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キャンディの「今」をろくに調べもせずに出したようなテリィの手紙の文面。短いながらもテリィらしさ全開の文面は、突っ込みどころ満載です。再現度100%の全文に登場してもらいましょう。キャンディ変わりはないか?……あれから一年たった。一年たったら君に連絡しようと心に決めていたが、迷いながら、さらに半年がすぎてしまった。思い切って投函する。――ぼくは何も変わっていない。この手紙が届くかどうかわからないが、どうしてもそれだけは伝えておきたかった。T・G書いたのはいつ?
★★★6-5キャンディと一緒に現れた人物を見て、椅子から勢いよく立ち上がったのはイライザだ。「―!!テリィっ!!・・・どういうこと!?」「イライザ、まぁ座って。今から紹介するから」アルバートは間髪入れずに一声掛け、着席を促した。大きなテーブルを囲むように親族十数人が座っている。上座に今夜の主役である二人が、その両隣にアルバートとエルロイ大おばさまが着席していた。「僕の大切な養女キャンディスとテリュース君のお披露目会へようこそ。既にお気づきの方もいるようですが、彼は私などより遥かに名
テリュースとスザナ二人は何を思い暮らしていたのか空白の十年を描いた短編です11年目のSONNETスピンオフ空白の時②※本編未読の方にはネタバレになります。ご注意ください。★★★真夜中近くになって、ドアをノックする音が部屋に響いた。「――スザナ、どうしたんだ?」特に何も思わず、車椅子のスザナを部屋の中へ招き入れる。初めて見るナイトウェアだな、と思うより先に、いくらマイアミだと言っても二月にその薄着はどうなのか、と感じたぐらいで、それが自分
2024年キャンディ生誕祭に合わせアメンバー限定記事から一般公開に切り替えました。ついでに、再編集&加筆しました。お楽しみください∻☆・∻☆…∻☆・今日は、フォロワーのmomokoさんが考案した顔文字をご紹介したいと思いますmomoちゃんは、若いんです。おそらく我らの娘のような年齢です。でも、確認はしていません。でも、momoちゃんの母が我らと同じ年代なのでmomoちゃんは若いという事だけ、念頭に入れましょう。なにやら、若さに
★★★4-19割れんばかりの大歓声で幕は閉じ、劇場全体が揺れているようにさえ感じた。シェークスピア四大悲劇の中で最も長編のこの戯曲は、デンマーク王国の若き王子ハムレットの復讐劇。国王である実父の突然の死、義父になった叔父への憎悪、実母への不信感、友人の裏切り、恋人との別れと不慮の事故死。怒涛の絶望の中で狂人を装いながら生き方を模索する王子ハムレット。複雑で繊細な心を持ちながら、時に大胆で国民からの人望も厚い孤高の存在。そんなテリュース・グレアム演じるハムレットの圧倒的な存在感に、観客の
開園しまーす日本語以外で公式に存在する名木田恵子さんによるファイナルストーリーまえがきや、ファンに宛てた手紙です。自動翻訳を使ったあとに読みやすくしてみました。こちらからお借りしましたForeverTerryTranslationsOtherLanguages-ForeverTerryCandyCandyFinalStory:InformationonallofficialforeigneditionsinItalian,Fr
★★★4-20「シカゴのアードレー家と言えば、アメリカでも屈指の大富豪。国王と同じ出入り口を使うなんて普通じゃないと思って警備関係者に確認したら、どうやら正真正銘アードレー一族の総長のようだ」アメリカの事情には明るいミセス・ターナーの説明に、劇団員は固唾を飲んで耳を傾ける。「それが今あそこでダンスをしている人物なんですね?」「ほら、出入口付近にアタッシュケースを持った黒服の男がいるだろ?あれは凄腕のSPか秘書だね」ミセス・ターナーが指をさす方向に一同は一斉に刮目する。パーティ
11年目のSONNETスピンオフ空白の時最終話★★★劇場に、キャンディが来ていたかどうかは分からない。分からなくて良かったのかもしれないとテリュースは思った。その方が、希望がつながるから――結局、その日は病院に泊まった。ホテルには帰らないで、とスザナに懇願されたからだ。――キャンディと逢い引きするとでも思っているのか。(・・・信用されてないんだろうな・・)イライザをキャンディと勘違いしたことは棚に上げ、テリュースの胸中はいささか複雑だった。今
パン🎉パ〜ン🎉🎉本日5月7日は漫画キャンディ♡キャンディキャンディの誕生日!コミックス第1巻冒頭のページこのときから笑ってますキャンディのトレードマークは笑顔ですね〜笑顔は笑顔を呼びますよねキャンディマジックにかかればほら、あのテリィだって…ねっ🍬を握ってる〜なかなかシャレの利くママ?パパ?だったらしいがっ🍬より産着を着せて欲しかったわ素肌よねー😣寒いわ😖孤児のキャンディは生まれた日が分かりませんアンソニーに誕生日を訊かれたキ
甘い春の風が優しくカーテンを揺らし、そばかすだらけのキャンディの頬を撫でていく。「もうすっかり、季節は春なのね。」キャンディは、アルバートさんのいなくなった部屋をぼんやりとながめながら、椅子に座ってため息をついた。あれから。アルバートさんからは、なんの連絡もない。小包が発送されていたロックスタウンの隅から隅までアルバートさんを探して歩き回ったが、手がかりは何も見つけられなかった。そもそもロックスタウンにアルバートさんがいた形跡すら、なかったのだ。まるでアルバートさんが、テリィに会わ
★★★3-14キッチンには、先刻ジェイが届けてくれた食材がにぎやかに並んでいた。「すぐ作るわね。待ってて」キャンディは慣れた手つきでエプロンをつけ、髪をリボンで結い上げて夕食の準備に取り掛かる。エプロンはジェイが結婚祝いにとプレゼントしてくれた、と言えば聞こえがいいが、お店に陳列してあった品をジェイが横領したと言った方が近いだろう。鼻歌を歌いながら野菜を切り始めたキャンディの肩に、背後からテリィが顔を乗せた。「何を作るの?」キャンディはハッとした。(この体勢・
★★★4-6順調に通し稽古が終了し、テリィは早めの帰宅が許された。自宅に到着すると、ジェイに頼んでいた品が自宅に届けられていた。白銀の駿馬、愛馬セオドラだ。「久しぶりに走るか?セオドラ」テリィは敷地内の馬場を走り始めた。キャンディが小道だと思ったのは馬場だったのだ。川沿いの道をしばらく進むとゆるいカーブに差しかかる。けやきの木と木の間に掛っていたハンモックが破れている。風化によるものかと最初は思ったが、圧が掛ったような破れ方を見る限り、そうでは無さそうだ。その枝にはなぜかカットフ
★★★4-14劇団の裏口。その夜も多くの観客がお目当ての俳優に花束を渡そうと、出口付近に詰め寄っていた。その花道を全く関係ない人物が歩かなければならない、このまずさ。「――あの時、ながながと話し込んでいたわよね。どんな話を?」「持っている素材と才能が違いすぎると僕が言ったんです。そしたらグレアム先輩は―」さりげなく会話をしながら通り過ぎるのが常套手段なのだが、呼び止められることもしばしば。「ねえ、ちょっとそこの君たち、テリュース・グレアムはまだ中にいる?いつ出てくる?」「帰ったかど
★★★3-15二階には三部屋あった。ニューヨークの家と同じだ。使われた形跡のある階段に近い部屋は、おそらく前のイギリス公演の時にテリィが使ったのだろう。きれいに整頓された残りの二部屋にも、一通りの家具が揃い、ベッドメイキングも施されていた。中央の部屋は他の二部屋に比べて比較的大きく、テリィの部屋とは内側のドアでつながっている。自然の流れで、キャンディの部屋は独立した端の部屋になった。遅い夕食を終えたテリィは、大量の書類が入った封筒を抱えて立ち上がった。「この書類、明日提出しなくちゃ
インタビューする相手の本音を聞き出すためには、幾つかの「技(わざ)」がある。それを使えばある程度簡単に人の心の中をのぞくことができる。その老練な新聞記者は腹の中でそう考えていた。彼がよく使う手口。ひとつは、相手が潜在的に誉められたいと思っているところを鋭く嗅ぎわけ、上手にそこをくすぐり、おだててこの人間は自分をわかってくれる、自分の味方だと思わせる。するとインタビューされる相手は驚くほど饒舌に語り出す。もうひとつの奥の手は、相手の急所や触れられたくないところをえぐり、わざと本気で怒らせる。
★★★4-17「そろそろ劇場に行く準備を始めないと―・・」時間の経つのも忘れておしゃべりに花を咲かせていた二人は、ようやくアフタヌーンティの守備範囲を超えていることに気が付いた。「今夜のドレスはもう決まっていて?」エレノアの問いかけに「いえ・・まだ、、ドレスはたくさんあるんですけど・・」キャンディは眉を八の字にした。キャンディはこのジャンルが苦手だ。シカゴではいつもこの役はアニーが担当してくれた。「それなら一緒に選びましょうか?コーディネイトは得意なの。お手伝いさせて」キャンデ
お越し下さりありがとうこざいます。タイトルにもありました、このお方、だーーれだ?ちゃんと、フルネームで答えられますか??正解は・・「サラ・ラガン」そう。ニールとイライザのママです。パラパラと漫画をめくっていたら、ふと、目に留まり。感じてはいたけれど、めっちゃ美人~~と再認識。きっとイライザも大きくなったら彼女のように美人になり・・ステキな女性に・・ダメ考えられない。サラの内面は
💛前回までのあらすじ再会した二人は、テリィの代役公演の登板に向け慌ただしくアメリカを後にした。イギリスへ着くなり結婚式をすると言い出したテリィは、母・エレノア・ベーカーから託されたウエディングドレスをキャンディに見せた。キャンディは戸惑いつつも受け入れ、二人は結ばれた。新居はテリィの移籍先の劇団があるストラスフォード・アポン・エイボン。その街には広大な森を擁するグランチェスター家の別荘があった。新生活を迎えた朝、キャンディは看護婦の仕事をしたいと申し入れた。テリィの新しい劇団でのデビュー公演は
★★★3-12門がある場所から、常緑性の広葉樹に囲まれた道を車で移動する。童話に出てくる魔女の家かお菓子の家でも現れそうな雰囲気。「・・本当にこの先に家があるの?」「あるよ、マリーアントワネットの隠れ里、ハムレットって感じかな」ブルーベルの鮮やかなブルーの花が、木の根元を埋めるように一面に咲き誇っている。五月祭の頃学院の森にも咲いていた花。レイクウッドの草原にも咲き乱れていた―「・・・初めて来た感じがしないわ・・」「ブルーベルの花言葉、知ってるか?」さも知っていると言うよう
ダンスホールに向かう楽しげなキャンディとレオン、ふたりの後ろ姿を見つめながら、針のように鋭い痛みが、アルバートの身体の中をかけめぐった。『心』と呼ばれるところに走る激しい痛み。若い男女がパーティーで腕を組む。別に特別なことではない。よくある風景だ。キャンディは、アーチーともよくそんな風に親しげにふるまっている。もちろん、アルバート自身にも。それなのに、なぜ?こんな気持ちになるのだろう?いや、違う___。『自分に嘘をつくな、アルバート。』別の声がこだまする。『お前はもう気づいている
キャンディキャンディ最終巻が届きました。さーっと読みました。約43、4年振りに読むんですずっと読むのを避けてきたんです。Tと結ばれなくて、私がとんでもなく辛かったので。読み終えて感無量です。忘れてたところも多かったです。ジンジン来ますね…ステアの死、胸が詰まりました…あんなに辛いとは。。。じっくり読んだら涙が止まらなくなりそう。それとロックスタウンのテリィ。。あんなだったとは。(言葉にならない)あの時、二人が再会してれば。テリィがどんな姿だか関係ない、苦しんでいる時こ
※2022.3.5追記ありテリィとキャンディが見つめ合うシーン追加しておりますお越しくださりありがとうございます。今回は、前回お知らせいたしましたように。あの、グルグル渦を検証?してみたいと思います🌀🌀前回は楕円水玉を紹介させていただきました『あの水玉って・・何?』お越しくださりありがとうごさいます。キャンディキャンディのおもちゃ、って皆さん持ってました私はお絵描きデスクとミシンを持ってましたミシンは母が下糸がない、とか…ameblo.jp点描のグルグル渦とは・・これこれ〜
単刀直入に言っちゃうキャンディの王子さまはアルバートさん故に生涯キャンディの隣にいるのはアルバートさん。理由ですか?だって、そうとしか読めない。あれで「実はテリィと・・」なんて誰が想像できる?テリィとはきっちり別れ、テリィも「スザナを幸せにする!」と再確認してロックスタウンからNYに戻っている。アルバートさんもガンガンキャンディにアプローチしている。「幸せにしたい」とも言ってる。キャンディも意識し始めている(気がする)だからさ、いろいろ障害がありながら
★★★4-15一緒に住んで分かったことがある。テリィはかなりの読書家だ。帰宅が早い日は、夕食が済むなりカウチで読書に耽っている。「ふぁぁぁ~、・・おやすみなさい。先に休むわね」「あ、ごめん、もうこんな時間か。直ぐ行くよ、部屋で待ってろ」仕事と家事で疲労困憊のキャンディは、『直ぐ』を一秒も待てない方が多かった。雨の休演日は、ひねもす書斎に籠っていることもあるテリィ。先週は古語辞典を片手に難読そうな古書と格闘していたが、青天の今日はそんなことは無さそうだ。「テリィー!テリィー
いよいよ、スザナのあの事故が起きてしまいました。その先をどうすれば良いのか、考えてもわかりませんね。。何度もこのシーンを書いては考えるのですが、ここだけは筋書きを変えられないんですね。これが無くなるとテリィとキャンディはくっついてハッピーエンドで終わってしまいます。キャンディキャンディ最大のシーン。問題はその後の展開です。いまだに謎なのは。。1、ロックスタウンでテリィは、スザナを幸せにしなければキャンディも幸せにならないというセリフ。。これだけはどうしてなのか、今もわかりません。スザナ
★★★4-23「フハっ・・―、ハハハッ・・!」深夜のリビングに笑い声が響く。帰宅してもまだ笑いが収まらないテリィは苦しそうにお腹を抱えている。「ククっ、俺たちが駆け落ちだって!?どうしてそんな話になるっ」お酒も入っているせいか上機嫌だ。「どうして否定しなかったのよ!あんな風に答えたら、まるで本当みたいじゃないっ」真相を確かめようとクリオが伝説の内容をキャンディ達に話した時、それはたぶん俺たちの事だ、とテリィは可笑しそうに答えたのだ。「噂なんていい加減なものさ。大げさだったりねつ造
バレンタインDAYということで私がキャンディキャンディの中で好きなシーンやセリフを告白します。なお私は少しズレているかもしれません大目に見てください出て行ってほしいハッキリ言うなカーソン普通の少女漫画なら・・👱♀️「スージーも治ったし、行きますね」👨🦰「いや、でもキャンディ、、もう少し」一旦は引き止め👱♀️「私、旅の途中なので」が、王道じゃないですか?ですがキャンディキャンディは違
私が子供の頃に大ヒットした漫画が「キャンディ・キャンディ」なのですが、その人気は凄まじく一大旋風を巻き起こしたと言ってもいいくらいのものでしたキャンディとテリィはイギリスの聖ポール学院で学び親しくなるのですが、それを妬んだイライザの策略でテリィはキャンディと夜、会う事になるのですがシスター達に見つかりキャンディは退学処分を下される事になりましたテリィはキャンディを庇い学院を去る事になりますその後、離れ離れになった2人でしたがテリィはブロードウェイで俳優の道へキャンディはアメリカに
開園しますぅ今どっぷり沼にハマっている『薬屋のひとりごと』ふと気がつけば『キャンディキャンディ』とのいくつかの共通点発見!!こじつけもありますがぁまぁ、ご覧ください🙇そばかすキャンディス・W・アードレーポニーの家に捨てられたみなしご🎵そばかす〜なんて~気ぃにしっないっわぁ猫猫(マオマオ)作中に両親は出てきますが、母は精神的にも肉体的にも子育ては出来ず、遠くにいた父が戻ってきた時には養父に引き取られていた。そばかすは、化粧をしてわざとつけている。その理由
★★★4-8「誰だ?朝っぱらから、しかも劇場の正面で」劇場の警備担当者は呆れている。「見ない顔ね。いいわね~、若い人は情熱的で―」駐車場の掃除をしていたおばさんは羨ましそうに息をつく。「ちょっ、ちょっと、、今のテリュースさんじゃなかったですか??恋人、ですかね?!」玄関前を塞がれ、中に入れなかった研修生のオリビアが、戸惑いながら隣のミセス・ターナーに尋ねる。「―さぁ?私に聞いても知らんがね。本人に聞いておくれ」ミセス・ターナーはどこか投げやりだ。「テリュースじゃないか。・・へえ