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2024年4月18日読了内容2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!2024年本屋大賞受賞作品ということで手に取りました。滋賀県大津市を舞台に主人公の成瀬あかりの中
1年振りぶりくらいで漱石の『三四郎』を読んでいる。ちなみに前回読み終えたのは2022年12月8日。この全集には読み終えた時を記してあるが、2017年以来では7回読了している。なので、これまでに少なくとも10回以上は読んだことになる。『三四郎』はいろいろな読み方があろうが、青春小説として読んでいる。三四郎は熊本の学校から東京の東大に入学し、時代の流れに触れ、不安を抱きつつも青春のただなかにある話である。出身地や大学は違えども、それに重ね合わせるように東京で学び暮らしたときのこと
読書記録(87)成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈著(データベースより紹介引用)2020年、中2の夏休みの始まりに幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりからきっと誰もが目を離せない。2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説!(引用終了)
2019年3月のテーマ「心揺れる季節、青春小説にふれよう」第三回は、「グラスハート」若木未生作、コバルト文庫、1993年発行グラスハートグラスハート(1)(グラスハートシリーズ)Amazonです。現在は、コバルト文庫版は新たに出版はされていないようで、幻冬舎バーズノベルス、2010年発行GLASSHEARTグラスハート[GLASSHEARTシリーズ](バーズノベルス)Amazonの方が手に入りやすいと思われます。幻冬舎版の方は、コバル
函館ちゃんちゃんこ物語446月30日、3年生の重要な「地理実習」のひとつ、自然地理分野の奥尻島巡検が始まった。函館からJR江差線で江差までの列車旅、そして江差港からフェリーに乗った。潮風に吹かれながら、少しずつ近づいてくる奥尻島を楽しそうに見ていた地理研メンバーであったが、なぜか3人だけが入っていたフェリーの3つの個室は、しっかりと鍵がかけ、ウソのように静まりかえっていた・・・。「日本海の楽園、憧れの島・奥尻島上陸」江差からのフェリーは、穏やかな日本海を地理研メ
2024年の本屋大賞受賞作ということで手に取りました。滋賀県の西武デパート閉館から始まるストーリー。都会や地方に関わらず、自分が小さな頃から当たり前にあった施設が無くなるのはとても寂しい限りです。私にとって幼い頃から親しみ深かった池袋西武百貨店やとしまえん、新宿のスタジオアルタも近々無くなるとか。滋賀県には縁もゆかりも無いですが、唯一BBCびわこ放送はお仕事でお世話になったこともあり親近感が湧きました。中学生や高校生の頃は、これから未来の可能性だけを信じてはいるものの、お金も無いし、や
学生におすすめする大学生が主人公の青春小説を厳選しランキング形式で紹介します。今回は、学生におすすめする青春小説を厳選してランキング形式で紹介します。学生の時は、一番読書をする時間がある時期だと思います。そんな学生時代に同世代の主人公が描かれた小説を読むと、非常に得るものが多いと思います。是非、参考にしていただければと思います。1位宮本輝『青が散る』多数の作品を残す宮本輝の屈指の名作『青が散る』。宮本輝氏は昭和22年生まれ。1977年、『泥の河』で第13回太宰治賞を受
我孫子武丸「凜の弦音」。昨年度の青森県高校入試に出題された作品の前巻です。(出題は2巻目の残心)表紙とタイトルからわかる通り弓道部の青春小説です。連作短編集なので読みやすくおすすめです。昨年度は、幾つかの県で弓道に関する作品が出題されました。流行りなんですかね?作者の我孫子武丸さんは、ミステリー作家なので、入試に出題は意外でした。今作も、一話目が殺人事件で、主人公の女子高生が鋭い観察眼で犯人を特定します。入試向きではありません。ですが、二話目からがこの作品の真骨頂です。弓道に向
成瀬は天下を取りにいくAmazon(アマゾン)1,705〜4,262円2020年、中2の夏休みの始まり。島崎みゆきは、幼馴染の成瀬あかりから、コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通ってTV中継に映るから観ていてくれと頼まれる。凡人を自負する島崎は、天才成瀬の言動に振り回されるのを楽しむかのように、一緒にTV中継に映ったり、M-1に出場する。「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」冒頭の成瀬あかりのセリフで一気に引き込まれると最後まで一気に読ませるほど
飛鳥日野「アラフォーブログ」を覗いて頂き、ありがとうございます。指導員のsuzukyoです。今日は、先日読んだ本のお話です。よく教習生の方々の待合室を通ります。まあ当然ですが、ほとんどの方は、スマフォを覗いていますね。たまに文庫本とか開いている人を見かけると、なんかなごみます。また、何を読んでいるのかなと、ちょっと興味がありますね。今回は、宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」です。ちょっと変わった女子高生、成瀬あかりが主人公の青春小説ですね。成瀬は、「この夏