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VanDerGraafGenerator/HToHeWhoAmTheOnlyOneヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイター/天地創造※旧邦題『核融合』1970年リリース◆詩人ピーター・ハミルの個性を色濃く反映させた高度なテクニックと神秘さを誇ったサードアルバム◆ジャンルにとらわれない類まれなる先見性により、音楽的な先駆者として讃えられるヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレイター(VDGG)のサードアルバム。本アルバムは暗澹とした歌詞と複雑な楽曲であるにも関わらず、
Osanna/Palepoliオザンナ/パレポリ1973年リリース◆エキセントリックな持ち味が発揮されたイタリアン・プログレッシヴロックの金字塔◆メンバー全員がテクニシャンでありながら、太古の儀式を思わせるような怪しい雰囲気の中で、奇抜ともいえるメイクや衣装、実験的なステージが特徴のオザンナのサードアルバム。本アルバムはローマ帝国以前にイタリア南部の土着/民族性に根差したという謎の都市“パレポリ”をモチーフとし、うねるようなフルートや重厚なメロトロン、攻撃的なギター、パワフルなサ
KingCrimson/Redキング・クリムゾン/レッド1974年リリース◆プログレッシヴロックの最終進化形であり未来への予言となった歴史的名盤◆ロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードの3人を核にレコーディングを行った、キング・クリムゾンの1970年代最後のスタジオアルバム。そのアルバムはライヴで培った超絶技巧の演奏力と即興から生み出される緊迫感、それでいて哀歌にも似たメロディがドラマティックに交差する、非の打ちどころのない威厳さと力強さが備わった究極のサ
Omega/200YearsAfterTheLastWarオメガ/最終戦争から200年1974年リリース◆キーボードの多用でよりシンフォニック色が増したハンガリーが誇るヘヴィプログレの傑作◆1962年結成から60年以上のキャリアを持ち、現在でもハンガリーロックシーンのトップに君臨するオメガの4枚目にあたるスタジオアルバム。そのアルバムは1972年作『エル・オメガ』と1973年作『オメガ5』より選曲の上、英語歌詞にて再録&アレンジしたドイツのベラフォン傘下のバチルスから発
70年代はプログレとハードロックの2本立てでした70年代は、プログレとハード・ロックが人気でしたので、(MUSICLIFE誌の読者人気投票ではZEPPELINやEL&Pが1位だったように記憶している)私も私の周りの友達も、自然とプログレとハード・ロックの2本立てでした。ただし、ヨーロッパの各国のマイナーなプログレを探し出して聴くプログレ・マニアではなく、英国5大プログレなど、主にメジャーなプログレが中心です。KINGCRIMSON(ファースト及び、いわゆる後期クリムゾン)
Camel/TheSnowGooseキャメル/スノーグース(白雁)1975年リリース◆ポール・ギャリコの短編小説『白雁』の物語を一大絵巻のごとく奏でたキャメルのサードアルバム◆グレート・マーシュと呼ばれる沼地に銃によって傷ついた白雁を抱いてやってきた優しい少女フリーザと、それを介抱する孤独な画家ラヤダーの美しくも悲しい交流を描いた、ニューヨーク生まれの小説家ポール・ギャリコが1941年に発表した短編小説『TheSnowGoose(白雁)』をモチーフにしたキャメルのサードア
ProcolHarum/GrandHotelプロコル・ハルム/グランド・ホテル1973年リリース◆英国屈指のメロディメイカーが放つロックという名の華麗なる輪舞◆1967年に世界的な大ヒットを記録した名曲『青い影』から、メンバーチェンジを繰り返し、6年後の1973年にリリースされた通算7枚目のアルバム。ヴォーカル、ピアノ、オーケストレーションを担当するゲイリー・ブルッカーを中心に作成された本アルバムは、あまりにも美しいアンサンブルの妙技や華麗なるメロディの調べに、70年代のプロ
BuonVecchioCharlie/BuonVecchioCharlieブオン・ヴェッキオ・チャーリー/ブオン・ヴェッキオ・チャーリー1990年リリース(1972年録音)◆攻撃的なテンションで繰り広げるイタリアンプログレ黎明期の幻の名盤◆1972年に自主的にレコーディングを行い、BASFレコードと契約したものの、メンバーがリリース前に脱退したため長らくお蔵入りされていたブオン・ヴェッキオ・チャーリーの幻のデビューアルバム。グリーグの組曲『ペールギュント』の2幕『山の魔王
MikeOldfield/TubularBellsマイク・オールドフィールド/チューブラー・ベルズ1973年リリース◆マルチトラックレコーダーによる多重録音で創り上げたロック&ポピュラー史に残る名盤◆ウイリアム・フリードキン監督の映画『エクソシスト』に使用されたことで世界的なベストセラーとなった、当時、弱冠20歳の若きミュージシャンであるマイク・オールドフィールドが手掛けた衝撃のデビューアルバム。ほとんど1人で全ての楽器を演奏し、長期間をかけて原始的なアナログ・マルチトラック
Yes/TalesFromTopographicOceansイエス/海洋地形学の物語1973年リリース◆楽曲のテーマの難解さと長大さが増したスケール感あふれる世界を描いた傑作◆『こわれもの』、『危機』のアルバムで一躍トップグループとなったイエスが、ビル・ブルーフォードの脱退、アラン・ホワイトの加入を経て、イエス史上もっとも挑戦的で野心的な作品となった6枚目のスタジオアルバム。そのアルバムはパラマハンサ・ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」の一節、生命や宗教に関する4つの記述を基
MauroPagani/MauroPaganiマウロ・パガーニ/地中海の伝説1978年リリース◆西洋の音楽と地中海の民族音楽が結びついたワールドミュージックの傑作◆世界的に成功したイタリアのプログレッシヴロックグループであるP.F.M.(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ)を脱退した後にリリースした、マウロ・パガーニのソロデビューアルバム。ヴァイオリンやフルート、ギターをはじめ、多彩な楽器を操るパガーニが、中東から北アフリカのアラブ音楽圏で使われる弦楽器であるウードやブズ
Marsupilami/Arenaマルスピラミ/アリーナ1971年リリース◆オルガンやメロトロンの音色を活かしたサイケデリック風ブリティッシュハード◆神話の世界の一部を切り取ったようなジャケットデザインが印象深い、1971年にリリースしたマルスピラミのセカンドアルバム。デビューアルバムはハモンドオルガンをメインにしたフォークロックだったが、セカンドアルバムではメロトロンを導入し、ブルージーなハードロックに変貌し多方面からの音楽的要素を詰め込んだ一大コンセプトアルバムになっている。
NewTrolls/ConcertoGrossoPerⅠニュー・トロルス/コンチェルト・グロッソⅠ1971年リリース◆ロックとオーケストラが見事に融合したイタリアンシンフォニックロックの金字塔◆イタリアのビートポップグループだったニュー・トロルスが、映画音楽の作曲家でありオーケストラアレンジャーでもあるルイス・エンリケ・バカロフを迎えて制作されたサードアルバム。そのサウンドはストリングスによるバロック・アンサンブルとロックサウンドが華麗に重なり合い、時にクラシカルに時にハー
IPooh/Alessandraイ・プー/ミラノの映像1972年リリース◆甘美なバラードの中に一抹の切なさを秘めた珠玉の名盤◆プログレッシヴロックの枠を飛び越えて、イタリアンロック&ポップを代表するグループとなるイ・プーの5作目であり、CBS移籍2作目にあたる作品。本アルバムは前作で極上のラヴポップを披露した『オペラ・プリマ』を踏襲しており、イタリア然とした切ないヴォーカルによる甘美なバラードや華麗なるオーケストラを全編にわたって活用した珠玉の名盤となっている。イ・プーは本アル
KingCrimson/Larks'TonguesInAspicキング・クリムゾン/太陽と戦慄1973年リリース◆ソリッドでダイナミックレンジにあふれるアンサンブルへと変貌した究極のアルバム◆1971年発表の前アルバム『Islands(アイランズ)』発表後のツアー終了と共に、一旦解散したキング・クリムゾンがロバート・フリップを中心に再度メンバーを集めてレコーディングされた通算5枚目となるアルバム。メンバーにジョン・ウェットン、ビル・ブルーフォードを迎え、前作までのフリージ
U.K./DangerMoneyU.K./デンジャー・マネー1979年リリース◆トリオ編成となってより高みへと臨んだ70年代英国プログレッシヴロックの最後の威光◆ギタリストのアラン・ホールズワースとドラマーのビル・ブルーフォードが脱退し、代わりにドラマーのテリー・ポジオが加入してトリオ編成となったU.K.のセカンドアルバム。そのアルバムはエディ・ジョブソンの重厚なキーボードとヴァイオリン、それに絡みつくような勇ましいジョン・ウェットンのベースとヴォーカル、そして何よりもポリリズ
Granada/España,año75グラナーダ/スペイン75年1975年リリース◆キーボード、ギター、フルートが一体となったジャズロック指向の強いコンセプト作◆スペインが誇るプログレッシヴロックグループ、グラナーダのセカンドアルバム。前作のメロトロンとピアノが中心だったキーボードが、本作からシンセサイザーとエレクトリックピアノとなり、ギターやフルートがせめぎ合うジャズとシンフォニックロックの間の領域を保ったインストゥメンタル作品となっている。本アルバムは多様なキーボードやヴ
Jonesy/KeepingUpジョーンズィー/紅薔薇刑1973年リリース◆哀愁のトランペットの響きとメロトロンの洪水、シンフォニックの粋を極めた逸品◆ブリティッシュハードロック調だった前作からグループ内の対立とメンバーチェンジを経て、よりプログレ要素が強まったジョーンズィーのセカンドアルバム。ザ・ムーディー・ブルース的なポップ感覚あふれるヴォーカルやキング・クリムゾン的なアレンジ面とジャジーな展開、何よりもストリングスやメロトロンを大々的に導入したことで、抒情性の高いシンフォ
Camel/MoonMadnessキャメル/月夜の幻想曲(ファンタジア)1976年リリース◆官能的な美しさと安らぎを与える幻想美学の頂点を極めた名盤◆数あるプログレッシヴロックシーンの中で、もっとも叙情的なサウンドを作り続けるキャメルの4作目ににして4人のオリジナルメンバー最後の作品。インストゥメンタル主体だった前作『スノー・グース(白雁)』から一転、ヴォーカルをフィーチャーし、その官能的な美しさと安らぎを与える幻想的なサウンドとなっている。メンバーのアンドリュー・ラティマーと
TitusGroan/TitusGroanタイタス・グローン/タイタス・グローン1970年リリース◆サックスとフルート、オーボエを駆使したグルーヴ感あふれるブルースジャズロック◆英国の小説家であるマーヴィン・ピークのゴシック・ファンタジー『ゴーメンガースト』の三部作に登場する、ゴーメンガースト伯爵の後継者である主人公の名をグループ名にしたタイタス・グローンの唯一作。そのサウンドは、サックスやフルート、オーボエといった金管楽器を中心に、オルガン、ピアノを駆使したジャズエッセンス
北海道も梅雨前線☆ハネハです近年北海道も夏が来る前に雨の日が多くなって来ています今も雨です標高が高い手稲山にはまだ雪が残っていますが他の山々はもう生き生きしています少し遅れましたが今月の曲ですBillBruford-FeelsGoodToMe1979Live-DrumCoverbyhanehaイエス,キングクリムゾン,U.K.そのプログレッシヴロックのビッググループを渡り歩いてきたドラマー"ビ
Atmosphera/TheLadyOfShalottアトモスフィラ/レディ・オブ・シャロット2002年リリース(1977年録音)◆25年の時を経てリリースされたイスラエル産シンフォニックロック◆1977年に録音されたもののアルバム化されず、2002年に初めてライヴ音源を含めた2枚組としてリリースされたイスラエル出身のグループ、アトモスフィラの作品。そのサウンドは牧歌的なメロディラインにイエス的な技巧さとアンサンブルを兼ねたシンフォニックロックになっており、何よりも透明感の
EduardArtemiev/WarmthOfEarthエドゥアルド・アルテミエフ/ウォームス・オヴ・アース1985年リリース◆旧ソ連の映画音楽家の手による完成度の高いエキセントリックなシンフォニックロック◆旧ソ連の映画音楽の大家であり、連邦最高峰のロックアーテイストであるエドゥアルド・アルテミエフが作曲した完成度の高いシンフォニックロックの傑作。そのアルバムはSynthi100というシンセサイザーを駆使し、高い演奏技術をもったエキセントリックでスケールの大きいサウンドが持
PeteSinfield/Stillピート・シンフィールド/スティル1973年リリース◆英国的な高潔さと牧歌的な優しさに満ち溢れた詩人ピート・シンフィールドの唯一のアルバム◆キング・クリムゾンの作詞家として、またはプロデューサーとして活躍するロック界きっての吟遊詩人、ピート・シンフィールドの唯一のソロアルバム。作詞作曲(共作を含む)を手掛けたピートの語り口調に近いヴォーカルに合わせたような牧歌的なサウンドとなっており、詩人だけではない彼の作曲能力が発揮された英国然とした作品とな
EmersonLake&Palmer/PictureAtAnExhibitionエマーソン・レイク&パーマー/展覧会の絵1971年リリース◆EL&Pの驚異のパフォーマンスが披露されたロックライヴアルバムの最高峰となった名盤◆18世紀のロシアの作曲者であるモデルト・ムソルグスキーが作曲した、ピアノ組曲『展覧会の絵』をモチーフにしたエマーソン・レイク&パーマーが1971年にリリースしたライヴアルバム。本アルバムはキース・エマーソンのハモンドオルガンやムーヴシンセサイザーを駆使
IlVolo/IlVoloイル・ヴォーロ/イル・ヴォーロ1974年リリース◆実力派のミュージシャンが集結したイタリア屈指のスーパーグループ◆イタリアの類まれなる腕利きのミュージシャンが集まった、“飛翔”という意味を持つイル・ヴォーロのデビューアルバム。本アルバムは繊細で緻密なドラマティック性の高いジャズロックとなっており、その豪華な顔ぶれとは対照的に、ヴォーカルを打ち出した意図的ともいえる“歌モノ”を披露したことでリスナーを驚かせた作品としても有名である。後に「ヴォーロ一派」
Kestrel/Kestrelケストレル/ファースト1975年リリース◆効果的なメロトロンによるメロディセンスが光るプログレッシヴポップ◆英国紳士風の男性の鼻にクチバシを着けた、ユーモラスなジャケットアートが目を引くケストレルの唯一作。そのサウンドはメロトロンを効果的に使用した極上のポップになっており、溜息が漏れるほどの抜群のメロディセンスが光ったブリティッシュプログレッシヴポップの最高傑作と言われている。ケストレルは中心メンバーだったデイヴ・ブラックが、デヴィッド・ボウイのバッ
PinkFloyd/AtomHeartMotherピンク・フロイド/原子心母1970年リリース◆前衛性を含む複雑かつ抽象的な楽曲構成、プログレの要素を全て集約した歴史的名盤◆ロジャー・ウォーターズ、リチャード・ライト、ニック・メイスン、デヴィッド・ギルモアの4人編成となって、5枚目にして全英1位を獲得し、音楽的にも商業的にも成功を収めたピンク・フロイドの歴史的なアルバム。デビュー時の1960年代はサイケデリック色から脱却したものの、アンダーグラウンドで実験的要素の強い難解な