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桶屋ノ鬼吉が、雲風ノ亀吉の家に火を点けましたので、その紅蓮の炎が直ぐにハシゴの穴から二階へと上がります。大岩「何んか、下の様子がおかしいですぜ、親分」勝蔵「誰か!穴から下を覗いてみろ。」長次「親分、大変だ!次郎長の野郎、一階に火を点けやがった。」勝蔵「何んだとぉ~、卑怯な奴めぇ、次郎長。」大岩「親分、決死で下へ降りるしかねぇ~ぜぇ。」勝蔵「雲風のぉ!どこか宜い降り口はないかい?」亀吉「そんなもん在る訳無ぇ~だろう。あのハシゴの在った穴以外は無ぇ~よぉ。」勝蔵「しかし、あの穴から降
2021.4.16(金)一門会ありがとうございました。演目は『鼓ヶ滝』でございました。一門会、楽屋でパチリ講談を聴いてくださって、講談に出てくる西行さんの歌の碑が立ってる川西市東多田の下滝公園に行った方の写真を拝借🤗✨『音にきく鼓ヶ滝をうちみれば川辺にさくや白百合の花』嬉しいですね🌸✨🤗🌸そして今日、2021.4.17(土)南鈴の辻講釈大雨の中、来てくださった皆様〜本当にありがとうございます🙇✨風邪ひかないようにしてくださいね🌸✨今日は少しトーク多めと、久しぶりの『安倍晴
黒駒ノ勝蔵から、仲人の委任を取り付けた玉屋ノ玉吉は、付けて来る者がないか?十分に跡を警戒をして、その足で今度は、寺津ノ間之助の家へと急ぎます。そして、勝蔵から委任された翌日の朝、漸く寺津にある間之助の家に着きました。玉吉「おはようさんに御座んす、間之助親分は居るかい!?」取次「之は、玉屋の兄さん。どうしたんですかぁ?こんな朝っパラから。」玉吉「おう!慶之助かぁ、ちょいと昇げて呉れ。」出て来たのが、立川ノ慶之助と言う気心の知れた寺津ノ間之助の子分だった為、玉吉は直ぐに家に昇がり込みます
自粛期間といえども普通に仕事はあるので働いてるわけですが、たまの休みに、またマンガを押し入れから引っ張り出して、読んでみることにしました。以前にも紹介したボクのバイブル「空手小公子小日向海流」こひなたみのると読みます。空手好き、格闘技好きな人に絶対オススメなマンガです!しかも、ラブコメあり青春あり、なぜアニメ化されないのか、そんなに有名でないかが不思議な作品です!ストーリーは、日本屈指の名門体育大学である嶺南大学。この大学の体操部に所属する1年の小日向海流(こひなたみ
大瀬ノ半五郎と桶屋ノ吉五郎が、萬福寺の僧侶を連れて、明け六ツ過ぎに友蔵宅へと帰って参ります。すると、寝ずの番の友蔵の子分の三浦ノ安兵衛と法印大五郎が、二人を出迎えます。安兵衛「お帰りやす。お湯の準備は整えてありますが、直ぐにお使いになりますか?」半五郎「そのつもりだったが、ちょいと大切なお客人と出会っチまったんで、お湯は後だぁ。其れより、親分はもう起きているかい?」安兵衛「ヘイ、離れの部屋に起きていらっしゃいます。」半五郎「吉公!、ご出家を客間に案内しろ。そしてお茶でもお出ししながら、
毎週金曜日は『渋谷のラジオ・講談day』先週から始まりました『渋谷のラジオ・渋谷いきいき倶楽部』毎週金曜日の13時〜13時30分に(再放送16時30分〜17時)フリーアナウンサーの小川麻希さんと伝統話芸の講談についてのあれこれや週によっては一席講談を申し上げさせて頂きます暫くは世情により私はリモート出演をさせて頂きます番組では皆様からのメッセージやお手紙を募集しておりますスマートフォン・パソコンから方はインターネットで「渋谷のラジオ」と検索して頂くとメッセージフ
4月8日はお釈迦様のそして坊のお誕生日でした甘い物より専ら珍味好きなので今までケーキ作りなんて全く興味が無かったけど子供達が産まれてきてくれて不器用ながらもワクワクしながら作るようになりましたこうして母ちゃんにならせてくれる子供達に感謝です🥲そして私が満足するまで料理やケーキ作りを専念させてくれる主人にも感謝です信者太鼓此経難持の太鼓もだいぶ上手になりました👏
與三郎たち二十五人を乗せた軍鶏駕籠は、弥彦村を出ると、弥彦神社で佐渡までの航海の無事を祈願し、直江津へと向かいます。そして、直江津で初めて駕籠から出されて、手枷足枷を嵌められて、二十五人が太い縄一本で一列に繋がれて乗船が許されるのです。冬の日本海は、波は高く荒れ狂い、どんよりとした鉛色の雲が、是からの與三郎たち二十五人の運命を暗示しております。船は直江津を出るなり、激しく上下して、木の葉の様に波間に呑まれて行きます。この時、與三郎は初めて、だった十六里の航海の為に、役人がわざわざ長岡から
毎度お運びくださり、ありがとうございます😊✨桜はすっかり葉桜になり子どもたちも次第に新しい学年に慣れてきたような、今日このごろです。先週の水曜に、初めて大須演芸場へ行ってきました。昨年6月に行われるはずだった令和元年に真打になられた師匠方のお披露目の興行がコロナで中止になってから約一年ぶりに行なわれるとのことで柳家わさび師匠が大トリを飾る日に見に行くことにしました実は小学生ズもすごく行きたそうにしていましたが、さすがに始業式の翌日なので今回は2人とも我慢すごく久しぶりに訪れ
5月5日『生國魂神社南陵一門会』延期になりましたご予約いただいておりました皆様、大変申し訳ございません。中止ではなくて、延期ですので、また日程が決まりましたらご連絡させていただくようになると思いますが、何卒ご理解頂ますよう宜しくお願い申し上げます。
宝暦7年十月十三日、與三郎は横山町、両国本町通りを、我が家、鼈甲問屋の伊豆屋を目指して西へ西へと足を早めていた。逸る気持ちを抑えつつ、真っ暗闇の本町通り、夜の五ツを過ぎると商家を集めたこの街は店が閉まると、灯りの一つも無いので、人っ子一人、いやいや野犬すら通っておりません。ですから、この様な時間に出会す(でくわす)としたら、強盗か?火の用心の二番煎じの皆様ぐらいのものなのです。横山町三丁目、伊豆屋の前に立った與三郎ですが、躊躇いながら佇んで居ります。戸を叩いて家人や奉公人を呼び出す訳にもい
大和田ノ友蔵と清水次郎長は、羽黒ノ勘六を送り出した跡、中泉代官、山上藤一郎の元を訪れて、今後の黒駒ノ勝蔵一味への対応を話し合った。山上「そうかぁ。その様な刺客が現れたかぁ。しかし、それにしても任侠道も武士道に通じる物が有る。命を狙って参った者に、十両の金子を与えて逃すとは、改めて清水次郎長が、噂に違わぬ大きな器だと感心したぞ。拙者は嬉しく思う。次郎長!アッパレである。」次郎長「有難いお言葉痛み入ります。山上様にご理解頂き、嬉しゅう御座います。アッシも、見附の兄弟も、もし、羽黒ノ勘六が、勝
むかしむかしのことですかんきのきしというむらにおおきなもんのあるひろいおやしきがありました・・・で始まる民話絵本「どうまんの一つ火」の原画展が加古川市立松風ギャラリーでひらかれています。「どうまんの一つ火」というのは陰陽師・芦屋道満とその式神の伝説をもとに描かれた物語です。ひろいおやしきというのが正岸寺。芦屋道満は、西神吉町岸で生まれ育ったと言い伝えが残っていて、その屋敷は西神吉町にある正岸寺にあったとされています。境内の西側
何度も言うようだが、今年の京都の桜は当たり年である。蹴上インクライン、鴨川、高野川、賀茂川、公園に学校に街角に至るまで淡いピンクに染まった。地球温暖化が個人の生活にも悪影響を及ぼす、こんなご時世に?考えられるのは3月中盤から3月末まで、昼間の温度は安定して高温で夜は冷え込みがあった。そして雨はほとんど降らず、その上風も!こんな事はそうそう起こる事では無く、ある意味異常なのか?成熟した文化が終焉を迎える時に甘い香りと一段と艶やかになると言うが、果たして!?そんな桜色に染まっ
私は怪談噺が好きで、実話怪談本は年に10冊は読む。何きっかけか忘れたが、稲川淳二の怪談話を探していると、「立体怪談」なるものがあり、その怪談をする講談師は人間国宝だと知る。怪談噺が、立体怪談で、人間国宝???はてながいっぱり浮かび、調べてみると、岐阜でその人間国宝が立体怪談をするというので行ったのが、2016年7月。詳しくはココ。一龍齋貞水という講談師だ。普通に講談することもあれば、立体怪談とは、照明、効果音、大道具を使って、より臨場感をだして講ずる。これが実に
日本講談協会のホームページがリニューアルされました。明るく、元気なイメージに。<画像をクリックすると協会ホームページへ>公演案内|Kodanwww.n-kodan.com公演情報などがアップしてあります。時々のぞいてみてください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「痛快☆ベニカメラ」アップしました。【#21】コロナ禍の女流講談師~神田真紅インタビュ
竹船で佐渡から沖へ出た三人、嵐の真っ只中へ漕ぎ出した船は、『板子一枚下は地獄』何んて生優しいモンじゃない!!下も地獄ならば、上も、左右も、みんな地獄。上下左右に激しく揺れて、時には揉まれて渦を巻く様に、船は立ち上がります。権十「文吉!與三さん!大丈夫かい?!」文吉「文吉だ!何とか生きているみたいだ、與三郎さんも、ご無事かい?!」與三郎「全然無事じゃないが、もう吐き出す物は、みんな吐き出したから。。。時期に元気に成るだろう?」権十「二人共、命綱、もう一度硬く締め直しておくんなせぇ〜!!」
この長い『与話情浮名横櫛』の中でも、「茣蓙松」の部分は、後半へと物語が展開して行くなかでも、非常に良く出来たお噺でして、與三郎が悪党として、一本立ちして行く姿を描きつつ、其れを脇で支えるお富の方も、また、悪女の階段を上る事に成ります。「茣蓙松」では、楽斎と金八と言うキャラクターが物語のキーマンで、終盤に、常吉と言う金八の義弟も登場して、お富と與三郎が召し捕りになるきっかけを作る存在です。常吉が、お喋りし過ぎるまでは、落語でも講釈でもお馴染みですが、與三郎が、松屋に出向いて捻じ込んで百両奪い
旭堂南鈴ホームページ南鈴のホームページ『イベント情報』で出演情報がカレンダーでみやすくなっております。こちらもご利用くださいませ。旭堂南鈴ユーチューブチャンネル南鈴のユーチューブチャンネルです南鈴公式LINEアカウント友達募集旭堂南鈴ファンクラブお申し込みフォーム旭堂南鈴ファンクラブ会員お申し込みサイトファンクラブ会員になりますと、旭堂南鈴ホームページの『ファンクラブ会員ページ』から『南鈴の講談会』の動画などご覧いただけます。また、入会特典の
6月20日(日)は30回記念ですねぇ🤗✨🌸今年の1月から始めて、回数重ねるのって楽しいですね🌸✨嬉しいですね🌸✨40回、50回とどんどん積み重ねていきたいという欲が出てきますねコツコツとしっかりと、少しずつ進んでいけたらなぁと思っております✨🌸