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少女画や美人画が好きで、そのような絵画展をよく観に行きます。20年ほど前から目立ち始めた、美しさの中に不気味で不穏な様相を帯びた少女の絵。その多くは女性画家によるものですが、それらの作品はどのような意図で描かれたのか、周辺の美術の中てどういった位置にあるのか・・・。そういったことを少女画の変遷を踏まえつつ深掘りした本書に興味を引かれて読んでみました。「おぞましさと戯れる少女たちフェミニズム美学から読む日本現代美術の少女表象」山田萌果:著(青弓社2026年2月刊)少女とは、幼児と成
上から目線で偉そうな評論()をしちゃうヤフコメ民たち。ヤフコメは40~50代の男性に多いらしい。氷河期世代も多く、色々と苦労した世代だ。自分の人生への不満を直接的にぶちまける人はまだマシ。その不満が「評論家ごっこ」の形で噴出している人は厄介。誰かを斬ったり、何かを批判したり、権力者目線で世界を眺めるのってキモチイイからね。日常生活で誰からも相手にされていない寂しい人ほど、強者にすり寄ってマウントを取りたがる。「自称評論家」は特にスポーツ・芸能・政治・教育のジャンルに多い。プロ野球の記
(2019年11月11日に記す。なお、詩歌作品および作者名等については著作権に配慮して一部省略し、タイトルおよび内容も適宜修正した)たんたん評論「短歌における一字空けの修辞技法の効果」NHKEテレの「NHK短歌」2019年11月第2週のお題は「酒」だった。ちなみに、ブログ主もこの言葉を含む作品を一つだけ制作していた。ここに紹介しよう。今日もまたつらい仲間に酒をつぎそしてあなたは静かに寝むる/ブログ主ただし、これはたんたん評論「洒落を交えた狂歌の詠いぶり」
たんたん評論「内容よりも表現を重視しよう」短歌研究社様が発行する短歌総合誌「短歌研究」7+8月号を読む。さて、同誌は8月上旬に発売されているから、既に2か月が経過している。そこで、同誌に掲載された主要なトピックも広く議論されているに違いない。それでも、そうした議論における様々な意見や提言なぞは一切無視して、ブログ主は自身の信じるところを書き記すのみだ。この評論と題する独り言の存在価値としては、それ以上でもそれ以下でもない。ちなみに、別建てするまでも無い些末
たんたん評論「私性は何と読む?」今回は久しぶりに、短歌研究社様が発行する短歌総合誌「短歌研究」2026(令和八)年1+2月号を読もう。最初に、全くもってどうでもよいことを採り上げるが、同誌の今号はそこに書かれている通りなら、「れいわはちねんいちたすにがつごう」と読むかもしれない。ただし、年月に「一月」や「二月」はあっても、「一足す二月」なぞという月はもちろん存在しない。なお、同誌の発行形態は、例えば、一月号と二月号のような連続する二か月分を併せて、隔月的に発行する
谷川俊太郎『別れの詩集』(10)(「谷川俊太郎お別れの会」事務局、2025年05月12日発行)「夜の場所」。私はいまだに無知でそれを偽ったことはない皮膚の皺とたるみが年月の地図を描いているがそれに頼って行く着く目的地はただひとつしかなくてそこを私はひそかにほんとうの夜の場所と呼んでいる難解な詩である。難解である理由は、「それ」が何を示しているかわからないからである。何かわからない「それ」が二回繰りかえされた後、「目的地」ということばがあらわれ、「そこ」と言いなおされている。「そ
たんたん評論「雨後の神様」今回の評論はNHKEテレで毎週日曜の早朝に放送されている「NHK短歌」を採り上げよう。新年度最初の2026年4月の第3週(19日)の選者は大辻隆弘(1960-)であり、当放送回における投稿テーマ(お題)は「雨」だった。ちなみに、ブログ主はこの投稿テーマに係る短歌作品を数多く制作している。そこで、今回はそれらの中から一つ選び、次のうたを紹介しよう。前足をきちんと揃え撫で声で君を待つ身に雨は降りけり/ブログ主さて、今回は入選作品を