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劇場版『キャンディキャンディ───緋色のロミオと紺青のジュリエット』*画像お借りしました。なんて~😆テレビで放映され続けるとともに、夏休みなど、劇場版『名探偵コナン』が公開されていますよね。そこで今日は、ちょい真似をして。劇場版『キャンディキャンディ』で妄想してみました💕こんな映画が公開されたら?この劇場版『キャンディキャンディ』は、『永遠のジュリエット』の少女漫画テイストを離れ、ハリウッド版で妄想してみました✨『永遠のジュリエット』とは想定が違っておりますことをご
いつも私のつたない物語を読んでくださって、ありがとうございます。忙しい日常の貴重なお時間の中で訪れてくださること、深く深く感謝しています💕ブログの向こうにいらっしゃるみなさまをいつも感じております💕キャンディキャンディ物語。少女の成長物語であることは周知の事実ですよね。過酷な運命にも打ち勝ち、自らの力で人生を切り開いていくひとりの孤児の少女。そこには、数多の苦難、愛、出会い、別れが散りばめられていて。アンソニーとの淡い初恋。テリィとの激しい恋。気がつけばそこにあるアルバートさんとの
今さら・でも―キャンディキャンディいつもアクセスいただきありがとうございますブログを最初から読む二次小説を最初から読む11年目のSONNET目次Finalstoryの考察を読む草ネタを読むDearforeignCCfansアメンバー限定記事を読むアメンバー募集はこちら★ブログ主の日常ブログ「井戸端会議場」はココをポチ※井戸端会議はお休み中です表紙につき、このページのコメント欄は閉じ
アーチーの愛車"デューセンバーグ・モデルZ"は、シカゴからインディアナポリスに向かってのびるハイウェイを南にひた走っていた。「お願い、アーチー。もっと急げない?いつもよりスピードが遅い気がするの。」ずっと押し黙ったままのふたりだったが、突然アニーが口を開いてそう訴えるとハンドルを握っていたアーチーが緊張した面持ちをフッとゆるめた。「アニー、いつもはもっとゆっくり走ってくれっていうじゃないか。」そう言って、アーチーは頬にかかる髪をかき上げながら隣にいるアニーをチラリと見て苦笑した。その瞬間
シカゴのオフィス街に朝が訪れていた。眩しい陽光、ビルの谷間に響く鳥のさえずり、街路樹の葉が擦れあう音、埃っぽい道を駆け抜ける自動車の轟音。〈風の街〉シカゴは、アメリカの参戦によって、激動する時代の渦に否応なしに引きずり込まれ、不安や恐怖など様々な混乱を社会に抱き込んだが、それでもいつもの通りに夜は明け、清々しい朝を迎えていた。しかし、ここアードレー家の本社ビル最上階は、ひとりの男の来訪によって、かつてないほどの激震が走る『朝』となる。昨日。あれから、アーチーたちはシカゴに戻るとパティにも
※ソネット本編終了後のお話です。時系列では、スピンオフ「おめでとう2」の次です。復習されてからの方が理解が深まります。11年目のSONNETスピンオフ伝説の森★★★「――長い歴史と伝統、多くの偉大な先輩方を輩出しているこの学院で、たくさんの事を学び成長していきたいと思います。新入生代表アイリス・ホワイト」礼拝堂に響くハンドベルのような心地よい声。入学試験を首席でパスした者に与えられる特権、入学式典での答辞。今年は見目麗しい女生徒が選ばれたとあって、誰もがその
「ねぇ、キャンディ、ものすごく顔が赤いわ。なんで、そんなに真っ赤になるの?」アニーが長い睫に縁取られた美しい瞳で、まじまじとキャンディを見つめた。キャンディは無意識に両手で頬を隠す。「アルバートさんは、いつ南米から帰ってくるの?って尋ねたのよ。そんなに真っ赤になるような質問じゃないでしょ。変なキャンディ!」ポニーの家の暖炉の部屋。幼い子供たちをお昼寝させてからのティータイム。ポニー先生とレイン先生は、村の婦人の集いに出かけていた。「もしかして。」アニーがわかったわ、と言うようにいたずら
冬はまだ始まったばかりだというのに、ブロードウェイは秋の衣を脱ぎ捨て、純白の雪の衣裳をまとうようにたたずんでいる、そんな寒い日だった。昨日までの暖かさが嘘のような。ブロードウェイからそれほど遠くないホテル『ザ・ヴァルハラ』元は迎賓館だった建物をオーナーが改築した豪華なホテルに、その日正式に婚約を発表するストラスフォード劇団のテリュース・グレアムとスザナ・マーロウの姿があった。通常は決して許可がおりないその格式高いホテルの一角で、宿泊客をそのエリアからすべて排除して、ふたりのポートレート撮
永遠のジュリエットvol.33を更新しました💕↓永遠のジュリエットvol.33〈キャンディキャンディ二次小説〉|キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』茜色に染まる冬の街道を駆ける馬車。キャンディは、通りすぎていく窓の外の景色を見ていた。派遣されたトゥールーズの病院で、www.candycandy.site貴重なみなさまのお時間の中で、拙い私の物語へご訪問くださり、ありがとうございます。深く深く感謝しています。この二次小説を書く時、いつも心にあるのは、『少女の頃に、な
その夜、幕があがった__。観客とテリュースの最初の対決だ。満員の劇場内の熱気が、大きな巨人の息のようにフットライトを越えて押し寄せてくる。今この瞬間、観客の心を捕らえなければならない。『用意はいいか?テリュース。抑えて・・・、抑えて・・・、かみそりのように心の刃を研ぎ澄まして、さあ、いくぞ。今からここは、俺の世界だ__。演技とは「与えること」観客に俺の全てを与えてみせる!その見返りは、『観客の心!』テリュースは、自分自身に叫ぶ。そこには、ソワレ(夜公演)の数時間前、カンパニー
『永遠のジュリエット』✨ホームページ開設いたしました✨✨⬇️キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』|「永遠のジュリエット」は、あのロックスタウンから物語がはじまります。あの時運命が引き裂いたキャンディとテリィ。少女の頃、叶うなら読みたかった物語の続きを、登場人物の心に寄り添い、妄想の翼を広げて紡ぎたいと思っています。皆様へ感謝をこめて♡ジゼル「永遠のジュリエット」は、あのロックスタウンから物語がはじまります。あの時運命が引き裂いたキャンディとテリィ。少女の頃、
「『みなさん、僕がウィリアム・アルバート・アードレーです。』って、あのキメ台詞と突然の登場の仕方、ものすごくカッコよかったですよ、アルバートさん。」アーチーが、ニールとキャンディの婚約パーティーにいきなり現れたアルバートの登場シーンを少し皮肉っぽく真似してみせると「キメ台詞って・・・いや、かなわないな・・・。」とアルバートは苦笑いした。「本当にそうよね。すっごくかっこよかったわ。」すでにアルバートが大おじさまであることを知っていたキャンディは、屈託なくその時のシーンを思い出して嬉しそう
「はい、これでよしっと」キャンディは満足げに微笑むと椅子にかけたテリュースに手鏡を渡した。まだ外に出る許可はおりてなかったが、病室の中ではゆっくり動いていいとDr.トーマスから言われている。杖をついて動く度に身体のどこかに痛みが走るらしく、その度に顔をしかめるテリュースだったが、今は椅子に座って髪をとかしてもらっていた。「どう?髪もキレイになったし、その髪型ならそのままベッドに寝ても結んだところが当たらないから痛くならないわよ」「これ、わざとだろ?こんなピンクのリボン、やだね。それになん
プロローグキャンディキャンディの二次小説である私の物語「永遠のジュリエット」は、あのロックスタウンからはじまります。キャンディと別れ、ボロボロになったテリィがたどり着いた小さな街。そこにアルバートさんを探しにやってきたキャンディが、現れます。涙をため、ただ悲しそうに自分を見つめるキャンディ。そんなキャンディを幻だと感じながらも、彼女への深い愛によってテリィは、本当の自分をとりもどします。そんな出来事につづく物語を私なりに紡いでみたいと書きはじめました。つたない私の文章で、先生方、長
何か言いたげなテリュースの瞳。『このまま思っていることを素直に言えたなら。尋ねたいことをすべて聞けたなら。どれだけ心が軽くなるだろう』しかし、どんなにあがいても"過去の楔(くさび)"はテリュースを捕らえ、離してはくれない。『自分には婚約者がいる。不治の病に冒されたスザナが待っている。キャンディを抱き締めるなんて許されるわけがない』心の中でギシリときしむ音が響き、テリュースは必死で自分にブレーキをかけた。胸の中が焼けただれたような苦い感触。テリュースはやっとの思いでキャンディをその
いつも拙い私の物語を読んで下さって、ありがとうございます💕深く深く感謝しています💕💕💕遅くなりましたが、『永遠のジュリエットvol.34』をアップさせていただきました。↓永遠のジュリエットvol.34〈キャンディキャンディ二次小説〉|キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』冬晴れの空の下、キャンディがアメリカ行きの船に乗ったのは、テリュースが病院からいなくなってから五日後のことだった。傍らにwww.candycandy.site今回の永遠のジュリエットvol.34は、いつ
ニューヨーク行きの最終列車は、30分ほど遅れていた。テリュースは、人影もまばらなロックスタウン駅のホームのベンチに座り、ゆっくりとタバコをふかしていた。傍らには、古い革のトランクがひとつ。目先の金欲しさに、旅回りの劇団が興行していると耳にし、このロックスタウン駅に降り立ったのが1ヶ月前。レストランの皿洗いでもかまわないと頭の隅で考えながらも、劇団を探してしまうのは、そういうことだったのかと今さらながら合点がいく。ハムレットが、先王の幻によって真実を知らされたように、今日自分は、キャンディ
ウィリアム・シェイクスピア、『没後300年』にあたるその年。ブロードウェイの様々な劇場で、ハムレット、マクベス、ジュリアス・シーザーなどたくさんのシェイクスピア劇が上演され、ブロードウェイは、シェイクスピア一色に染まっていた。しかし、そんな中でもスプリングガーデン劇場の『愛し合うふたりの恋物語』マイガールはヒットし、現在150回連続公演を樹立、そのまま記録をのばしているところだ。その立役者のひとり。ローズ役のソフィア・グリフィスは、最近めっきりきれいになった、とささやかれはじめた。黒曜
全国500万人のキャンディキャンディファンの同志のみなさま💕えんも君さまの『テリィ』が完成したようです💕色んな方々がテリィを描いていらっしゃいますし、以前私はいがらし先生ご自身のイラストと思いこんだくらいのクオリティの二次作家さんもいて(大ファンになってしまいました💕)世界中に素晴らしい様々なテリィがいますが、でも『男性が描くテリィ』を見たことがないですし、見てみたくて、勇気を出して、えんも君さまにお願いをしたんです✨えんも君さまは、いつも温かな愛と鋭い視点でそれぞれの漫画やアニメを語って
目次は、既に本編を一読した読者の為の詮索用です。あの回だけ読みたいという時にご活用ください副題はネタバレをくらってしまう可能性があります初見の方はこのページを飛ばしモノローグへFINALSTORYの考察は考察へブログ主の草ネタブログは井戸端会議場へ目次11年目のSONNET∻☆・∻☆…∻☆・ロミジュリ読みは濃いピンク字です1章手紙①10年振りの手紙②ハムレットの招待券③出さなかった手紙④待合室で⑤スザナの死⑥妊婦の
キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエットvol.35』更新いたしました💕↓キャンディキャンディ|キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』ニューヨークに到着してすぐ、テリュースが、スザナのいるマーロウ邸よりも先に向かったのは、ブロードウェイのストラスフォードwww.candycandy.site皆さまの貴重なお時間の中で、つたない私の物語を読んで下さって、本当にありがとうございます💕心から深く深く感謝しています💕今回は、『テリィ編』です。テリィはブロードウ
『ホールドアップ』低くかすれた男の声が、薄いカミソリの刃先のようにぞっとする感じがして、キャンディはごくりと唾を飲み込んだ。__強盗!素直に従うべきだと本能が囁く。キャンディは言われた通りに、手にしていたバッグごとゆっくりと両手を高く掲げ、降参を示した。男は、素早く服の上から身体検査をし、カバンの中に武器がないのを確かめる。「よし、そのまま、ゆっくり振り返れ。」キャンディはそのままの姿勢で、声の主の方を向く。すぐ目の前に立っていたのは、キャンディの知る男性たちとは全く違う、危険な雰囲
『永遠のジュリエットvol.36』アップいたしました💕↓永遠のジュリエットvol.36〈キャンディキャンディ二次小説〉|キャンディキャンディ二次小説『永遠のジュリエット』───開演の"2ベル"が響いた。客席の明かりがすっと消える。熱気を帯びた客席のざわめきが、ゆっくりと静まっていく。www.candycandy.siteみなさまの貴重なお時間の中で私の拙い物語を読んで下さって、ありがとうございます💕深く深く感謝しています💕今回は、初めて短いボリュームでアップさせていただき
冬の匂いがする____。テリュースは、霧の中にぼんやりと浮かぶ暗い海に落ちていく雪を見つめていた。星の見えない夜の帳(とばり)が下りた闇の世界で、船のともすたよりなげな灯りが空と海を照らし、冷たい夜霧が流れていく。戦下の海を渡る大型客船は通常より灯りを落としているせいか、甲板も薄暗かった。あと数時間して夜が明ける頃には、大型客船シーナ・センチュリオン号はイギリスサウザンプトン港に入港する。イギリスに戻ってきた───。そして、父親に会い、正式にグランチェスター家を出ていくことを告げる。
「熱いから気をつけて、キャンディ。」そう言って、レイン先生が暖炉の前に座っているキャンディに、湯気の立ったココアを渡してくれた。「アチチッ!」キャンディはマグに口をつけてから後悔する。「もう、キャンディったら。だから気をつけてと言ったでしょう?」レイン先生の呆れた声に、椅子に座って先に休憩をとっていたポニー先生がたまらず笑いだす。「早く飲みたくて、つい。」キャンディはふたりに向かってエヘッと笑顔を見せた。幼い子供たち
*CCFSisforabbreviationofNovelCandyCandyFinalStory.*WritteninpurpletextsarefromCCFS.*ThepagenumbersarebasedontheJapaneseversionofCCFS.AtfirstIntheJapaneseversionofCCFS,Candy'spartneriswrittenwiththewo
P・Sテリィ......好きでした。これは、別れたテリィに書いた(出さなかった)手紙の文末に添えられた言葉です。下巻277この言葉は過去形なのでテリィのことはもう好きではないテリィを諦めたと捉えるも良しテリィを必死で忘れようしているテリィがまだ好きなのね・・と捉えるも良し各々想像力が発動するスレーズだと思います。なのでこの言葉を深追いするつもりはございません今回注目したいのはこの言葉の位置です!!あ
どこに質問していいか分からないちょっと話したい愚痴をこぼしたいキャンディネタに縛られずご自由にお使いくださいレイクウッドのサンルームをイメージSONNETの目次∻☆…∻☆・明日(2024年3月1日)からしばらくの間、「井戸端会議」のコメント欄はオフとさせて頂きます。また、「いいね」などのフォロー活動も当分の間控えさせて頂きます。🙇♀️※他のコメント欄は開けておきますありがとうご
港へと続く坂道を登りきった高台にあるチューダー様式の貴族の別邸。港を見下ろす今は仮設病院となっているその屋敷にはサウザンプトンの街のどこよりも早く『朝の光』が届けられる。春に差し掛かる少し前の美しい冬の朝。昨日、一日中降った雨の雫が、貴婦人の宝石のようにサウザンプトンの街を彩り、港の向こうに広がる海からのぞいた幼い朝の太陽に照らされて、透明な煌めきを放ち始めていた。風に吹かれ、濡れた葉からこぼれ落ちた光の粒が、キラキラと輝いている。その朝、ベッドの中で目覚めたテリュースは、病室が明るいこと
キャンディはテリュースの病室を出た後、すぐにその足でDr.トーマスに呼ばれていたカンファレンスルームに向かった。カンファレンスルームと言っても、元々は屋敷の主人の書斎。そこを仮設病院ではカンファレンスルーム兼医局として使用しているのだった。───コンコンコン。「どうぞ」ドアをノックするとDr.トーマスの声が応える。ハッピー診療所のマーチン先生はハキハキとした早口だが、Dr.トーマスはおっとりとした話し方をする。キャンディはマーチン先生の話し方もDr.トーマスの話し方も好きだと思う。だが