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(ややネタバレあり)初の中村作品。この作家の売れ筋は長編が多いのでなかなか手を出せなかったけれど、書店で200ページに満たない本作を見つけ、手にとってみた。愛する女性を自死で失った精神科医の復讐の物語なのだけど、一度読了し、もう一度読み返しても消化不良も甚だしく、あらすじを書こうにも書けないぐらい僕には理解しがたい作品だった。主人公の小塚は患者のゆかりと恋に落ちる。ゆかりは養父から性的な虐待を受け、母は自死、身を投じた風俗業でも客にひどい目に遭わされ、心に深い傷を負っていた。強い薬を求めるゆ
■「逢坂剛の百舌シリーズ」50代男性へのおすすめ度★★★☆☆←ナヨナヨしていられない50代男性にピッタリ目次■「逢坂剛の百舌シリーズ」50代男性へのおすすめ度■あらすじ■キーワード■感想●お願い●連続した世界観・キャラクター・対決●気になったところ1作目百舌の叫ぶ夜1986年刊行2作目幻の翼1988年刊行3作目砕かれた鍵1992年刊行4作目よみがえる百舌1996年刊行5作目鵟の巣(のすりのす)2002年刊行6作目墓標なき街2015年
単行本は2022年に刊行、コロナ禍時代の不穏な空気をにじませつつ、孤独な女たちの思うに任せられない人生をめぐる6編を収録した200ページ余りの短編集。旅先の暇つぶしにちょうど良さそうな分量に思えてお気楽に手にとってみたはいいけれど、やっぱり川上未映子は僕には難敵だった。一見読み易い文章だけれど、消化不良のまま字面を追っただけだった。入院中の女子大生が恋人?に宛てた手紙で語る「青かける青」、終末期の病でほぼ寝たきりの女性が独白で人生を振り返る「花瓶」は、ともに10ページちょっとの掌編で、何か
ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学Amazon(アマゾン)道徳心理学という分野は初めて知りましたが、非常に面白く読みました。特に紹介されている調査、テストが、とても興味深く、驚く内容と結果で、結構分厚く、論理の展開部分など難しく感じる部分もあったのですが、その調査のインパクトに支えられて読み進められました。以下、読書メモ。・象と乗り手の比喩は、わかりやすく納得した
ディアナ・ディア・ディアス(徳間文庫あ7-2)Amazon(アマゾン)出版社:徳間書店発売日:1993/6/1文庫:345ページISBN-13:978-4195775929神話は語る―二面神ディアナ・ディア・ディアスのふたつの顔。女がディアナ、男がディアス。けして見つめ合えないディアナとディアスの意見が一致するのはただ一度、この世が終わるときのみだ、と。南の国の王位、それは純粋なる“高貴なる血”を継ぐものだけが就くことが出来る特別な座であった。兄リュ
■「告解」50代男性へのおすすめ度★☆☆☆☆←50代男性には、おすすめできません。■あらすじ内容紹介(「BOOK」データベースより)飲酒運転中、何かに乗り上げた衝撃を受けるも、恐怖のあまり走り去ってしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。自分の未来、家族の幸せ、恋人の笑顔ー。失うものの大きさに、罪から目をそらし続ける翔太に下されたのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫である法輪二三久は、“ある思い”を胸に翔太の出所を待
■「BUTTER」50代男性へのおすすめ度★★☆☆☆←50代男性にはチャレンジが必要■あらすじ内容紹介(「BOOK」データベースより)結婚詐欺の末、男性3人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。世間を騒がせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿と、女性としての自信に満ち溢れた言動だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、親友の伶子からのアドバイスでカジマナとの面会を取り付ける。だが、取材を重ねるうち、欲望と快楽に忠実な彼女の言動に、翻弄されるようになってい