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映画「国宝」を観てきました。素晴らしい映画でした。とてもよかった!原作が秀逸なんだろうと思う。感想を書くにあたって初めて知りましたが、コミックでも連載中なんですね。いずれ、原作やコミックも読むかもしれませんが、当面はこの映画のみでよいかなと思っています。ま、私は気分次第な人間なので、朝令暮改になる可能性も大ですが(笑)。九州極道の家の跡取り少年喜久雄。新年会で歌舞伎の女形を演じた夜、抗争により父の死を目の当たりにします。新年会に招かれていた歌舞伎役者の花井半次郎に引き取られ、彼の息子俊
南座の當る午年顔見世興行は、八代目菊五郎と六代目菊之助の襲名披露です。昼の部では、菊之助の「玉兎」と、菊五郎の「鷺娘」が続けて上演されました。幕が開くと、舞台中央奥に大きな満月。月の中には、餅をついている兎のシルエット。ぱっと明るくなると、月を飛び出した兎。そこに、華やかな清美太夫や菊輔らの清元。「三五夜中新月の中に餅搗く玉兎餅じゃござらぬ望月の、、、」赤い下がりに袖なし、耳に見立てた鉢巻で、餅搗き職人姿の菊之助。これには、やあやあの大拍手。いつも物おじし
こんばんはごきげんいかがですか早いもので、師走も1週間余り過ぎてしまいました京の年中行事「吉例顔見世興行」東西合同大歌舞伎昼の部、12/6に、行って参りました。八代目尾上菊五郎襲名披露六代目尾上菊之助襲名披露今年のお披露目、歌舞伎座・松竹座・御園座・南座と、拝見しましたが、どれも見るたびに感動が上書きされました。八代目菊五郎丈の品の良さ・美しさ・繊細さ六代目菊之助丈の正確さ・丁寧さ・可愛さ菊之助丈の成長ぶりには目を見張るものがあります京都の顔見世らしい、華やかな演目が並
8月1日、映画『国宝』を見てきました。松本にはシネマコンプレックスタイプの映画館が3館ありますがどこも車が無いと行きにくい所ばかり。見たいなと思う映画があってもなかなか実行に移せません。『国宝』は歌舞伎界を題材にした作品だと言うことで興味はありましたがいずれTVで放映されるまで待とうかなと思っていました。先日、東京へ行った際、この映画を見に行ったお友達にその感想を伺ってみました。歌舞伎やお芝居に造詣の深いそのお友達の大画面で見た方が良いと言う言葉に背中を押されて長女に付き合っ
師走の風物詩、京都南座の吉例顔見世興行、今年は尾上菊五郎、菊之助襲名披露公演です。何年欠かさず顔見世には来ておりますが、襲名披露公演も度々ありました。この前は、確か、市川團十郎さん、新之助さん親子の襲名披露公演でした。襲名披露公演は、東京の歌舞伎座から始まり、京都南座の顔見世興行で終わる、というのが通例と思っていたのですが、團十郎さんの時はその後も他の地域を回っていて、最後は大阪の松竹座だったように記憶しておりますので、最近は違うのですかね?新菊五郎さんは、お父さまも七代目菊五郎で現役なの
福岡個展に向けて、ヨン馬力で描いておりんす昨日に引き続き、本日も、”国宝に触発されバージョン”な左)鷺娘(さぎむすめ)右)傘の易(かさのえき)鷺娘サギ(詐欺)娘は、ここにも2名ヲヘビも頭上で詐欺娘"傘の易""かさのえき"は、"道の駅"と同じイントネーションで読んでね傘占いは、当たるも八卦怪しい易者せいぞろい髪結いリボンの柄も<易>ところで。映画”国宝”の一番最初に出てくる宴会シーンが、長崎の花月やん!ってことは一目でわ
やっと、この映画を観ることができた。満足度でいうと、ここ近年にないくらいの満足感でした。しかし、3時間に及ぶ長丁場にもかかわらず、私トイレも忘れてた~ぜひぜひ、お勧めの映画。昨日から一日経って、気持ちをどう表現していいかわかりません。適切な言葉がない。映画「国宝」原作:吉田修一監督:李相日脚本:奥寺佐渡子出演:吉沢亮横浜流星寺島しのぶ渡辺謙高畑充希森七菜田中泯ほか※写真はお借りしています”後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた”
映画「国宝」を見た話をしました。その時は吉沢亮さんと横浜流星さんを絶賛しましたが、やはり、田中泯さんの話をしないと片手落ちのような気がします。小野川万菊という人間国宝で当代一の女形役の役をした、田中泯(たなかみん)さん80歳。彼の芝居が強烈過ぎて脳裏から離れません。彼の演技は本物の人間国宝のようでした。「鷺娘」には震えがきました。その夜には「19番目のカルテ」に出演されていました。「鎌倉殿の13人」の時は、藤原秀衡の役で源義経(菅田将暉)と共演。
前回に続き、今回も歌舞伎ブログ。先週観てきた歌舞伎座公演の感想です。十二月大歌舞伎第二部一、加賀鳶(かがとび)本郷界隈では先日、加賀藩お抱えの鳶と旗本配下の定火消の間で大喧嘩が起こりました。今日も日蔭町の松蔵をはじめ、加賀鳶が勢ぞろい。血気に逸る若い者たちを、頭分の天神町の梅吉が留めます。日の暮れた御茶の水の土手際では、按摩の道玄が通りかかった百姓を手に掛け、懐から金を奪い取ります。小悪党の道玄は、訳ありの仲のお兼