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わんちゃんの中ではIBD(炎症性腸疾患)で病院に通い続いけている人もいます。IBDは、消化管に慢性的な炎症が起こり、嘔吐・下痢・食欲低下・体重減少などを繰り返す病態です。犬・猫では、人のIBDと完全に同じ疾患概念ではなく、現在は「慢性腸症(chronicenteropathy)」という枠組みで考えることが多くなっています。1.IBDの定義犬や猫でいうIBDは、一般的には、3週間以上続く慢性の消化器症状消化管粘膜に炎症性細胞の浸潤が認められる寄生虫、感染症、腫瘍、食物反応な
あまり知られていませんが、グルタチオンについて勉強しましょう。グルタチオンは、犬や猫の臨床でも非常に重要な物質で、「酸化ストレス」と関係する多くの病気に関わっています。①肝臓病肝臓は解毒の中心臓器で、グルタチオンが最も多い臓器です。グルタチオンが減ると解毒能力が低下薬物障害肝細胞障害が起こりやすくなります。そのためNACSAMeミルクシスル(マリアアザミ)などは肝臓保護に使われます。②がんがん細胞は強い酸化ストレス環境にあります。グルタチオンはDNA
シプロヘプタジンが、なぜ食欲増進剤になるのかを今日は見ていきましょう。カプロモレリン(エルーラ)とミルタザピンが食欲増進剤では、よく使われますが、シプロヘプタジンもあります。シプロヘプタジンってどんなお薬?シプロヘプタジンは、もともと「抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)」として使われてきましたが、猫では「食欲が出る」という特徴的な作用があることが知られています。なぜ猫で食欲が出るの?ポイントは、脳の中の「食欲のブレーキ」を外す働きにあります。猫の脳には、セロトニンという物
私たちの動物病院に肛門にできたアポクリン腺がんのワンコさまが治療に来られています。抗がん剤を使っても余命1年と言われていたそうですが、8カ月を過ぎましたが、お元気です。犬のアポクリン腺がん(アポクリン腺癌)は、皮膚にある汗腺の一種「アポクリン腺」から発生する比較的まれですが悪性度の高い腫瘍です。余命・予後に影響する主な要因①発生部位肛門周囲(肛門嚢アポクリン腺がん)最も多く、リンパ節や肺への転移が起こりやすいタイプです。皮膚(体幹・四肢)肛門嚢由来より進行がゆるやか
食事療法をしている人にとっては、気になる食材に「長芋」があります。今日は、そのことについて考えていきましょう。【長芋】長芋が「がんに効く」と言われる理由には、いくつかの栄養学的・機能性成分の特徴があります。ただし、「長芋を食べればがんが治る」という科学的根拠が確立しているわけではなく、あくまで“体を整える食材のひとつ”として考えることが大切です。・ビタミンCとポリフェノール長芋には抗酸化作用を持つビタミンCやポリフェノール類も含まれています。がんや慢性炎症では「酸化ス
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が7年半以上寛解しているいちごちゃん私が全てのがんのもふもふちゃんを見れるわけでなく、海外や遠方からなにかできることはないのか、という問い合わせがあります。もちろん、もふもふちゃんは全てのことをさせてくれるわけではありません。今日は、口腔内にできたがんについてのお話。口腔内にできたがんは、・メラノーマ・扁平上皮がんが多いです。もう、なにもできないといわるケースが多いです。以下のことは、ご家庭でできます。・漢方薬の噴霧・有機ゲルマニ
私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。総合栄養食で、魚のタンパク質だけのものは、少なくですね。それで、がんなどで食べなくなったもふもふちゃんには、魚だけの総合栄養食のドライフードを粉にしてあげています。ドライフードを粉にして、なめやかにするのは、難しいです。電動式のコーヒーミルを使うことで、数秒でペットフードを粉砕することができます。食欲が落ちてきて、好きなものしか食べなくなったもふもふちゃんには、このような方法は、おすすめです。これだけ、細かくなる