ブログ記事168件
大気開放仕様なので車検は取れるんですが・・・ブローバイガスって自分も臭いし周りにも迷惑が掛かりますよね。でも、我が淑女はオリジナルの状態が大気開放の設計なので尚更なのです。後の年式からマイナーチェンジで、ロッカーカバーからエアクリーナーケースにホースが接続された還元式に変更となっています。今回は、オイルキャッチタンクを新たに設定しオリジナルよりも高機能な還元仕様になるようにしようと考えました。一般にオイルキャッチタンクと言えば、本来の目的は競技などのトラブル時にエンジンオイ
クラッチ周りを見極めていこう!・・・前回、クラッチカバーを指定とは違うものを取付けてみたので、それに合わせてベアリングとスリーブを取り寄せました。プレスで圧入し、比べてみると・・・高さは、殆ど一緒。抜き替えてベアリング交換だけで良かったかも(汗;;ベアリングは当たり面の半径の大きい左のものが、今回の調達品。右が通常品。クラッチカバーのダイヤフラムバネの内径が違います。上が今回の採用品、下が通常品です。この大きさで、ベアリングが決まってきます。
色々と悩みどころがありますね~以前オーバーホールしたヒーターコントロールバルブをようやく本日取り付けました。新品のように美しく仕上がっています。まず、ボディに仮止めしてヒーターコアとの接続ゴムホースのサイズを探ります。パイプ同士が接触した状態に差し込んで接続するものです。測ってみたら35㎜~40㎜位でしたので、40mmでホースを切り出しましたが、収まりが悪かったので35㎜に短縮しました。これでしっかりと取り付けることができました。あとは、ワイヤリ
穴をふさいだだけでは片手落ち・・・ダヨネ~あれから、床修理や内装作業を始めてしまったので、月日だけが流れてしまいました。なぜかヒーターコアの内面洗浄について書いていなかったので今更ながらアップします。旧車なんて元々は一般ユーザーに乗り継がれたクルマが大半です。しかも、新車から今に至るまでディーラー並みの整備点検を受け続けたクルマなんて稀有なものです。そのような個体ならまだしも、我が淑女のようなかなりいい加減な管理の元、複数オーナーによって弄ばれたり放置されたりして今に至
以前に紹介いたしましたR型HEADチューニング(下記参照)の腰下版が終わりました!!『日産R型エンジンお客様ストリートチューニングと、弊社レーシングHEAD造り込んでます!!』今回は、日産R型繋がりで、お客様用のストリート用最強エンジンと、弊社のレーシング用HEADの2台を造り込んでますので、お客様から紹介しても良い!との事で詳細ご…ameblo.jp腰下のオーバーホール・チューニング内容●ボア:φ91.5ストローク:H20クランク使用の83㎜で2183㏄仕様!R型コンロット+流
いよいよ大詰め・・・かな?やっとこさ、エンジンブロックにシリンダーヘッドを取付ける工程となりました。ですが、ジャンクな部品を再生しつつ組み立てていますので、ここでもひと悶着あったのです。組付けに必要な、ヘッドボルトもプッシュロッドも、すこぶる汚いので、錆取りとクリーニングをします。今回はモノタロウの錆取り液を使いました。何度も回収し使いまわしておりますので、既に汚いですね~(笑)適宜漬け置きして引き上げました。黒ずんだ状態です。これは表面についた汚れみ
ちょいと、知恵の輪状態・・・かな~前回のサクションピストン等の組付け以前の作業です。というのも、バタフライ(スロットルバルブ)の組付けも繊細なところがあります。はめ込んでネジ留めすればそれでよいというものではなく、バタフライの全閉状態で、ボディとの隙間がないようにきれいに外周が接触している状態にしなければならないからです。そのための確認に、光源に向けて透かして見ることで隙間のない位置を探る必要があり、隙間があれば、その先の光源からの光が漏れて確認できるのです。こちらは
ってタイトルなのですが・・・実は、すべてを終わらせた後でジャンク品をバラしてみたのです。つまり、グリスアップ終了後にです。では本題。ワイパーピボットとは、ワイパーアームを取り付ける部分のことです。モーターで発生した動力をリンクからピボットに通じ、ワイパーアームが作動し窓ふきを行います。軸構造になっているので、グリス切れがあるとよろしくありません。実際、我が淑女のそれもあまり塩梅がよくありませんでした。以前取り付けを行った時には、少々動きが気になるものの軸の隙間
もうちょっと古い年代のモーターの方が楽だったかも・・・少し間が空きましたが諦めたわけではございません。前回、上手くベース版にフィットしたまでは良かったのですが、電気制御の塩梅が悪かったので、スイッチを単純につなげても正しく作動しませんでした。一番の問題は「オートストップ回路」です。ワイパースイッチを切ると直ぐには止まらず、ガラス面下の定位置までは作動してから止まる機能です。そこで、各種の同等ワイパーモーターを取り寄せました。左から、SP311純正、ラフェスタ用、フーガ用、ホン
エ~イ面倒だ!まとめてめんどうみよう!先日からワイパーのことをやっていますが、当然スイッチを入れての作動テストなどをするわけです。ところが、切り替えが芳しくないときが時々起こるのです。スイッチノブをカチカチ揺らすと導通したり切れたりといまひとつの状況なのです。これは間違いなく経年劣化による接触不良が主な原因でしょう。調べる時にはアナログテスターで導通計測する方が針が動くので状態はわかりやすく、正常ならスイッチオンでビシッと針が目いっぱい振り切るのでよくわかりますし、フラフラと左右に揺
部品番号が違えばトウゼンです!以前まだ純正のワイヤーハーネスが新品で購入出来たときに入手しました。と言っても人気車種の「SR311」用です。つまり、67年~用です。再販されるのはやはり人気のある方ですね。もちろんプレミア価格ではなく正価での購入です。「SP311」用、というより「65~66年」用が入手できれば全く問題なかったのですが、ないのですから他のもので代用するか、一から引き直すほかないのです。その配線は殆どが同じなのですが、若干の仕様違いがあるので、手直しすれば事足り
天は見放さなかった…キャブレターのオーバーホールをするにあたり最低限入手したいものはやはり「消耗品のキット」でしょう。SUキャブに至っては、ジェットニードルとノズルは必ず交換したいものです。しかし、随分前から日立製SUキャブの部品は入手困難で、調子の悪いキャブを直すことができずソレックスなどの換装をするケースも珍しくありません。もっとも淑女に関してはパワーアップを目的に換装する人の方が多いかもしれませんね。それでも、SUキャブの悪評はあるのですが、排ガスで車検が取れない等話は随分
現在SP311のR型エンジンチューニングを行っております。そのエンジンに使いたい!と言う事でクライアント様がSR311用の純正アルミオイルパンをお持ちになりましたが・・・恐怖のキャツアイにやられたオイルパンでした・・・補修して使いたいと言う事で補修していきます。見てみましょう!!(前側)(中側)(横)こんな感じで溶接で直そうとした努力の痕とデブコン??なのか良く判らない物体でギトギトになっています。この補修の痕を全部落とすの無理なんで!こうしました!!!バッフルプレート
ご無沙汰しております。取り敢えず仕事してました。今回はお客様のちょい濃い目R16エンジン仕上げたので、ご紹介いたします。全体像こんな感じ!!仕様のご紹介U20クランク使った2.2L仕様です。ちと細かく見て行きましょう!!まずクランク!!軽量、空力処理済で、クランクの先端がR16より長いので、こんな感じのスペーサー入れてプーリー締め付ける様にします。これでU20クランクポン付け出来ちゃいます。次は、PISTONASSYのご紹介!純正部品流用Φ92で行きます。車種は
信頼性はともかくとして、雰囲気満点?!でいこう!昨年12月に「ホーンリレーとレジスター」のお題で書いていました。今回はその続編とも言えるものでしょう。この写真の上段は上記のブログで新旧のホーンリレーとして紹介したもので、下段は、左がヘッドライトリレー、右がホーンリレーです。左側の錆びたものは、昨年P410ブルーバードの解体車から入手したもので、1200スタンダード車のものなので、1963~65年位のものと推測されます。右側は、上が昨年日産部品で購入した新品(26320-
今SP311用R16エンジンをチューニングしています。クライアント様が持ち込まれたインマニがとても良い!のでちと紹介!こんな感じのマニです。上側!HEAD側!私今まで見たR16用のインマニでは一番良さげです!!これ、当時のオプションインマニなのか?リプロなのか?ちと判りませんが、クライアント様はローズオートさんで買ったと言っていました。これ今でも買えるなら、私のR16もこれ売って貰もらってそのまま使いたいくらいっす!!いいインマニっすね~~~。と言う事で、今回のリクエストは
モノがない時代の工夫の産物手元に、或るセルスターターモーターがある。その昔、どうしても淑女に「リダクション式セルスターター」を付けたかった人物が工夫して造ったものである。セルモーターはご承知のように、バッテリーでモーターを回転させると同時にソレノイドスイッチが入り、ギヤ移動しその回転をフライホイールに伝えてエンジン本体を回転に導く部品です。「リダクション式」とはとういうものだろう。これは通常の機構ではトルクが足りなくなるような環境で、そのトルクを増強するための機構を備えたタイ
ステムシールが悩ましい⁉紆余曲折、試行錯誤を繰り返していたシリンダーヘッドの組立も、漸くバルブの組付けまで漕ぎつけました。以前の記事「日産R型エンジンヘッドの考察」でも解説したのですが、シリンダーヘッドのバルブスプリング取り付け部の形状が2種類あり、ステムシールもそれぞれの方式で賄われていますが、前者は後者は「ステムシール」を採用しています。ところが、前者では確実なオイルシール機能ではないため、オイル下がりの懸念があります。今回再生しているヘッドは、初期のアルミヘッドなので
あ~やっぱり漏れてたのね・・・以前、といっても稼動していたときに若干のリメイクをしていたので、確か使えるはずだと考えそのまま組んじゃおうかな~と思う横着な気分を押し殺し、分解して確認することにしました。古い記憶では、LLCのあの甘い臭いも感じたような記憶が漂ってきたからです。結論として歳月を経て経年劣化も起こしていたので再度の確認は正解でした。今回はそのメインの部分のヒーターコアの修理(実際には応急レベルで処理、本来ならコアの入れ替え修理を依頼するレベルでしょうが)毎度の、
紆余曲折って・・・そうなんだよね~前回までに腰下の組みなおしを完了しました。そうすれば、シリンダーヘッドを載せるだけ!なんだけど、過去からのお土産がたくさん詰まった帰国子女のヘッドにはまだ問題は潜んでいました。シリンダーヘッドの再生のブログは随分とご無沙汰しておりましたが、この年月の間にも作業は進捗していました。時間も経ってしまったので、今回のテーマに組み入れてしまいます。なので、シリンダーヘッド再生のテーマは尻切れトンボみたいになってしまいますが、ダブルテーマでエントリ
適当精神である!まあ適当といっても、適度に当然にというアバウトな感覚なのであります。さて、タイミングギアカバーを取り付けることにしましょう。ところが、この部分のガスケットは製廃部品とのことで入手できませんでした。ただ、ガスケットですから「ガスケット紙」から切り出せば事足りるのです。純正品はコルク製ですが、用が足りればよいのです。カバーをあてがい縁取りをして切るだけです。あと、穴はポンチで打ち抜きます。出来上がったらブロックに取り付けます。カバーを取付
科学の力>力技!?錆取りの日常に精進した結果・・・・なんて大げさな!旧いクルマには錆は付き物です。とってもとっても発生してくるから、「憑き物」と云った方が相応しいかもしれないですが。通常錆取りといったら、鉄が錆びた「赤錆」のことなのですが、今回は「真鍮・砲金・銅」のお題です。これらの素材は、大体、ピカールなどの研磨剤を含んだもので磨きこんで、表面の劣化した部分を削り取るようにして輝きを取り戻す工程なのですが、研磨剤によって新品の時からあるゆず肌や、刻印の鋭利な角なども
結構適当にやっています。久々の作業記事です。淑女の路上復帰に当たって、電装面での強化もしなければなりません。単純に点火の為だけではなく、ETCをはじめとした電装機器を増設しているので必要なことなのです。そこで、純正の30Aでは当然心もとないので、新たに入手した「FJ20」に採用された70AのICレギュレター式に換装します。大は小を兼ねるというわけです。軽自動車用の方が小さくて高機能なものはあり、そちらをコンバートする方は多く見受けられますが、フィン付が旧式な雰囲気をそ