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「生きていても楽しくない」「生きないといけないから、義務で生きている」この基底感情を何とかすると言っても、数十年試行錯誤してきた結果、無くすことも、他の何かで埋めることもできませんでした。自己肯定感や安心感が欠損した人間が生きる場合、どうしたって無理をしないといけません。自然体でいることは不可能です。そして、毎日毎日無理をしていたら、自然と楽しくなくなって、義務で生きるようになってしまうのです。うーん…行き詰まったので夫に相談してみると、「楽しくないと感じられるって事は、逆説的だけ
親の話からの推測では、私が0歳〜1歳頃、父親は仕事にかかりきりで、母親は見知らぬ土地で一人で私と幼い姉の育児をせざるを得ず、育児鬱のような状態だったようです。そのため、殆ど私の世話をできていなかったようです。それ以降も、父は仕事一辺倒、母親は体調など自身のことに手一杯で、私は親の愛情が最も必要な時期に、満足に貰えませんでした。その結果として、愛情を土台にして培われる自己肯定感や、この世界に対する根拠のない安心感が欠損したまま生きることに。子どもの頃はここまで自覚していたわけではありませんが
「彼女はどういう意図で、その発言をしたんだろう…?」事のあらましを夫に伝えて、そんな質問を投げかけました。すると夫は、「その発言は俺が聞いても、これまでの彼女の人柄を考えると不自然だと思う」と答えた後、暫く考え込んで、私が想像もしなかった仮説を口にしました。……実はその日、私がショックを受けたやり取りの後で、その方が我が子を亡くされた後に、40代前半で不妊治療(体外受精)をしていたこと、他の事情が重なって2年ほどで治療を断念せざるを得なかったことを知ったんです。それを聞いた私は
これまでも折に触れ自覚していたのですが、最近また、最深部にある感情に直面させられています。……30代までは、この感情を「仕事」で誤魔化していました。その後、「長男が亡くなった事実」が心の全てを覆い、次いで、「妊活」がこの感情の上に乗って蓋をしました。今年に入って妊娠が分かると、意図せず次の蓋を探すようになり、食べづわりも相まって、「食べること」が蓋代わりになりました。(それまでも、しょっちゅう食べて誤魔化してはいたのですが…)それでこの4ヶ月ほど食欲旺盛になり、そのせいで体重増加
妊娠10週の時に、認可外施設でNIPTを受けてきました。長男、次男の妊娠初期でも受けたので、今回で3回目になります。検査内容はこれまでと同じく、全染色体検査、微小欠失検査、性染色体検査のフルコースを選択。採血をした日から、メールで検査完了通知が届くまでの8日間は、やはり不安で落ち着かず…日に十数回もメールボックスをチェックしながら、ストレスからついつい過食。たたでさえ食欲亢進している時期なので、ほぼずっと何かを食べている日々でした。そして先日…ついにメールが届いたんです。陽性だった
40代妊活をしていた友人たちは、9割が体外受精組で、みんな成功して出産しています。とりわけ、私と同時期に二人目妊活を始めた数人が、私より遥かに早く妊活に成功し、私が化学流産で落ち込んでいる最中に無事出産していった経緯から、体外受精組を常々羨ましく思っていました。彼女たちの殆どは、体外受精でないと授かりにくい身体的理由は特になく、年齢要因だけで選択したそうです。それほど体外受精がメジャーな時代において、敢えてタイミング法を選ぶメリットはあるのだろうか…と、当時からずっと考えていました。真
先日、タイトル通りの経験をして結構ショックを受けているので、気持ちを整理するために綴ろうと思います。…………今週に入って、「子どもを亡くした親の会」に参加されている方と、初めて一対一でランチをしてきました。その方は、現在60代。アラサーの時に二人出産され、二人目のお子さんを亡くされている天使ママの大先輩で、会でお話しされている時の話しぶりや雰囲気から、「こんなふうになりたいな」とひそかに憧れている方です。その方に私の年齢をはっきり伝えたことはなかったのですが、この日初めて、42歳で次
私は、39歳、41歳、44歳の時に妊娠して、NIPTを受けました。結果、3回とも陰性でした。一方で、世間的には、「40代になると染色体異常のリスクが跳ね上がる」ことばかりが強調されていて、その論調は、「44歳だと、子どもの全染色体異常率は50%ぐらいあるよ」みたいなトーンで語られている気がします。「ほぼほぼ染色体異常になるよ」と言わんばかりの口調を感じる時すらあります。単に私の受け取り方が偏っているだけかもしれませんが、マスメディアやネットメディア、クリニック、妊活書籍等の言動から、そ
2023年11月から三人目妊活をスタートして、1年3ヶ月…12周期目にして、初めて1回目の心拍確認まで駒を進めることができました。本当に有り難いことです。先日、夫と話していて、「11回ダメだったのに、なぜ今回は妊娠できたのか?」という話になりました。振り返ってみると、これまでの11周期になくて、今回の周期にあった要素が三つあります。……一つは、「低温期が20日以内だったこと」。以前の記事で書いたように、今期成功への淡い期待|40代の妊活を丁寧に語りたい私の場合、無事に妊娠
今年1月の周期は、高温期7日目〜9日目のフライングで化学流産を確信していました。化学流産と思いきや、まさかの展開に|40代の妊活を丁寧に語りたい長年のマニアックなフライング経験則から、この確信で100%間違いないと思っていただけに、その後のフライングで陽性が濃くなっても、高温期14日目にクリニックでhcg153.7と出ても、正直なところ実感に乏しく、他人の話を聞いているような感覚でした。言い方を変えれば、私とっては「今周期も化学流産で成功ならず」の方が、よほどリアリティがあって、慣れ
5年前に、緊急帝王切開で長男を出産し(妊娠31週)、2年前に、予定帝王切開で次男を出産し(妊娠38週)、今年の9月に3回目の帝王切開予定なのですが、正直なところ、少なからず怯えています。「帝王切開」と言うと別モノのような印象も受けますが、要は「お腹を切る外科手術」なわけで、それを5年間で3回やるわけです。果たして身体的に大丈夫なのか!?と不安になる気持ちが、どうしてもあります。1回目は全然平気で、身体は半年で元に戻りました。筋トレもジョギングも再開できて、日に5km走っていました。
振り返ってみると、結局私の妊活に一番必要だったのは、「近いうちに上手くいくだろう、という展望」…でした。渦中にいる時は、対象化できずによく分からなかったけれど、距離を置けるようになって分かってきたことの一つです。「このやり方を続ければ、きっと上手くいく」「ダメだった原因が分かったから、ようやく上手くいきそう」…そんな感じで、現時点では上手くいってなくても、これから先は上手くいきそうという何となくの見通し感覚。それが何より大事だったし、妊活成功に直結する要素だったと感じています。
44歳に入った今年1月に、運良く妊活に成功しました。その時の状況(通院頻度や排卵検査薬、タイミングの取り方)を振り返ってみると、【排卵3日前(D17)】排卵検査薬陰性、クリニックのエコーで卵胞17mm【排卵2日前(D18)】排卵検査薬陽性→タイミング①【排卵日前日(D19)】最低体温日、クリニックのエコーで卵胞19mm【排卵日(D20)】タイミング②【高温期初日(H1)】クリニックのエコーで排卵済み確認、子宮内膜9.3mm*高温期初日にクリニックで「おそらく昨日排卵したは
きっかけは、今年2月からの次男の肌掻きむしり問題でした。アレルギー体質の次男は、花粉症の季節から肌の掻きむしりが悪化して、毎晩血まみれ。幾つも病院やクリニックを回るも、未だに治る見通しが立たず…心折れながら頼った7つ目のクリニックで、初めて薬物治療の方針ではなく、生活指針を示されたんです。「外遊びが足りていない。子どもが掻くのは、大抵退屈やストレスがあるとき。家の中でオモチャで遊ばせてたら、間違いなく掻きますよ。」……これには、私も夫もハッとさせられました。早速夜に話し合って、外遊び
本日、9w6dで、今のクリニックでは最後になるエコー受診をしてきました。先週からエンジェルサウンズを引っ張り出して心音を探しているのですが、早過ぎるのか全く聞こえず…妊娠初期症状も、相変わらず少量の出血と食欲旺盛なことくらいで、何とも判断がつかず…そんな中で本日のエコーでしたが、有り難いことに、無事に育ってくれていました。CRLは27.5mm、心拍が規則的なのを確認しただけで心拍数は出してもらえませんでしたが、経過は順調とのこと。何とか9週の壁を越えることができて良かったです。エコ
よく耳にする「不妊治療」ではなく、「不妊手術」なるワードに初めて出くわした話です。……1ヶ月ぶりに妊婦健診に行った、昨日のこと。診察室に入るなり、主治医から、今回で3回目の帝王切開になるが、今後も妊娠を希望しているか?と聞かれました。私がその希望はない旨を伝えると、出産(帝王切開)時に不妊手術も受けられるので、受けてはどうか?と言われたんです。方法は二つあって、卵管を縛るか、卵管を取ってしまうか。どちらも自費で5万円ほど。後者の方が、がんのリスクも下がるのでオススメだと、流れるように説
これまで、多くの方のブログを拝見してきた中で、妊活成功された方はクリニック卒業を機に、妊娠記録ジャンルへと変更される方が多い印象を受けています。では、先週クリニックを卒業した私はどうするのか…?色々と考えたのですが、ジャンル変更はしない事にしました。理由は、今後も変わらず、妊活をテーマに書き続けたいからです。*念のため、アメーバ事務局にブログ趣旨を伝えて確認したところ、「ジャンル変更しなくていい」との回答をいただきました。…………現在も、妊活について語りたいがためにブログを始めた
44歳の人が、妊娠検査薬陽性になったとして。私だったら、その後の経過は非常に気になるので、自身の現在までの経過をまとめてみることにしました。……現在は、安定期(16週)に入ったところです。先週の妊娠15週の妊婦健診では問題なく、昨日のエンジェルサウンズでも心音が確認できたので、きっと経過は順調だろうと思っています。その前提で、これまでの経過をまとめてみます。【高温期7、8日目】フライング検査→陰性【高温期9日目】フライング検査→かなり薄い陽性(化学流産を確信)【高温期12日目】フ
昨日、2回目の心拍確認のため、クリニックに行ってきました。相変わらず不安は相当ありましたが、夫に、「不安になって当たり前。何週になっても必ず不安になる。それが妊娠してるってこと」とアドバイスされて、幾分気が楽に。不安にならなくていいと励まされるより、不安になって当たり前と共感される方が、私には効果的でした。そして、エコーの結果は……………何とか、無事に心拍確認できました。CRLは11mm、心拍数は約160で、いずれも週数相当とのこと。ホッと一安心です。今のクリニックで診てもら
現在、妊娠9週目に入っています。クリニックでのエコーも残り一回。このまま妊娠が継続した場合は、長男の時も次男の時も受けたNIPTをどうするのか…?夫婦で色々と話し合いました。…………まず、結論として決まっているのは、仮に何らかの先天的な異常があっても、必ず産んで育てること。夫は、「もしそう(=何らかの先天的な異常がある)だったとしたら、それが俺達には必要だってことだよ」と断言します。30代の頃なら別意見だった私も、長男と次男の出産を経た今は、自然と夫に賛同できます。この結論が出
長男を失った壮絶な悲しみが、根っこのところで妊活に繋がっている…うっすらとその自覚はあったのですが、改めて「いつから繋がったんだろう?」と考えてみると、思い当たったのは、長男の葬儀の日でした。…………あの日、遠方から駆け付けてくれた義両親が泊まっていたホテルのロビーで、義母と話していた時のことです。話の流れの中で、「できれば早く次の子が欲しい」…みたいな事を私が言った際に、義母がかなり怪訝な顔つきになりました。そして、「ちょっと信じられない。もし私なら、今は到底そんなことは思えな
先日ネットサーフィンしていたら、たまたまこんなニュースを目にしました。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6531169お笑い芸人の粗品さんが、ytv漫才新人賞決定戦で審査員を務めた際に、その審査基準や評価コメントがあまりに卓越していた、という記事でした。粗品さんの事は名前だけしか知りませんが、記事にあった具体的な発言を読み、またこの記事に対する他の方のコメントを読んで、久しぶりに爽やかな気持ちになりました。会話のないネグレクト的家庭で育った影響と
私は、39歳、41歳、44歳の時に、いずれもタイミング法で妊娠しました。妊活期間はそれぞれ、4ヶ月、1年3ヶ月、1年3ヶ月で、排卵誘発剤などを使いましたが、広義には自然妊娠のカテゴリーに入るだろうと思います。で、今改めて疑問に思うのは、「これは、ものすごく稀なことなのだろうか?」…ということです。例えば、ネットで40代の自然妊娠率を調べると、「40歳で5%、45歳で1%」という数字が出てきます。これに当てはめるなら、私の場合は甘く見積もっても、5%×5%×5%≒0.01%…とな
よく夫にたしなめられるほど、私の妊活に対する熱量は並々ならぬものがあるのですが、それは、長男を失った悲しみの量に比例するのだろうと思います。では、悲しみの量は一体どれほどなのか…少しでも推し量ろうと思い、久しぶりに記念誌を手に取りました。亡くしてから暫くの間は、月に一回、長男を偲ぶ記念誌を作っていたんです。内容は、私と夫がその時の気持ちを綴ったり、写真を載せたりというシンプルなもの。読むのも辛かったので作りっぱなしでしたが、亡くして1ヶ月後に書いた内容を、改めて読み返してみました。
もはや、『命の次元』でしか生きたくない…どうやったら、この強い望みを実現できるのかとあれこれ考え、夫と話し合った結果、一つの建設的な解として「田舎に家を買う」ことにしました。……私の住環境について少し書くと、もともとは地方都市に、終の住処として家を買っていました。ところが、子育ての都合や、夫が一旦地元に帰りたいと言い出したこともあって、昨年、夫の地元である都市部に引っ越したんです。そのため、今は賃貸マンションに住んでいます。その代わりに持ち家を売りに出していたのですが、この度、売
このところ、精神的ストレスから「食べるしか楽しみがない毎日」になっている気がします。ストレスの原因は幾つかあるのですが、一番大きいのは、夫のアレルギー体質を受け継いだ次男が、花粉症がひどくなる3月頃から肌を掻きむしって酷い状態になっていること。毎晩寝ている時に強く掻きむしり、血まみれになる次男の対応で私も夫も寝不足。その上、幾つも病院を回るも未だに良くなる見通しが立っておらず、だいぶ精神消耗しています。次に大きいのは、寝不足やアレルギー薬の影響か、日中に次男の機嫌が良くない時間が多く、マ
こんにちわ〜今日は一週間ぶりに病院へ行きました。順調に育っていれば、ホルモン数値も上がり、胎嚢もチェックできるはず‥‥採血後、1時間くらい結果が出るまでかかるので、近くのカフェで時間つぶす事にしました1時間後、内診に呼ばれ、超音波検査しました。私は筋腫があるらしいので、今日は筋腫が邪魔して、はっきり確認できませんでしたがhCG数値は2562ちゃんと上がってました前回の時、来週は数値が1000くらいになってれば順調です。と言われていたので、しっかり上がっていて良かったです先生
先週、妊娠12週から13週へと切り替わりました。いわゆる「9週の壁」は、9週6日から10週0日にかけての壁だと分かるのですが、「12週の壁」は、11週6日から12週0日にかけてなのか、12週6日から13週0日にかけてなのかはっきり分からず、ネットで調べても両方の意見がありました。そのため遅い方を取って、次の関所は後者に設定していました。今回は病院でエコーをしたわけではありませんが、手持ちのエンジェルサウンズで確認して、今週無事に臍帯音と心音が聞けました。そのため、「きっと12週の壁は越
「どうして私は、こんなにショックを受けてるんだろう…?」あれやこれや考えていると、思い当たる理由が二つ見つかりました。……一つは、「彼女はきっと、おめでとう、良かったね、と言ってくれるはずだ」という前提が私の中にあったから。子どもを亡くした親の会に参加されている天使ママ・天使パパの中でも、その方は群を抜いて、周りの方への思いやりと気遣いに溢れた適切な発言をされる方だったし、子を亡くした悲しみを深く静かに抱え続けながら、真摯に、誠実に生きておられる様子が会話から垣間見える方でした。だか
いよいよ、大きな関所を迎えました。本日、6w5dで心拍確認のためにクリニックへ。さすがに五分五分だろうと、半分は諦めの気持ちでエコーを受けました。結果は……………なんと、無事に心拍確認できました。胎嚢の大きさは測ってもらえませんでしたが、CRLは5.4mmでした。心拍は遅めだけどこの時期なら問題ない、とのこと。ホッと一安心というより、もうドッと脱力してしまいました。胎嚢確認からのこの一週間は、やはり不安と緊張が相当だったようで、会計が終わってクリニックを出てからは虚脱状態。す