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レッスンや講座で身体の動きを説明する際に、簡単な解剖学の知識がとても役に立ちます。【演奏に役立つ身体の使い方】のタイトルのブログ記事をいくつか書いていこうと思います。過去に書いた内容と重なるものもありますが、よろしかったらお読みください。今日は、管楽器や歌の方だけでなく、ピアノや弦楽器、打楽器の方にも関心の高い「呼吸」について。それでは、まずは肺のマッピングから。<肺はどこにあって、どれだけの大きさなのか>下の3つの図で、ブルーが肺です。(正面、後ろ、斜め後ろから)肺の一番
今回は、横隔膜について書いてみます。前回の記事では「呼吸①肺と肋骨の動き」でした。横隔膜より先に肺と肋骨のお話をした理由はいくつかあります。まず、横隔膜は随意でコントロールしきれる筋肉ではないということ。横隔膜の位置関係や形、動きの方向を知ることは大切ですが、ではそれが意思通りに動いているのか、そもそも意思が通じるのか、思った通りの位置にいるのかを確認できるのか、普通の人では、これらがよくわからないのです。(もちろん私も普通の人です)肋骨であれば、ある程度の筋感覚から状態を把握しや
【東京江古田スタジオ個人レッスン】江古田スタジオ受講、オンライン受講、どちらも可能です。<5月>5/1(木)12:30〜/15:30〜5/2(金)14:00〜/15:30〜5/12(月)14:00〜/15:30〜/17:00〜5/17(土)12:30〜/18:00〜5/28(水)12:30〜/16:00〜5/31(土)12:30〜/18:00〜※予約状況の更新は随時行っていますが、最新のものではないこともあります。メールでご確認くださいませ。※上記以外でもスタ
「演奏の不調」に関する記事の続きです。今回は「舌の奥の動き」について。ここまで、私がこれまで自分自身の探究と生徒さんとのレッスンで培った中から、演奏の不調の方に見られる共通点を幾つか書かせていただいています。ひとつめは「顎を落とす(口の中や喉を広げようとする動き)こと」ふたつめは「軟口蓋周辺(喉の奥、鼻の奥のあたり)を固くしすぎること」でした。みっつめは「舌の奥の方が引き込まれていること」です。ひとつめの「顎を落とす」という動きを観察し続けていた時に、なぜ顎が落ちてしまうのかを考え
もっと自分の音を好きになるお手伝い♪秋田市出身山形市在住クラリネット奏者・講師の渋谷啓子です。クラリネットの演奏・レッスンをしながら、そのスキルアップのためにアレクサンダー・テクニークをプロコースで勉強中。BODYCHANCE認定ボディシンキングコーチ音楽するためのカラダの使い方教えます。楽しい音楽活動のお役にたちたい2児のママです。🍉🍉🍉🍉🍉週末のお仕事の1つは小学生のパートレッスン。下の学年さんはカラダが小さく細い子も多く。そこで!手作りのブレスビルダーを
フルート奏者でアレクサンダー・テクニーク教師の嶋村順子です。①今のやり方を改めて検証する②本来の身体の使い方を試してみる③自分にとってより良い方法を選択する身体のことをよく知って、姿勢や楽器の構え、演奏のための動きを再検証すると、これまで当たり前にやっていたことが自分に余分な負荷をかけ、演奏の困難さを増やしていたり痛みや故障の原因になっていることに気づきます。①〜③のような手順を踏むことで、自分自身が問題の打開策を見出してきました。さて、みなさんはいかがでしょうか。今
前回に引き続き、アンブシュアの不調について今の時点での私の考察を書かせていただきます。アンブシュアの不調には様々なケースがあります。・唇が震えて安定しない。・音が安定して出せない。・音が全く出せない。・緊張した時、本番の時に不調が起こる。・音量によって不調が現れる。(大きな音の時、小さな音の時、さまざま)・音の高さによって不調が現れる。(高音の時、低音の時、さまざま)・タンギングとの連動で動きに問題が起こる。・ブレスとの連動で動きに問題が起こる。ケースは違えども、動きの中に
私のレッスンでは、フルートだけでなく金管楽器、リード楽器などあらゆる管楽器の方とお会いします。楽器によりアンブシュアを作る要素は違いますし、また共通している要素もあります。たくさんの方々からアンブシュアについての相談を受けているうちに、次のようなことを明確にする必要があることに気づきました。①アンブシュアは自分の唇で作っている。(当たり前ではありますが…)ではどこの筋肉を使ってどう動かしているのか。②楽器(マウスピース)と自分の唇はどの時点でどのように影響しあっているのか。
【身体の共鳴を使って響きを増やす】毎週木曜午前はオンラインで「フルート奏者のための勉強会」を行っています。毎回リピーターさんを中心に7〜8名がご参加下さって、演奏に関する様々なことを一緒に勉強しています。前回のテーマは「音の響きをどう作るか」響きのある音ってどうすればいいのでしょうね、と言う話題でした。参加してくださっているメンバーはプロのフルート奏者や指導者、アマチュアで長くフルートに親しんでいる方など様々です。ご自身で探究してきたことや、先生から教えられてきたことなどを改めて検証
今日は、ちょこっと自分についてメンタル寄りの話をします。ピンチの時や不安な時に人に頼ることを選ばず、ひとりで解決しようと頑張ってしまう。そんな方達に向けてお話ししたいと思います。以前の私もそうだったのですが、不思議とこれしか選択肢が浮かばない。自分で出来ることは最後まで自分でやろうとする気持ち、人に迷惑をかけたくないという気持ち、これらはとっても自立した考えだと思うのですが、極端すぎるとどこかで限界がきます。昔の自分を思い返すと、限界を認識することなく頑張るか、もともと無理だった
もっと自分の音を好き♡になるお手伝い♪秋田市出身山形市在住クラリネット奏者・講師の渋谷啓子ですクラリネットの演奏・レッスンをしながら、そのスキルアップのためにアレクサンダー・テクニークをプロコースで勉強中。BODYCHANCE認定ボディシンキングコーチ音楽するためのカラダの使い方教えます。楽しい音楽活動のお役にたちたい2児のママです🌻🌻🌻🌻🌻スラーとは、「音の間をすきまなくなめらかに続けて演奏する」という意味の演奏方法の1つです。管楽器の演奏ではスラーの始め
フルート奏者でアレクサンダー・テクニーク教師の嶋村順子です。今月からオンラインでスタートした「フルート勉強会」でも話題に出ましたが、フルートの構えや姿勢に関して私が「これはぜひ今一度検証していただきたいこと」があります。身体の前面が向いている方向に対して、顔が向いている方向は、けっこう左でいいかも。腕が痛くなる、手首が痛い、指がキイにしっかり届かない、といった手や腕の問題、呼吸がいまひとつしっくりこない、高音が失敗しやすい、喉が鳴ることが多い、など息の問題、など、一見姿勢や構え方
芸術とセルフフルネス(AT)(16)「音を聴きなさい!」の真意〜東京アレクサンダーセンター(TAC)でAT教師になろう!〜音楽のレッスンで教師がよく「音を聴きなさい!」って言ってるけど、なんか納得できない経験のある人は多いのではないでしょうか?言っている教師の方でも、自分自身、この言葉の真意は何なのかはまとまっていないことも多いと思います。今回は、この言葉の真意について考察していきます。【観察と分析とパフォーマンス】ダンスの動きでも、俳優さんの表情や仕草でも、アスリートの
●歯並びが悪くても諦めないで!こんにちは、クラリネットの渋谷啓子です。管楽器をやっていると、直面することも多い歯並びの問題。もちろん、歯並びは良いに越したことはありません。とはいっても、上手な人がみんなきれいな歯並びかといえば、そうでもないんですよ。みんな工夫して自分に合った吹き方を見つけたりしています。どんな工夫ができるのか、実際にレッスンであった事例をご紹介します。①上の歯が斜めになっている生徒さんマウスピースパッチの貼り方を工夫しました。
ご訪問ありがとうございます。🩵タニ子ってこんな人です🩵株の収入は→★年収とか仕事とか自己紹介は→★年間3桁投資美を保つ習慣は→★人気記事は→★汚肌から美肌への変遷は→★美容専用のインスタ→★【新春2025】1,2弾完売NorganicVie福袋20252024[NオーガニックVieエヌオーガニックスキンケア化粧品化粧水乳液美容液保湿セット乾燥敏感肌福袋ギフトクリスマスコフレプレゼントレディースメンズ]楽天市場【OPI公式
先日大阪レッスン会にいらした小学生の生徒さんとのレッスンの様子です。小学4年生の女の子、大人に比べたらとにかく小柄です。体は小さく、腕も細い。胴廻りなど私の半分ではないかと。。。フルートが大好きで、上手になりたくて練習も熱心です。教えていらっしゃる先生の良いご指導もあって、これまで迷うことなくフルートに向き合ってきたそうです。で、なぜ私のレッスンにいらしたか。ご本人と、ご一緒にいらしたお母様(レッスンのお申し込みもお母様から)の双方に伺うと、次のようなお話でした。「右手の小指が突っ
前々回の記事で書いた「新しく発見した時短ウォーミングアップ」をご紹介します。今回書くことはフルート奏者としての考えなので、もしかしたら他の楽器の方には当てはまらないかもしれませんので、ご承知おきください。でも、フルートと金管楽器のアンブシュアにか共通することも多いですし、他の木管楽器も唇を使うので、参考になることがあるかもしれません。さて、今回のウォーミングアップに一番大切なのは「観察」と「分析」です。とても繊細な動きの違いを把握したいので、ぜひ丁寧にみながらやってください。ただや
アレクサンダーテクニーク教師養成講座学校で学ぶこと(40)Compassion(慈悲)と成長〜東京アレクサンダーセンター(TAC)のトレーニングコースでAT教師になろう!〜【Compassionとは?】日本語では、「慈悲」とか「思いやり」という言葉に相当しますが、なかなかぴったりした言葉が見つかりません。英語(ラテン語圏も)の語源は、ラテン語で、com(=with,共に、一緒に)とpassion(=pathos,哀しみ、悲哀感)ということで、本来は、「共に苦しみを被る」の
以前の記事「プレスコントロールの明確化(その1)」からだいぶ時間が経ってしまいました。日々のレッスンで生徒さんたちと実践する中で、私の中での言語化がどんどん変容していくので、なかなか記事として発信できず、間が空いてしまいました。。。今回の記事を読む前に、ぜひ再読していただければ。【演奏に役立つ身体の使い方】ブレスコントロールを明確化する(その1)それでは、今回は「息と肋骨の動きと音色の関係」についてレッスンでお伝えしていることを言語化してみます。その前に、、、今から遡ること40年(
【自分の舌のことを、どのくらい感じ取っていますか?】舌はとても大きな筋肉です。タンギングで気にかけているのはおそらく赤い◯のあたり。舌の中間部部分の青い◯、それより奥の黄色い◯のところはどうでしょうか。もし、管楽器の演奏でタンギングが気になっている方は、ぜひご自身の舌の感覚を3つの部分だけでも観察ポイントにしてみてください。今回は、舌の感覚とタンギングについて、少し長いですが書いてみます。6月から毎週木曜午前に、オンラインでフルート勉強会を始めました。プロ奏者、指導者、アマチュア
アレクサンダーテクニーク教師養成講座学校で学ぶこと(42)「Awareness」(気付き)と「自分であること」〜東京アレクサンダーセンター(TAC)のトレーニングコースでAT教師になろう!〜【Awareness(気付き)とは?】「aware」の語源は「wer」(知覚し、注意する)から来ているそうで、「ness」は、その「状態」を表す名詞形なので、自覚、気づいていること、認識、意識などの意味として使われています。ATでは、「Awareness」と「consciousness」
前回の続きです。オンラインフルート勉強会の「手と指」をテーマにした回で、参加者の方から出た別の相談について、今回は書きたいと思います。【右手の小指と薬指が動かしづらい】ご相談は、プロ奏者でご指導もされている方です。フルートの先生でも苦手意識を持つことはありますし、練習だけでは解決できずに悩んでいらっしゃることはあります。かつての私も本当にいろんなことが悩みだらけで、フルート奏者としてはもう半ば諦めていましたが、自己探究のおかげで遅まきながら自分の演奏技術改善が進んでおります。だか
アレクサンダーテクニーク教師養成講座学校で学ぶこと(41)責任(responsibility)を負うということ〜東京アレクサンダーセンター(TAC)のトレーニングコースでAT教師になろう!〜【責任(responsibility)とは?】ATの基礎は、生活上の様々な刺激に対して、無意識のうちに、習慣的に反応(toreact)しているものの中に、自分自身にとって有害に働いてしまうものがある為に、先ずは反応しない(Inhibition)ことで、自分を整え、表向き反応しない(やらないN