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数多くのジャズの名盤の録音を手掛けたルディ・ヴァン・ゲルダー(RVG)。録音だけでなくリマスタリングでも素晴らしい作品を残しています。今回はその辺りをちょっと・・・。でも、タイトルのような仰々しいものではなく、単なる聴き比べです。前回取上げたHANKMOBLEYが参加している『BYRD’SEYEVIEW』(TRANSITION4)にRVG刻印があり長年、本人がレコーディングを手掛けたと思い込んでいましたが、付属のブックレットを見たら、RVGは、リマスタリングでレコーディング・エンジニ
生々しさとはワイドレンジ、低歪、余裕あるパワーも間違いではないですが、ナロー、歪は大きめ、音量は限られる電気を使わない蓄音機、特にあちらのビクターのものは自分にはLPよりある意味生々しく聴こえます。元フィリップス社のクラシックソフトの部長をされた管球王国の新先生の当地で毎年開催のSP盤コンサート。NHK交響楽団の元コンサートマスターのNHK交響楽団特別コンサートマスターの“まろ”こと篠崎史紀さんが独特の語り口で、NHKが所蔵する膨大なSPレコードの中から、往年のクラシック音楽の名演奏を紹
ルディ・ヴァン・ゲルダー(RVG)が12インチLP化の際にリマスタリングを行ったPRESTIGEやBLUENOTEのSP盤、10インチLPについては過去に何枚か検証しましたが、RVG以外でSP、10インチ、12インチLPと揃っているものは殆どありません。掲載盤を所有している理由は、もちろんTHELONIOUSMONKが参加しているからで、しかもCHARLIEPARKER、DEIZZYGILLESPIE、CURLYRUSSELL、BUDDYRICHと夢の組合せです。BIRDAN
前回BLUENOTEのオリジナル盤判定の拠り所の一つ、Pマーク(耳マーク)について記述しましたが、特に1962年頃までは、ほぼ100%(例のコーエン本によると4118番DONALDBYRDのFREEFORM、1961年12月録音がPマークなし)PLASYLITE社に製造を依頼していたのです。5000番台、7000番台の10インチ、1200番台、1500番台、4000番~4117番までのLPですから、合計すると320枚程になります。そんな中で唯一Pマーク(耳マーク)のないものが50
701番から始まるPRESTIGEのSP盤で、RVGが関わるのは889番「TEDDYCHARLES-SOLONGBROADWAY/NOBODY’SHEART」(但し889番はラッカー・カッティングのみと思われる)からです。PRESTIGEのオーナー、BOBWEINSTOCKがRVGを重用したのは、録音・マスタリング自体が優れていることに加え、事前準備が万全で、仕事が早く、短時間で一連の録音作業を終えることができたことが大きな要因でした。PRESTIGEでRVGサインのある
1941年3月~シカゴ録音RobertPetwayの14曲が蘇るCatfishBluesはロバートの代表曲とも言えるロバート・ペットウェイが残した楽曲も異なる回転数を採用し録音している為に一律同じ回転数で再生しても彼の本当の唄声や演奏を知り感じる事は出来ない。AkiraKikuchi監修RobertPetway真実革命-PANRECORDSMUSIC
PlayingPolicyBlues1968年BiographLPに収録されている音源を50年以上使い回しされて来たそもそも78回転で再生されておらず、録音時の回転数も78回転ではない為怖ろしい再生誤差が起こっておりBlindBlakeの世界的研究家であるAkiraKikuchiにより真実の演奏と唄声に限りなく近づいた音源に修正された。また現在全世界で公開されている音源は伸びたテープがソースである事も判明している。
1936年10月フランス・パリ録音ステファン・グラッペリSP盤の回転誤差検証の為バイオリン購入し検証開始AkiraBlakeKikuchiによる検証真実革命としてステファン・グラッペリの演奏が蘇った情報はPANRECORDSのHPで紹介されているAkiraBlakeKikuchiのバイオリンの演奏もお楽しみ下さい。演奏はあくまでSP盤レコードの回転数分析の為であるのでクラシック奏者の様な教練を指定なのでご勘弁頂きたい。
今回は浅草オペラ系の男性歌手が歌った『カルメン』のレコードについて解説していきたいと思います。『カルメン』の物語は大正時代に広く、日本人に愛された作品です。新劇の舞台では松井須磨子が演じたことでも有名で、この『カルメン』の公演中に牛込にあった劇団の事務所で縊死をしたことも、どこか因縁めいており、当時の話題となりました。その他にも高木徳子が「カルメン物語」として改編した作品を上演したほか、翻訳された書籍もたくさん出版されています。日本でオペラ『カルメン』のほぼ完全版が上演されたのは
今回は江利チエミさんの実母・谷崎歳子さんが録音に参加したレコードを3種類ご紹介していきたいと思います。谷崎歳子さんは1904年東京下谷の生まれ、弟と二人姉弟でした。1918年頃にアサヒ歌劇座(のちの東京少女歌劇団。本記事では全て東京少女歌劇団と統一します)に入団することで、浅草オペラのスターとしての第一歩を踏み出しました。当初はワンサガールの一人ではありましたが、スターの代役を演じたり、地道に活動するうちに、その演技力が認められるようになりました。【1920年頃の谷崎歳子さん】
1939年6月パリ録音ジャンゴ・ラインハルトのSP盤録音回転数の検証・修正AkiraBlakekikuchiによるジャンゴ・ラインハルトの奏法分析によりジャンゴは多くの録音キャリア期間に複数の調律を使い分けていた事が判明している。火傷により2本指をメインとして演奏することになったジャンゴの極秘奏法があり、AkiraBlakeKikuchiによるデモ演奏が公開中。