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師匠からだったか…阿久鯉姉さんからだったか…新しい弟子が入ることになったから色々教えるようにと連絡を受けたのは、私が二ツ目になって2年目位のことだったと思います。その頃の私は、ラジオのレギュラーの仕事をいただいたり高座の機会に恵まれたこともあり浅草2丁目に見つけた花やしき近くの1DKの古い部屋を借りて、順調な二ツ目のスタートをきっていました。今思えば、漠然とした「売れる」という目標に向かいながら、でも、それがどこにあるのか分からずただただ、がむしゃらに日
おはようございます。私があまりにも赤裸々に書くので、今までずっと応援してくれている皆さんはヒヤヒヤしているかも知れません。心配かけてごめんなさい。でも、大丈夫気持ちに一切の嘘はありませんが、心の内の1/3…半分位しか出していませんから笑笑全部書いたら私の自慰行為になっちゃう。読んでる人には重すぎてゲェェェってなっちゃうから。ギリギリの線を狙っているつもり…昨日、今日と2話はちょっとお読みいただくのがしんどいかも知れませんが先には
おはようございます。池袋演芸場の整理券配布は、確か11時。たった92席のために今、どのくらいの人が寒い中並んでくださっているのでしょう。せっかくお越しになっても92人を既に達して帰らざるを得ない方もきっといらっしゃるでしょう。この記事が、暇つぶしになれば幸いです。今回も長尺で私の顔の造作同様に濃いィィィィィ内容になりました。それじゃあ、いくわよーーーーーーー笑****************************************
私は“松之丞”が嫌いだ。正確に言うと“マツノジョウ”という音が嫌いなのです。“マツノジョウ”という響きに身体が勝手に反応してしまうのです。まるで、自分の身に危険が迫ると体を丸めて身を守るハリネズミみたいに。「できる姉弟子と天才の弟弟子に挟まれて大変ですね」「松之丞さんの姉弟子なんですか?すごいですね」「講談をお願いしたいので、松之丞さんを紹介してください」「姉弟子なら、松之丞さんを呼べますよね?」「松之丞さんが好きでしょうがないん
『大阪城豊国踊りに真田幸村参上』に向けて、京都の高松神明神社さんをお詣りさせて頂きました。なんと、真田幸村が紀州九度山蟄居中念持仏としました、神明地蔵尊が祀られてます。この日の京都は暑いというより熱かったですが(笑)、ここの空間はとても心地良く、気付いたら長居してました(笑)宮司様にも大変良くして頂きました。美砂まりちゃんと一緒に。さて、さて今日はいざ、出陣本日です‼️8月16日(金)旭堂南陵一門会此花千鳥亭南桜→木戸銭1500円南桜演目『難波戦記の
とかく古い世界に“不条理”はつきものです。例えば、黒いものを師匠が白だと言えば、それは白。何度見ても自分には黒にしか見えなくても誰が見ても“まっくろくろすけ”でも師匠が白といえば「白です」と答える。師弟関係だけではなく、兄弟弟子間でもそれ以外の先輩後輩の間でも先輩の言うことはそれが、例え納得いかずとも飲み込む。忖度の連続です。最近、忖度という言葉はあまり良いイメージで使われませんが、「思いやり」「気づかい」「心くばり」とい
これは、栄太に懇切丁寧に尽くす最後の言葉です。おしゃべりで一から十まで説明したい性分の私にとってはかなり辛いことだけど…これからは、いかに言葉を使わずに伝えるかが師匠としての第一歩だと思っています。栄太自身に気付かせ、考えさせるためには気がつくまで辛抱して待つことが大事だから。私の師匠が未熟な私を辛抱強く待ってくれたように…。栄太。もし、今、このブログを読んでいるとしたら残念ながら、それは間違いです。間違えることは、決して悪いことではない。むしろ間
この度、弟子を取らせていただくことになりました。昨年末に弟子入り志願に来たのですが、私の心の準備ができておらずしばらくはときどき鞄持ちとしてお互いを知るための期間を過ごしました。その内に、コロナ騒動で寄席が約2ヶ月間閉じてしまうという予想外の出来事が起こりました。私自身もかなり動揺しましたので、お互い改めて考えようということにして、緊急事態宣言が明けたら改めて考えを聞かせてほしいと伝えました。やがて、緊急事態が解除され本人の気持ちを聞くと
明日は落語・講談ユニットルート9年内最後の公演今年も神田明神で沢山高座に上がらせていただきました。今年の最後は全員集合、12、3分くらいはあるでしょうか。とはいえ、ポンポンとテンポよく9人聴いていただきます。もちろんトリはたっぷり。楽しい一日にしよう。お時間ありましたらぜひお越しください!15時開演です!【第4期定例公演最終回】『ルート9』出演春風亭弁橋、笑福亭茶光、春雨や晴太、三遊亭花金、神田桜子、三遊亭仁馬、春風亭昇りん、昔昔亭昇、春風亭昇咲12/2114時30分
22日はNHK講談大会の司会をつとめました。ようやく座席いっぱいにお客様を迎えることが出来ました。やはり拍手、歓声が違います。講談の魅力は聴いていただければ絶対に伝わりますが、実はいろいろなところに日本語の楽しさが溢れています。トリは人間国宝の神田松鯉さん「かんだしょうり」さんですが読み方を変えると「かんだまつり」になるという洒落から生まれた名跡です。松鯉先生は三代目です。いつもにこやか、そして迫力のある声は変わりません。長年お世話になっている神田陽子さん「陽」の字そのままに陽