ブログ記事32件
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。オオクワガタ用の菌糸瓶に関して、本日はその作成に欠かせない菌糸ブロックの紹介をしたいと思います。菌糸ブロックとは、おがくずなどを熱消毒し、ブロック状に固定したものにキノコの菌を入れて作成します。そのまま発菌させると菌が回っていき、表面は白くなります。この発菌した菌糸ブロックの表面の白い部分を取り除いてほぐしたものが、菌糸瓶の中身の主な内容です。↑そのままパッケージされた状態で発菌して完成した菌糸ブロック菌
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸ビン研究家、JOと申します。今回も、前回・前々回に引き続き菌糸瓶(菌糸ボトル)とカビに関してお伝えしたいと思います。今回はカビと温度に関して。いきなり結論から書きますが、温度は0度~40度程度で発生してきます。ただしその中で、もちろん種類にもよりますが25~28度辺りが一番活性しやすくなります。氷結状態だと、生育は停止(もしくは限りなく小さい)しますが、死滅することは考えにくいと言えます。カブトムシやクワガタマットなどを滅
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、joと申します。今回は菌糸ビンのサイズに関して紹介していきます。輝心堂の菌糸ビンブランドである家殖床では、小さいサイズの830㏄、大きいサイズの1500㏄、家殖床金(ゴールド)は小さいサイズが800㏄、大きいサイズが1500㏄を扱います。朽木産卵で生まれた幼虫は通称プリンカップと呼ばれる、いわゆるプリンカップサイズの菌糸瓶で慣らしを行う為のものもあります。その他、微妙に違うサイズですが850㏄、1100㏄、1400㏄、またかなり大型
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。菌糸ビンの作り方について説明していますが、今回はその醍醐味のひとつ、添加剤についてです。自作するからにはここを「あーでもない、こーでもない」と考える事が追及心をくすぶるところだと思います。またブリーダーさんによっては添加剤を入れない派の方もいらっしゃる様です。近年の(と言うほど大型飼育は歴史のあるものではないですが)菌糸ブロックは予め添加剤が入っているものや(菌糸ビンを作る時に入れることとは少し意味が違いますが)質が
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸ビン研究家、JOと申します。唐津よりこんな試みが届きました♪羽化した菌糸瓶に交尾後のメスを投入すると、産卵できるか。あるいはどのくらいの量を産卵するのか。題してリサイクル菌糸瓶で産卵できるのか!使用するこんな感じjです。立派に羽化した跡(?)があります♪ちなみに菌糸瓶のサイズは1500㏄です。また経過はこのブログでもお伝えしていこう
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。今回は菌糸ビンを自作するために必要なものを紹介していきます。主に必要なものとして下記があります。ちなみに、ここでは菌糸ブロック3.5リットルを1個使う場合を紹介します。やや緩めに詰めると1500ccが3本、固詰めにすると1500ccが2本と800ccが1本程度ができます。ご参考までにですが。◆必要なもの・菌糸ブロック・菌糸ビンのボトル・添加剤菌糸ブロック自体も自作が可能ですが、手間やコストを考える
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸ビン研究家、JOと申します。店舗にて今年最初のオオクワガタ菌床産卵実験の進展です。前回の記事では、浅めの菌床にて、メスさまがかなり荒らしまわったので、これはボウズかと心配になったままでした。当時の画像は下記になります。なかなかのw荒らし様でございます(笑)。半ば諦めかけたのですが、今ふと、底面を見てみると。。。ん
オガコ:クヌギなどオオクワガタに適した独自組み合わせの広葉樹、竹材等霜降り腐朽(ふきゅう):天然のトレハロースが濃厚内容量:3500cc水分:やや多め使用菌:カンタケ菌粒度:やや粗め輝心堂のブリーダー集団ときのこ園が試行錯誤を繰り返し生み出した家殖床の菌床ブロックです。独自の添加剤、オガコの組み合わせ、粗さの選定をしております。幼虫の初令、2令、3令、前蛹、蛹から羽化までスムーズに以降出来る様に仕上げています。また菌床産卵の材として使用することもできます。竹オガに関し
家殖床金(ゴールド)は、長年に渡り佐賀のラボで試行錯誤の末に開発された家殖床クラシックに改良を行ったものになります。健康食品開発チームと協力体制のもと、栄養学と昆虫学の視点から新たな配合の菌糸瓶として進化しました。従来の家殖床クラシックがベースとなっておりますが、オガは竹オガがミックスされ、昆虫学的見解による羽化不全対策の栄養素、外郭であるクチクラに必要な成分、動物性たんぱく質などが強化されております。また使用しているヒラタケ系の菌糸は、幅広い状況で使用可能となっております。竹オガに
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。前回は自宅で作る菌糸ビンについて、用意するものをお伝えしたので、今度は作り方をお伝えしていきたいと思います。手袋を装着し準備したものを手の届く位置に配置しましょう。場所は家の外やベランダなどがおすすめですが、難しいならシートを敷いて屋内で行いましょう。まずは菌糸ブロックの白い部分を剥がしていきます。1ブロック(3.5l)程度であれば手で剥がしても良いですが、パン切り包丁があるとかなり作業効率が良くなります。あ
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。今回は菌糸瓶でオオクワガタを飼育する場合の温度管理についてお伝えします。菌糸瓶は温度管理(湿度管理)も重要な項目のひとつとなります。とは言え、徹底的に管理したり一定の温度に保つことは必須ではないので、これから菌糸瓶でオオクワガタを飼育してみようと思っている方も、肩の力を抜いて読んでいただければと思います(大したことも書いてないですが…)。菌糸瓶はオオクワガタ飼育の適温と言われている20~25度で管理するのがベスト
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸ビン研究家、JOと申します。今回から遺伝の話を交えて数回更新したいと思います。現在、輝心堂でリリースしている幼虫の中には希少種であるホワイトアイ同士を掛け合わせた幼虫がいます。そのオス親の画像が届きました!こちらになります。おー!!かっこいい!!これ、ナウシカのヘビケラみたい(笑)。↑通じるかな?(笑)ヘビケラはこれ
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。本日は菌糸ビンとキノコに関してです。ある条件下で日数が経つと、菌糸ビンにキノコが生えます。まず結論から言うと、もし菌糸ビンにキノコが生えたら、取り除いてそのまま使用いただいて問題ありません。もし側面にキノコが生えてしまった場合、取り除くことは難しいのでそのままにしておきます。あまりにもパンパンになるのであれば(見たことないですが)、菌糸ビンを詰め替えたり中の様子を見てみるなどしてみてください。特にキノコは有害で
こんにちは、輝心堂(きしんどう)の菌糸瓶研究家、JOと申します。今回は出回っている菌糸瓶メーカーをまとめてみました。いろいろな菌糸瓶を検討されている方にはブックマークものかと思います♪輝心堂提携のブリーダーの方達は何度も使用したことのあるものもあるようなので、また別の回ですが、ブランドごとにレビューをまとめてみたいとも思ってます。いろいろ参考になるかと思います。それでは前置きはここまでにしてメーカーさん会社さんをまとめてみます。■輝心堂(きしんどう):家殖床(かしょく