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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1まず初めに、前線面とはどの部分を指すのかについて触れてみたいと思います。前線面とは、異なる気団が接する面のことをいいます。その前線面が地上に接しているところを前線とよんでいます。上に温暖前線面を例として簡単な模式図を描きましたが、左側の図の青い矢印でそれぞれ示しているところです。では、これを状態曲線(エマグラム)で見た場合、温暖前線面はどの部分にあたるかを示したのが右側の図になります。寒気
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問2まず、状態曲線(エマグラム)のある気層において、問題文の「大気の成層状態」について問われた場合ですが、エマグラムには、乾燥断熱線、湿潤断熱線、等飽和混合比線が引かれています。このうち、乾燥断熱線の傾きと湿潤断熱線の傾きに対して、ある気層の温度減率の傾きがどんな傾きを示しているかを見ることによって、「絶対安定」、「絶対不安定」、「条件付き不安定」を判断します。そこで一般知識の大気の熱力学の復習、「一般
前回までは平面図での気象解析をメインに扱っていましたが、今回は局地的な大雨や雷などの不安定現象を考える上で重要な、大気の鉛直構造を示したエマグラムと呼ばれる図の読み方について紹介します。空気が上昇すると、周囲の気圧が低くなるため膨張し、気温は低くなります(断熱冷却)。下降したときには逆に気温は高くなる(断熱昇温)ため、気温を気圧に応じて補正することを考えます。ある基準となる気圧面(通常は地上に近く計算しやすい1000hPaを用いる)に換算した気温を温位と呼びます。エマグラムは、こ
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験2まず初めに、前線面とはどの部分を指すのか、「一般気象学」p71、図3.13、「湿潤空気の静的安定性」を見ながら考えてみます。前線面とは、主に寒気と暖気の異なる気団が接する面のことをいいます。その前線面が地上に接しているところを前線とよんでいます。上に温暖前線面を例として簡単な模式図を描きましたが、左側の図の青い矢印でそれぞれ示しているところです。では、これを状態曲線(エマグラム)で見た場合、温暖
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験1・問3(1)まず問題へ入る前に、一般知識に大気の熱力学の復習として、一般気象学p72の図3.14、「自由対流高度の説明図」を見ながら考えてみます。条件付き不安定の成層状態において、例えば、地形による強制上昇や日射による地表付近の加熱や風の収束などによる何らかの原因で空気塊が上昇するとき、空気塊が飽和して凝結が始まる高度は「持ち上げ凝結高度」ですが、そこからさらに湿潤断熱線に沿って上昇する空気塊が周囲の温度、つま
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・実技試験2・問1(5)まず、第63回試験・実技1・問3(1)でも触れましたが、一般知識に大気の熱力学の復習として、もう一度、一般気象学p72の図3.14、「自由対流高度の説明図」を見ながら考えてみます。条件付き不安定の成層状態において、例えば、地形による強制上昇や日射による地表付近の加熱や風の収束などによる何らかの原因で空気塊が上昇するとき、空気塊が飽和して凝結が始まる高度は「持ち上げ凝結高度」で概ね雲底高度
こんばんは。今回からは図7の館野の状態曲線(エマグラム)と風の鉛直分布の図を用いた問題です。まず初めは1000hPaの空気塊が、断熱的に自由対流高度を超えて上昇したとして、その空気塊の持ち上げ凝結高度を雲底高度と見なしたときの高度を10hPa刻みで解答し、さらに高度を求めるにあたって用いたエマグラム内の等値線の名称を漢字で解答せよ、という内容です。一般知識の大気の熱力学で学習した内容ですので、これから問われる問3の問題でしっかり確認しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第64回試験・実技試験1・問2今回は、「一般気象学」p69、図3.11、「エマグラム上で、熱力学のいろいろな量の間の関係」を参考にしながら、図4で実際に970hPaにある空気塊を持ち上げてみましょう。まず、970hPaの空気塊は未飽和ですので気温を乾燥断熱線に沿って、もう一方の露点温度を等飽和混合比線に沿って持ち上げていきます。次に、持ち上げている両者が交差するところで空気塊は飽和に達しますので、この高度が「持ち上げ凝結高度」とな