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昨日は19時より、オンライン1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を120分間開催いたしました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。今回は「初めて参加します」という方も数名いらっしゃり、1級合格に向けたモチベーションの向上や、適度なプレッシャーや良質な刺激につながっていれば幸いです。さて、今回のブログでは、キャリア形成支援や事例指導面接、さらにはスーパービジョンの実践において、とても重要に感じている「自律性」について考えてみたいと思います。キ
キャリアコンサルティング技能検定1級の論述試験では、多くの受検者が「相談者視点」「事例相談者視点」「事例指導者視点」という言葉を多用します。しかし、この三つの視点の中身を具体的に理解しないまま、「視点」というラベルだけを並べてしまうと、文章はそれらしく見えても、事例全体を俯瞰した論述にはならないのです。特に、相談者の問題をどこに焦点化するかを検討する際に用いられる「見立てる5つのポイント」をきちんと踏まえていないと、何をもって相談者視点と言うのか、事例相談者
今回は、14日の論述検定試験まで、残り3日間になりましたので、高校生のありがちな問題を論述形式に構成し、事例として表現することで事例記録に作り上げました。さらに、その事例に対する相談者Aと事例相談者Bの抱える問題を解決するための基本的な取り組みを考えました。まだ、この時点で各問に対する基本的な解答の仕方を理解できていない受検者のために、以下の通り「試験モデル」と「解答モデル」を考えました。【高校生版:1級実技(論述)試験モデル事例】【相談者A】高校3年生(17歳)。普
本日は東京へ日帰り出張です。今朝の福岡空港✈️年度末のご挨拶を兼ね、午前中から東京に本社がある企業様とのアポイントがありため、今朝一番の飛行機にて福岡から羽田へ飛んできました。もう少しで浜松町駅に到着するところです。毎年4月〜1月までの期間は月一のペースで週末に横浜で講座を開催し、その前後の平日に都内での仕事をすることが多いのですが、例年、この時期は1級の講座が終了するので、平日の仕事だけでの出張になります。受講者様とお会いして学べることが楽しみな私にとって、こ
前回に引き続き、第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問題を活用して、事例に登場している相談者A自身が問題を解決するために取り組むべきことを考えてみたいと思います。論述試験問題の「問2」に該当します。なお、論述試験問題では、(あなたが考える見立てに基づき)という文章が示されています。ここで指す(あなた)とは事例指導者の役割である(あなた「受検者」)となります。ですから(あなた)がキャリアコンサルタントになるのではなく、事例指導の実技として事例検討会にな
今夜はオンラインにて、1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験対策講座を開催いたします。ご参加予定の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。本日のプログラムは、いよいよ事例指導の実践的なフェーズに入ります。具体的には、事例相談者の成長を促すための問題把握、そして具体的な指導の道筋を描く実践プランの策定を行います。論述過去問で言えば、まさに【問4】と【問5】に該当する重要なパートです。1級合格への鍵となる部分でもありますのでしっかりと学びを深めていきましょう。
今日は朝から福岡から羽田に移動し、本日より4日間横浜での活動です。横浜は少しひんやりして曇り空。みなとみらいにて仕事を済ませ、遅いランチで外に出てきました。ランドマークの中はすっかりクリスマス。ひさしぶりにこのあたりにやってきました。日本丸も健在ですね。懐かしいです。さて、今回のブログでは、1級キャリアコンサルティング技能検定論述過去問の事例を活用して、問1について改めて考えみたいと思います。問1相談者Aが訴えた問題は何か、記述せよ。まず私はこうした表現もあるか
論述形式の問題については、下記にアクセスしてください。『ご希望の方に、無料で第14回面接ケース内容2に論述形式を適用して提供します。』このブログ「キャリアコンサルタントの夢の形」の読者だけに提供します。他の受検講師や受検指導者に指導を受けている方は、ご遠慮ください。タンタンミーティングの…ameblo.jp今回は、タンタンミーティングのキャリアコンサルティング技能検定1級(実技・論述)対策として使用している、「第14回面接ケース内容2」を論述形式に変えた論述問題の問2の解答
今日は大分で管理職の「マネジメント・メンタルヘルス研修」を実施してきました。研修を企画いただいた関係者の皆様、お忙しい中、研修を受講してくださった皆様、本当にありがとうございました。昨年よりこのテーマでの研修プログラムをお声がけいただいています。キャリアコンサルタントならではの視点からご提供できる内容にしています。こうした機会をいただき、大分へ出張できることが増え、とても嬉しく思います。さて、第15回1級キャリアコンサルティング技能検定試験も近づいてきています。ここで意外と
本日は朝イチで東京に向けて出発。茗荷谷に向かっています。今日は今年最後の大学院のゼミ。午後からあるので少し時間に余裕があり、当日移動において助かります。研究論文の概念枠組みを発表する機会なのですが、私の研究テーマに関する先行研究や理論をあれこれと読み進めていくうちに、自分がいったい何を調査したいのか、輪郭がみえなくなっていく感覚があります…汗とはいえ、論じてみたいことは色々とあり、その根底にあるものを丁寧に探っていく作業を日々積み重ねている段階です。「共
いよいよ7月も明日が最終日となりました。明後日からは早いもので8月がスタートします。まだまだ暑い日が続くかと思いますが、皆様体調には十分に気をつけて日々ご活躍ください。さて、今回の記事では、1級の論述試験問題をオリジナルでつくる作業について少し記事にしてみたいと思います。1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験では受検者が事例指導者としての立場で事例問題を解答していく試験になります。例えば、これを事例相談者側から考えるならば、事例相談者の立場で事例をまとめてみると言う作業
第15回1級キャリアコンサルティング技能検定試験の受検票が昨日届いたという方は多かったかと思います。また一部の地域では21日(金)に到着していた方もいらっしゃったようですね。まだ届いていない…と不安な方も、遅くとも本日26日には届くのではないでしょうか。※本日までに届かない場合にはキャリアコンサルティング協議会へお問い合わせされた方がよいかと思います。さて、引き続き第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述過去問を活用して、事例に記されている【事例相談者Bの所感】につい
本日と明日の2日間、横浜で1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座を開催しています。一昨日の木曜日から横浜にきているのですが、昨日は久しぶりに桜木町駅名物の立ち食いそば屋さんに立ち寄ることができました。川村屋さんです。1900年4月1日に、ここ桜木町駅(開業当初はここが横浜駅だったそうで…)の構内に開業されたおそばやさん。いろんなメニューがあるのですが、私はここに訪れる際は、もっぱらこれです。立ち食いそば屋さんの天ぷらそばというものは、大体このようにかき揚げみた
危険な暑さが続く中、皆様はどのような暑さ対策や工夫をされていらっしゃるでしょうか。私自身は例年と変わらず、日傘も持たずに毎日5キロから8キロほどの徒歩移動を続けていますが、さすがに今年はバテることが増えてきました。なるべく日陰を選んで歩くようにしています。早朝は事務的な仕事や、また資料作りと勉強の時間にあてることが多く、外出はどうしても皆様同様に街が起きている時間帯になってしまいます。逆の時間帯で諸活動できるといいのですが…汗さて、今回の記事では、1級論述練習をし
キャリアコンサルティングの現場では、相談者の言葉だけでなく、身体の反応や雰囲気から心理状態を読み取ることがとても大切です。特に1級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験では、事例指導の中でこのような身体的な感覚を意識的に活用する能力が求められます。これをキャリアコンサルティングの「フィジコロジー」と呼ぶことにします。フィジコロジーとは、相談者の表情や視線、呼吸や姿勢、声のトーンといった非言語情報を通して心理状態を理解し、それに応じて支援を行う能力です。さらに、キャリア
今回は、次の問2の設問について考えます。問2あなたが考える見立てに基づき、相談者Aが「問題」を解決するために取り組むべきことは何か、記述せよ。この事例では、相談者Aが「管理職か、スペシャリストか」というキャリア上の岐路に立っており、どちらの方向にも利点とリスクが存在するため、単なる自己理解やスキル補強では十分ではありません。Aにとって最も必要なのは、自らの価値観や現実条件を踏まえて意思決定を行うプロセスそのものへの取り組みです。この事例の両価的葛藤は、価値観や感情の整理
今回は、第14回論述事例をマーク・サビカスの「キャリア構築理論」に基づき、キャリア・アダプタビリティーの4次元(4C:関心、統制、好奇心、自信)で整理し、相談者Aの問題と事例相談者Bの対応上の問題を分析して解説します。相談者Aは20年間広告会社で専門性を発揮してきましたが、マネージャー昇進後は新人育成に追われ、部下の退職を自分の責任と受け止めて自信を喪失し退職しました。現在は再就職活動を続けていますが、不採用が続き「自己PRができない」と訴えており、活動意欲を低下させています。
第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の解答再現を早速お送りいただいた方、どうもありがとうございました。皆様からいただいた内容を何度も読み返しています。※解答再現を送っていただくことを求めているわけではありませんのでお気遣いなくお願いいたします。それぞれの方の中で振り返りながら諸々考えることがあるかと思います。今になればいろんなものがみえてくる…それは当然かもしれません。先ずは可能な限りご自身の肯定的なところをみつけてほしいと願っています。なお、ここで第1
1級キャリアコンサルティング技能検定試験の結果を受け、例年のように興味深いお話しが飛び込んできます。昨日の公開セッションのイベントの中でも、各グループワークで下記の点につながるお話しがあちらこちらで出てきたこともあるのではないでしょうか。たとえば「1級キャリアコンサルティング技能検定試験に1回目の受検で受かった」という結果。今年も私が知っているだけで数件このお話しをお聞きしますし、ご縁のある方には「おめでとうございます!」とメッセージをしています。どんな資格試験の話題
今夜と明日夜の2日間は、日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)主催「1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座」がオンライン開催されます。第15回1級キャリアコンサルティング技能検定試験も迫ってきていますので、その実技論述試験に少しでも活用できる手がかりを得ていただけたらと考え、実践的なプログラムをよりアップデートしています。講師は私(小林)が務めます。2日間、講座に参加いただける方、どうぞよろしくお願いいたします。さて、今回の記事では、第14回1級キャリ
昨夜は20人の方々と、1級キャリアコンサルティング技能検定試験実技論述対策講座を通じ学び合いを行いました。第15回の1級受検までおよそ6ヶ月と迫ってきていますので、今回は、4月と5月に学習してきたことを取り入れながら、各自が自身の言葉でアウトプットしていただく場といたしました。他の方からの刺激を受けながら、よい意味でそれぞれにおける課題等が見つかっているとよいのですが…。さて、今回の記事では、前回に続けて、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の事例を活用し
今朝の大阪も晴れてはいますが、やや雲が目立つ感じのお天気です。予報によれば、今日一日、晴れから曇りに変わっていくようです。週末の日曜日なので、お出掛けされている方も多く、なんとかお天気がもってくれるといいのですが…。昨日に引き続き、本日も大阪にて1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)試験対策講座を開催いたします。昨日と本日、両日ともに各6名様での学びの場となります。その場での各自の様々な気づきや疑問が交わし合われ、教科書やマニュアルにはない唯一この場にしかない
論述形式の問題については、下記にアクセスしてください。『ご希望の方に、無料で第14回面接ケース内容2に論述形式を適用して提供します。』このブログ「キャリアコンサルタントの夢の形」の読者だけに提供します。他の受検講師や受検指導者に指導を受けている方は、ご遠慮ください。タンタンミーティングの…ameblo.jp今回は、タンタンミーティングのキャリアコンサルティング技能検定1級(実技・論述)対策として使用している「第14回面接ケース内容2」を論述形式に変えた問題の問5の解答を示し
今回は、第14回論述事例をキャリア・カオス理論(ChaosTheoryofCareers,Pryor&Bright)の6つの視点に基づいて、相談者Aと事例相談者Bの問題を分析・解説します。キャリア・カオス理論は、キャリアは直線的・合理的に形成されるものではなく、偶然性や非線形性、予測不能な要素を内包したダイナミックな過程であると捉えます。その中で、個人は変化や偶然を受け止め、柔軟に意味づけや行動を調整していくことが求められます。『新版キャリアの心理学』で整理され
最近、荷物を預けるときなどに、「モバイルバッテリーは入っていませんか?」という質問をよく耳にするようになりましたよね。※移動が多い方は経験されているかと思います。ずいぶん前からモバイルバッテリーは存在していますが、近頃モバイルバッテリーの発火事象・事故が急増していますので仕方ないことだと思います。ただ、そもそもモバイルバッテリーに限らず、充電型のハンディ扇風機なども、外で使用していて急に発火するような危ない映像を目にすることがこれまでもありました。実はパソコンでもスマートフォン
昨日、無事に1級受検を終えられた方、先ずはホッと一息できますね。受検、本当におつかれさまでした。少し落ち着いてから、思い出せることを中心にしてセッション内容をじっくり味わいながら記録に起こしてみてください。ご自身による振り返りが深くできるといいと思います。大変な作業にはなります。そしてそれは必ずご自身の成長につながることと存じます。最後まで応援しています。さて、CVCLABでは本日横浜で、1級キャリアコンサルティング技能検定実技面接試験直前対策講座を開催いたします。受
今回は、第12回1級CC論述試験事例1を使って、第14回の設問様式に基づいて問5に解答してみます。問5問4で挙げた事例相談者Bの問題だと思うことの中から優先するもの一つを取り上げ、事例指導(またはスーパービジョン)における具体的な指導内容を記述せよ。(25点)事例相談者Bの対応における問題点のうち、特に優先して指導すべき点は、相談者Aの課題に対する理解と対処の在り方です。Aは「昇格に魅力を感じない」「八方塞がり」などの言葉を繰り返しており、現職の継続を前提としな