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もふもふちゃんは、口腔内に腫瘍ができると、食べれなくなるので一気に弱ります。そのため、毎日の口腔内ケアが大切です。今日、ご紹介するのは、マヌカハニーとフルボ酸です。【マヌカハニー】マヌカハニーは、ニュージーランド原産のハチミツで、強い抗菌作用をもつことで知られています。特に「MGO(メチルグリオキサール)」という成分が豊富で、これがお口の中の細菌の増えすぎを抑えてくれる働きをします。どんな効果が期待できるの?歯周病菌の増殖を抑える口の中にはたくさんの常在菌がいますが、歯
アトピー性皮膚炎の季節ですね。『一生きちんとわかる皮膚科学』は、動物のゼンレリアというJAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬を作った椛島先生の監修の本です。人の本ですが、基本は同じです。『一生きちんとわかる皮膚科学』の内容皮膚は単に体を覆う膜ではなく、外部から体を守る「最大の臓器」です。本書は、皮膚の構造や働きを基礎からわかりやすく解説し、健康な皮膚を維持するための知識を体系的に学べる入門書です。表皮・真皮・皮下組織の役割や、角質層によるバリア機能、汗や皮脂の働き、紫外線や
↑眼窩鼻腔内リンパ腫を寛解して7年半以上のいちごちゃんペットフードは、哺乳類のタンパク質(鹿肉も)が入っていることが多いです。それを食べていると、がんが寛解しにくいです。そのため、がんの治療をしている子には、哺乳類以外のフードを食べてもらっています。亜硝酸塩(Nitrite)とニトロソアミン(N-ニトロソアミン)は密接に関係していますが、がんとの関連が問題になるのは主にニトロソアミンです。亜硝酸塩とは?亜硝酸塩(NO₂⁻)は、食品の保存や発色のために使用されます
寝つきが悪い、体をよく掻くという猫さま、ワンコさまには、以下の漢方薬がおすすめです。「抑肝散(よくかんさん)」と「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」は、よく似た漢方薬ですが、含まれている生薬が異なります。【抑肝散】抑肝散は、神経の高ぶりを抑えるイライラや興奮を和らげる不眠や不安を改善することを目的に使われます。認知症の周辺症状(夜鳴き、興奮、攻撃性)や、更年期のイライラ、小児の夜泣きなどにも用いられます。【抑肝散加陳皮半夏】抑肝散に陳皮(ちんぴ:み
犬の『肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)』は、皮膚にできることが多い腫瘍で、悪性度に幅があるのが大きな特徴です。「良性に近いもの」から「転移しやすいもの」までさまざまなので、予後は腫瘍の性格次第になります。予後予後を左右する主なポイントは次の通りです。病理グレード(悪性度)低グレード:再発・転移が少なく、手術のみで長期生存が期待できます高グレード:再発や転移(リンパ節、肝臓、脾臓など)が起こりやすい完全に切除できたか発生部位(口周り、会陰部、指などは注意)全身症状の有無(胃腸障害
今日ご紹介する猫さまは、他院から来院されたケースです。血液検査では「異常なし」と言われていたものの、下痢が続き、改善しないため当院を受診されました。再度血液検査を行ったところ、アルブミンの低値とリンパ球の減少が確認されました。一方で、リパーゼや白血球数、肝臓の数値は正常範囲内でした。【当院の治療】慢性的な下痢は「体質」で片付けられるものではなく、必ず原因があります。そこで、まず実施したのが「下痢パネル」です。下痢パネルとは、便を検査機関に提出し、細菌・ウイルス・寄生
↑鼻腔内や眼窩が腫れて、鼻血が出ていました↑眼窩も鼻血も出ていません。猫さまで「鼻と目が腫れる」「鼻水が出る」「鼻血が出る」といった症状がみられた症例をご紹介します。写真の猫さまは高齢で、抗生剤が効きませんでした。考えられる原因鼻腔内腫瘍(リンパ腫・がんなど)特に、片側だけの鼻水や鼻血が続く場合は注意が必要です。・顔や目の周囲が腫れる・抗生剤が効かない中高齢のネコさまで多く、CT検査などの精密検査が必要になることがあります。本症例は17歳と高齢であったため、
加齢とともに、犬にも心や脳の変化が現れることがあります。【加齢の変化】今まで穏やかだった子が急に怒りっぽくなったり、ちょっとした物音で興奮したり、夜中に何度も起きて歩き回るなど、睡眠が浅くなることも少なくありません。こうした変化は「年だから仕方ない」と思われがちですが、認知機能の低下や脳の老化が関係している場合があります。【飼い主さんのできること】このような症状に対して、近年注目されている漢方薬の一つが「抑肝散(よくかんさん)」「抑肝散加陳皮半夏」です。【抑肝
あまり知られていませんが、グルタチオンについて勉強しましょう。グルタチオンは、犬や猫の臨床でも非常に重要な物質で、「酸化ストレス」と関係する多くの病気に関わっています。①肝臓病肝臓は解毒の中心臓器で、グルタチオンが最も多い臓器です。グルタチオンが減ると解毒能力が低下薬物障害肝細胞障害が起こりやすくなります。そのためNACSAMeミルクシスル(マリアアザミ)などは肝臓保護に使われます。②がんがん細胞は強い酸化ストレス環境にあります。グルタチオンはDNA
私たちの動物病院に肛門にできたアポクリン腺がんのワンコさまが治療に来られています。抗がん剤を使っても余命1年と言われていたそうですが、8カ月を過ぎましたが、お元気です。犬のアポクリン腺がん(アポクリン腺癌)は、皮膚にある汗腺の一種「アポクリン腺」から発生する比較的まれですが悪性度の高い腫瘍です。余命・予後に影響する主な要因①発生部位肛門周囲(肛門嚢アポクリン腺がん)最も多く、リンパ節や肺への転移が起こりやすいタイプです。皮膚(体幹・四肢)肛門嚢由来より進行がゆるやか
高濃度ビタミンC点滴で大切点のひとつに、使用するビタミンC製剤の品質です。一度に大量のビタミンCを体内へ投与するため、防腐剤(保存料)が含まれていない製剤を使用することが望ましいとされています。防腐剤入りの製剤は少量での使用を前提としているものもあり、高濃度ビタミンC点滴には適さない場合があります。そのため、高濃度ビタミンC点滴を受ける際には、「防腐剤を含まないビタミンC製剤を使用していますか?」動物病院に確認してみることをおすすめします。【保存方法も確認してみましょう】もう一つ