初めて名鉄の谷汲線・揖斐線を訪れたのは1982年5月だった。前夜、東京駅から大垣夜行(345M)に乗り、豊橋で下車。飯田線豊橋口で旧型国電の撮影をし、愛知御津や西小坂井に運用を離脱して留置されている153系を撮りつつ、13時過ぎに岐阜に着いた。名鉄市内線の忠節で乗り換えて谷汲線赤石で下車した。キネ旬の『蒸気機関車』誌の撮影ガイドで赤石付近に好撮影地が点在することを覚えていたからである。そこで根尾川の対岸を走る赤い電車を数本撮影して、黒野に行ってみることにした。乗車した電車は中央に配置された運転台