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PPOS法は、黄体ホルモン内服によりLH抑制を行いながら卵巣刺激を行う方法です。採卵数や胚質において他の卵巣刺激法と比較して有意差は認めません。当院においても2019年から導入していますが、OHSS防止、全胚凍結例を含め、急速にその適応範囲は拡大されています。当院の採卵のための卵巣刺激方法の選択基準をお示しします。女性年齢と抗ミュラー管ホルモンAMH値を基本としますが、このほかにも月経時の胞状卵胞数、過去の卵巣刺激に対する反応性なども参考に最終決定しています。PPOS
火曜の診察で18mmまで育っており15日あたりに排卵と言われていた卵胞がまだ排卵していないことが判明だいぶ旦那がんばってくれてたのにー〜内診中〜「まだ排卵してないですねー」「え、まだなんですか!?」〜診察中〜「26mmになってるんですけどね」「大きいですよね?それは大丈夫なんですか?」「大きい分には良いですよ。でもhCGっていう排卵する注射しましょうか」「はい」「頸管粘液もこないだより良くなってるし、卵胞も一つしかありませんから」ということで初hCG注射を受けましたAM
2023年9月のことです。3度目の採卵の時に一緒に実施したEMMA/ALICEの結果と、凍結確認の際にお願いした採血の結果を聞きに行きました。EMMA/ALICEの検査の時は『慢性子宮内膜炎であることを望んでしまう私』採卵時に麻酔がかかってるのを利用してEMMA/ALICE検査を一緒にしたのですが私、慢性子宮内膜炎であってほしいと願っていました。私ね、胚盤胞を2つ移植すれば…ameblo.jp慢性子宮内膜炎であってくれ!それを治したら次は妊娠できるから!と望んでいたのですがシ
今日は11月29日、いい肉の日です。11月11日はポッキーの日、11月22日はいい夫婦の日ですが、外来でコメントして一番皆様の反応がいいのが、この日です。たいして面白いわけではないのでウケ狙いでドヤ顔で言うよりも、ニコリともせず真顔で急にと言うと、不意を突かれて笑っていただけることが多いと気づき、この言葉にはだいぶお世話になりました。ちなみに、「ポッキーの日」は、皆様、ほぼ無反応で、患者さんとクラークの冷ややかな視線がステレオで突き刺さり、寂しい思いをしました。さて、いきなり脱線してし
現在43歳。AMHは実年齢よりも低い(45歳くらい)条件だけを見ると、すっごく無謀なことに挑戦しようとしているなと思う。保険適用からも外れ、自費での体外。採卵を2回して、その前にかかったタイミング指導やAIHを含め、ざっと計算して100万くらい保険適用から外れる年齢=国からも見捨てられてる&統計的にほぼ無理と理解しながらも、わが子に会いたい気持ちでがんばってます。当たり前のように自然妊娠をして、子供を授かっている人達が凄くうらやましい!!不妊治療中でも、保険適用の年
■質問内容Q1.内診で3cmほどのチョコレート嚢腫があると診断され、腹腔鏡か体外受精か迷っています。体外受精を行い妊娠できれば進行は防げると聞きましたが、いつかは腹腔鏡もしなければいけないのでしょうか?中々3センチで腹腔鏡したという情報がなく、5cm以上でした人が多いみたいなのでどちらを優先すべきか悩んでいます。Q2.1年ほど避妊をやめても妊娠しなかったので、昨年夏から基礎体温を測りながら、夫婦生活をしても授からないため、近くの婦人科に行きました。そこでチョコレ
こんばんは!子宮鏡検査に行ってきました。大体の検査は経験済みですが、やっぱり検査というものは不快でしかないですね私の子宮は前屈していると前から言われてましたが、今日も同じように言われました。ただ、それが妊娠しづらい要因ではないとのことで良かったです。今までそういったことも先生に質問できなかったな〜。今日の先生も優しそうで安心できましたAMHも6.3と私の年齢では平均以上でした。以前不妊治療をしていた時に、私が引っかかったことのある検査といえば、トリオ検査で着床の窓が大きくずれ
昨日の続きです。この論文ではゴナールFと今回発売されるレコベルを比較しています。以下要点を示します。レコベルとゴナールエフを比較すると採卵数(10.0±6.1versus12.4±7.3)有意差ありしかしAMHが<15pmolの場合個別化されたレコベルの方が2個以上多く取れました(9.6±5.3versus7.6±3.5)そしてAMHが>15pmolの高反応の場合、採卵数は3個少なくなりました。(10.1±6.3versus13.8±7
3回目移植の判定日。仕事終わりに行ってきた。事前にフライング検査をして2回も真っ白だったので今回は変なドキドキがない。落ち着いている。フライングしといてよかったとも思える採血して待つこと1時間。診察室に呼ばれて入ると先生の声が暗い結果は、陰性。先生がうーん、、、と首を傾げる。子宮内の環境が良くなっていてグレードの良いたまごを移植して結果が出でもおかしくないのだけど…と。次に可能性として考えられるのは不育症や着床不全、着床の窓のズレなど、らしい。先生に、過去に
こんにちは。2つ目のブログ記事です。不妊治療を始めようとして最初に行った近所のクリニックは、(クリニックの分類とか分かってなくて)タイミング法とブライダル検査(不妊検査)しかやってないとこで、今思うと医師の説明とか薄っぺらくて微妙やな、と思うのですが、そこで初めて検査したAMHが0.05、ということで、42歳という年齢はあれど、かなり低いということでした。ただ、この時は、人生で初めて生理が遅れて、どーしよ的なタイミングでの計測だったので、本来のAMHを測るべき良いタイミングではなかったの
閲覧、いいね、フォローありがとうございますあっという間に2023年が終わろうとしています大掃除終わってないのに…まぁいっかよくない2021年の5月に初めてクリニックへ行き、6月に初めての採卵をしました。直近の採卵は2023年12月で、今まで14回採卵しています。参考になるかはわかりませんが、採卵数をまとめたいと思いますAMH1.85(2021.5)AMH1.64(2022.7)AMH0.96(2023.2)治療開始時は37歳で、年齢にしてはAMHは低い方です2
2023年11月末夫も私も血液検査をしました。その後夫は採精。私は、結果を知り数日落ち込みました。私のAMHが年齢の平均より低く(1.22)夫の精子は全く問題なかったからです。『子どもができなかったら、私の方の問題だ』と思うと、2日ほどは、暗い気持ちになりました夫は帰り道、クリニックのどの椅子が一番座り心地がよかったか、を教えてくれました。
Bクリニックでは体外受精をやってくれずCクリニックを紹介されました(紹介はするけど、先生との相性も大事だからよく調べてから決めたほうがいいよ!とも言われました)病院選びってほんと難しい。皆さんはどうやって選んでるんだろう…とりあえず他に行きたいクリニックもなかったので紹介されたCクリニックに行ってみることに初めて行ったのは、生理2日目でした。採卵を始めるには、生理2日目〜3日目から薬を飲み始める必要があるとのこと今日じゃん!!!ということで、一周期たりとも無駄にしたくな
妊活10年生、無職37歳です転院歴の話の前に、今日の検査結果。。。。10年前、7年前とは年齢だけ重ねただけで私にはあまり問題はありませんでしたAMHも7年前より増えていた採卵時の薬調整に関する検査であって卵子の数を特定するものではないと分かりましただから、皆さんも気にしない方がイイです夫の結果がよろしくないこれまで努力した結果が出たのですまだまだ改善の余地があるのか分かりませんが、ただハッキリ言えるのが流産したのも子供が授からないのも夫の問題がほとんど繊細だし、責める気もありません授
このブログをお読みの方でAMHを知らない方は恐らくほぼおられないと思いますが、このAMH(抗ミューラー管ホルモン)が、実は性分化と密接な関連があることをご存じの方は多くないかもしれません。ヒトの性別は性染色体により決定されます。染色体は全部で46本あり、1~22番が2本ずつ(合計44本)の「常染色体」に加えて、性染色体2本が「XX」だと女性、「XY」だと男性です。いきなり脱線しますが、染色体の表現は46,XX、46,XYと書きますが、これは、46本に加えてXXで合計48本という意味ではなく
さKLCで9回目の採卵。もう慣れっこで、ベッドルームでブログ書いたり、寝てたりする。採卵までのタイムスケジュールは、こんな感じ。早い採卵だと、前々日22:00もしくは23:00ブセレリン点鼻薬前日18:00ボルタレン座薬1回目前日24:00ボルタレン座薬2回目遅い採卵だと、前々日24:00ブセレリン点鼻薬前日18:00ボルタレン座薬1回目前日24:00ボルタレン座薬2回目LHが上がっていなければ、採卵2日前の来院時間で早い採卵か遅い採卵かが決まる。
本論文は、PRP卵巣注入後の効果発現時期に関する前方視的検討を実施したものです。IntJRegenrMed2020(米国)doi:10.31487/j.RGM.2020.01.0要約:2017年に閉経前後の女性182名(平均45.4歳)を対象に、PRP卵巣注入後、2週間毎にAMHとFSHを採血し、3ヶ月間経過観察を行う前方視的検討を実施しました。なお、妊活1年以上、少なくとも片側の卵巣あり、ART1回不成功あるいは3ヶ月無月経の場合を対象としました。PRPは8〜10mLの血液か
当院ではPRP療法を実施しており、すでに数百人の方に実施しております。特に最近は卵巣内注入が多くなってきております。正式なデータではなく、あくまでも現場の実感としての数値ですが、確かにPRP卵巣内注入は全員に効果が出るような夢のような治療ではありません。もともとがAMHが低値だったり、そもそもエコーで卵巣がどこにあるのかはっきりしないような方々に対して行っているわけですから、それは仕方がないことです。しかし、卵胞発育がない方がするようになった、卵子の数が増えた、胚盤胞にならなかった方が胚盤
妊活10年生、37歳無職です6年前の31歳厄年の顕微へのステップアップ時はAMH1.96→今は2.27それまでの3年間は、男性不妊が原因の中心で人工授精すら駄目な数値でも私が若いという理由で病院ではやって頂いてました当時は仕事もお互いに忙しく、不妊の事実と向き合うのに辛すぎて余裕が全くなくなかなか成功にも辿り着かずタイミングは30回、人工授精も12回くらい挑戦してましたステップアップを決めた病院で初めてAMHを検査して低い事が分かり、私にも時間が無い事を知りました妊活の為に始めたこと
はじめまして。アメーバIDは、papa-mama-firstbaby。papa:主人mama:私←44才9ヵ月(2024年3月時点)firstbaby:不妊治療で授かる予定の子供45歳で出産するまでの記録を残す予定。mamaのざっくり不妊治療歴43歳0ヵ月地元NLCで成熟卵(MⅡ)2つとも顕微授精で分割せず。43歳3ヵ月TKPC成熟卵(MⅡ)1つが胚盤胞に。新鮮胚移植後、着床するも、胎嚢確認後に稽留流産。43歳9ヵ月NAC胚盤胞1つを凍結胚盤胞するも陰性。
採卵・凍結の方針こんにちは。あめっちと申します。40代・超低AMH0.05で始まった、私の初めての不妊治療(体外受精、顕微授精)ですが、私の採卵方針は、主治医の先生の提案に、私の希望を踏まえてアレンジが加わり、時々刻々と採卵状況を踏まえながら、少しずつ変わっていってますが、以下のような感じです。年齢からして流産率が高くなり、流産のタイミングによっては更に卵子が得られにくくなる可能性があるから、自費で貯卵を強く勧める、と先生(熱意と経験による実感が強く感じられた言い方だった)他院で話聞
採卵手術より10日が経過しました。軽いOHSSの症状があったのですが、お腹のハリもなくなり、体調もすっかり平常時に戻ってきました。今回、わたしは高刺激法のアンタゴニスト法にて排卵誘発を行いました。(AMH3.9/採卵個数18個)9/20(採卵手術5日後)9/25(採卵手術10日後)症状としては、採卵手術5〜6日後が特にお腹のハリを感じたのと、お小水が細く長く出ることがありました。また体重が2キロ程増えましたが、治療に入ってから運動を控えていたことも影響
採卵翌日、クリニックからは受精できました!と短い連絡。数日後、クリニックに行き医師と面談した。結果的に5個の卵のうち、正常に受精したのは2個。それをきょう1個ないし2個移植するか、胚盤胞になるのを待って移植するか。基礎情報があまりなかったけど、Twitterでよく見る胚盤胞!!みんな4ABとかグレード書いてたな🤔と思い出す。聞くと、初期胚だと妊娠確率は20%ほど、2個なら40%。胚盤胞に培養するなら50%くらいに上がるという。なら「胚盤胞まで待ちます」と言いかけると「ただ胚盤胞になる前に
低AMH(卵巣予備能が低い)の方は、もともと1回の卵巣刺激で育つ卵が少ないので、不妊治療、とりわけ体外受精の治療は難しくなります。しかし、取れる卵の数が少なくても、受精卵ができたら卵子の老化の程度、すなわち年齢に見合った妊娠率になります。卵巣予備能が低くなってくると、女性ホルモンと脳下垂体ホルモンのバランスが乱れて排卵しにくくなります。卵胞は、半年前から育ち始めその後半3ヶ月は、ホルモン依存といってホルモン濃度の影響を受けますので、ホルモンバランスが乱れると卵胞がうまく育たなくなります。そして
前回、採血したAMHの結果を聞きに行きました。衝撃すぎて声が出ず・・・だって、前回の半分くらいまで減ってる・・・前回測定してから半年も経ってないよ・・・そんなことある???先生も「これはちょっと下がりすぎかも・・・」と言われました。AMHが低ければ1回の採卵で取れる卵子の個数が少ないから、うまくいかなかった場合、採卵の回数が多くなってしまうとは前々から聞いてはいたんです。とはいえ、いざ数値で目にすると、今後の不安が一気に押し寄せてきました。これだと、AMH
こんにちは。わたしが不妊治療をしようと思ったきっかけは歳下の彼氏ができたことでした(現旦那)2022年に付き合い始めて結婚前提のお話だったのですぐに卵管造影とAMHの検査だけはしました。その時36歳でAMHが1.2と低い方でした。なので、2023の1月に入籍した時にはすぐに人工授精に入りました。その1回で妊娠することはできたのですが、稽留流産。その後人工授精を5回おこない結果が得られず現在顕微授精で頑張っていますが、体外受精に入る前に再度AMHを調べたのですが0.5になっていました
2023年12月何やら友人の勤めている会社の福利厚生で、誰でもAMHの検査が無料でできる、とのこの。AMHとは卵巣内に卵子がどれくらい残っているかを調べる血液検査のことです。私はこの時初めてAMHという言葉を耳にしました。男性の精子と違って女性の卵子は新たに作られることはなく、この世に生まれたときには約200万個ある原始卵胞も、生理のあるなしに関係なく日々減り続け、思春期には30-50万個、閉経時にはおよそ1,000個にまで減少するそうです。こんな検査が採血でできることと...こんな
この記事は、死産後の43歳の時に再び挑戦した不妊治療についての記録です。涙も枯れはてた頃、私は43歳の誕生日を迎えました。死産からまだ3カ月しか経っていないのに、心はまだ回復途中なのに、悲しくて悲しくてしょうがないのに、このままではもう赤ちゃんは望めないかもしれない焦りに駆られてきました。死産の経験は、母になりたいという気持ちを確固たるものにするのに十分すぎたのかもしれません。死産から2回目の生理を見送った後、私は居ても立っても居られなくなり、今後について
体外受精を始めるにあたって色々検査をしてもう一度AMHを測りました。38歳になり、1年振りに測ったAMHは0.5になっており半分以下に……調べたら45歳くらいの数値……?35歳を過ぎたくらいから生理前に5日くらいうっすら出血してから本格的にくるようになっていて、定期的にここの病院で相談してたのに周期がちゃんとしてたら気にしなくていいと言われてましたがやっぱり老化が始まってたんじゃん!とショック先生も1.2の頃は卵育てたら7~8個は採れると思うよと言われていたのが0.5だったことで5個採れ
AMHが低い場合閉経が近いとか卵巣機能が低下しているとか採卵数が減るなど良い話を聞かず不安を感じる方が多いと思います。今月号雑誌に掲載されている論文ではAMHに影響する因子は何か、年間いくつ低下するか、PCOSの場合いくつからかなどに関して述べられており色々と勉強になる内容が多いため以下紹介します。この下のグラフはAMHが毎年どのくらい減るかを示しています。アジア人女性の卵巣予備能の減少率は年齢とともに増加し、25~33歳では0.13ng/ml/年、33~43歳では0.31ng/ml/年と