ブログ記事1,135件
最近、注射針のマイクロファインに新しいものが発売されていたことを知りました。「服薬指導のエッセンス」を発売してからツイッターを始めましたが、ありがたいです。新しく発売されていたのは「BDマイクロファインプロ」。以下、メーカー作成のものです。どのように改良されているかは、こちらを参照して下さい。刺す際の痛みについては、軽くなるようにどんどん改良されていきますね。自分で刺すことができないので、どこまで違うか試せませんが…。https://www.bdj.co.jp/diabete
8月末に添付文書が改訂され、カルブロック(アゼルニジピン)とノクサフィル(ポサコナゾール)が併用注意から併用禁忌に変更されました。・改訂前の併用禁忌アゾール系抗真菌薬(経口剤、注射剤)のみ記載イトラコナゾール(イトリゾール)、ミコナゾール(フロリード)、フルコナゾール(ジフルカン)、ホスフルコナゾール(プロジフ)、ボリコナゾール(ブイフェンド)・改定後の併用禁忌イトラコナゾール(イトリゾール)、ミコナゾール(フロリード)、フルコナゾール(ジフルカン)、ホスフルコナゾール(プロジ
重症筋無力症治療薬の注射剤、第二弾はジルビスクです。○ジルビスク皮下注16.6mgシリンジ/23.0mgシリンジ/32.4mgシリンジ全身型重症筋無力症、初の自己注射可能な製剤:日経メディカル(nikkeibp.co.jp)「ジルビスクは補体成分C5を阻害する、15個のアミノ酸から構成される大環状ペプチドである。既存のC5阻害薬エクリズマブやラブリズマブが静注製剤であることに対し、日本初の自己注射が可能な皮下注製剤である。全身型重症筋無力症(MG)は、主に自己抗体がAC
8月30日に抗てんかん薬、ブリィビアクト(一般名:ブリーバラセタム)が発売されました。さっそく木元先生の「新薬情報オンライン」を覗いてみます。ブリィビアクト(ブリーバラセタム)の作用機序・イーケプラとの違い【てんかん】-新薬情報オンライン(passmed.co.jp)まずポイントとなるのは、ブリィビアクトはシナプス小胞タンパク2A(SV2A)に結合することで、てんかんの症状を抑制すること。作用機序としては、イーケプラ(レベチラセタム)と同様ということです。メーカーホーム
今年になってから注射剤の新発売が多く、そのなかでも重症筋無力症の注射剤がいくつかあり、気になっていました(気になっているなら早く書けという…苦笑)。専門医の処方に限られるので、あまり接することがないかもしれませんが、在宅自己注射が可能となっていますので、サックリと触れておきます。○ヒフデュラ配合皮下注全身型重症筋無力症、浸透性高めた自己注射薬:日経メディカル(nikkeibp.co.jp)「ヒフデュラは、抗FcRnフラグメント製剤エフガルチギモドアルファ(販売名:ウィフ
国試解説動画109回必須解説用drive.google.comこちら👆に国試解説動画の資料をアップしました。ぜひご活用ください🤗動画はこちらへ↓💁♂️現役薬剤師が第109回国家試験の解説してみたvol.1薬剤師2年目のそらが、第109回薬剤師国家試験を解説してみました。※解答解説がなく、時間がないため、裏チェックできていませんので、自己責任でご覧ください🙇♂️自己採点結果は、85点(94%)でした。有機化学を勉強した成果ですかね?皆さん有機化学を勉強しましょう📚講義資料↓【目次】
今週、小児へのアスピリン原末の処方が2件ありました。近隣の病院に、川崎病の専門医が赴任されたのでしょうか?ここでは川崎病についての詳細は書きませんが、国立循環器病研究センターのHPに丁寧な解説がありましたので、ここにアドレスを掲載しておきます。http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/child/pamph31.html1件目は、1日100mgでの処方。私が担当しました。1回0.1gなので、問題なく分包できます。調剤で苦心することはありません
この前、エビリファイ内用液を飲んでいる患者さんに、「薬を飲んだ後に牛乳を飲んでいるのですが、大丈夫ですか?」と聞かれました。問題となるのは2点。①エビリファイ内用液は、混ぜてはいけない飲み物などがあるが、牛乳は大丈夫?②薬を飲んだ後に、胃の中で混ざる場合はどうなのか?ちなみに、添付文書を見ると…エビリファイ内用液を混ぜてはいけない飲み物・煮沸していない水道水・茶葉由来飲料(紅茶、ウーロン茶、緑茶、玄米茶等)及び味噌汁・一部のミネラルウォーター(硬度の高いものなど)(全
11月20日に、新規パーキンソン病治療薬のエクフィナ錠50mg(成分名:サフィナミド)が発売されました。https://www.e-mediceo.com/diweb/new_release/detail/1574054722https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201911/562926.html(閲覧するには登録が必要です)上記リンクの日経メディカルさんの記事を抜粋させていただくと…「サフィナミド
仕事で毒物劇物取扱責任者試験の準備講習会に参加してきた。実際の試験は12月だ。毒物劇物取扱者はその名のごとく毒物劇物を取り扱う際に必要になる資格。ホームセンターなどで、鍵がかかった棚などで管理される農薬などを置く場合は店舗ごとにこの資格の持ち主が必要となる。私は造園業なので、会社で農薬系を使うことが多いのでとることになった。配布されたテキストが分厚くて驚愕。この資格は都道府県ごとに問題が作られるので、都道府県ごとに試験方式(マークシートとか記述とか)や難易度が違うらしい。茨城の合格率は
8月29日に、効能等の追加情報が公表されていますので、保険薬局で扱う可能性もあるものについてまとめておきます。○アジルバ錠10mg/20mg、顆粒1%【追加内容】高血圧症に対する2歳以上6歳未満の小児の用法等追加※これまでは6歳以上でしたが2歳から使えるようになりました※2歳以上6歳未満に対しては、錠40mgは適応がありません【用法・用量】〈小児〉通常、2歳以上6歳未満の小児には、アジルサルタンとして0.1mg/kg(最大2.5mg)の1日1回経口投与から開始する。な
この前、妊婦へのセルタッチ(実際は後発のフェルビナクパップ)の処方を経験しました。そう言えば、「妊婦への湿布の投薬って、意外にないなぁ」と思いつつ調剤。モーラステープは妊婦(妊娠後期)への使用は禁忌なのは知っていましたが、セルタッチは?心の中では、「基幹病院の産科からの処方だから、大丈夫なのか…」と思いつつ患者さんとお話しました。その患者さんのお薬手帳を見ると、他院からモーラステープの処方が!ひとまず、セルタッチの使い方を説明。そして手帳を見ながら「他の病院から処方されているモー
この前、私が勤める薬局に、久々にプロ・バンサインの処方が来ました。数年に1回、処方が来るのですが、今回から「冷所保存」になっていました。私、けっこう細かく情報をチェックするほうですが、漏れていましたね。というか、購入履歴がある薬局にしか、情報が行っていないのかなぁ。数年に1回の購入なので、購入履歴がないことになったのかも知れないですね。冷所保存になった理由はこちら。リンクを貼らせていただきました。https://www.ygken.com/2018/02/blog-post_10
5月19日に新医薬品の薬価収載がありましたね。その前に、まずは現場で経験したことを忘れないうちに掲載しておきます。ご存知のように、爪白癬に使われるネイリンには、服用期間が決まっており、12週間となっています。私の薬局で受けた処方が、投与開始から計算してみると、計13週間となる例がありました。担当した薬剤師が、投薬後に気付いて、「疑義照会すべきですか?」と私に聞いてきました。「これは疑義照会やな」ということで疑義照会し、結果、処方日数が1週間減らされました。実際の処方日数は、今回が
すでにTwitterに載せましたが、この前、オルミエントが処方されてる患者さんに一包化の指示が出ました。高齢のため、できれば一包化したかったので、念のためメーカーに問い合わせました。メーカーからは、「一包化のデータがないので推奨しない」というそっけない返答でした(苦笑)。過酷試験では、下の表に示す通り、28日で類縁物質が増加したそうです。ネットで検索したところ、とある薬局の勉強会でも、「一包化不可」としていました。http://www.compass-pharmacy.com/
この前、一包化の患者さんにアミティーザが追加されていました。ファックスで受け付けたため、一包化するか迷いました。「服薬指導のエッセンス」にも書いていますが、アミティーザはけして穏やかに効く訳ではありません。特性を考えると、一包化しないのが普通だなと思いつつ、製剤的に一包化できるのか気になりました。ちなみに、添付文書の貯法には「気密容器、室温保存」との記載があります。「一包化不可」との記載はないものの、バラ錠の発売はありません。そこでインタビューフォームを確認してみました。安定
5月25日に新規慢性骨髄性白血病治療薬、セムブリックスが発売されました。白血病は、疾患の分類も複雑で、また治療薬の進歩も著しくたくさん発売されています。では過去記事から、疾患の分類について抜粋します。【白血病の分類】→急性白血病→急性骨髄性白血病→急性リンパ性白血病→慢性白血病→慢性骨髄性白血病→慢性リンパ性白血病【白血病における慢性・急性の意味】「急性」→未熟な状態の細胞が増えること「慢性」→分化した細胞の増殖
5月26日に、新規AD/HD治療薬のインチュニブが発売されました。薬剤の詳細については、こちらを参照。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/drug/update/201706/551609.html&di=1※閲覧するには登録が必要です。AD/HD治療薬と言えば、これまではコンサータ(メチルフェニデート)と、ストラテラ(アトモキセチン)が使われていましたが、インチュニブの登場により、1つ選択肢が増えることになります。
経口薬だけの治療が中心となってきたC型肝炎。それにしても、C型肝炎治療薬は、発売中止などの動向が激しいです。新しい薬剤ができると、不要になる薬剤ができるという印象。治療として進歩していれば良いですが、あまりにも短期間で発売中止になるのは困りますよね。さて、そんなことを言ってられない現実があるので、「服薬指導のエッセンス」掲載表を更新します。(変更点)・2019年1月にエプクルーサが承認・2019年3月末でヴィキラックスが経過措置→表から削除・2019年3月末でソブリアード
最近、あまり新発売の薬剤がなく、ブログから遠ざかっていました(苦笑)。あ、Twitterにはちょこちょこと書き込んでますので、よろしければご覧ください。鹿嶋直純@服薬指導のエッセンス(@nao_z_3)さん/Twitterさて、今回は4月17日に発売されました、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬のラジカット内用懸濁液についてです。保険薬局での取り扱いは、一部に限られそうなので、掲載するか迷いました。ただ、「ひとまず投薬できる体制を整える」のが私の方針なので、書こうと思います。
タイトル:ジェノサイド(上・下)著者:高野和明発行:角川文庫発行日(上・下):2013年12月25日ジェノサイドAmazon(アマゾン)ジェノサイド上(角川文庫)[高野和明]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}ジェノサイド下(角川文庫)[高野和明]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}あらすじイラクで戦うアメリカ人傭兵と、日本で薬学を専攻する大学院生。まったく無関係だっ
初めましての方へプロフィール中医学と予防医学に基づく「健康講座」を主宰しております。元薬剤師:中川理恵です✨実は今の日本の医療では、慢性的な不調に向き合ってもらえないことがほとんどです。これが根本治療ではなく、対症療法である怖さです。原因不明のなんとなく不調、、、その背景には食事の影響があるのは避ける事が出来ない事実だと考えています!これをたくさんの方に知って欲しくて、中医学と予防医学の観点から食から始める身
2024年3月末に経過措置期間が終了する薬剤をまとめてみました。外用薬は、繁用されるものはなかったので掲載していません。消化酵素薬のエクセラーゼ、タフマックEがなくなります。残るは、ベリチームのみ(のはずです)。すでに出荷調整となっていますが、永遠に続く気がします。でも、薬価が低すぎて、採算が取れないのでしょうね。これは国の責任ですね。経過措置終了(20240331まで).pdfSharedwithDropboxwww.dropbox.com
2020年に発売された原発性腋窩多汗症治療薬のエクロックゲル。6月1日に「ツイストボトル」が発売され、現在、全部で3種類あります。発売時の記事はこちら11月26日に原発性腋窩多汗症治療薬のエクロックゲルが発売されました|「服薬指導のエッセンス」~薬剤師のための患者さんへの接し方と服薬指導~(ameblo.jp)最初は、アプリケーター付きボトル20gのみ。次にアプリケーター付きボトル40gが発売。さらに6月1日に、ツイストボトル40gが新発売。この前、初めて処方
ジスロマックSRが発売中止になるようです。空腹時に服用、ということで、「服薬指導のエッセンス」にも何ヵ所かに記載しました。私の薬局には、近隣の泌尿器科から年に数回処方があり、常に1本在庫しています。この前、発売中止の告知後に、処方が来ました(苦笑)。最終出荷予定はまだ未定ですが、それまでは1本在庫せざるを得ないですね。******************************************************************************※「服薬
さて、先程お話ししたビバンセの流通管理についてです。これまで類薬のコンサータは、医師(医療機関)、薬剤師=調剤責任者(薬局)の登録が必要でした。その際、調剤責任者は、e-learningとテストを受ける必要がありました。そして、処方箋を受けた際、処方医師(医療機関)が登録されているかを確認する必要がありました。この度、ビバンセの発売と同時に、コンサータとビバンセ共通の流通管理システムが稼働しています。これまで、コンサータでの登録をしていた調剤責任者(薬局)も、新たに登録する必要があ
4月18日に、新規2型糖尿病治療薬のマンジャロ皮下注2.5mg・5mgアテオスが発売されました。なお、他の規格(マンジャロ皮下注7.5mg・10mg・12.5mg・15mgアテオス)は6月12日に発売予定です。マンジャロは、持続性GIP/GLP-1受容体作動薬に分類されます。ここで気になるのは、GIPですよね。では、解説記事です。世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬:日経メディカル(nikkeibp.co.jp)まずはインクレチンについて復習。「インクレチン
8月20日に新規低亜鉛血症治療薬のジンタス(ヒスチジン亜鉛)が発売されました。低亜鉛血症については触れませんが、亜鉛製剤はすでにノベルジン(酢酸亜鉛)が販売されています。ちなみにノベルジンは、発売当初は「ウィルソン病」の適応しかありませんでしたが、後に「低亜鉛血症」の適応を取得しました。亜鉛製剤としては、ほかにプロマック(ポラプレジンク)がありますが、低亜鉛血症への適応はありません。ただ、味覚障害に対しては、保険適応になることが示されています。225ポラプレジンク(耳鼻咽喉科4)
Twitterは見ていたら、いきなりタイトルの話題が目に入りました。医療関係者向けサイト|エーザイMedical.eisai.jp医療関係者の皆様へmedical.eisai.jpエーザイの告知から抜粋します。室温保存から冷所保存に変更されますが、有効期限は短くなります。長くなるなら分かりますが…。ちなみに出荷予定日は、2022年10月となっています。また、メーカーが交換を行うと告知しています。まだメーカーには確認していません。おそらく説明に来るのが普通だと思
パクリネタですいません(まぁ、私の記事は実のところ大体そうなのですが…・汗)。この前、私がいつもTwitterで参考にさせていただいている「薬剤師知識bot」さんが、以下のようなつぶやきをしていました。※計40分というのは、20分かな?→Facebookで1日合計40分ということじゃないですかと。そうですね(苦笑)。確かに、点耳の指導箋には「10分耳浴」と書いてあることが多いですよね。ちなみに、うちの薬局で用意しているのは、第一三共さんの指導箋です。そうなんですよね。「耳浴」は1