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第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問4について、ひとつの考え方を記事にしてみます。この第13回の論述試験から出題形式が変化しているので、受検された皆様をはじめとして多くの方がこの試験問題に注目されていました。結果、この問4と次の問5の2問だけで計50点の配点となったことは、少しだけ驚いた方もいらっしゃるのかもしれません。それだけ事例指導の実技として重要な項目の問いであり、幅がある解答、深みがある解答が必要だとも考えられます。つまり、事例指導に大
前回の記事でネットワークや環境に関することをひとつの考え方から書いてみましたが、読者の皆様はどのようにお考えになられたでしょうか。引き続き、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問3について記事にしてみたいと思います。なお、このブログに書いていることは、試験における模範的と思われるような解答等ではなく、私自身が現場での実践に置き換えて考えてみている内容となります。※試験とか実践とか器用にその考えを変えることなど私にはできませんが…最適解があるとすればそこに近づ
今回の記事ではキャリアコンサルタントのクライエントへの対応の問題を事例を使って具体的に考えてみたいと思います。事例は前回に引き続き、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験問題を活用いたします。問4事例相談者Bの相談者Aへの対応について「問題」だと思うことは何か。事例に基づいて記述せよ。(25点)この質問について事例を読んで考えてみます。昨日の記事にも記したことですが、問題となる事象の指摘に留まるのではなく、その背景を含めて捉えていく過程が大事だと思います
昨日、2024年度1級キャリアコンサルティング技能検定試験対策講座をスタートいたしました。プログラムのひとつとして、ある言葉の力の意味を考える時間を受講者の皆様ともちました。様々に個々が抱くイメージが言葉に力をもたせることにもなったと思いますし、また、改めて言葉の意味がダイナミックに変化する小さな体験を感じた時間にもなったのではないかと考えています。指導レベルキャリアコンサルタントのあり方のひとつとして、純粋にわからないことを認める姿勢があると思います。それはもしかする
今朝から大阪へ。福岡空港の搭乗口からバスで飛行機まで移動中、久しぶりにプロペラを搭載した飛行機に出会ったのでつい写真を撮ってしまいました。ほんわかした感じもします。私が搭乗する飛行機は赤白色の鶴グループなのでこの機材ではないのですが…さて、本日は昼過ぎから大阪市内で仕事をして、明日、いよいよ大阪会場において、2024年度の1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)対策講座をスタートいたします。※先週は福岡会場でスタートしています。明日、大阪にお集まり
先日、ある体験型ワークに参加をした際、「ひとはやっぱり人に興味を持ついきものなのかもしれない」と私がグループ内で呟きました。※この記事では要点が伝わるだけに留め内容を加工しています。ワークショップでの学習体験をそれぞれが持ち帰って、独自に勉強会やSNSなどで不特定多数の人と共有する際、使用項目や共有内容等の情報をワークショップ主催者に利用許可を得る必要があり、ブログ掲載を認められた内容のみに絞って記事にしています。記事に戻ります。「かもしれないということが大切なのか
経験値も価値観も異なる他者へ、言葉としてなにかをあらわすためには考えることが必要になると思います。曖昧でぼんやりとしたイメージや思いなどを、言葉という姿にしてあらわすには、なにかピッタリとした表現ができないかと考えます。その根底にあるものが、人を試してみたり、その反応をみて評価を下すために投げてみたりするようなものだと、そもそも人間を理解しようとしている態度にはなり難いともいえるかもしれません。キャリア形成支援者の諸活動の土台には、他者一人ひとりが、その人なりに密かに抱き
諸々の出来事などによってどうしようもなく追い込まれてしまうことがあります。やるべきことが山のようにあり過ぎて、さらにエンドレスに負担を強いられていく。決して自分のせいではないにしても、なぜか悪い予感通りになってしまうこと。悪循環に巻き込まれていくような。こうした経験はありませんか?そんなときどのように乗り越えてきたのでしょうか。もしかしたら、乗り越えられず、逃げ出してしまった…ということもあるかもしれません。以前、ある先生がおっしゃっていました。「誰でもやりなお
1級(指導者資格)を目指すための新しい講座を始めます2級技能士に合格したら、すぐに受けてほしい講座です現在、国はキャリアコンサルタントの数を増やすと共に指導者の数を増やすことに力を入れていれています。一方でスーパービジョン・事例指導などの指導を受けたことのあるキャリアコンサルタントは全体の1割程度に過ぎないという調査結果があります。>>キャリアコンサルタント登録制度等に関する報告書はこちらからキャリアコンサルタントの実務経験が10年以上、2級キャリア技能士取得後、実務経
産業カウンセラー試験のベースになるのは「倫理綱領」といっても過言ではありません。産業カウンセラーが専門職者として遵守すべき行動基準とその理念を示すものです。学科試験対策として、倫理綱領をまずは見直してください。※産業カウンセリングテキスト・資料編からの抜粋となります。第1条(使命)産業カウンセラーは、人間尊重を基本理念として個人の尊厳と人格を最大限に尊重し、深い信頼関係を築いて勤労者に役立つことを使命とする。産業カウンセラーは社会現象や個人の問題はすべて心のありようによ
昨日の記事では第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験について、ひとつの考えとして記しています。引き続き今回は、第13回論述の問1についての考え方を書いてみたいと思います。なお、今回の問1についての考え方と、それを踏まえての実際の事例を使った具体的な考えについて、記事を分けた形でアップしていきます。今回は問1についての考え方です。まず大事なポイントだと考えることに、1級(事例指導)では事例を読む際、事例相談者が相談者とのキャリアコンサルティングについて事例
本日から3日間、CVCLAB第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)試験対策講座のオンライン説明会を開催いたします。講座説明会を主軸に置くというより、その内容は事例指導の実践的コンテンツを取り入れているため、勉強会や学習会のような時間になるように工夫しています。皆様とより本質的、且つ充実した場にできるよう精一杯努めて参ります。ご予約いただいた方、どうぞよろしくお願いいたします。なお、3日間の説明会にご予約いただいた全員の方へ、当日のZoomアクセス情
昨日、キャリアコンサルティング協議会のホームページに、第13回1級の実技面接試験におけるロールプレイケースが過去問としてアップされました。合格発表の3月21日までちょうどあと1ヶ月ほど。待ち遠しいと感じる方、不安だな…と感じている方、あまり期待できないな…と考えている方等々、様々な思いを抱いていることと存じます。さて、今回のブログでは久しぶりのテーマになりますが、1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述)試験について記事にします。第13回の1級学科および実技
本日、今年度最初の1級キャリアコンサルティング技能検定実技(論述・面接)試験対策講座を福岡にて開催いたします。初日は4名の1級受検予定の方とご一緒に学びます。思い返せば、昨年も初日は4名の方とご一緒に大阪で講座をスタートしております。昨年度は大阪会場からスタートして二日間10名の方と学びました。昨年のブログ記事に大阪会場でスタートする時の様子を文字にしていましたので、ご参考までにその時の記事URLを貼り付けます。https://ameblo.jp/cvclab/entry-12799
前回ブログにアップした記事内容を基に、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験の問2について、ひとつの考えを具体的に示してみたいと思います。問2あなたが考える見立てに基づき、相談者Aが「問題」を解決するために取り組むべきことは何か、記述せよ。(20点)前回も書きましたが、ここで「あなたが考える見立て」というポイントをどのように認識するか、これは受検者の方によって異なるかと思いますので興味深いところです。事例相談者が、事例指導をうけるためにまとめた記録内
先日の記事に続き、第13回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述試験について、ひとつの考えを記事にしてみます。今回は、問1で問われている「相談者Aが訴えた「問題」は何か、記述せよ。」という問いの具体的な事例内容について触れていきます。前回この問題の考え方を書きましたが、具体的に示すと、まず興味深いところとして【事例相談者Bが事例指導者に相談したいこと】の記述に、「予算管理が苦手だという訴え」という箇所がありますよね。この事例相談者Bは、相談者Aが訴えた問題に
今夜、第14回1級キャリアコンサルティング技能検定実技論述・面接試験に向けた、CVCLAB主催の対策講座オンライン説明会を開催いたします。ご予約いただきました方、どうぞよろしくお願いいたします。この説明会は本日をもって3回目となります。昨日と一昨日で約60名の方々に参加いただき、ご予約のほぼ全員の方が予定通りオンラインアクセスをいただいております。参加いただいた方、どうもありがとうございました。2日間共に以前からの1級ホルダーの方や昨年度合格された方もいらっしゃいました。
前回、前々回では、第12回キャリアコンサルティング技能検定1級実技(論述)試験事例4選択問題(教育機関分野)問1、問2についての解答例を以下の通り公開しました。【問1解答例】「事例相談者(以下CC)は相談者D(以下D)の希望している4月入社に対して、秋採用を勧め、意思決定を促すことができていません。それは、Dの感情や思考に共感できず、現実的な困難や制約を指摘し、自分の思考ペースで進め、適切な傾聴を行っていなかった可能性があります。Dのニーズを受け入れていないことから、希望を受容し感情や
今日は、2級キャリアコンサルティング技能士を目指す方の支援をさせていただきました。2級キャリアコンサルティング技能士の論述問題の解答を添削するのは、第27回の論述問題の添削に続いて2回目になります。どうしても、1級キャリアコンサルティング技能士の視点が働き、2級レベルのキャリアコンサルティングに適合しているかどうか思案しながら添削をしました。2級受検者の方の解答は、どうしてもキャリアガイダンスの6分野に従って、自己理解、仕事理解やコミュニケーション能力、中長期のキャリアプランな
1級キャリアコンサルティング技能検定学科、および実技論述試験の受検を終えて、多くの受講者様から受検後のメッセージやご自身の感想等を送っていただきました。どうもありがとうございます。言い訳ですが、私自身の仕事の都合等から、お一人おひとりのメールを落ち着いて読むことができずお返事が追いついておりません。大変申し訳なく思っております。今しばらくお待ち願います。先ほど、キャリアコンサルティング協議会様から、第13回1級学科試験、実技論述試験の試験問題使用許諾申請の承認をいただきました。
1級キャリアコンサルティング技能検定の面接試験で、多くの方が《事例相談者に気づかせる必要がある》と思っていることがあります。「部下に気づかせる」「教えずに気づかせる」など、どれをとっても相手がミスをしているとか間違っているような前提で、そこに気づかせていく方法をネットやハウツー本等で指南しているものも目立ちます。キャリア形成支援者同士での事例指導面接において、本当にそうした《気づかせる》が優先になるのでしょうか。キャリア形成支援のあり方は実に多様であり、事例指導者が
特定非営利活動法人日本キャリア・カウンセリング研究会(JCC)主催の「1級キャリアコンサルティング技能士による事例指導講座」概要説明会が来月5月5日と6日にオンラインで開催されることとなりました。https://npo-jcc.org/product/orientation-24pc/※講座に関するお問い合わせなどは上記のURLからお願いいたします。この機会に皆さまお誘い合わせの上、奮ってご参加いただけたらと思います。もちろん、CVCLAB主催の講座説明会に参加される方も大歓迎で