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骨盤臓器脱(膀胱瘤)は、年齢とともに増えてくる女性特有のお悩みです。今回ご紹介するのは、50代の女性。ペッサリーで膀胱瘤を整復していたものの、残尿が多く自己導尿が必要かつ膀胱炎を繰り返されていた方です。治療開始時の状態骨盤底筋がうまく締められない内閉鎖筋に強い痛み腟炎を併発膀胱炎を繰り返すペッサリーは装着しているが、残尿が多く自己導尿をされていた「いろいろコントロールがつかない」ことに不安を感じられていました。治療の流れ①骨盤底リハビリテーション開始骨盤底筋の使い方を一
本日は子宮温存のLSC(LaparoscopicSacrocolpopexy:腹腔鏡下仙骨腟固定術)を行いました。琉球大学の先生や婦人科の先生も見学にいらしてくださり、関心の高さを感じました。子宮温存のLSCが日本で珍しい理由日本では、子宮体部を切除する術式が依然として主流です。しかし、私は手術侵襲度や術後感染リスクの観点から、子宮を温存する術式の方が好きです。子宮に異常がある場合には切除を検討すればよいのであり、すべての患者さんに子宮摘出が必要とは考えていません。今回の手術の
近年、骨盤臓器脱(POP:PelvicOrganProlapse)の手術を受けられる施設が増え、以前より治療の選択肢は広がりました。しかしその一方で、「手術後に再発してしまった」というご相談も増えています。その理由のひとつは、術後の骨盤底機能の評価や適切なリハビリが行われていないことにあります。再発の背景:骨盤底筋協調不全とは?今日診察した方も、骨盤底筋協調不全が原因でした。これは、骨盤底筋をうまく締められず、骨盤底の「守りの型」が作れない状態です。さらに悪いケースでは、力を入れ
【腟ヒアルロン酸、本当に大丈夫?骨盤臓器脱との危険な関係】骨盤臓器脱は、更年期以降の女性にとって決して珍しい病気ではありません。一方で最近、「腟のゆるみ」をキーワードに👉陰部脱毛👉小陰唇切除👉腟ヒアルロン酸注入といった美容医療の流れが急速に広がっています。「腟を引き締める」という言葉に惹かれ、治療を受ける方も増えていますが、ここに大きな落とし穴があります。■腟ヒアルロン酸で症状が悪化するケース最近、日本橋骨盤底診療所には「腟ヒアルロン酸後に症状が悪化し
沖縄にやってきました。^^明日は沖縄県立中部病院で、子宮を温存する骨盤臓器脱の手術をサポートさせていただきます。前日から大変温かく迎えていただき、改めて沖縄の人の温かさは格別。何よりも嬉しかったのは、亀田から出向している上園先生の成長を、島袋部長や田崎先生が温かく見守ってくださっていたことです。まさに「人を育てる文化」が息づいている場所だと感じます。医師としてキャリアを積んでいく中で、人をなぎ倒して地位を築くような生き方は決して目指してほしくありません。誰かを傷つけることなく、