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「マヤさん、よう来たの。」「お義父さま、ご無沙汰しております。今日は速水家のお花見に呼んで頂いて、ありがとうございます。」「貴女に『お義父さん』と呼ばれるのも悪くないのう。」「すみません、何てお呼びすべきか迷ってしまって。私のようなものが馴れ馴れしく。」「いや、構わんよ。いずれ本当にマヤさんの義父になる時が来るだろうからな。本来ならもっと早くにそうなれるものを、朴念仁な息子が愚図愚図しおって、、、、」「そんな、速水さんを責めないであげて下さい。速水さんは私のために色々考えて下さって
人の悩みは尽きぬもので・・・。周囲の人間だけでなく、会社の運命さえも巻き込んでの大騒動をした挙句に、ようやく恋人同士となれた真澄とマヤ。長らく両片想いで、不器用に募らせた積年の想いも通じた。二人の間にいた鷹宮紫織も別の御曹司と晴れてめでたく華燭の典をあげた。もう何も憂う事などないはず、、、だったのに。「水城ぃ、、、、桜が散る、、、、」真夜中のオフィスで、いつになく情けない声音で泣き言を漏らす真澄から、決裁済みの稟議資料の束を受け取る。「大丈夫です。今年は花冷えが続いて、まだ元気に