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東京・春・音楽祭で毎年楽しみにしている合唱のコンサートを聴きに行きました。今年は生誕200周年のブルックナー/ミサ曲第3番です!東京・春・音楽祭2024合唱の芸術シリーズvol.11ブルックナー《ミサ曲第3番》生誕200年に寄せて(東京文化会館大ホール)指揮:ローター・ケーニヒスソプラノ:ハンナ=エリーザベト・ミュラーメゾ・ソプラノ:オッカ・フォン・デア・ダメラウテノール:ヴィンセント・ヴォルフシュタイナーバス:アイン・アンガー管弦楽:東京都交響楽団
(4月21日・東京オペラシティ)コンサートの冒頭に、大野和士と都響はウクライナの人々に寄り添う思いを示し、同国の芸術文化を知ってもらうために、ウクライナ出身の作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストロフの『ウクライナへの思い』を演奏した。この模様は当日夜のテレ朝ニュースで放送された。またNHK首都圏ニュースでも流された。テレ朝ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dadb974beaca259f61bc53a5dc952d92faff9788?fbclid
2024年04月27日(土)14:00-東京芸術劇場池袋□シューベルト/交響曲第7番ロ短調D.759《未完成》□シューベルト/交響曲第8番ハ長調D944《ザ・グレート》指揮:小泉和裕東京都交響楽団最近、小泉和裕の指揮を聴くのが楽しみである。最初は、未完成。第一楽章は、小泉和裕らしい重厚感がある響きで堂々たる演奏。未完成としては、もう少し抑えた美しさの方がとも思ったが、これはこれで聴きごたえがある。第二楽章が素晴らしい出来。これほどニュアンス豊かな美しい演奏は、そ
2024年3月29日午後2時新国立劇場初台新国立劇場ワ-グナ-《トリスタンとイゾルデ》(全3幕)最終日主な出演者トリスタン(テノール):ゾルターン・ニャリマルケ王(バス):ヴィルヘルム・シュヴィングハマーイゾルデ(ソプラノ):リエネ・キンチャクルヴェナール(バリトン):エギルス・シリンスメロート(バリトン):秋谷直之ブランゲーネ(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子牧童(テノール):青地英幸舵取り(バリトン):駒田敏章若い水夫の声(テノール):村上公太
当ブログでは情報の速報性と独自性をモットーとしていますが、今週水曜に帰国後の疲れと海外からの友人の桜花見対応で、都響のサントリー定期のブログが遅れまして申し訳ございません。今年の桜の開花は遅く、イースター時期に来日した外国人観光客は花見はできず運が悪かったですが、昨日の花見は天気が良くないので、ソメイヨシノの写真映えが良くありません↓。さて、先週金曜日にベルリンでメータ指揮による壮大なブル8の大演奏会を聴いてしまったばかりなので、都響のブル3は期待度は弱かったのですが、まずまずの演奏だったと思
小泉和裕の円熟と充実を示すスケールの大きなシューベルト。16型の都響を思う存分に鳴らし切る。時に過剰なまでダイナミックな響きになるが、バランスがとれており、ぎりぎりで踏みとどまる。カラヤンから入りカラヤンから抜けた小泉和裕の独自の世界ともいうべき演奏だった。《未完成》は繊細な表情もあった。《ザ・グレート》はくりかえしなしの快速テンポ。一気に駆け抜けた。都響は山本友重と水谷晃のツートップ。ソロカーテンコールでは小泉が二人を伴って現れた。詳しくは「音楽の友」コンサート・レヴュー
とてつもなく強烈なブルックナーの5番。なにしろ都響の編成が巨大だ。16型、対向配置。木管はなんと倍管!フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットが各4人(指定は各2人)。ホルン5人、トランペット4人で、それぞれアシスタントつき。これだけの編成となるとパワーに余裕があり、都響の高い技量と相まって、壮大な演奏になるのも、むべなるかな。コンサートマスターは矢部達哉。演奏時間は70分と短く、特に第4楽章は速かった。ミンコフスキと都響は完全に一体となり、隙がない。弦のパワフルなこと。終楽章は強烈
東京都交響楽団第885回定期演奏会Bシリーズを、サントリーホールにて。指揮/大野和士ヴァイオリン/ヴェロニカ・エーベルレ永遠の未完——生への告別ベルク:ヴァイオリン協奏曲《ある天使の思い出に》(アンコール)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタより第2楽章ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB109(ノヴァーク版)「若杉弘没後10年記念」と題されたこの演奏会。若杉弘が亡くなってもう10年経つとは、本当に月日が経つのは早い。ベルクとブル
【定期演奏会1000回記念シリーズ①】【ブルックナー生誕200年記念/アルマ・マーラー没後60年記念】指揮/大野和士メゾソプラノ/藤村実穂子曲目アルマ・マーラー(D.マシューズ&C.マシューズ編曲):7つの歌[日本初演]ブルックナー:交響曲第3番ニ短調WAB103(ノヴァーク:1877年第2稿)アルマ・マーラー《7つの歌》は、《5つの歌》と《4つの歌》から、英国の作曲家兄弟デイヴィッド・マシューズ(1943~)とコリン・マシューズ(1946~)が19
都響プロムナード・コンサートNo.407を聴きました。指揮・ヴァイオリン/ペッカ・クーシスト曲目ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》op.8no.1-4ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92【ソリスト・アンコール】(4/21up)FinnishTraditionals:"KopsinJonas""valssiVihdistä"(ヴァイオリン/ペッカ・クーシスト)指揮者に煽られて都響がはしゃぎ回りました。ヴィヴァルディ四季は
東京都交響楽団プロムナードコンサートNo.397を、サントリーホールにて。指揮/クラウス・マケラサウリ・ジノヴィエフ:バッテリア(2016)[日本初演]ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調op.60《レニングラード》1996年フィンランド生まれのクラウス・マケラ。4年前の都響デビュー(シベリウス、ベートーヴェン)を聴いた人たちが口をそろえてマケラは只者ではないと言っていたのでぜひ聴いてみたいと思っていたのだが、その後2020年の来日予定(N響とのエルガ
(4月13日・東京文化会館大ホール)ワーグナー:ジークフリート牧歌都響は8型。コンサートマスターは山本友重。ローター・ケーニヒスの指揮は誠実、実直。頂点に向かってかっちりと進めていく。都響のホルンと木管が良かった。ブルックナー:ミサ曲第3番ヘ短調WAB28テ・デウムは交響曲第9番の第4楽章として聴く機会は多いが、ブルックナーの宗教曲の中で最も規模の大きなこの作品を初めて聴く。印象としては、ブルックナーの交響曲に合唱が合体したよう。オーケストラの印象は交響曲そのもので、力
新国2010/2011シーズンに上演された大野和士指揮の「トリスタンとイゾルデ」(2011年1月4日鑑賞)はこう書いて絶賛していた。『東京フィルから充実し切った響きと、最初から最後まで弛緩することのない演奏を引き出すとともに、完璧な歌手陣との一体感を見事に実現していた。トリスタン役のグールドの底知れない声量、イゾルデ役のテオリンの骨太でよく通る声。脇を支えるクルヴェナール役のラジライネンの安定した歌唱、ブランゲーネ役ツィトコーワのたいした声量と演技。声楽陣とオーケストラが理想的に組み合わされた
都響スペシャル【インバル/都響第3次マーラー・シリーズ①】を、東京芸術劇場コンサートホールにて。指揮/エリアフ・インバルマーラー:交響曲第10番嬰へ長調(デリック・クック補筆版)インバル/都響第3次マーラー・シリーズが、インバルさん88歳の2024年にやったスタート。しかし来シーズン(2024年度楽季)のプログラムにインバルのマーラーはない…さてシリーズ初回はデリック・クック補筆完成版による10番。ちょうど10年前、第2次マーラー・シリーズの掉尾はこの10番で、これが超名
(12月15日・東京文化会館)南紫音のチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」は、確かな技術に裏付けされた端正な演奏。品格があり、キリッとした音が美しく印象的だ。ヨーロッパ(ドイツ、ハノーファー在住)を拠点に活躍していることを感じさせる正統的な演奏だった。オーケストラの強奏でも音が前に突き抜けてくるのは、経験を積み重ねていることを思わせる。アクセルロッドの南を引き立てるバランスの良い指揮も助けになっていただろう。ハッタリで聴かせるタイプではないため、華やかさはやや控えめ。この先さらに磨き抜
エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団プロムナードコンサートNo.406を、サントリーホールにて。ブラームス:大学祝典序曲op.80ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調op.93ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調op.8888歳の巨匠、都響桂冠指揮者エリアフ・インバルが2022年12月の第九以来都響に客演。超名曲プログラムであるということもあって完売である。ステージで出てくるときは今でも小走りだし、指揮姿も非常に元気で腕も上がっているし、8
日時:2024年1月18日会場:サントリーホール指揮:ジョン・アダムズエスメ弦楽四重奏団*東京都交響楽団(コンマス:水谷晃〈客演〉)A席4,050円(割引後・2FLB-8-10番台)<木管トップ>フルート:柳原佑介オーボエ:鷹栖美恵子クラリネット:サトーミチヨファゴット:長哲也<金管トップ>ホルン:谷あかね(シティフィル)トランペット:岡崎耕ニトロンボーン:風早宏隆東京都交響楽団第992回定期演奏会Bシリーズアダムズアイ・スティル・ダンス(2019)
先月からインバル指揮の第3次マーラー・シリーズが始まりましたが、2024年度はインパルはマーラーを指揮しないので、2025年度以降から再開されますが、88歳のインバルがどのようなペースでマーラー・チクルスを敢行するのか気になっていまして、当ブログでも憶測を書きました。『2/22インバル指揮東京都交響楽団』今日はインバル指揮による第3次マーラー・シリーズの1回目で交響曲10番を聴きに行きました。インバルは先週、88歳になりましたが、来年度はマーラー公演はなく、次…ameblo.jpこの件
サントリーホールへ2020.1以来久しぶりだわ〜♪カラヤン広場モニュメント「響」2階から見たホワイエ天井にはシャンデリア・光のシンフォニー「響」プロムナードコンサートヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲《四季》ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調指揮・ヴァイオリン:ペック・クーシスト(ヴァイオリン・アンコール)FinnishTraditionals:“KopsinJonas”ValssiVihdistä月
東京都交響楽団第830回定期演奏会Cシリーズを、東京芸術劇場にて。指揮/アラン・ギルバートピアノ/イノン・バルナタンベートーヴェン:劇付随音楽《エグモント》序曲op.84ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲op.43(アンコール)バッハ:羊は安らかに草を食みベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調op.55《英雄》ニューヨーク・フィルの音楽監督を今シーズンで退任するアラン・ギルバート。退任後のポストは特に決まっていない。そのアラン、すでに都響とは何回も共演し
日時:2024年4月3日会場:サントリーホール指揮:大野和士メゾソプラノ:藤村実穂子*東京都交響楽団(コンマス:矢部達哉)A席4,400円(割引後・2FLB-8-10番台)<木管トップ>フルート:柳原佑介オーボエ:広田智之クラリネット:客演ファゴット:長哲也<金管トップ>ホルン:谷あかね(シティフィル)トランペット:岡崎耕ニトロンボーン:風早宏隆東京都交響楽団第996回定期演奏会Bシリーズアルマ・マーラー(D.マシューズ&C.マシューズ編曲)7つ
癒しをもとめて…久しぶりの池袋、東京芸術劇場ココんとこ体力的にハードなコンサート続き…といってもカルミナ・ブラーナやらダニール・トリフォノフやら今回はチケットを取った時にきっと疲れていたのだろうか?勿論寝てしまう事はないけど、ココロの洗濯、リフレッシュができたシューベルト交響曲定期的に、何度でも聴きたくなる、去年10月のすみだトリフォニーホール以来半年ぶりの「未完成」恐ろしく闇黒なピアニシモpp🎻からのクラリネット、オーボエ、そしてホルン短調のココロ洗われる音色クラリネット
(9月9日・サントリーホール)やはり、大野和士は歌の人だった。ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」は、昨年の≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫と同等、いやそれ以上の圧巻の演奏(指揮)だった。声楽陣が本当に素晴らしかった。特に新国立劇場合唱団(女声36名、男声24名)がこれ以上望めないのではと思える完璧な出来。ソリストも全員が良く、中でもソプラノ小林厚子が筆頭にくる。豊かで奥行きと伸びやかな声。テノール福井敬もさすが。アルトの山下裕賀、バスの妻屋秀和も安定感があった。今回は第1稿