ブログ記事2,123件
12月23日(火)骨盤臓器脱治療の最前線についてのWebセミナーが開催されます。私が座長を務めますので、参加登録の上、ご視聴ください♪
今日は一日中外来の日だった。午前のフォローアップ外来は難しい症例が何例かあって、TVMのメッシュ形状を再考するきっかけになるかもしれない。午後ので新患外来は興味深い症例4例だった。外来終了後、読売新聞の電話取材で骨粗鬆症について質問を受けた。その後、クラウンジュン河野の薬事の担当者が来られて、ORIHIMEが正式に骨盤臓器脱手術用のメッシュとしてPMDAから認可されたとの報告があった。よかったよかった。忙しい一日だったが夜6:00から甲子園のホテルヒューイットで甲陽学院高校旧3年C組の今
沖縄にやってきました。^^明日は沖縄県立中部病院で、子宮を温存する骨盤臓器脱の手術をサポートさせていただきます。前日から大変温かく迎えていただき、改めて沖縄の人の温かさは格別。何よりも嬉しかったのは、亀田から出向している上園先生の成長を、島袋部長や田崎先生が温かく見守ってくださっていたことです。まさに「人を育てる文化」が息づいている場所だと感じます。医師としてキャリアを積んでいく中で、人をなぎ倒して地位を築くような生き方は決して目指してほしくありません。誰かを傷つけることなく、
骨盤臓器脱の手術としてよく行われている「LSC(腹腔鏡下仙骨腟固定術)」には、これまで「1週間くらいの入院が必要」という施設がほとんどです。しかし最近では、「2泊3日」で手術が可能な施設があります。現在、2泊3日でのLSCを行っている主な医療機関としては、•亀田総合病院女性泌尿器科•安房地域医療センター•四谷メディカルキューブなどが挙げられます。2泊3日とは、◯亀田総合病院女性泌尿器科安房地域医療センター「前日に入院→翌日手術→その翌日に退院」◯四谷メデ
子宮温存LSCとは?本日は四谷メディカルキューブでLSCLSC(腹腔鏡下仙骨腟固定術)は、骨盤臓器脱(特に子宮脱や膀胱瘤)を治すために行う手術のひとつです。多くの場合は子宮を切除して行われますが、今回は子宮を残したまま行う「子宮温存LSC」を施行しました。全国的にも対応できる施設は限られており、珍しい手術方法です。2泊3日の入院期間も良いのでは感じます。子宮を残すメリット子宮切除には、手術自体の影響以外に感染リスクというデメリットがあります。特に以下のような方は注意が必要です。
近年、骨盤臓器脱(POP:PelvicOrganProlapse)の手術を受けられる施設が増え、以前より治療の選択肢は広がりました。しかしその一方で、「手術後に再発してしまった」というご相談も増えています。その理由のひとつは、術後の骨盤底機能の評価や適切なリハビリが行われていないことにあります。再発の背景:骨盤底筋協調不全とは?今日診察した方も、骨盤底筋協調不全が原因でした。これは、骨盤底筋をうまく締められず、骨盤底の「守りの型」が作れない状態です。さらに悪いケースでは、力を入れ
札幌は曇り、関西よりは寒い。今日は4月1日にオープンしたばかりのでカレス記念病院での初めての手術だった。2週前に日本骨盤臓器脱手術学会の会場だったので来るのは初めてではないものの外来、手術などの診療スペースに入るのは初めてで興味深々だった。手術前に藤井先生が案内してくださった。とにかく広い、廊下もそれぞれの部屋も広いのだ。病室はオール個室。特別室も料金は変わらないとのこと。眺望もよく、評判も上がるだろう。今日の手術は全部で6件、TVMUPB4件、TVMPB1件、TVTのテープを切
本日は、骨盤臓器脱(PelvicOrganProlapse)に対する腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)、および陰茎癌術後の尿道狭窄に対する尿道再建手術を行いました。どちらも複雑な症例でしたが、無事に終えることができました。患者さんはお二人とも都内からお越しくださいました。🏥遠方でも選ばれる理由「遠いのに、なぜわざわざ亀田に?」と、よく聞かれます。それでも、患者さんからは口をそろえてこう言われます。「病室が広くて静かで落ち着く」「入院の対応がきめ細やかで安心できる」「都内の病院よりず
サロンまでのアクセスをご案内します。住所埼玉県志木市幸町1-5-20ポプルス志木1階グーグルマップはこちら自転車でお越しの方店舗前にお停めください。ご不明点がありましたらお気軽にお電話をくださいませ。080-7723-9829電車でお越しの方最寄り駅東武東上線、東京メトロ副都心線、有楽町線志木駅下車JR武蔵野線北朝霞駅で下車、東武東上線朝霞台駅でお乗り換えください東武東上線「志木」駅からの道案内①改札を出
こんにちはLUNAPRIDESHOPです先日、当院女性泌尿器科院長中村綾子先生の骨盤臓器脱について投稿した時に、ステージ2の治療の選択肢にペッサリーがありましたね今日はそのペッサリーについて当院理事長関口由紀先生がフェムゾーンラボに投稿している記事よりpickupしてみました8年前にYouTube(るなクリニックch)にUPした動画も見てくださいね(先生若いクリニックもお引越し前の場所です)とてもわかりやすいので是非見てくださいね「HowTo自分で
2025.2.15土曜日、亀田総合病院数年前に骨盤臓器脱で経腟手術で治療された方。骨盤臓器脱は治っているのですが、手術後から下腹部痛を患い、「治療が無い」と言われておられましたが、優しい外科の先生に相談を勧められ受診された方です。腟はかなり縫い縮められ(指が通らない)、腟断端は仙棘靭帯に強く引っ張り挙げられていました。「骨盤臓器脱を治す」手術としては成功なのですが・・・治療には合併症があります。その一つが「術後疼痛」痛みの原因がわかれば、疼痛発生部位を解除することが治療に繋がりま
森の里病院外来2日目──地域医療の現実と、これからの診療体制を考える──本日も外来は満員でした。前立腺肥大症で手術が必要な方、PSA高値で再検査が必要な方、骨盤臓器脱、GSMやMPPSがなかなか改善しない方など、多くの患者さんが受診されました。森の里地域は高齢の方が多く、骨盤底トラブルを抱えている方が非常に多いと感じます。12月の外来予約もすでに満員で、このままでは1人では対応しきれなくなる可能性が高いと実感しました。どう連携を組んでいくか──早々に診療体制の見直しが必要になりそうで
本日、腟内メッシュ露出による疼痛でリペア術を行った患者さんが術後の経過観察のために来院されました。この方は以前、骨盤臓器脱に対してロボット支援腹腔鏡下仙骨腟固定術(RASC)を受けた方です。術後から腟の痛みが出現し、近隣のレディースクリニックを受診。閉経後の変化(GSM)と診断され、レーザー治療を3回受けられました。しかし、痛みはむしろ悪化。不安を抱えて当院を受診されました。内診とカメラで確認したところ、腟内にメッシュが露出し、感染を伴っていることが判明しました。メッシュの感染状態でレー
毎月第3土曜日は、亀田総合病院泌尿器科の「オペ集中日」。この日も例にもれず、朝から手術室はフル稼働でした。✅手術件数:合計10件!ロボット支援前立腺全摘除術(RARP)…2例経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)…2例腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)…2例環状切除(環状包皮切除術)…2例fTUL(軟性尿管鏡による結石除去術)…1例尿道カルンケル切除術…1例もう一件お願いしたところさすがに断られました(泣)🏥土曜に手術を希望され
昨年7月の記事ですが、手術に関する歴史などまとまっていましたので貼ります。骨盤臓器脱の手術(TVM)は20年前に泌尿器科医により日本で始められたそうです。(竹山先生?)悩んでいる経産婦がたくさんいたのに医療はなんにもしていなかったのですね。米国などでTVMで合併症が多発したために集団訴訟がおこり、メッシュ(ポリプロピレン、ポリフォーム)の提供が止められました。今は日本ではTVMには国産のPTFEメッシュで行われています。日本での手術ではそんなに合併症は多くなかったはずで、米国のように雑で