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演奏する人の手指、口唇の原因不明の不調はまさに深刻です。演奏が思い通りにできなくなるわけですから。「以前は特に問題なくできていたことができなくなってしまった」「どう工夫しても練習しても調子が悪くなる一方」「もともとどうやっていたかさえわからなくなってしまった」私がこれまでレッスンをさせていただいている演奏活動をされている方の中に、このような深刻な不調に悩んでいる方が一定数いらっしゃいます。その不調には様々ありますが、手や指が思い通りに動かなかったり、痛みがある、管楽器の方では、
「演奏の不調」に関する記事の続きです。今回は「舌の奥の動き」について。ここまで、私がこれまで自分自身の探究と生徒さんとのレッスンで培った中から、演奏の不調の方に見られる共通点を幾つか書かせていただいています。ひとつめは「顎を落とす(口の中や喉を広げようとする動き)こと」ふたつめは「軟口蓋周辺(喉の奥、鼻の奥のあたり)を固くしすぎること」でした。みっつめは「舌の奥の方が引き込まれていること」です。ひとつめの「顎を落とす」という動きを観察し続けていた時に、なぜ顎が落ちてしまうのかを考え
先日のワークショップに参加してくださった私の古い友人でもあるピアノ教師のMさんは、今回初めてアレクサンダー・テクニークを体験されました。彼女の相談は「生徒さんのレッスンで長時間座っていると、とても疲れてしまう」ということです。途中で姿勢を直してみたり座り方を工夫してみたりしても、どうすれば楽に座っていられるのかどんどんわからなくなり、日常生活の中でも楽に座れなくなってしまったそうです。普通、立ちっぱなしで疲れたので座って休む、というのはよく聞きますよね。座っていて疲れてしまう
パフォーマーのためのアレクサンダー・テクニークレッスンスタジオ「SelfQuestLab」よりプラクティカルクラスの日程をお知らせいたします。『プラクティカルクラス』はグループレッスンクラスです。プロ奏者、アマチュア奏者、指導する方など様々な生徒さんが在籍されています。現在、管楽器、弦楽器、ピアノ、歌、邦楽、民族楽器など、さまざまな分野で演奏される方々が受講されています。みなさんがだんだんと顔見知りになり、レッスンがますます和やかになっています。このプラクティカルクラスの全員
アレクサンダーテクニーク教師養成講座学校で学ぶこと(8)人をサポートする存在になること〜東京アレクサンダーセンター(TAC)のトレーニングコースでAT教師になろう!〜【自分の世界でしか物事を見ない人のサポート】自分が困っていたり、苦境に立たされている時、他人の事情を知らないで、同情したり、アドバイスしてくる人って凄く面倒くさく感じることありませんか?(笑)折角、自分で状況を把握して、自分なりの答えを見出そうとしている時、こういう人が関わってくると、お節介な、どうでもいいことにエ
フルート奏者でアレクサンダー・テクニーク教師の嶋村順子です。①今のやり方を改めて検証する②本来の身体の使い方を試してみる③自分にとってより良い方法を選択する身体のことをよく知って、姿勢や楽器の構え、演奏のための動きを再検証すると、これまで当たり前にやっていたことが自分に余分な負荷をかけ、演奏の困難さを増やしていたり痛みや故障の原因になっていることに気づきます。①〜③のような手順を踏むことで、自分自身が問題の打開策を見出してきました。さて、みなさんはいかがでしょうか。今
フルート奏者でアレクサンダー・テクニーク教師の嶋村順子です。今月からオンラインでスタートした「フルート勉強会」でも話題に出ましたが、フルートの構えや姿勢に関して私が「これはぜひ今一度検証していただきたいこと」があります。身体の前面が向いている方向に対して、顔が向いている方向は、けっこう左でいいかも。腕が痛くなる、手首が痛い、指がキイにしっかり届かない、といった手や腕の問題、呼吸がいまひとつしっくりこない、高音が失敗しやすい、喉が鳴ることが多い、など息の問題、など、一見姿勢や構え方
【静岡県内のレッスン】私が居住する静岡県東部地区でのレッスンの開催日程を随時ご案内しております。以下、詳細をご覧ください。■富士市レッスン静岡県富士市内の音響の良いギャラリーにて個人レッスンを中心に、ご希望によりグループレッスンも受けられます。・4月13日(土)個人レッスン×10:00〜/×11:30〜/○13:00〜/○14:30〜・6月29日(土)個人レッスン×9:30〜/×11:00〜/×12:30〜/○14:30〜
【東京江古田スタジオ個人レッスン】江古田スタジオ受講、オンライン受講"どちらも"可能です。4/30(火)17:30~5/13(月)14:00~5/18(土)12:30~/17:30~5/19(日)12:30~/16:30~5/23(木)15:30~5/29(水)12:30~/15:30~5/30(木)9:30~/11:00~/12:30~※予約状況の更新は随時行っていますが、最新のものではないこともあります。メールでご確認くださいませ。※上記以外でもスタジオレッスン可
Beingの時代の幕開け〜(22)話を聞け!(インプットを忘れる人の末路)セルフフルネスアカデミー(東京アレクサンダーセンターの活動)情報化社会にどっぷり浸かっている私達は、何でも頭で処理することに慣れ、部分的な対処(正解のある学習や合理的な考え方やメソッドなど)は上手になりますが、自分の心を捉えるのは凄く下手です。セルフフルネスは、今までのパターン化された学習から自分を解放し、自分や周囲の現実に向き合う体験を積み重ね、「beingの世界」に身を置く取り組みです。このシリーズ
レッスンで発する言葉を丁寧に選びたい提案と指示には違いがあるそれを採用するかどうか受け取り側の選択の自由度が違う生徒は教師の提案を指示と受け取りがち正解を押し付けることは逆にそのひとの可能性を狭めてしまう生徒さんが自分の中の声を聞けるような提案を目指したい(オンラインレッスンを終えて、しみじみと思う)*・*・*・*・*・*・*・*・*・*嶋村順子ATI認定アレクサンダー・テクニーク教師&フルート奏者e-mail:junko.at.l
私のレッスンでは、フルートだけでなく金管楽器、リード楽器などあらゆる管楽器の方とお会いします。楽器によりアンブシュアを作る要素は違いますし、また共通している要素もあります。たくさんの方々からアンブシュアについての相談を受けているうちに、次のようなことを明確にする必要があることに気づきました。①アンブシュアは自分の唇で作っている。(当たり前ではありますが…)ではどこの筋肉を使ってどう動かしているのか。②楽器(マウスピース)と自分の唇はどの時点でどのように影響しあっているのか。
音楽家に多いフォーカルジストニアという病気をご存知でしょうか。口唇や手指などに演奏しようとするときだけ起こる不随意の動きに悩まされる、非常に深刻な不調のひとつです。運動選手に起こる「イップス」と呼ばれる症状と同じだそうです。管楽器奏者の指のジストニア症状に関して、私は以前からある考えを持っています。ブログに書こうか書くまいか、ずっと迷っていましたが、やはり書いてお伝えしようと思います。なかなかうまく書くのが難しい内容でもあり、自分の独りよがりな間違った考えなのではないか、と不安でもあ
●山形市のクラリネット教室Keimusicsalonのご案内こんにちは渋谷啓子です。Keimusicsalonでは1人1人の望みや個性に合わせた内容で、上達を実感できるレッスンを心がけています。音楽についてはもちろん、ココロとカラダのしくみについても学んでいますので、身体はラクに、心は健やかに楽しく演奏できるようになります。ご自身の音をもっとも~っと好きになることができますよ。指や舌がまわるようにもなって、演奏の楽しさが倍増します!生徒さん
前回の続きです。オンラインフルート勉強会の「手と指」をテーマにした回で、参加者の方から出た別の相談について、今回は書きたいと思います。【右手の小指と薬指が動かしづらい】ご相談は、プロ奏者でご指導もされている方です。フルートの先生でも苦手意識を持つことはありますし、練習だけでは解決できずに悩んでいらっしゃることはあります。かつての私も本当にいろんなことが悩みだらけで、フルート奏者としてはもう半ば諦めていましたが、自己探究のおかげで遅まきながら自分の演奏技術改善が進んでおります。だか
●歯並びが悪くても諦めないで!こんにちは、クラリネットの渋谷啓子です。管楽器をやっていると、直面することも多い歯並びの問題。もちろん、歯並びは良いに越したことはありません。とはいっても、上手な人がみんなきれいな歯並びかといえば、そうでもないんですよ。みんな工夫して自分に合った吹き方を見つけたりしています。どんな工夫ができるのか、実際にレッスンであった事例をご紹介します。①上の歯が斜めになっている生徒さんマウスピースパッチの貼り方を工夫しました。
もっと自分の音を好きになるお手伝い♪秋田市出身山形市在住クラリネット奏者・講師の渋谷啓子です。クラリネットの演奏・レッスンをしながら、そのスキルアップのためにアレクサンダー・テクニークをプロコースで勉強中。BODYCHANCE認定ボディシンキングコーチ音楽するためのカラダの使い方教えます。楽しい音楽活動のお役にたちたい2児のママです。🍉🍉🍉🍉🍉週末のお仕事の1つは小学生のパートレッスン。下の学年さんはカラダが小さく細い子も多く。そこで!手作りのブレスビルダーを