアルバムは煌びやかなキーボードとワイルドなギターを中心としたプログレッシヴ要素の強いポップ&ハードロックとなっており、作曲したトミー・ショウとデニス・デヤングの2人のセンスが、良い意味で時代とマッチした名盤となっている。本アルバムは全米ア
Invisible/ElJardínDeLosPresentesインビシブレ/エル・ジャルディン・デ・ロス・プレゼンテス1976年リリース◆哀愁のメロディと独特の浮遊感を持つ南米ロマンティズムプログレの名作◆南米アルゼンチンで最も影響力のあるロックミュージシャンの1人、ルイス・アルベルト・スピネッタが率いるプログレッシヴロックグループ、インビシブレのサードアルバムにて最終作。そのアルバムはスピネッタの切ない歌声や新たに加入したトーマス・グビッチのロマンティックなギターを中
Emerson,Lake&Palmer/WelcomeBackMyFriendsToTheShowThatNeverEnds-LadiesAndGentlemenエマーソン・レイク&パーマー/レディース・アンド・ジェントルマン1974年リリース◆グループ結成4周年を記念したレコード3枚組に及ぶライヴアルバム◆1973年に発表した前作『恐怖の頭脳改革』のリリース後のワールドツアーで、1974年2月10日に22,000人の聴衆を集めたアナハイム・コンベンショ
AveRock/AveRockエイヴ・ロック/ファースト1974年リリース◆キーボードとギターの対比が秀逸な南米シンフォニックロックの名作◆イタリアンロック的な抒情性とブリティッシュロック的なヘヴィネスを擁する南米アルゼンチンの最初期のプログレッシヴロックグループ、エイヴ・ロックのデビューアルバム。そのアルバムはブルージーなツインギターとクラシカルなハモンドオルガンを中心とした、スリリングかつ荘厳なヘヴィシンフォニックロックとなっており、いかにも南米らしいフォークロア的なヴォ
KingCrimson/Islandsキング・クリムゾン/アイランズ1971年リリース◆クリムゾン史上最も儚く美しい静寂をイメージした神秘的なアルバム◆前作の『リザード』のメンバーであるロバート・フリップ(ギター、メロトロン、ハーモニウム)とピート・シンフィールド(作詞)、メル・コリンズ(サックス、フルート、バスフルート)に加えて、新たにボズ・バレル(ヴォーカル、ベース)、イアン・ウォーレス(ドラムス、パーカッション)を迎えて録音された4枚目のスタジオアルバム。そのアルバムはフ
Crucis/LosDeliriosdelMariscalクルーシス/陸軍元帥のたわごと1976年リリース◆叙情性とテクニカルな演奏力が見事に融合した完成度の高いシンフォニックプログレの名盤◆アルゼンチンのプログレッシヴロックの先駆者の1つとされるクルーシスのセカンドアルバム。そのアルバムはハモンドオルガンやピアノ、ストリングスシンセサイザーを駆使したキーボードとヘヴィなギターによる重厚なアンサンブルを中心に、変拍子を多用したアグレッシヴなサウンドとなっている一方、アルゼン
TheMoodyBluesWithTheLondonFestivalOrchestraConductedByPeterKnight/DaysOfFuturePassedムーディー・ブルース/デイズ・オブ・フューチャー・パスト1967年リリース◆オーケストラとの共演によって創り出された一大コンセプトアルバム◆ロック界において最古参に位置し、プログレッシヴロックの草分け的存在であるムーディー・ブルースが、1967年にリリースしたコンセプトアルバム。そのアル
Zazu/Zazuザズー/ザズー1975年リリース◆洗練されたアンサンブルが特徴の王道アメリカンプログレハード◆スティクスの弟分とも呼ばれたアメリカのプログレッシヴロックグループ、ザズーの唯一作。そのアルバムは耳に残るキャッチーなメロディと爽やかなコーラスワークが印象的な一方、インストパートでは華やかなキーボードとハードに攻めるギターを中心とした構築的でテクニカルなプログレッシヴロックとなっている。セカンドアルバムの制作が中止となって解散してしまうが、続けていればボストンやカンサ
Cervello/Melosチェルヴェッロ/メロス1973年リリース◆ギリシャ神話をモチーフにした叙情派シンフォニックロックの傑作◆メンバーのうち3人がフルートを演奏するイタリアの抒情派プログレッシヴロックグループ、チェルヴェッロの唯一作。そのアルバムはギリシャ神話をモチーフにした歌詞を基に、アコースティックギターのアルペジオやサックス、フルート、リコーダー、ビブラフォンといった楽器を用いて、イタリアらしい土着的な激しさと儚い美しさが交互に押し寄せたキーボードレスのシンフォニック
JethroTull/ThickasaBrickジェスロ・タル/ジェラルドの汚れなき世界1972年リリース◆44分の大曲1曲のみが収録されたブリティッシュロック史に残る名盤◆ロックにフルートを持ち込み、デビュー当初から異彩を放っていたプログレッシヴロックグループ、ジェスロ・タルが1972年に発表した5枚目のアルバム。その12ページの新聞を模したオリジナルのパッケージには、架空の8歳の天才詩人であるジェラルド・ボストックが描いた社会風刺詩を用いて曲を作り上げたコンセプト作で
Kayak/SeeSeeTheSunカヤック/金環食1973年リリース◆荘厳さを保った美しいメロディが魅力のオランダシンフォニックロックの名盤◆現在でもメンバーチェンジを繰り返しながら活動を続けるオランダのプログレッシヴロックグループ、カヤックの記念すべきデビュー作。そのアルバムはオルガンやハープシコード、メロトロンといったキーボードと美しいギターを駆使した優美なシンフォニック色を散りばめつつ、イエスにも通じる美しいコーラスとハーモニー、そして洗練されたメロディアスでポップ