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画伯が部屋を出てから30分程過ぎた頃画伯が豆屋さんを伴って戻ってきた「長、蒼灯さんがお見えになったよ」いつもとは違う呼び方をするまるで皇子にも伝えてるようにみえた二人が部屋に入ってきたと同時に皇子と翔様が実体化して俺の隣で蒼灯さんを迎えた「蒼灯殿、お待ちしておりました」二人が迎えてくれることを分かっていたのか蒼灯さんはにこやかな顔で「皇子、ようやく約束を果たしてくれたな」「ええ、千年経ってしまいました」「どんな約束をしたの」翔様の
気象系の(山メイン)妄想小説です実在する人物・団体とは一切関係ありませんBL的表現(18禁)を含みますご理解のある方のみお進み下さい何度も何度も繰り返し観た…これ…俺だ…何で…もしかして盗撮…?背筋がゾワッとなった…そして暫くの間…思考が停止していた…『ぁ…町田くん…』そうだ…この動画に一緒に映ってる町田くんに相談したらいいじゃん…俺は町田くんにLINEを送った…\♪/《これ観てくれる?/智》添付URL→YouTube動画《了解!/町田》動画を観た町田くんから直
バスの窓から、懐かしい景色が見えてきた。たった6年しか過ぎていないのに、随分懐かしい気がした。バスを降り病院に着くと、ジェジュンは緊張しながら中へ入った。「爺ちゃん、ジェジュンが来てくれたよ」じーちゃんは頬がこけるほど痩せこけ、土色の顔色をしており、素人ながらもう長くないんだと分かった。ジェジュンに気が付くと、ベッドを起こし、にっこりと笑ってジェジュンの手を取った。「よく来たな…。死ぬ前に会えてよかったよ」「じーちゃん、ごめんなさい。僕知らなくて…。お見舞いにも来ないで
この記事は、妄想恋愛小説(BL)です。苦手な方はUターンを♪帝王様とチビ悪魔22「ジュン、翼を仕舞え。」「あ・・・、はい。」ショウに言われて、魔界の帝王の屋敷で、大っぴらに天使の翼を出しているのは不謹慎なのかと、ジュンは慌てて翼を仕舞った。「上手く隠せたか?」「たぶん・・・。どうですか?ショウ様。」ジュンはソファーの上で、身を捩り、ショウの方にその真っ白な背中を向けた。「・・・うん。大丈夫、だ。」その、捻られた背中から腰のラインは、
天気予報では今日は雨鉛色の雲が空を覆っている湿気を帯びた風が肌に纏わりついてくる「こりゃ、じき雨だな」蒸し暑さから逃れるために早々に店の中に入る豆屋どうなってるかは知らないけど店の中はいつも快適(エアコンあるのかしら?)「雑貨屋が来るんだろ?アイツは雨と一緒の来るからな」馴染みの声が聴こえて苦笑い「ほんと、神出鬼没だな(笑)眠そうだけど・・・遅くまで集めてたの?」「集めてないよ昨日の月と星は恥ずかしがり屋だったようだ」「
愛らしい天使君は清楚な甘い匂いを残して同じ蒼い瞳の彼と帰って行った何の用で来たのかはさっぱり分からない祖父ちゃんと蒼さん(ハルさん)ってどこで知り合ったんだろう?松岡さんって・・・誰だっけ?「智君、ちょっといい?」ソファーに寝転がってたおいらの顔を覗き込む「うん、なに?」「あのね・・・仕事の依頼が来たんだけど」ソファーに座ってオイラの頭を膝の上にのっけた「仕事の依頼?」来年の夏までの仕事は決まっているそれ以降の仕事?「とっ
〈O〉翔君と勉強をするようになって3週間位経った頃、数学の授業で抜き打ちの小テストがあった…えええ~っ…て思ったけど、やってみてビックリ……問題が…解き方が分かるんだよ…!計算ミスとかがあったけど、小テストで僕は75点だった(いつもはこれの半分以下…)母ちゃんも、本当にちゃんと勉強してるのか半信半疑なとこがあったらしいけど、今回の点数を見て信用してくれたみたい数学以外もやってるよ…翔君に教わってるのは特に苦手な数学と英語だけど、国語は漢字の書き
僕達はあまりにも違う正反対、真逆だからこそ上手くいっているし、仕事に関してはユノヒョンを信頼しているから彼の考えに従えば間違い無いと思っている時にぶつかる事もある、僕にだって意見があるでも、話せば解決するし互いに歩み寄れる違いを楽しむ事が出来るのもユノヒョンと、だからこそ違っていてもお互いを良く分かっている、知っている腹が立つような事があっても、それ以上に隣に居る事が楽しい、辛さもヒョンとならば乗り越えていける違っていても良い違うから良いそれは確かに本音だけど、時には受け入
Kyuryuの出現によって、心が乱された俺は…彼が出て行ってからも…ボンヤリとソファに座ったまま動けないでいた…俺は…まだ彼に心を残していたのだろうか…?いや…そんな事は絶対にない…どれくらいボンヤリしていただろう…気づくと辺りはすっかり暗くなっている…ふと…彼の言った“Smile″という曲の事が気になったが…心の中で葛藤があり…聞くのを躊躇ってしまった…何故なら…もし…俺と彼の思い出が描かれている曲ならば…俺は…あの頃を思い出したくないのだ…その時…不意に来客のチャイ
SideC毎日隣に居たって飽きる事なんて無いあまりに愛おしくて悔しくなる事はあったかもしれないけれどそんな、いつの頃からかずっと抱いてきたあなたへの想い『愛』だなんて綺麗なものでは無い、僕の胸のなかを覆い尽くすような想いの丈を伝えた肉体関係を持つようになった最初の頃『抱いた相手に好きだと言われるとそれだけで冷める』そう、まるで当たり前の事だと言わんばかりに微笑みながら言い放たれただから、僕は気持ちを押し込めて、便利な遊び相手を演じてきた気持ちを閉じ込める事はいつの間にか当た
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。「あれ?お前結局いちごにしたの?」「だって。しょーちゃんがチョコ取るから」「はははっ!取るって何だよ」「半分ずっこしたらどっちの味も楽しめるでしょー?」「え?俺別に分けてやるなんて言ってねぇし」「〜〜っ!もうっ!もうもうもうっ!!」「ぶははは!一々拗ねんなよ〜。冗談だろ?」イジワル言う翔ちゃんにむすーっ。としつつ上に乗ってる赤くツヤツヤした苺を、ギザギザしてるスプーンの先で突っつく「まーさき。ほら、口開けろ」翔ちゃんの無駄に甘い声に顔
陽が沈んでも明るいのが夏時計を見て意外と時間が経ってることに気が付く「そろそろ移動しない?」3人に腕時計を見せながら提案するかれこれ2時間近く飲んでる「本当だ、そんな飲んでたんだ」驚いたように呟く内田と「ちょっと喉を潤す程度とは言えないな(笑)」テーブルに並ぶグラスを見ながらくすくす笑う池田ちょっとだけ酔ってるかな?二人とも顔が赤くなってる君はあまり酔っていないのか俺の顔を覗き込んで「大丈夫?顔が真っ赤だけど」心配そうな表情を浮かべたも
成人指定です大丈夫な方はこちらからお願い致します↓チャンドラの成長記録9ランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足跡と応援のぽちっをお願いします↓にほんブログ村
そんな事をしなくとも良いのに、とも思ってしまうそれは、彼が本当は…いや、元、なのかそれとも…どちらにせよ、その事実を知るのは本人であるチャンミンと俺だけなのだけれど、この国の第一王子だからそう、この事実は俺達の記憶のなかにしか無いから、もう彼が王子である事は事実でも何でも無いでも、俺は彼が王子である事を知っているだから…「チャンミンがスラムに今でも通ってくれて嬉しいよ」「スラムはユンホさんが育った場所で、僕達が出会った場所ですそれに、近頃は衛生面も改善されているし治安も
韓国BL大作『PASSION』1回だと紹介が終わらなかったので②でございます。『PASSION』の構成はこちら↓『PASSION』全6巻イレイ×テイの初恋物語『DIAPHONICSYMFONIA』全6巻リハルト×クリストフの純愛物語『SUITE』全5巻1.2巻イルテ3.4巻リハクリ5巻イルテ×リハクリ『RAGA』全2巻シンル×ユーリの迷走ラブ物語①では本編『PASSION』を紹介しましたが、今回はその続きから。●其の2『DIAPHONICSYMF
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。「といっ…と…といっとおー!」母さんに作って貰ったらしい、手作り感満載のスティッキをくるくる回しながら何か叫ぶ10歳下の弟に思わず首を傾げる。「え?なんて?」「と…といっ、と…」「とりっく、おあ、とりーと」助け舟を出した母さんの言葉に「といっあとー!」とオリジナル言葉で返す雅紀に笑ってしまう。「にぃに!」「ぶふっ、なに?」「といっあとーと!」さっきとはまた違う変化した言葉にゲラゲラ声を上げて笑えば、気に入らないのかスティッキの先端にある
*妄想話です。徐々に咲き始めた桜は満開を迎え、花弁がひらひらと舞っていた。綺麗だな…と思うけど、同時に寂しい気分になってくる。今は、夜。窓から見える桜の木は、照明に照らされているからか、艶やかに感じる。そんな桜の木をボーッと眺めていたら、「相葉さん?」とにのちゃんの声が聞こえてきた。…と思ったら、側に来て、出窓のところに腰を下ろすにのちゃん。しかも、桜の木が見える辺りに座るもんだから、その桜の木が全
稽古が終わって下に降りていくと斗真君が翔君と話し込んでた後ろを向いてるからオイラに全然気が付いてない斗真君、急いで降りてったのに「翔君、ありがとう斗真君、急いでるんじゃないの?」声を掛けたら2人とも慌てた顔で振り向いた「智君、お疲れ様」「大ちゃん、櫻井さんが車の外に立ってたからもうすぐ来るよって話してたじゃあ、俺は急いでるから」斗真君があたふた顔をして片手を上げた翔君が小さく頷いて、同じように手を挙げて見送った「何か用が有ったの?
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。ーSsideー〝二番目でも良いなら〟その意味を理解した時、あんなに浮かれてた幸せ気分は一気に沈んだのにそれでも目の前の彼女に、もう触れれなくなる方が嫌だと思った『…うん。二番目でもいい』『本当?』今ならバカだなと思うし、彼女に執着しなくても他に良い人が居るだろうって思えるけどまだ恋愛にも未熟な子供だったからそれでも、子供なりに初めて本当に好きになった人だったから『うん。だから俺の彼女になって』腕の中に居る彼女をどうしても手離し
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。風磨に連れられて来た店は、行き慣れた大衆居酒屋なんかじゃなくてブラックライトで照らされた個室の壁一面が水槽になってる所謂〝女子ウケ〟しそうなオシャレな店だった。「…お前すげぇ気合い入った店にしたな」「いや!だって…だって美人と合コンっすよ!?そりゃ気合いも入りますって!」「そんだけ気合い入れて、どんだけの女が釣れるのか楽しみだな」「うわっ!うわぁ〜…これだから女に苦労した事ないイケメンは…ねぇ相葉くん!」「ん?」「…ちげぇわ。この人もそ
部屋に戻ると豆屋さんと画伯が珈琲を飲んでた暁殿で話をしてた蒼灯さんの面影はなくいつもの豆屋さんに戻っていた「豆屋さん、お疲れさまでした」「お帰り、珈琲淹れるよ待ってて」画伯が立ち上がろうとするから軽く手で制して「自分で淹れるから座ってて二人とも疲れたでしょ」そのままキッチンで珈琲を淹れる「3人との話は終わった?」「ええ、3人とも前世の自分とは何度も会ってるからすんなり理解できたみたい蒼灯さんのお陰で3人の苦悩も薄らいだし未
櫻葉のお話BLなのでご注意くださいーSsideーカーテンを閉めて薄暗くなった部屋の中『ふぁっ…ンぅ…』聞き慣れた甘ったるい声に少し視線が泳ぐ「この人すげぇ脚キレイだね」「え?あぁ〜…そうだな」「パケ見た時はもっと凄い躰かと思ったけど、おっぱいもそこまでじゃないよね?」「俺べつに胸は小さくてもいいし」「そーなの?じゃあ脚フェチ?」「フェチ…って程でもねぇけど、まぁ綺麗に越した事はないわな」「ふぅん」普通に話し掛けてくる雅紀を見ると、何ともなさそうに画面を観てるから
SideC『気持ちを告げられたら冷める』そう、悪びれる事も無く、さも当たり前だと言わんばかりに僕に話したユノヒョンそれを最初に聞いたのは、もういつだったか覚えていないし、多分何て事の無い会話のなかで出て来た言葉だったそして、その言葉は僕の心の奥底に鉛のようにずしりと居座り続けていて、だからこそユノヒョンが望む『誰とでも関係を持つ』そんな人間を誰よりも好きなひとの前で演じて来ただって、ユノヒョンを恋愛対象として見ている事に気付いたのはヒョンの考えを聞いた後だったからつまり、僕は恋
新幹線の中で食べるお弁当まで用意してくれたマスターその気持ちが嬉しいけどあれもこれもと言い始め笑いが起きるくらいの荷物になった旅行とは得てして帰りの方が荷物が増えるそれは常だけれども・・・限度があるまだ土産を買っていない「マスター・・・全部は無理!」嬉しい悲鳴を上げると俺の言葉など意にも介さない顏で「帰りは一人多いから荷物が増えても大丈夫だろそれに、持ってきた荷物は全部送ってるはず」ニヤリと笑って綾野君の顔を見る旅行鞄が一つずつそれもあま
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。翔ちゃんと観た恋愛ものの映画はオレが想像してたようなハッピーエンドじゃなくてさっきの事が頭に残る今のオレにはやけにしんどいものになってしまった「なーんか意外な結末だったよな」「ね。オレもっとハッピーな内容かと思ってたし!」「俺も。なかなか重かったなー」夏のジメジメした暑さも過ぎ去ってすっかり暗くなった夜道は少し肌寒い「なぁ。」「ん?」「お前、本当にアイツに何か言われたりしてねぇの?」「だからしてないってー!何でそんな疑うの?」「
元来、恋人に対してまめな方では無い記念日だとか、そういうものに重きを置くタイプでは無いずっとそう思ってきたのだけど、チャンミンと出会って恋をしてから気が付いたのは多分だけど…それ以前の恋が、俺にとっては本気では無かったという事勿論それ以前の彼女だって、付き合っている時は確かに好きな気持ちがあったけれども俺は何時も受け身で、彼女達が望むものについて考えてはそれを満たせるように、なんて事ばかり考えていた大切だからこうしたい、なんていう気持ちはあまりに無かったのだと思うもうチャンミンと付
クラスメイトのチョンユンホとは、これまで特に親しくして来なかったそもそも彼は大天使様…らしいそれに加えて生徒会のメンバー…という事もあまり知らなかったくらい、同じクラスに居たって僕とは接点の無い相手僕は下級悪魔と言われる一族の生まれ異性と交わって栄養を蓄える男性淫魔、インキュバス…と思っていたのはつい先日までで、実は同性に抱かれて精を注がれてそれを栄養にして生きるサキュバスなのだと宣告されたなんて事は置いておいて、兎にも角にも大天使様と友情を育むような間柄では無かった「ごめん
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。フリーを満喫してるらしい翔ちゃんだから、さぞ女の子との約束で埋まってるんだろうと思ってたんだけど「雅紀、後でお前ン家に行っていい?」「え?」「都合悪い?」「ううん!全然いいんだけど…」「けど?」「しょーちゃん最近よく来るよね?」何故か週三くらいの頻度でオレの家に来るくらいにはオレとの時間を作ってくれてるっぽかった。「だってお前ン家すげー居心地いいんだもん」「くふふ、しょーちゃんも一人暮らしに目覚めた?」「いや。俺は齧れる脛はとことん
この記事は、妄想恋愛小説(BL)です。苦手な方はUターンを♪帝王様とチビ悪魔19今度は、ショウが目を覚ました。隣にいるはずのジュンの気配がなくて、急いで身を起こし、部屋の中を見回した。「ジュン?」気配もないが、返事もない・・・。ショウは立ち上がり、シルクのローブに袖を通しただけで、歩き出した。リビングにも、バスルームにも、ジュンの姿はない。となると、自分の部屋に戻ったのか。寝ているのを起こすのは可哀想だと、声をかけずに、ジュンの寝室
櫻葉のお話。BLなのでご注意ください。ーSsideー小学生の頃から男子校に通ってたから女の子とは接点が無いと思われがちだけど『わぁ!櫻井くん頭いいんだねぇ』『そ、そーかな?』『だってさっき習ったばっかなのに、もう解けるんでしょ?』『凄いよね!天才だあ』『いやいや、大袈裟だわ』学校の外に出れば、両親が共働きな事もあって塾を筆頭にピアノだの、習字だのと習い事を沢山してたからそこでの出会いがある訳でそこには当然、同じ年頃の女の子だって居る。『ねぇねぇ、あたしココ分かんなく