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ゼンレリアは、犬のアレルギー性皮膚炎などに使用される薬ですが、副作用にも注意が必要です。特に、免疫に関わる薬であるため、リンパ球などの白血球が減少することがあります。免疫機能が低下すると、感染症にかかりやすくなる可能性があります。また、肝臓で代謝されるため、肝酵素(ALTなど)が上昇するなど、肝機能に影響がみられることがあります。もともと肝臓に問題がある子や、長期間使用する場合には、定期的な血液検査で肝機能を確認することが大切です。そのほか、嘔吐、下痢、食欲低下、元気消失などの
猫さまに多いがんで、扁平上皮がんがあります。よだれが出るので、のどがすっきりしなくて、息がしにくそうな場合があります。そのような場合は、赤ちゃんの鼻水を吸う道具で、うまくいった飼い主がいるので、紹介します。粘稠度のたかい痰のようなものが取れて元気になったそうです。このような症例の子には、試してみてください。鼻水吸引器赤ちゃん鼻吸い器ハンディ簡単よく取れる真空ポンプ式吸引力逆流防止0歳から6歳までベビー新生児対象出産祝い(ホワイト)Amazon
↑2カ月でALPの値が半分になっています。(ワンコさまの血液検査)うちの子には、元気で長生きしてほしいと思っている飼い主さんには、肝臓の血液検査を定期的にしてほしいです。というのは、肝臓は沈黙の臓器だからです。血液検査をすればすぐにわかります。ALPが、高値な子は、早めに手を打てば、改善されます。症状が出てしまうと、なかなか完治するのは難しいので、すぐに行動を起こすことが大切です。よくなった子の症例を紹介します。ALP(アルカリホスファターゼ)が高いというのは、血液検査で
猫の慢性腎臓病では、腎臓の機能が低下するだけではありません。進行すると、「貧血」が問題になることがあります。「最近、元気がない」「寝ている時間が増えた」「食欲が落ちてきた」「動きたがらない」こうした変化を、単純に「年齢のせい」と考えてはいけません。実は、腎臓病に伴う貧血が隠れている可能性があります。そんな猫の腎性貧血に対して、それが「バレンジン」です。■なぜ腎臓病で貧血になるの?赤血球を作るためには、エリスロポエチン(EPO)というホルモンが重要です。このEP
シプロヘプタジンが、なぜ食欲増進剤になるのかを今日は見ていきましょう。カプロモレリン(エルーラ)とミルタザピンが食欲増進剤では、よく使われますが、シプロヘプタジンもあります。シプロヘプタジンってどんなお薬?シプロヘプタジンは、もともと「抗ヒスタミン薬(アレルギーの薬)」として使われてきましたが、猫では「食欲が出る」という特徴的な作用があることが知られています。なぜ猫で食欲が出るの?ポイントは、脳の中の「食欲のブレーキ」を外す働きにあります。猫の脳には、セロトニンという物
猛暑が続いています。皮膚の弱い子は、皮膚炎になりやすい時期ですね。最近、獣医療で、ゼンレリア(イルノシチニブ)があります。内服していて、以下のような効果がありました。①かゆみが改善して食欲・生活状態が戻るアトピー性皮膚炎の犬は、強いかゆみのために落ち着いて眠れなかったり、活動性が低下したりすることがあります。ゼンレリアでかゆみや皮膚炎が改善すると、睡眠や生活の質が改善し、食欲が戻ることがあります。その結果、治療前より食べる量が増えれば体重も増えます。【ゼンレ
当院では診察の約7割ががん治療であり、そのため他府県からも多くの患者さまが来院されます。先日も、がんのワンコさまが来院されました。【状態】他院で治療を受けておられますが、当院での治療も希望されました。・CRP高値・尿pH6.5・リンパ球17%以上より、体内で炎症反応が起きている状態と考えられます。がん治療においては、炎症を適切にコントロールすることが重要です。【治療】・重曹療法・ミサトール(糖不使用)・アミノ酸点滴・ビタミンC内服・有機ゲルマ
私たちは、がんのもふもふちゃんを多く診察しています。総合栄養食で、魚のタンパク質だけのものは、少なくですね。それで、がんなどで食べなくなったもふもふちゃんには、魚だけの総合栄養食のドライフードを粉にしてあげています。ドライフードを粉にして、なめやかにするのは、難しいです。電動式のコーヒーミルを使うことで、数秒でペットフードを粉砕することができます。食欲が落ちてきて、好きなものしか食べなくなったもふもふちゃんには、このような方法は、おすすめです。これだけ、細かくなる
ワンコさま、猫さまの下痢が続いたり、軟便になったりすることはありませんか?下痢や軟便は、食事や腸の病気が原因となることが多いですが、肝臓の病気が関係している場合もあります。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、病気があっても初期には目立った症状が現れないことがあります。そのため、便の状態だけで肝臓が悪いかどうかを判断することはできません。【肝臓の大切な役割】肝臓には、主に次のような働きがあります。栄養素の代謝:食事から吸収した糖質・脂質・タンパク質を処理し、体に必要なエネルギー
私たちの病院では、命のスープを飲んでいる子がたくさんいます。今日は、「グルタチオン」について説明します。●グルタチオングルタチオンとは、体内に存在する非常に重要な抗酸化物質で、主に肝臓で作られる小さなペプチド(アミノ酸の集合体)です。具体的には、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸から構成されています。大きく分けて、次のような働きがあります。①抗酸化作用活性酸素を無毒化し、細胞の老化やダメージを防ぎます。いわば「体のサビ止め」のような役割です。②解毒作
ベンフォチアミンというビタミン剤を知っていますか?ベンフォチアミンはがんに効果があるとも言われています。■①がんと糖代謝(ワールブルグ効果)がん細胞はミトコンドリア呼吸よりも解糖系に強く依存します。その結果、・乳酸産生増加・糖化ストレス増大・酸化ストレス亢進が起こります。ベンフォチアミンはトランスケトラーゼ活性を上げ、ペントースリン酸経路へ糖を逃がすため、過剰な糖代謝の“毒性側面”を減らす理論的根拠があります。■②抗糖化(AGEs)対策がんの微小環境では
私たちは、シニアの子、慢性疾患、がんの子をたくさん診察しています。そのとき、栄養状態がよくない子が多いです。そんな中、タンパク質のスコアが100の卵を与えることをおすすめしています。卵ですが、一番よい食べ方は温泉卵です。「温泉卵がよい理由」は、分子栄養学の視点から見ると、とても一貫しています。ポイントは酵素・アミノ酸・栄養素の“ムダを出さない”食べ方です。①生卵でもなく、固ゆででもない「最適加熱」卵を生で食べる→消化にエネルギーがかかる固ゆで→たんぱく質
犬や猫のリーキーガット(腸管透過性亢進)の改善をサポートする栄養素として、臨床や研究でよく注目されているものは次の5つです。①グルタミン腸の細胞(腸上皮細胞)の主要なエネルギー源です。腸粘膜の修復を助け、腸のバリア機能を保つ働きがあります。慢性腸炎や炎症性腸疾患の動物で使われることがあります。②亜鉛亜鉛は腸粘膜の修復や細胞の再生に関与します。不足すると腸粘膜のバリア機能が低下しやすくなるといわれています。③オメガ3脂肪酸EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は、腸